筋肉少女帯ライブ・過去日記アーカイブ(1989〜)

筋肉少女帯の活動履歴、ライブ感想などを記録したアーカイブです。(非公式)

*【筋少ファン日記のあゆみ】

*【2003年発行「筋肉少女帯の活動記録1979〜2003」無料DL】

(113ページ PDF書籍 ディスコグラフィー・ライブレポート)

筋肉少女帯メジャーデビュー35周年記念オールタイムベスト「一瞬!」

【収録内容】
<DISC1>
01. サンフランシスコ (2023ver.)
[新録音源]
02. 釈迦
from ALBUM「公式セルフカバーベスト 4半世紀」
03. 日本印度化計画
from ALBUM「猫のテブクロ」
04. 踊る赤ちゃん人間
from ALBUM「シーズン2」
05. 香菜、頭をよくしてあげよう
from ALBUM「公式セルフカバーベスト 4半世紀」
06. サボテンとバントライン
from SINGLE「サボテンとバントライン」
07. 小さな恋のメロディ
from ALBUM「キラキラと輝くもの」
08. オカルト
from ALBUM「ザ・シサ」
09. 再殺部隊
from ALBUM「ステーシーの美術」
10. サイコキラーズ・ラブ
from ALBUM「Future!」
11. バトル野郎~100万人の兄貴~
from SINGLE「バトル野郎~100万人の兄貴~」
12. 航海の日
from ALBUM「サーカス団パノラマ島へ帰る」
13. ゾンビリバー ~Row your boat
from ALBUM「ザ・シサ」
14. 元祖 高木ブー伝説
from ALBUM「サーカス団パノラマ島へ帰る」
15. 月とテブクロ
from ALBUM「猫のテブクロ」
16. ディオネア・フューチャー
from ALBUM「Future!」

<DISC2>
01. 50を過ぎたらバンドはアイドル
[新曲]
02. 高円寺心中(2023ver.)
[新録音源]
03. 混ぜるな危険
from ALBUM「おまけのいちにち(闘いの日々)」
04. 踊るダメ人間
from ALBUM「断罪!断罪!また断罪!!」
05. イワンのばか ’07
from ALBUM「新人」
06. 機械
from ALBUM「キラキラと輝くもの」
07. 衝撃のアウトサイダー・アート
from ALBUM「ザ・シサ」
08. ドンマイ酒場
from ALBUM「LOVE」
09. くるくる少女
from ALBUM「公式セルフカバーベスト 4半世紀」
10. 暴いておやりよドルバッキー
from SINGLE「暴いておやりよドルバッキー」
11. マタンゴ
from ALBUM「SISTER STRAWBERRY」
12. カーネーション・リインカネーション
from ALBUM「最後の聖戦」
13. Guru 最終形
from ALBUM「新人」
14. エニグマ
from ALBUM「Future!」
15. 週替わりの奇跡の神話
from SINGLE「週替わりの奇跡の神話」
16. 楽しいことしかない
from ALBUM「君だけが憶えている映画」

祝・メジャーデビュー35周年 おめでとうございます。
ベストアルバムを聴いて、1曲ごとに個人的な思い出や感想などをメモします(随時追加)

オーケン、うっちーは1966年2月生まれ。ふーみんは1965年12月生まれで3人とも同級生。おいちゃんは1964年9月生まれなので1年先輩です。
メジャーデビューは1988年6月21日。当時はオーケンが21歳でした。デビューから翌年1989年2月までは、現在サポートピアニストの三柴さんがメンバーとして在籍。

DISC1
1、サンフランシスコ (2023ver.)
#新録 #1988 #三柴江戸蔵
現メンバーで再録バージョン。ライブの超定番だが聴きなれたライブのままではなく、重厚な感じを漂わせる出だしからのイントロで現代にアップデートされています。

2、釈迦
#1988 #オーケン&うっちー #現メンバー再録
デビューシングルで代表曲、ライブ超定番。

3、日本印度化計画
#1989 #オーケン
筋少曲が世に知られた代表曲、おいちゃんとふーみんが加入して初アルバムより。意外とシングルカットされなかった。

4、踊る赤ちゃん人間
#2009 #ふーみん
2006年の活動再開直前に、アニメソングとして制作されたおーけんとふーみんユニット名義の曲を筋少がカバーした曲。当時、アニメファン世代が筋少を知ったきっかけではないでしょうか。「踊るダメ人間」からの発展で、キャッチーかつハードでハイテンションな曲に歌詞の自虐で面白いセンスだと思います。

5、香菜、頭をよくしてあげよう
#1992 #おいちゃん ♯現メンバー再録
シングル、横ノリホンワカ系のおいちゃん曲の代表ともいえます。アコースティックアレンジのライブも素敵です。

6、サボテンとバントライン
#1990 #オーケン
シングル収録バージョン。当時メンバー出演のCMソングにもなった。CM曲コンペでオーケンがデモを作らずトークだけで、デモを作ってきた他メンバーを抑え採用されたというエピソードがオーケンエッセイで残っている。バンドブーム時期で音楽番組出演もよくありました。

7、小さな恋のメロディ
#1997 #ふーみん
シングル曲、アルバム収録バージョン。当時アニソン採用されました。ふーみん曲の特徴であるメロディアスメタル系、長めイントロの展開がドラマティックです。歌詞は、これまでオーケンが世界を壊したいとか怒りの衝動があったのが、この曲で「怒りはもう無い」といって始まることが当時、個人的には驚きました。タイトルの元ネタとなっている洋画が歌詞の内容にも関わっていて、ブランキージェットシティの同名曲もあります。

8、オカルト
#2018 #おいちゃん
アルバム「ザ・シサ」のリード曲。オーケンが出演しているオカルト番組発のドキュメント映画の主題歌となりました。SF短編のような壮大でユーモアが混ざった、まさにオーケンという歌詞に、曲は軽快なリズムにプログレっぽい展開で、おいちゃん曲にしては異色な系統ですが筋少らしさが溢れてます。

9、再殺部隊
#1996 #ふーみん
ふーみんスラッシュメタル系、デス声のコーラスでライブでも盛り上がる名曲。中間のエレアコに持ち替えて弾く部分が哀愁漂うところ、そこからのラストに向けたハードな展開と歌詞のドラマティックな悲劇と愛が泣かせる。コーラスはたしか「death,heven,live」と言ってるはず。

10、サイコキラーズ・ラブ
#2017 #おいちゃん
フォーク歌謡風の横ノリ曲。おいちゃんのコーラスがとても印象的です。歌詞はラブストーリーでも、愛情とは言わない二人の絆が表現されていて切ないです。

11、バトル野郎~100万人の兄貴~
#1992 #おいちゃん
当時からライブで定番となった、勢いとグルーブ感のあるパワーナンバー。スト2のCMソングとなったシングルバージョン。アルバムバージョンはアレンジが異なっています。

12、航海の日
#1990 #ふーみん
ボーカルなしの曲で、このベストアルバムに入った曲順も意外でした。私は当時リリース時の「パノラマ島」で、この曲前後の3曲の流れがとても好きでよく聴いていました。また、ライブでは当時から現在まで、区切りになる時期に演奏されたようなイメージがあります。近年ではオーケンもギターを弾いて参加したことも感慨深いです。

13、ゾンビリバー ~Row your boat
#2018 #ふーみん
高速メタルナンバーをまた出してくれたと、限界を超える意気込みに感激でした。リリース時のツアーで初披露の時にファンは期待感で溢れて歓声があがったのが印象深いです。今後も演奏して欲しいです。歌詞はオーケンゾンビものシリーズで、野方からフロリダという流れがいいし、メンバー4人のセリフパートでゾンビに追われる様子が想像できて楽しい。

14、元祖 高木ブー伝説
#1990 #オーケン
アルバムバージョン。シングルバージョンには銅鑼の音が入ってる違いがあったはず。元はインディーズ時代に発表されて筋少の名前が一躍広まった代表曲でもあるが、当時メンバーでの再録なので三柴さんは不参加。その後ライブで演奏されることがほとんど無くなった。近年の周年記念として何度か現メンバーで演奏されたので、ライブでは三柴さんが入ったバージョンが聴けます。

15、月とテブクロ
#1990 #うっちー
長尺プログレハード曲。おいちゃんとふーみんが加入して初アルバムで、私は当時この曲を聴いて衝撃を受けてのめりこみました。

16、ディオネア・フューチャー
#2017 #おいちゃん
ライブでの爆発力が凄くて、一気に現在のライブ定番入りしました。短いイントロの音で三柴さんがハンドマイクでセンターにかけ出るとキターって感じで盛り上がります。おいちゃん曲の系統では、「カーネーション・リインカーネーション」の発展形だと思います。

DISC2
1、50を過ぎたらバンドはアイドル
#2023 #おいちゃん
新曲。再結成時の「新人バンドのテーマ」やデビュー25年の「中2病の神ドロシー」再結成10周年「めでてえな?」に続く記念バンドものシリーズ。横ノリほんわかおいちゃん曲系。80年代アイドル曲っぽさあり、イントロのメロディが有頂天ぽい感じで可愛いです。

2、高円寺心中(2023ver.)
#1993 #オーケン #現メンバー再録
今回再録に選ばれた曲。再録によって、30年後に語られているという物語の感覚がしてなんともしみじみします。

3、混ぜるな危険
#2015 #おいちゃん
アニメ主題歌になったシングル。少年漫画のバトルものの勢いと強さ、バディの熱さが現れたカッコいい曲です。

4、踊るダメ人間
#1991 #オーケン&うっちー
シングル。キャッチーでハードな曲と自虐の歌詞がポップでリリース時よりも復活後のほうが注目されてダメジャンプも進化、定番になりました。また原曲より現在のライブ演奏では少し短縮されたバージョンとなっています。

5、イワンのばか ’07
#1990 #ふーみん #現メンバー再録
2007年に再録されたバージョン。言わずと知れたライブ鉄板ド定番。90年のリリース当時、それまでの筋少にはなかったゴリゴリのメタル曲が加わったのでファンには驚きだったようです。その後橘高メタル曲は次々と生み出されるようになりました。

6、機械
#1997 #おいちゃん
休止中~復活後にこれまで筋少を知らなかった若い世代から注目された曲だそうで、ライブ定番ではないけれど演奏すれば絶対に盛り上がります。歌詞の物語も切なくてイメージが膨らみます。中間の語りに出てくる二コラ・テスラはこの曲きっかけで知りました。

7、衝撃のアウトサイダー・アート
#2018 #ふーみん
疾走感と燃え上がる炎のような激しさのふーみんメタルナンバー。世間から外れた二人の恋が描かれた歌詞が切なく思い入れがあります。各所にふーみん節がちりばめられてて想像通りにライブでふーみんが舞うのが嬉しかった。

8、ドンマイ酒場
#2019 #うっちー
場末の小さなバーでマスターと常連たちという絵が浮かぶ。次々とメンバーセリフ入りもの曲が出る中、ついにメンバーが交代で歌うドラマCDのようで驚きました。おいちゃんがマスターなのがツボ。

9、くるくる少女
#1993 #ふーみん #現メンバー再録
原曲はアルバム「UFOと恋人」から、ふーみんメタルナンバーでイントロから激しく速いメロディ。少女目線でのラブストーリーも当時から思い入れが深いです。

10、暴いておやりよドルバッキー
#1993 #おいちゃん
シングルバージョン。アルバムは「UFOと恋人」に入っているアレンジが少し違うバージョンもある。メンバー出演PVが面白い。オーケンの描いた猫キャラぬいぐるみが動くのがかわいい。当時オーケンがオカルトの話をしてたので元ネタが知られることになった。

11、マタンゴ
#1988 #オーケン
ベストアルバム中この曲だけ、ギターは当時サポートギターの横関敦さんで、三柴さんがメンバー時代のもの。20歳になるかならないか時期のオーケンのハイトーンボーカルと捻くれた感じの語りが痺れます。

12、カーネーション・リインカネーション
#1997 #おいちゃん
尖って勢いのあるおいちゃん曲。復活後のライブからよく演奏されていました。激しいリフと中間の橘高さんエレアコメロディ、オーケンの語りがドラマティックで好きです。

13、Guru 最終形
#2007 #オーケン 
元曲は1998年リリースのオーケンソロアルバムに収録、筋少復活時にセルフカバーされた。筋少バージョンでは三柴さんの美しいピアノとツインギターの重なるハードで重厚で美しいアレンジです。

14、エニグマ
#2017 #うっちー
アルバム「Future!」のリードとしてワンカットのスタジオ演奏PVも制作された。プログレハードな筋少の魅力がよく表れてます。歌詞はオーケンによくあるストーリーものとは逆で、メッセージというよりオカルト系といった感じで、ライブで演奏されると中間のトコイパートで会場が一体化する体験ができます。

15、週替わりの奇跡の神話
#2016 #ふーみん
アニソンとしてシングルリリースされた。これまでのふーみんメタル曲の要素をこれでもかと盛り込んで、スラッシュメタルとメンバーのデス声コールがライブでも燃えます。

16、楽しいことしかない
#2021 #おいちゃん
最新アルバムより、リード曲。メンバーを描いたイラストも入ったMVも作られました。ほんわか横ノリ系おいちゃん曲で、閉塞感のある世界で生きていく希望を持てる、今のオーケンからの言葉だと思います。