筋肉少女帯ライブ・過去日記アーカイブ(1989〜)

筋肉少女帯の活動履歴、ライブ感想などを記録したアーカイブです。(非公式)

*【筋少ファン日記のあゆみ】

*【2003年発行「筋肉少女帯の活動記録1979〜2003」無料DL】

(113ページ PDF書籍 ディスコグラフィー・ライブレポート)

NESS × COALTAR OF THE DEEPERS@高円寺High

NESS

公式サイト


5/11、12の2daysだったのですが、私は11日のみ行きました。
本当は2日間どっちも行きたかったのですが、先に水戸さんのライブを入れていたので残念です。どっちも見たかったな。
12日の対バン、cruyff in the bedroomも、DEEPERSと同様にジャンルがシューゲーザーらしいです。

まず入るとNESSのセットとすぐ分かる、下手側に戸田さんの要塞がどどーんと。
三浦さんの所にはマイクが2本くっつけて立ててある。これはPOLYSICSを真似て?(※三浦さんはPOLYSICS好きだそうなので)

ぼーっと待ってたが定刻になっても始まらない。結局20分押しでスタート。ウッチーがiPad2を抱えて持って来て、テーブルに置いて操作する。おそらくこれに譜面があって、見ながら演奏していました。
全員お揃いのツナギは、整備士みたいな感じ。あじゃん(河塚さん)は新物販のNESSTシャツ(黒)着てました。
戸田さんはNESS仕様のメットに電光掲示板状のゴーグルつけててフル装備。最初から戸田さんはギターみたいな形のタッチシンセみたいなの使ってた。

※形は違うけどこんな感じの。

まず「Ukee」から、2曲続けて。心地よいベースと生ドラムの上に乗るシンセ音がNESSの特徴ですね。いい感じに波に乗って聴きました。
三浦さんの挨拶「ネスデス〜」(笑)「東北弁を勉強してるんですけど、なかなかうまく喋れません」東北弁である必要性は?

教えていただいたセトリ見ながら振り返るものの、記憶に自信がないので印象のみで。
三浦さんが「こーるたーおぶざ、でぃーぱーず」はなんて略すの?「コルデパ」っていうの?と言って笑わせてた。
NESSのジャンルはなんでしょうねー、と言うと╲ポストロック〜!/と後ろから男性のお客さんが声かけて、「そう、ポストロック!」と笑顔の三浦さん。
また、三浦さんが目の前のマイクをさして、このマイクは歌うわけじゃなくて〜とか適当な説明をしてたような。
ウッチーは、「2days、いやトゥーデーイズ!」って何故かわざと英語っぽい発音で言い直しててかわいい。外タレの気分なのかな?

戸田さんが何か歌う曲(sss〜)ボーカルに効果がかかっていて歌詞はないのでなんと言ってるかは分かりません。
次にメンバー紹介があったかな。面白かったのは、あじゃんの「こなさん、みんばんはー!」あと関西弁で気さくな感じに喋るところが親しみが持てますね。三浦さんが、「知ってますか?これはスネークマンショーのまねなんですね」という話をして、「ぼくが好きなのは『マルーセルカキ』だった」と話されてました。この話ケラさんもよくシンセのライブで言ってたなぁと思ったら、後でどなたかtwitterでかな?ケラさんのブログの過去記事紹介してました。あったあった〜。

ケラリーノ・サンドロヴィッチblog 「日々是嫌日」2009年06月28日 ジャイケルのこと。

「こなさん、みんばんは」で始まる、スネークマンショーのネタ、伊武雅刀氏演じる「ジャンキー大山ショー」で、そのように呼ばれていたからだ。伊武さんが呼んでいたからといって俺達まで呼ぶこともないのだが。ちなみに一番笑ったのは「マルーセルかき」だった。

どの曲だったか、中盤あたりでウッチーがベースからスティックに持ち替えた。ベルトをつけて、スティックを支える棒みたいなのをベルトにひっかけて固定してました。

※スティックはこんな楽器です。イシバシ楽器サイトより。

最初は立ってたけど、iPad見ながら演奏してたら、見にくいからなのかそのうち立て膝ついて演奏してました。これまたカッコイイ!セクシーなウッチーでした。

告知コーナーで物販紹介するところでは、三浦さんが新物販のTシャツが色違いで白、ピンク、緑、黄色とあることを説明「Tシャツをこしらえたんですよ」って言い方が渡鬼みたいだな(笑)
すると、ウッチーが「でも、お高いんでしょう?」出たーウッチーファンおお喜び(笑)三浦さんがきょとんとして「なにそれ」「いや通販番組みたいなかんじで。」と言うと納得した三浦さん。
ウッチーの「でも、お高いんでしょう?」芸は筋少から始まって、今やX.Y.Z.→Aでもふーみんが使ってますからね。
NESSのTシャツは、前日のtwitter告知では3000円だったのですが、2800円に値下げしてくれました。三浦さんが、「残りの200円でそこの(High近くの)スリーエフでおにぎりが2つも買える!今ならクーポンがもらえて太陽のマテ茶がもらえる!」って言ってた(笑)私もTシャツ買いました。

あとなんだっけ〜そうそう!次のライブ!と三浦さんが思い出して、ここ高円寺highで8月にやります(8/18)と、ここまでは入場時にもらったチラシで知ってたんだけども、「一緒に大槻ケンヂがやります」と三浦さんが言うとギェー!!と驚いてよろけてしまった。すいません。まさかここまでFOKの魔の手が(笑)いや、出そうだなーとは思ってましたが。私の行くライブにことごとく出没しますね。
ウッチーが「最近うまくなったんだよー。ギターにも詳しくなって、『ここのブリッジが』と言ってるし」(※正確に覚えていないがそんな感じで)オーケンのこと褒めてました。
三浦さんによると、大槻のマネージャーからさっき電話があって、ノイズをやるとかどうとか言ってたそうですが、まだどういう形態になるかは決まって無いそうです。ウッチーが昔「ノイズまんが道」ってやったことあるよ、僕がドラム叩いて〜と言ったら、あじゃんがドラムスティック手渡そうとしてた(笑)
ここはやっぱり、ケラさんも招いて空手バカボンもまたやって欲しいですよね〜!

戸田さんは喋らなかったけど、この前のMCでウッチーが「ライブ直前ギリギリまで、戸田君がiPadで漫画を、「ダミーオスカー」を読んでたから、僕は対抗して(?)「はだしのゲン」を読んだ。と言ってた。見ると、戸田セットの中にiPadが置いてあるんですね。外側に向けて立ててあるテノリオンが目立ってます。

テノリオンはこれです

ウッチーもiPadで漫画読んでるんですね〜。私はまだ体験した事が無いのです。
こういうサイトから買えるようです。
実験人形ダミー・オスカー
はだしのゲン

最後のブロックでは「R33」「Summer Folklore」と、爽やかな空のような綺麗なメロディの曲で、私は特に好きです。内田さんが体を左右に揺らして弾いて、戸田さんのほうに寄っていったのが微笑ましかったです。
内田さんがiPadを小脇に抱えて退場していきました。iPad大事にされてるなぁ〜。

NESSはアルバム1枚出しています。


COALTAR OF THE DEEPERS

公式サイト


さて、セットを交換するのにだいぶ大変そうだなーと思ってましたが、私は移動してたのでずっとは見られず。いったん下がってから、戻ってきたらすっかり変わってました。
おそらくセンターはもみくちゃになるだろうと予想したので、中央から下手はしっこに移動しました。
DEEPERSを見るのはかなり久々です。ナッキーオーケンがらみで何度か見てますが(笑)先日やったばかりのワンマンも行けなかったんですよねー。
オープニングでメンバーが登場すると、ヒューヒューと歓声と拍手があがって、主に男性ファンが前にほうにつめて行きました。DEEPERSはツインギターなのですが、配置は下手側から横並びでベースの研次郎さん、ギターKOJIさん、ナッキー、またギターのアキラさんです。私はカリガリの研次郎さんファンでもあるので下手で〜。派手メタルな風貌のカリガリと違って、DEEPERSではメイクなしでメガネでラフな感じなのもカッコイイです。
私はDEEPERSはベスト盤しか持ってないくらいなので詳しくないのですが、1曲目「My Speedy Sarah」はその中でも特にお気に入りだったので嬉しくて、乗って跳ねました!ナッキーかっこいい!しばらく椅子に座ったナッキーばかりが記憶にあったので、ハンドマイクで動いて歌うナッキーが見れて嬉しかった。長い髪を下ろして片目だけ見えてる感じで、右手を前に突き出したような振りをしたり、手を出してぎゅっと握る仕草をするのがかわいい。

最初のMCでナッキーが「コルデバでーす」って言って、さっきの三浦さんの話に続けて笑いを取ってました。
今日の選曲は、高円寺Highの店長さんが決めました。と言ってました。
店長とは、高円寺Highのブッキングマネージャー佐藤さんのことでいいのかな?いいみたいですね。

後でファンの方に話を聞くと、やはりコアファン好みのセットリストだったそうです。
ナッキーの甘いボイスなボーカルは健在で、デスボイスで叫ぶときの両手でマイクを持つ仕草もすごくカッコイイ。
MCの時はうつむき加減で、手を後ろに回したりとかしてシャイな感じも可愛くて、男性ファンから╲ナッキーかっこいい!/と声がかかると指差して「あとで電話番号教えて」と言って、照れてる?のもきゅんときた(笑)
╲次のライブはー?/とか、╲なんとかEPはー?/などファンから声がかかるのだけど、7月?あるかもーないかもー?とはぐらかすナッキー

今回はナッキーはギター持たないで、ツインギターでゴリゴリっと突き抜けてました。さらに後方端にPC担当の方がいらっしゃって、SEやシンセ音を出してました。これまたオシャレ。なんというかDEEPERSのサウンドはカッコイイのと、しゃれてるなーと思います。またドラムがすごくて音がぶっといし速いし、自然と体が動きますねー。
研次郎さんの間近で超絶プレイを見れたのも感激でした!指弾きなのにピックで弾いてるみたいな動きしたりして、ほほーと関心した。

後半のほうで「Joy Ride」では、メンバーも揃って手拍子して、研次郎さんとKOJIさんが向き合って両手上げてパンってやってたの可愛かった。
そして「Hyper Velocity」出たー!これ一番盛り上がりそうだからアンコールかな?と思ったのだけど、1,2,3,4!ってカウントするのすごく気持ちいいです。
最後は、ものすごい勢いで突き抜けるような「Mars Attacks」すごかったー。ナッキーの前がもみくちゃになっている。曲終わって、KOJIさん、KANNOさんが前のお客さんにハイタッチなどしながら退場しました。
DEEPERSは、キャリアも長いしコアファンもかなりいて支持されているバンドだなと、でも音楽雑誌やメディアはあまり見ないような気がするし、フェスに出てるのも聞かない。ナッキーのアニメソング仕事はよく話題になるけど(笑)やはりこうして直接ライブに出向いたり、ファンの話を聞いたりしていい音楽を知ることができるのだなぁと思います。

アンコール、ナッキーがMCで、昔メジャーデビューした頃の話をして、その時の曲をやりますーと言って、始まるとファンから喜びの歓声があがります。後ろのPC担当の方が、シンセを持ち上げて(トランペットみたいな音が出る)イントロを弾く。「Killing an Arab」(The Cureのカバー)これまたハードな曲で、前のほうがモッシュ状態で詰まります〜。

曲終わってメンバーが楽器を下ろすとすぐにSEで曲が流れて、私は知らないのだけど女性ボーカルの洋楽で、ナッキーが歌詞が書いてあるらしい紙を持ってマイクの前まであげて、一緒に歌い出すと、メンバーが一人づつ隠し持ってた一輪のカーネーション(薄いピンクだったらしい。遠目で見ると白だった)をナッキーに手渡して、わざと泣いてるような仕草して(笑)ハグしたりする。なんじゃこれ(笑)ナッキーがお姫様なのか〜。(※後でファンの方に聞いたら、こんな事するの今まで見た事なかったそうだ。私の周りでもファンの方々が「なにこの茶番(笑)」って話してた)
そうして一人づつ退場していって、カーネーションの花束を右手に持ったナッキーが、曲にあわせて腕を左右に振って歌って、観客も手を降ってあたかもサライな、ふーみんでいうと♪はーてーなーき〜という状態。
そして最後に俯いてぼそっと「7月22日新宿ロフトっ」と言ってささっと退場していき、わー!と歓声と拍手があがりました。この告知方法がナッキーらしいですね(笑)

私はベスト盤2枚だけ持ってるのですが、今回もほとんどベストからが多かったので入門には最適かと思いますー。
後から発売されたほうはiTunesで買えるようです。

こちらが前に発売されたベスト盤。amazonでは新品が無いみたいです。