筋肉少女帯ライブ・過去日記アーカイブ(1989〜)

筋肉少女帯の活動履歴、ライブ感想などを記録したアーカイブです。(非公式)

*【筋少ファン日記のあゆみ】

*【2003年発行「筋肉少女帯の活動記録1979〜2003」無料DL】

(113ページ PDF書籍 ディスコグラフィー・ライブレポート)

筋肉少女帯@LIQUIDROOM

バンド復活時から毎年12/23の祝日に行ってきたワンマンライブ、令和になって祝日ではなくなった為に毎年週末になってたが今年はちょうど土曜日にあたり、23日のクリスマスイブ前日になりました。去年は橘高さんがコロナ感染のため延期になりましたが、今年は無事開催されてまずほっとしました。当日ライブ始まるまでは安心はできなかった。メンバー揃って全てのスタッフさん、準備も整ってライブが開催されるのがどんなに凄いことか、当然のことではないと改めて思います。自分も健康で見に行くことができて良かった。
年末ライブは今年出たベストアルバムツアーのセットリストとは変わる全曲から選ばれた曲で、しかも1回のライブにできる曲数も減って限られる。ハードな曲も多いので、年齢的にメンバーと特にオーケンの気力体力も考慮して無理しすぎず、だが様々なタイプの曲があり代表曲からレア曲までを聴かせて、コアなファンから浅いファンまで全てのオーディエンスに満足してもらいたいと、セットリストをオーケンが考えてリハをして臨んでくれるというのが感じられて、とても嬉しいです。
開演までのBGMは筋少曲で、1曲目は「トゥルーロマンス」。オーケンは後のMCで自分が決めたのにステージ出るときになんだったか忘れてイントロ開始で気づいたとか。続けて2曲目になんと「エニグマ」という大曲をドンと出した。ドラム長谷川さんがとにかくすごい、とオーケンが絶賛するが、いや全員もの凄い。聴けて感激だ。それから最初のオーケンMCがけっこうある。一時期短くしようとしてたが今年はまた喋りまくっていて、ステージだけで話を聞いてもらえるんだよと話したいことが口から出まくって嬉しそう。ちくわプリッツが美味しい話をだいぶ前からしてたと思うけど、翔やんのラジオに出たときに紹介したら翔やんのお店でメニュー化して更にグリコからプリッツいっぱい送られてきたっていうのがさすが翔やんパワー。おいちゃんは「ちくわプリッツの歌作ろうよ!」とノリノリ。
それから来年の抱負の話では、メンバーを追加したいでボンゴとコンガにしようとか、アニメ化したいで声優はうっちーが沢城みゆきさんで僕は野沢雅子さんだとかネタが展開しまくる。
それで3曲目に「ハッピーアイスクリーム」!かなり久しぶり。声出して掛け合いができるようになったから、とっても嬉しい。曲終えたあとにオーケンが、出した当時にこの曲いいなって褒められたんだよ、と言って話すマネして「太田に」ってぼそって言ったのがほっこり。レティクルもリリースして30年になるんだよと言ってて、もうそんなになるのかーと。次に再現ライブやるかもと期待します。
「俺の罪」でニコニコ横ノリした後に続けて始まったイントロが「生きてあげようかな」!とまた自分にとってノスタルジーな懐かし名曲で感激。
それからオーケンがMCをメンバーに交代すると言って全員に向けて指差しルーレットをやってはしゃいでるのが、うっちーに当てて一人退場したあとに「小学生みたい」とうっちー。マイクを手にしたうっちーがフランス語みたくごにょごにょいってから、今年は替え歌にしようと思って考え出したけど途中で投げ、増税ボンボンとか裏金とか言って政治ネタを盛り込みたかったのもうっちーらしさ。で「モコモコボンボン」をいつも通りに歌ってオーケンが途中で参加。
アコースティックセットで「ネクストジェネレーション」のあと、たしかここで休憩タイムを数分。衣装替えして戻ってきて、「イワンのばか」でがっつり行ったあと、オーケンだけ座るかメンバー全員座るかでしばらくぐだぐだトークしてた時にカックラキンのエンディングの例えが出てきたのが世代(ちょくちょく話題になるカックラキン、昭和40年時代生まれの子供時代のテレビは印象が強い)なかなか曲始まらずふーみんがしびれを切らしてた。で全員ボーカルでじーさんはいい塩梅。それから楽器を持って始まったイントロで今日一番の驚き!「アメリカンショートヘアの少年」復活後もまだ1回くらいしかやってないはずのレアオブレアで、リリース当時から思い入れの深い大好きな曲のひとつ。三柴さんの演奏での表現も素晴らしく完璧で、当時はまだ20代だったメンバーが現在演奏する技術力と原曲の良さと何もかも凄い。ふーみん魂のギターソロが聴けることの幸せ。
それから一気に時代が飛んで「枕投げ営業」が180度というくらいにぶっ飛んでで楽しくてしょうがない。こちらは復活後の曲だけど曲がかなり増えててレア度がどんどん上がってる。折り畳みできますかーってことで枕投げ営業だったが、次のカーネーション・リインカーネーションも同様にがっつりと折り畳みアクションの定番。今年の看板曲が50を過ぎたら~?『バンドはーアイドルー!』でなんの疑問もなくはっちゃけるのが今の筋少で、他にどこにもないジャンルに属さないバンドなんだと思う。本編最後に「機械」!とコールしたオーケン、MCでは来年は武道館ライブをぜひやりたいと宣言して、でも来年はもう取れないので再来年のどこかを抑えたいので、いつがいいか希望を教えてということでした。いつでもいいので実現できたらいいな。デビュー日にできればちょうどいいけど、いい感じの流れでもっていけたら理想だと思う。ふーみんが今年のライブはソールドアウトができたことをとても喜んでいて、オーケンも前半に話してたのが横浜ベイホールだけがソールドできなかったので、武道館より先に横浜をリベンジしたいと。それでもソールドしなくてもガラガラではなくほぼ埋まるのだし、川崎クラブチッタダイバーシティ東京の座席ありでしっかり完売できるので、この規模の会場でもっとできればと思います。橘高さんは去年の病気からタバコをやめてまだ継続できているのが意志が強く真面目で、酒もたばこもやめたと言ったら即座にかぶせるように「つまんねえメタルだよ!」ってセルフツッコミするのもまじふーみん。
アンコール登場は毎年定番のふーみん&おいちゃんサンタからのプレゼント投げタイム。からの曲は「モーレツア太郎」「サンフランシスコ」と初期曲を連続でにぎにぎしく今年のライブ締めになりました。来年はまた今年の序盤にやった各メンバー別「シンクロニシティ」での開始というのが定着して、今年の筋少ライブの発表を楽しみにしています。