筋肉少女帯ライブ・過去日記アーカイブ(1989〜)

筋肉少女帯の活動履歴、ライブ感想などを記録したアーカイブです。(非公式)

*【筋少ファン日記のあゆみ】

*【2003年発行「筋肉少女帯の活動記録1979〜2003」無料DL】

(113ページ PDF書籍 ディスコグラフィー・ライブレポート)

筋肉少女帯@豊洲PIT

「#筋少の日2024」~筋肉少女帯メジャーデビュー36周年!

去年の渋公に続き今年も筋少の日、デビュー日記念ライブで全席指定、Sold Outでした。豊洲PITでのワンマンは初めてのはず。スタートは新曲の医者にオカルトから。続いて心の折れたエンジェル。これ久しぶりですね。復活後のリリース当時からかなり経っていて、たくさん曲を出している。ライブでやる曲も多い中らいつやるのかレア度が上がってます。印度、ダメ人間と続くので、こういう記念の単発だとセトリも代表曲中心だろうと思ったのですが、そこをちょっとずらして全期間から選ばれたセトリが絶妙で嬉しかった。
オーケンは序盤のMCで筋少豊洲PITやったの何度目?っていうのを問いかけてて、3回やったやったーという客がいたのだが、おいちゃんが「汐留PITの間違いでは」と指摘。懐かしい、そこからおいちゃんふーみんが加入直後のライブエピソードが語られました。汐留PITライブの雑誌掲載を見たときが、自分がファンになった時期だった。かなり広い会場で8000人キャパとオーケンは言ってた。当時メンバーチェンジ初ライブで決めちゃって全然客入らないだろうって思ったのに、発売したら1日で完売したっていう話。すごい。そこからまもなく渋公、武道館と広がっていって、休止して復活して、今36年目になってこうしてライブができて見に行けている。豊洲PITはけっこう横幅があるので、フロアはフラットだけど広さ的にはホール感覚で筋少ライブが見れるのも嬉しい。
オーケンが今回もまたロックらしいMCについて、前回のライブを見た友人からとりとめがなさすぎると言われたので、他のバンドのライブ映像などを見てロックバンドらしいのは「おまえらー!」とかパワハラらしいよって言ってた。だがそこはやはりオーケンなので、言うだろうなとは思ったがやはり新曲のコロンブス、とか都知事に立候補しようかなとか、カンフー映画を撮ろうとか、事務所に洗脳されてとか(aikoの話)そういう時事ネタをいじるのが爆笑だった。
今回は前回のふーみんソロに続いてうっちーソロパートあり。オーケンがうっちーにもロックらしいMCをとふって、江戸っ子だから江戸ロックだぜぇ~などとべらんめえ調になるうっちー。だがまたフランス語ふうで照れ隠しぽいMCでのモコモコボンボン。
オーケンが戻って、今回レプリカの特攻服を売ることになりましたーと紹介して、最初に着たのと再登場したときに取り換えたことを「分からなかっただろ~!」などプロレスラーのマネをして説明。本物より軽いらしくて、おいちゃんが借りて着てみたり、メンバー交代ではおってニコニコ。ふーみんはやはりヤンキーふうで湧かせた。
筋少の歴史、筋少史の中でこの方を外すことはできないでしょうと前置きして、高木ブー伝説。続いて君俺、印象的なイントロが大好き。90年代の代表曲で続くかと思いきや、次がエディの弾く美しいメロディからはじまったロックバラード、これは「喝采よ!喝采よ!」だー!リリース時のツアー以来だと思う。このあと小休憩をはさんでのメンバー座ってのトーク、秋ツアー告知(やはりスクリーンなしで紙を読むくだり)アコースティックセットで新人バンドのテーマ。着席のままで続いて、ふーみんがエレアコ2台並べてメインのVと3本使っての「蓮華畑」は圧巻で染みた。喝采よ!と続くこういう70年代歌謡とロックバラードでテンポはゆったりでギターは厚くてオーケンが感情たっぷり歌い上げるという感じは、今の筋少曲の魅力の一面だと思う。さらに着席のままで続いて「おもちゃやめぐり」をやったのもこれまでと変化があって、現在の筋少ライブへアップデートしているなと感じる。後半のMCでオーケンが、歳を重ねていくバンドの姿を見せて行きたいと語っていたのも嬉しく思う。2年後には全員還暦になるので、記念ライブをどかんと大きいところでやりたいね、ということでどこにしようか?と客に問いかけたりしたうえ、さいたまスーパーアリーナはブルーシートで席をいくらか隠せばできるなどといろいろ言った結果やっぱり武道館がいいねとなり、誰か抑えてくれる関係者いませんかー?などと叫ぶ。さらに冬は底冷えするから避けてというのに賛成。B-T武道館に年末行くけどこの時期寒いんだよね。おいちゃんが6/21にしようと言ってたけどやっぱりこの時期が楽だと思う。

着席からまたオーケンが客席を立たせるまでにどうやってやるか、パワハラみたいにとか立たせるタイミングを伸ばし結局やさしく誘導して元のスタンディングに。腕を上げてと促してはじまった「くるくる少女」でハードに突っ切り、続けてはじまったイントロに驚き。「ムツオさん」だー!ふーみんのミニタンバリンアクションが出た~久しぶり、楽しい。おいちゃんのキラーギターソロかっこいい。
そして本編最後に50を過ぎたらバンドはアイドルで、席ありでのこの曲聴いてライト振ると昭和歌謡演歌ポップスアイドル感があって楽しい。
アンコールはなんと「イワンのばか」!てっきり釈迦かサンフランシスコだと思ってたので、これをどっちも外した上で定番中の定番をラストに持ってくるのも意外で楽しかった。前回のリキッドと同様に客だしで「楽しいことしかない」をBGMに流してのご挨拶とメンバー揃って合唱で幸せな空気になるのも、今の筋少ライブの良さがいっぱい満ちてる感じ。