筋肉少女帯ライブ・過去日記アーカイブ(1989〜)

筋肉少女帯の活動履歴、ライブ感想などを記録したアーカイブです。(非公式)

*【筋少ファン日記のあゆみ】

*【2003年発行「筋肉少女帯の活動記録1979〜2003」無料DL】

(113ページ PDF書籍 ディスコグラフィー・ライブレポート)

筋肉少女帯@EX THEATER ROPPONGI

「2020筋少Finalライブ」

今年最後のワンマンライブということで、先月に続き同会場で開催が告知された。今年は最初に予定されていたアルバム再現ワンマン2回が、コロナ感染が広がってしまった影響で中止になってしまい、全世界のライブエンタメが一変してしまった。夏の無観客配信イベントを経て、感染対策をとってホールでキャパを半分にして開催を決めて行った10月のライブは、観客が声を出せないという感染防止のための制限があり、筋少ライブの楽しさ、強い魅力の一つである「コールアンドレスポンス」が封じられてしまった。そこをどうするかという問題に、代替案として事前物販で「キラキラ光るミニタンバリン」を出して持ちこんでもらうというアイデア。かなりの人が持ってきていて客席はライトで綺麗に光って、爆音なのでタンバリンの音は気にならなかった。さらにオーケンがMCでコールに拍手と足鳴らしで答えてもらう工夫。「高木!」パン!とか「問うならばー!」パンパパパン!みたいになって、オーケンがバカみたい~と苦笑い。全く初めての事態に困惑してしまう。でも演奏に入ればすぐにいつもの筋少で、歓声が封じられても生ライブの魅力は十分に発揮された。
その前回を踏まえて2度目のライブ、感染がまた増えてきて開催できるのかが当日まで不安だった。メンバーやスタッフが一人でも感染とかあったら開催が危ぶまれたかもしれず、直前まで心配してたけど無事にスタートした。

同時配信もあったので細かい内容とかは省くけど、自分が思った以上にコールアンドレスポンスが封じられたライブが、オーケンにとってはけっこうダメージだったらしくって、お客さんの歓声がないっていうのが。それをMCで、例えるならベテランのプロレスラーが違う格闘技試合に出てうまく実力を発揮できなかった、しょっぱい試合で正直すまんかった(プロレスネタ)を、前回のライブ終わりでうっちーに打ち明けたらふーみんがフォローしながら飛んできて、それがタイガーマスクみたいだって例えて、おいちゃんも集まって4人で今回のライブについて話したっていう。こういう今までにありえなかった事態に追い込まれて、ライブを重要とする筋少がどう対応するかというのが、
エディは自分が好きなクラシックコンサートに行ったときと比べた話をして、クラシックは体を動かせないから肩がこったという。演者が面白いMCをすることもあるけど、それも禁止になってさみしいと言ってた。だからロックコンサートは体にいいよ!と。
歓声がなくとも、お客さんが乗って腕を上げたり、手拍子をしたり、声出せなくてもハミングはいいんじゃない?といって、ちょっとやってみて「きんぐぬー」と言わせたりとか(笑)
歌いながらオーケンが「心で伝わってるよ!」と言ってるのも、オーケンは自分でそうしたいと思っていて言ってると思ったし、実際にそうだと思う。ファンも声を出せずにそれが封じられてることが歯がゆいし、どうにかして楽しんでることをメンバーに伝えたいと思う。

入場SEはT2、期待感が最高潮になる。くるくる少女、僕の宗教へようこそと続けて90年代曲。オペラでセンターに出たエディの衣装が白のかっこいいスーツでアニメの強い能力キャラみたくてしびれる。そして次にエディのピアノソロで聴かせて、もういっちょいってみよー!と仲直りのテーマでぐいぐい盛り上げてく。
なんにもなくなりゃしないのさ、形が変わっていくだけさ、とオーケンがセリフを言ってはじまったワインライダーフォーエバー。さらにピアノソロで始まるGuru最終形、オーケンのタイトルコール。はかなく美しい物語に何度も心を揺さぶられる。
膝が心配だからジャンプは最初の1回だけでと言って踊るダメ人間。おいちゃんとふーみんがステージの両端でキックするとこ揃うのがすごい好き。
オーケンいちどはけて、エディのムーディーなソロにのってうっちーハンドマイクで登場ときたら、出たー北極星の二人!うっちーリサイタル!タンバリンの光で雰囲気出る。それが終わると入れ替えでオーケンがどやってスーツで入ってきて愛の賛歌。ムード歌謡リサイタルに濃くハードな演奏。最後のアップテンポになるとこが宝塚のエンディングかなっていう華々しさで楽しすぎる。
MCタイムで前回ライブの反省した話になって、ドンマイドンマイとキーワードでドンマイ酒場になる。おいちゃんマスターのあったかさにほっこりうっとり。
椅子に座ってのインスト曲、航海の日にオーケンもギター弾いて入る。90年のリリース当時にはオーケンが演奏しなかったから、現在こうして進化していることに感慨深い。
フォークロックの筋少名曲、香奈、頭をよくしてあげよう。続けて90年代からのライブ鉄板曲これでいいのだ。20代前半からやってる、この楽しさとかっこよさは50代になった今でもまだまだ凄くてかっこよくて楽しいのが、それが本当に嬉しくてありがたい。あと何回見れるかわからない。やってくれていることに感謝。
うっちーが一弦ベースを持って出てきたら、この曲しかないーと。すごい来日アーティストみたい!とオーケン喜ぶ。以前は引くのに鉛筆もってたことがあったが、今回は筆だった。
ゴーゴー蟲娘、はじまるとふーみんが手にタンバリン持って出てきてノリノリで踊っててかわいい!さすが!目がいってしまう。

来年はアルバムを出してツアーがやりたいと宣言したふーみん、オーケンがそれはフライングVだけにフライング発言?とダジャレ。だが決まってなくても来年はアルバム出してツアーやりたいと言ってくれた。今はできなくてもいつかは必ず元の密なライブができるようになると言ってくれたのが嬉しく思う。
終わってみたらセットリストが前回と1曲も被りがなかったのが感激で、今年最後だから思う存分めいいっぱい楽しむぞと思ってのぞんだが、セットリストは前回と基本同じで数曲入れ替えくらいかなって思ってたので、被りなしセトリをやってくれるとは、曲が大量にある中でしかも偏りなく全期間にわたって選び、さらに順番が考えられて緩急つけて楽しませてくれる。バンドが楽しむこと、ファンを楽しませることに向けていることを感じる。
最新曲である「愛は陽炎」の演奏が凄い迫力で、超越してるなと思った。そして本編ラストで今年最後のツアーファイナル。
アンコールにハッピーな曲調で内容は怖くてどこか抜けてる「なぜ殺」にタンバリンをふりふりして、最後にはやはりこの曲ということで釈迦で今年を締め。歓声は出せずとも動きでファンも最高に盛り上がった。

筋肉少女帯@EX THEATER ROPPONGI

「2020筋少1stライブ」

全国でコロナウイルス感染が広がったため、今年春のライブが開催できなくなり、それから初のワンマンホールライブでした。
何より無事に開催できて良かったです。メンバー、スタッフの皆さんありがとうございました。
感染対策で座席の前後左右を1席づつ開けて、入場退場方法もしっかり対策をされていました。
観客は声を上げてはならないという制限がかかり、もともとコールアンドレスポンスで盛り上げていくスタイルがライブの魅力である筋少には、そこを封じられてしまい苦しいところでしたが、代替に拍手や足を鳴らしたり、事前物販で用意した光るタンバリンなど用いて客とバンドのコミュニケーションを取ったりして、これまでの築き上げてきた信頼でめいいっぱい楽しもうと感じさせるライブでした。
MCで戸惑っていたオーケンも、メンバーと会話して慣れてきたと楽しい様子、ホームに戻ってきた感じがして嬉しかった。
何よりもワンマンならではの考えぬかれたセットリスト。初期の名曲「孤島の鬼」でじっくりと聴かせた1曲目から、ライブ定番のドルバッキーで高めて、うっちーボーカルのモコモコボンボン、中盤はこれこそ光るタンバリンとミラーボールが映えて楽しいムツオさん、筋少高速メタルの神髄ゾンビリバーは圧巻だった。
それからMCタイムでこまめに換気して、ほっこりと全員で歌う山と渓谷アコースティックギター2本で超技巧な猫のおなかはバラでいっぱい、バラードでぐいぐいと盛り上げるサイコキラーズラブ、そこからまた定番曲をバンバンと、全期間からまんべんなく選ばれた曲を演奏しました。
アンコール最後はジャンプしてくれよ!というオーケンの声かけでサンフランシスコ。これからも筋少を続けていくと力強く宣言してくれたのも心強く嬉しかった。来月も無事に開催できますように。

筋肉少女帯@CRUSH OF MODE -ENDLESS SUMMER’20-

ART POP ENTERTAINMENT PRESENTS
CRUSH OF MODE -ENDLESS SUMMER’20-
【出演】筋肉少女帯 / cali≠gari / メトロノーム / ゴールデンボンバー / NoGoD
KT Zepp Ykohamaよりツイキャスにてプレミア配信

20:15~

イワンのばか
日本印度化計画
新人バンドのテーマ
ボーン・イン・うぐいす谷
踊るダメ人間
釈迦

釈迦は出演バンドメンバーをフロアに入れてセッションでした。
今年初の筋少フルセットライブが無観客ということで、開始前のトークでもオーケンは戸惑っていて、最初は探り探りという感じでMCでも「これどうしたらいいの?」って困ってたが、すぐに筋少ペースでメンバー同士掛け合いしたり近況を話したり、コージーが爆笑したりしてほのぼの。そしてやるときはバッチリやるといった感じで、代表曲ももう何年やったかという、もはや大ベテランの風格を感じた。出演バンドが全て年下で筋少をリスペクトして影響を受けたというのが伝わってきて、とても素晴らしいイベントでした。

2019年の出来事

2月9日「ザ・シサ」特典 握手会(当選者200名)
※橘高さんが病気のため欠席。後日、一人のみで振替日が設けられました。


4月20日 橘高さん握手会振替 徳間ジャパン会議室

4月21日 LIQUDROOM
「ザ・シサライBlu-ray発売記念 ザ・ハル 2019 1stLIVE!」


4月28日 EX THEATER ROPPONGI
「Here is your heaven! ~メジャーデビュー31周年目前SP」

オフィシャルアーティストチャンネル開設


筋肉少女帯Kinnikushoujotai - YouTube


5月12日 岡山Desperado
シンクロニシティ~偶然とは思えない偶然」
大槻ケンヂ(弾き語り)/橘高文彦&本城聡章(弾き語り) / 内田雄一郎(電子音楽)

6月16日 新宿BLAZE
「「ザ・サン」直前緊急LIVE歌舞伎町! 」ゲスト : 高橋竜
www.youtube.com



6月21日〜7月1日 「筋肉少女帯展」中野ブロードウェイ3F 墓場の画廊


6月30日 中野サンプラザ
「メジャーデビュー30th Anniversary FINAL LIVE ザ・サン


www.barks.jp

natalie.mu

10月9日 ニューアルバム「LOVE」先行配信日
大槻ケンヂ(弾き語り) / 橘高文彦&本城聡章(弾き語り) / 内田雄一郎(電子音楽)
「LOVE」発売直前&配信開始シンクロニシティ
吉祥寺Star Pine’s Cafe

10月20日 EX THEATER ROPPONGI
「LOVE」リリース直前LIVE!!新曲から定番曲まで! LOVE六本木!!
www.excite.co.jp

11月6日 ニューアルバム「LOVE」発売日

タワーレコード新宿店 インストアイベント



11月12日〜11月18日 「筋肉少女帯展!~メジャーデビュー31年目突入&ニューアルバム「LOVE」発売記念~」大阪府 墓場の画廊WEST


www.instagram.com



「LOVE」発売記念ツアー
11月10日 NAGOYA CLUB QUATTRO


11月16日 BIGCAT

11月22日 LIQUIDROOM

11月27日 Veats shibuya

12月20日~12月29日 「筋肉少女帯展ポップアップストア」墓場の画廊本店



12月23日 リキッドルーム
「さようなら12月23日の筋肉少女帯!」
~ラスト筋少1223!祝日解除により毎年恒例の12月23日筋少ワンマンは今年で最後!
筋少ファイナルX'mas イブイブ!!

12月23日LIQIDROOMライブの記録

2006年 THE・仲直り!復活!筋肉少女帯〜サーカス団パノラマ島に帰る’06〜そんなに待っていてくれたなら追加だ!!
2007年 クリスマスだよ!’07筋少最終ライブ!ロザリア愛を撃ち殺せ!
2008年 なし(年内最後は12月27日赤坂BLITZ
2009年 PV集DVD復刻記念ライブ!…だからって昔の曲ばかりやるとは限らない!09総決算
2010年 年末スペシャル楽曲限定解除ライブ!いろんな曲で楽しんで来年もよろしく!!
2011年 完売御礼!
2012年 日本印度化計画 俺にカレーを食わせろ!
2013年 年内最後のワンマン!
2014年 ※タイトルなし
2015年 ※タイトルなし
2016年 ※タイトルなし
2017年 2017年ラストLIVE
2018年 2018年ラストLIVE
2019年 さようなら12月23日の筋肉少女帯!
〜ラスト筋少1223!祝日解除により毎年恒例の12月23日筋少ワンマンは今年で最後!筋少ファイナルX'mas イブイブ!!

筋肉少女帯@LIQUIDROOM

くるくる少女
君よ!俺で変われ!
枕投げ営業
ネクストジェネレーション
カーネーション・リインカーネーション
愛は陽炎
なぜ人を殺しちゃいけないのだろうか?
モコモコボンボン
LIVE HOUSE
奇術師
喝采よ!喝采よ!
ワインライダー・フォーエバ
週替わりの奇跡の神話
ボーン・イン・うぐいす谷
釈迦

(アンコール)
生きてあげようかな
ディオネア・フューチャー

OPSE:セレブレーション
END SE:航海の日

開始前BGMは毎年恒例の恋人たちのクリスマスが流れる。開演押してるなーと思ってたら、だいたい15分近くだったと思う。
「お待たせしました!お待たせしすぎたかもしれません!」とオーケン開口一番、曲終わってからMCでお詫び。スタッフと楽屋で心霊写真の話してて「ないよー、こわいよー」って話してたら時間過ぎてて「言ってよー!」しばらく経ってから始まってますって声かかったらしくって。あとでこの歳になると周りも遠慮して声かけないのかな?って言ってた。リキッドは楽屋からステージが遠く、ステージ袖で他メンバーが待機してて寒いよー寒いよーって待ってたって。

序盤は休止前の人気曲からで一気に沸いた。筋少ワンマンは前回のツアーファイナル以来でそのあと人間椅子とか他のバンドワンマンも見たけど、筋少は観客の歓声が大きいっていうか厚みがあるなぁと思った。曲終わりすぐにワー!っていう歓声が。男性の声が多いからなのもあるだろうけど。
もはや筋少は曲数が多いので、いつものライブ定番曲よりもレア度の高い曲の割合のほうが増えてきて、どれも濃いしかっこいいから面白いし飽きというものは無い。定番中の定番でいうと釈迦くらいで、サンフランシスコもないし、フェスに出るとやるイワンとダメとインドもどれも入ってなかった。それだけどの曲でもライブでやる自信があるし聴かせて楽しませようっていう意欲的なところが嬉しい。
オーケンは前回から言ってる、新曲どんどん出してるけどライブでおなじみの曲も、レア曲もやりたいって話をして、来年はどうしたい?って言ってファンがアルバム再現ライブとかレア曲とか声がかかる。いろんな曲をライブで聴きたいし、新曲も嬉しい。
でも1年間でやれることはどうしても限られるってふーみんが一言添えてた。やはり年齢的なことで1回のライブでできる曲は減ってくるし、リハもしないとならない。オーケンは自分が年に3日くらいしか元気な日が無い!って言ってて、今日は元気だ!とアピール。葛根湯を飲むと銚子がいいよ!と言ってステージで飲んで、今日の葛根湯コール。ふーみんもギターで応援。
これからドンマイ酒場みたいな曲ばっかりだったら体が楽だから、そういう曲ばっかにしようかな?そしたらライブ終わってから公園で懸垂もできるよって言っておいて「えー」って言われると、激しい曲をやって欲しいのかと問うならばー!って煽り、きっちりと激しい曲もバシっとこなすのがカッコイイ。

「枕投げ営業」久々で嬉しい。テイスト的にはカマキリ拳の系統でリズムが軽快なロックで歌詞がストーリーなやつ。「ネクストジェネレーション」もわりとそんな感じのおいちゃん曲。
カーネーションはライブ定番でぐわっと盛り上がり動く動く。筋少は折りたたみが一般的なV系のやつと逆なのでうっかり最初間違えそうになった。とにかくファンの動きが激しすぎでもないんだけど(数年前はもっとすごかった)けっこう動く。
それで最新曲「愛は陽炎」でもヘドバンするし腕を上げる。「なぜ殺」のイントロは「星座の名前は」に近いんだよね。ふーみんが手を左右にふりふりするから合わせるんだけど、オーケンはハウンドドッグみたいに腕振り上げたかったらしく、終わってからいつからそうなったの?って腑に落ちない様子(ふーみんは見えてない)
うっちーがオーケンの話を止めてあれもってこーいでマイクスタンド半分なのが、リース装飾されててクリスマスカラーで、スタッフに作ってもらいましたと。オーケン悪魔の手毬唄のモール?ってつっこむ。ベースなんか持ってられねえぜー。ってうっちーボーカルコーナーもわりと年末恒例になった。うっちーわざわざサングラスを丸グラスに変えてきた。最近はYouTube空耳アワー見るのにはまってるうっちー。唐突にネタを叫ぶ「おっぱーい!おっぱーい!」(なにかわからなかったがデスメタル調の)ふーみん苦笑いで「やめろー」するとオーケンがパン!茶!宿直!って知ってる?って言って(有名なマイケルのやつ)二人で宿直!宿直!ってやりだして可愛い。
KISS見に行ったってふーみんの話はなかったけど、モコモコボンボンがKISSなテイストなので、筋少は影響されているのをより感じた。ご機嫌な明るく怖いハードロックって感じでニコニコして楽しいなーいいなーって嬉しい。うっちージャンプしたらしくって(見えなかった)オーケンが内田くんジャンプしたの初めて見た!みんな興奮したよね!ってすごい喜んでた。

このあとだったかオーケンのMCで、昨日はヒカシューのライブにゲスト出演した話から、もともとヒカシューニューウェーブだから、ダメ人間やった時にドラマーさんが思わずドコドコツーバス打ちだしたらさすがにヒカシューでそれは合わないって巻上さんに止められたってエピソード。それから筋少が結成した時の話になり、最初は新宿JAMで有頂天の結成とケラさんが元やってた伝染病においちゃんが在籍してた。高校生だから受験のためっていうことで(建前上ねっていうニュアンス)
筋少ヒカシューの「20世紀の終わり」にと頭脳警察とレインボーのオールナイトロングを…と言い出すとうっちーが「違うよ」とその曲じゃなくてえーと、歌い出す。いや違うよぅー!内田くんは僕がMCの流れを(あらかじめ決めてるから話を止めないでということ)とかもめだして、ふーみんに「何年やってるんだよ!」ってつっこまれる。これよくあるやつ。うっちーは間違いを改めたいという真面目さとオーケンの話術に衝突するパターンで。とりあえずおさめて橘高くんは初めてどこでやった?ってふると、ふーみんが俺も同じで新宿JAMだったよ。バトルアーックス!(なぜか裏メロイックサインでキメ顔)バトルアックス?って聞くと、シリージーラスター(その後のアルージュ)の前の名前で、調べたら世界中にバトルアックスってバンドが1万はいるので変えたってことらしい。バトルアックスってその男子がつけそうな名前がツボって、おいちゃんが「もうバトルアックスしか頭に無い!」って笑い出す。アックスね(斧)とふーみんが持つボーズをすると、オーケンが斧持って写真撮ったの?って聞くと速攻で「マノウォーじゃねえよ!」って突っ込むもんだから爆笑(メタルバンドあるある)(80年代アメリカの戦士っぽいメタルバンド)
ツボったオーケンがM1のネタみたいとウケて「マノウォーかよ!」とか喜んで使いだし、そういえば昔名古屋にツアーで行った時にマノウォーが来日してて駅で見たよねって話になりあったあった!って盛り上がる。さらにエディが「マノウォーいい曲だよ、ピアノ入ってて」でダメ押しだったwwwこれ以上被せられたら笑いすぎて倒れるとこだった。
そのあともバトルアックスでいじりだして、ふーみんピック投げつけ。うっちーまで「バトルアーックス!(ハイトーン)」言いだしてふーみん隣で顔向けないでピック投げつけ。なんでそんな怒るのー?ってオーケン。斧持たないの?って聞いた時に、ふーみんが俺のギターが斧だからねって言って、ギターを手にしたところでオーケンがハイハイって顏してたのまでがマジふーみんとオーケンだよなっていう。こういうミラクルが起きるから筋少は面白すぎる。
それで結局オーケンが本来言いたかった話は、筋少は結成した当初からパンクとNWとメタルをカバーに選んでミクスチャーなところがあって、今に繋がってるよっていうことだった(前にエッセイでも書いてたと思う)

うっちーがはけて、おいちゃんとふーみんが椅子に座りアコースティックセットで、オーケンも座ってこういう形態では久しぶりにやります、みんなで歌ってくださいねと話して「ライブハウス」を歌うのは珍しい!わりとおいちゃん歌唱コーナーのほうが今まで多かったから。もともとはおいちゃんが作った歌をMCでいじるってところから始まったのが、今や懐かしさとロックへの愛あふれる感じで合唱になるっていうのが素敵だった。
オーケンがはけてうっちー戻ってきて、インストでふーみんの哀愁ただようギターをじっくり堪能。そしてオーケンが戻ってきながら歌い上げる喝采よ!喝采よ!でまさに大喝采の歓声と拍手だった。

12/23は最後になるけど、必ず来年もこの辺の時期にライブやります!と宣言して、紅白にどうにかねじこむ策略をしつつユカイさんにLINEして困らせるとかKISSとよしきくんの隣でゆらゆら踊るとか(笑)今年は出ませんけど来年は紅白だけじゃくて有線大賞に出る!とか言って、他になにかある?って聞くと客から「グラミー賞!」とか「オリンピック!」とか声かかる。えっ競技何に?って答えてザワザワする(笑)競歩?出ますよ!とかいうけど開会式とかに演奏で出るって意味でお客さんは言ってたのかも。
オーケンは前からも言ってた、来年の筋少は新曲もおなじみの曲もレア曲もライブでやりたいって話と、ふーみんが来年も筋少いろいろ考えてますとしっかり言ってた。でも告知らしい告知は最後までなかったから残念だなーって思ってんだけど、深夜になってツイッターで日程告知があって決まってたんじゃん!って。だったらライブで言ってよーって思った。紙一枚読むだけでいいんだから。忘れちゃったのかな。

それで来年もやるぜーって勢いと気合いを感じて高まった。ワインライダーで盛り上げて、続けて「週替わり」で高速ツーバスにヘドバンで凄い激しいかっこいい。
そして今年はこれでしょうと、うぐいす谷でもう盛り上がりすぎてムーディーな曲だけどもうオーケンも歌い方がハードロックになってて、こういう曲じゃないけどって言いつつも拳上げるの凄い楽しい。そこからの最後は釈迦でばちっと決めておいちゃんもペットボトル水撒く。

筋少はファンがアンコール揃わないのがお馴染みだしその一体感のなさがらしさなんだけども。でもメンバー呼ぶ声が大きい。出てきた時の歓声すごい。
恒例のふーみんサンタがお菓子まいて、最後にケープを投げたら上の照明にひっかかってしまうアクシデント。大丈夫?ってオーケン言って、うっちーがベースのネックでひっかけて取ろうとするが届かない。オーケンが「それ川の様子を(台風で)見に行く老人だからやめようよ」って止める。すると横から長いひっかけ棒が出てきて、ひょいと取ってくれた。オーケンが関心してメンバーだけでなくこうしてスタッフさんのおかげでライブができる的な感謝をのべてたんだけど、誰か客がひっかけ棒を見て「バトルアックス!」って声かけてたの絶妙すぎて笑った。

オーケンがみんな歌ってよって言って、久々やりますと「生きてあげようかな」は思い出深くてその当時を思うし、リリース時にはありえなかった、ファンがコーラスを合唱するようになったのもぐっときて続けてこれてよかったって思った。
そして最後の曲ですとオーケンが話し出すとエディがマイク持って降りてきたから、ああディオネアやるなってみんな分かったと思う。
中盤のMCで今年の筋少ライブの一覧を書いたファイルをファンが作ってくれたとオーケンが開いて読みながら、今年は10本やったねと、1回づつ読んで「来た人〜?」って手をあげさせて、太い客だね!って喜ぶ。大阪から来たとか、逆に東京から名古屋に行ったって人も何人もいて。そして今日が今年最後だ。
オーケンが今年は新しくこの曲が定番になって嬉しいと言ってて、いい曲が出来てファンが喜んでライブで盛り上がるようになるのがカッコいい。長く続けてるバンドとしては理想的な状態だと思う。
アンコールで2曲なのは少なく感じてしまうけど、そこはもうかなりパワーを使ってるからこのくらいで。オーケンがさきにはけて、あと3人がそれぞれステージ隅々まで挨拶しておいちゃんはオーナメントを撒いてうっちーはさっき歌ったクリスマス飾りのマイクを掲げてまわった。来年も期待が持てる素晴らしいライブでした。

筋肉少女帯@Veats Shibuya

「LOVE」発売記念ツアーファイナル

OPSE:サボテンとバントライン
END SE:航海の日
セトリ表貼ってなかったと思う。前回のリキッドルームと新曲は変わらずで入れ替わったのが2曲目の印度と、アコースティックパートでやった「おもちゃやめぐり」
アンコールでは1曲少ない。ラストは釈迦。
新曲アルバムから最後の曲「Falling out of love」だけ未演奏。前回の新曲ツアーでも「セレブレーションの視差」だけやらなかったので、このまま未演奏になってしまうのか。来月のリキッドでやるのかどうか。

会場は今年できたばかりのところで、ビクターが運営してるらしい。センター街のすぐ近くにあって駅からは近いけど人がごった返してるところの路上の建物前のちょっとした外スペースで待たないとならない。
入るとだいぶコンパクトで、下北とかのライブハウスほど小さくもないけど、ストリームホールのロビーに比べるとぜんぜん狭い。フロアもなんか天井は高いけど幅が狭くて縦長でフラットなので圧迫感がある。筋少は男性客の割合高いから完売なのでめいいっぱ詰められた感じ。

2曲やって最初のMCでオーケン、狭いよと。筋少にしては。長谷川さんのセットがツーバスおけないのでワンバスツーペダルにしたとあとで解説してた。

このくらいの広さだとロフトプラスワンみたいで喋っちゃうんだよとオーケン言ってて、掟ポルシェくんとか出てきそうだって。距離が近いからファン感謝ライブみたいでいいよね。メンバーがマイク通さないで喋った言葉まで聞こえるよって。オーケンが冗談で「死んじゃうよー」っていうと、「やめてー」ってふーみんが呟いてたりしてかわいい。

フロント全員よく動くし、この横幅は筋少には狭い。オーケンの背中においちゃんのギターヘッドが当たってしまったらしくって、オーケンが心霊?ってあとでびびったと言ってた。
そこで前回のリキッドで話した、テレビの収録本番前に心霊写真の話を持ち出したのが徳間ジャパンの担当者で、そのあともMCネタにしてすいませんって挨拶したら、もっといっぱい心霊写真持ってきて北野誠さんが話してた心霊スポットで何百枚もとか話しだしたり。また別の徳間ジャパンのスタッフが今度はオーケンをライブ後に「事件です!」って深刻に話しだしたらなにかと思ったら、LOVEのブックレットのドンマイ酒場の字が小さい「っ」じゃなくて普通の「つ」になってると21歳のリスナーから指摘があって、これどうしますかって話したら別にどうでもいいよー(ほんとだよ)しかも橘高さんには「どこが指摘されたでしょうか」ってクイズ形式で言われて、でも俺わかったからね!とふーみんかっこいい。うっちーはわからなかった。私もぜんぜん気づかなかった。
そしてライブ後に見に来てくれた高橋竜ちゃんが、会うなり「コンタクトにしたの!」と自分の話をして、それ今いう話?ってオーケンあきれる。こっちは2時間全力でライブをした直後なのにって。竜ちゃんマイペース。このままだとライブが竜ちゃんのコンタクトの印象が残ってしまうとうっちー。

ドンマイドンマイ、行っていいよってことでドンマイ酒場もこれがツアーファイナル。「コンタクトにしたよ」ってオーケンがアドリブ挟む。こなれてきたところでツアー終わるのが寂しい。おいちゃんのマスターもすっかり板についたのに。

カマキリ拳のイントロのクラップ音のところをふーみんが手を叩くの可愛いし、愛は陽炎もサクリファイスもアクションの一つ一つがかっこいいふーみん。おいちゃんとギターバトルパートもめっちゃかっこいいし、掛け声コーラスもみんな気持ちいい。バシッと決まる。ライブでこうやってお客さんと楽しみたいって考えて曲を作ったのだろうなって思う。

メンバー紹介のところでオーケンが、ツアーファイナルだから1回1回を振り返りながらどうだったと聞く。六本木では機材トラブルで2回やった。うっちーが「珍しいね」というとオーケンが「初めてだよ!」長年やってきて初めてっていうのもすごいことだ。
大阪ではケータリングがミスで届かなくってイベンターさんがお寿司おごってくれた。ふーみんが大阪でも筋少展やってよかった。また東京でもやりたいですっていうと、オーケンが今度はメンバー1人づつでもいいねと発案する。橘高展とか長谷川さんもやろうよって。

ワンオクとか筋少以外のTシャツ着てきたやつ!って手をあげさせて、誰のTシャツなのかを言わせてた。一人目「Led Zeppelin」おおー。二人目「Helloween」納得(笑)なんか嬉しいぜーとニコニコするメンバー一同。アラフィフが好きなHR/Mバンドの代表だ。

ふーみんとおいちゃんアコギ演奏でオーケン歌う「おもちゃやめぐり」のあと、うっちーがシンセ持ってきてオーケンが「それ何?」「シンセサイザァー」「それはわかるよ」「オデッセーイ」「そうかぁー」「バーイ」手を振るうっちーかわいい。オーケンニコニコして手を振り返す。うっちー海外アーティスト風MCで「ソングコール、デースインベニス」

オーケン戻ってきて熱唱する「喝采よ!喝采よ!」すごく感情こもっててかっこいい。布施明さんかなって感じで今のオーケンの歌唱力が円熟味ましてる。おいちゃんも声出さず歌いながら弾くのが素敵だ。おいちゃんボーカルのバージョンもまた聴きたい。

エディのメンバー紹介のときに、オーケンがエディは楽屋でいつも喋ってると先週リキッドでも変わらない。エディは今日もごきげん。LOVEツアーだからLOVEっぽい服を昨日買いました!靴下も見て!と前に出てきてくれたが足までは見えない。足あげるのが苦手でお医者さんに70代って言われたとか。靴下でオーケン思い出した、ロッカーの靴下が変だとずっと言われるから!と言い出し、ふーみんこらえきれず自分から申し出る(笑)かなり昔に打ち上げと取材のときに座敷にあがったからと(よく覚えてるよー)

来年も筋少やります!と頼もしいオーケンの宣言。その前に12/23のリキッドルーム天皇がチェンジしたから祝日が最後なので、来年は別の日にしようともう抑えてるようす。LOVEの曲からも、新曲も、っていうと他メンバーがえっって顔する(笑)意思の疎通がーとかオーケンいうけどさすがに新曲今からはない。来年は新曲アルバム出す?って話が出て、またオリジナルアルバム? でもおなじみの曲も、レア曲もやって欲しいよね。能力があるから新曲も出せちゃうしライブも全曲やれちゃうけど、時間とかできる場所や時間にどうしても制限がある。1回にやれる曲数も増やせないし。

アンコールでうぐいす谷、今から紅白ねじこみます。始まっても出ます。でもみんなオカルト紅白を見る?(笑)とかいって、なんでこんなに紅白にこだわるんだろうってぼやいてたけど、やはり世代的に紅白は大きい舞台で、親を喜ばせることができるものなと思う。そんで村西監督のモノマネして、懐かしいなぁーと当時の女優の名前だして微笑んでた(笑)

最後は定番中の定番、やはり釈迦で締める。オーケンがいつもは終わったら早めに下がるのに、珍しく残っているのを今日は最後まで残ってみようかと思ったという。ふーみんとおいちゃんがどうぞどうぞってゆずり合うのだが、ふーみんがじゃあ俺からってはけて、おいちゃんが「ドンマイ酒場、これにて閉店!」(きゃーマスター!)っていってはけて、オーケンが残って名残惜しそうにして、もう数分やりたかったなぁーと。うっちーがアンコール前に出入り口にすぐ行かなくて壁にぶつかりそうになったのを、オーケンが「さっきボケたでしょ?」ってつっこむと「いやほんとはちょっと間違えた」新しい箱だから慣れてないからね。そして最後はボケまくってうろうろ上手端にいったり、後ろ回って下手端にいったりして、ひょこっと出てきて最後まで笑わせてくれたのが可愛かった。