たくさんのバンドをやってるウッチーが、ウッチーだらけのイベントライブを開催しました!
頭からしっぽまでウッチーウッチー、どこを切ってもウッチーです(笑)。
橘高さんは25周年ライブやらで何回かふーみんだけのライブをやってますが、ウッチーにも一度やって欲しいと思ってたので念願かなって嬉しいです。
やってみたら想像以上にウッチーらしくて、ウッチーの人柄と深い音楽性がよく現れてて、仲間に愛されているなぁ〜と感じました!
細かなところは覚えてないですが、ざっくりと私の受けた印象を書きます。
・オープニング
まずはウッチーが一人で登場して、先日のQueの対バンの時と同じように、筋少メンバーが2人以上揃ったら「なんとか波動砲」とテキトーに概要を説明する(笑)。祭りということで、神輿を入れようと思ったけどバラすと組み立てるのが大変なので入れないけれど、みなさんで心の神輿をあげてくださいーみたいな事を言う。
前説で和んだあと、少し準備があってまず最初のバンドから。セットはおいちゃんピック置いてあったので入ってすぐ分かりました(笑)。
・扇愛奈とFoo-Shah-Zoo
初ライブから2ヶ月近く開いて、2度目のライブです!立ち位置は前回と同じで、扇さんをセンターに下手ウッチー上手おいちゃん。まず出てきた扇さんの衣装が可愛いー!かわいー!ってまず声あげちゃいました。ノースリーブで前の合わせがチャイナドレスぽい、フレアの赤いワンピースがアニメキャラのコスって感じ。ギター持つとまたさらにキュートです。
おいちゃんは白ジーンズに、ロゴTシャツ(袖についたタグっぽいポイントと縫い目が裏になってるデザインが印象的だった)輝くオレンジのSuperSonicギターを構えます。「Foo-Shah-Zooのテーマ」から、勢い良く風車が回りだします!
2曲目「かくれんぼ」のあとMCだったかな?2度目まして〜というご挨拶から、まだあだ名が決まってなくて皆から言われてる名前が違うって話も。あじゃん様からは「ラブちゃん」推しで(笑)。封印してないんだ。「言い続けますよ〜」って感じのことをすかさず言ってたあじゃん様。扇さんは、おいちゃんの事を「本城先輩!」って言うのは定着しつつありますねー。
次にキーボードの前に立って、前回もダークサイドっぽい曲をやって、FSZではこういうのが多めになりそうだという前ふりから、新曲やります!といって「魔王」扇さんのブログで紹介されてました、ソロでやってる曲をFSZにアレンジしたそうです。すっごいカッコイイ!続く「三日月ゲシュタルト」もそうなのだけど、音の厚みと深みが凄くて、うっちー&あじゃんのNESSリズム隊の重厚な技巧派さに乗って、おいちゃんがこれでもかと弾きまくるのが、激しくてかつ細やかで美しくて、それに扇さんの弾くキーボードと歌声が熱くて素敵なのです。
また扇さんがギターを持ってセンターに立って、おいちゃんとのハモりコーラスが聴ける「ピープルパープル」はしっとりした感じで。
曲終わった後、少し間があったのでおいちゃんがしゃがんでセッティングしつつ、マイク通さず扇さんに向かって「…しゃべらないのぉ?」って言ってたのが印象的でした(笑)。おいちゃんらしいなぁって。
扇さんが、今日はウッチー祭りなので最後に胴上げしましょう!って言ってて、ウッチーが戸惑ってたのが可愛かった。
それで本城先輩は49歳になって初ライブです!と紹介して、みんなでおめでとう〜ってお祝い。そして扇さんが私には何も無いけれど、ひとつ発表があります!っていう流れだったと思う。Foo-Shah-Zoo次のライブが決まりましたー!!!とここで発表が。ビックリ!
皆さんお忙しい時期とは思いますが…、12/8に三軒茶屋ヘブンズドアで、今日のライブ後にチケット売ります〜という告知がありました。
ここでフロアのあちこちから"あっその日は"っていう声が(笑)。ナゴムの大将が平沢師匠を迎える日なんですね〜。三浦さんもそれ出るっていう。だからお客さんが被っちゃってて、おいちゃんが気づいて「ロフトで別のライブがあるけどね」と一言。でも自分はFSZが決まったらそっちにに行くしかないでしょ!
主催イベントで「師走だよ!フーシャーショー Vol.1」とタイトルも。ウッチーが「〜だよ!」って付けると嬉しいねという事を言ってて、それはドリフの影響ですね(笑)師走だよ!でVol.1だと師走しかやらないんじゃないかって感じになるけれど、お盆だよ!とかに変えてもいいじゃないっていう話に。新春だよ!にすると「しんしゅんふーしゃーしょー」って早口言葉みたいに言いにくくなったり。と話が広がる。
対バンは「コロポックルズ」と。扇さんが以前一緒にやってファンになって、その日の搬出を手伝います!と言ったのだそう。HP見てみたら3ピースの女性ヴォーカルバンドでした。扇さんの繋がりらしい感じですね。2010震災の直後、ヘブンズドアで扇さん(アジナーズのとき)見た記憶が印象的だったので、ここで今度はFSZが観れるのが嬉しい!楽しみです♪
では後半はもっと飛ばしていきましょ〜ということで、おいちゃんのかき鳴らすイントロからの「再起動スイッチ」で弾けます!上手側ギターのおいちゃん、初回よりも慣れてきた感じでイキイキと動きまわります。扇さんとセンターで向かい合って弾きあったり、すごく笑顔で楽しんでる。
ギターは最初のSuperSonicから白ストラトにチェンジしてたかな。続けて「ココロジュース」で元気よくコールします!ウッチーのデスボイスコールが好き〜。FSZバージョンで演るの2度目で、回重ねてそのバンドの持ち味になっていく経過が観れるっていうのは、すごく面白いことだなって、この歳になっても(笑)、楽しめるっていう幸せ。
最後の曲は「エレベータアガール」こちらも2度目で、とてもノリがよくてカッコイイ曲!扇さんが指を上にあげながら弾くのがキュートです。もっと色々聴きたい〜!と名残惜しく思いつつ退場を見送りました。
・ウッチーズ
扇さんとおいちゃんはここでお疲れさまって感じで、あじゃん様はNESSで再びの出番が待ってますね。
次は謎のベールに包まれていたウッチーズが、満を持して?(笑)の登場です!椅子が3脚置かれて、譜面台やらテーブルの上に何やら謎の機材が置かれたりやらで、想像がつきません。
スタートは何やらミステリアスなBGMが流れてきて、ウッチーと三浦さん、そして水戸さんが3人とも黒っぽい服で、しかも3人とも黒ぶちメガネっていう。ウッチーズは黒ぶちメガネーズだったのか(笑)!
壁面のスクリーンにはイメージ映像が流れる。海だったり空だったり。ドラムは無くて打ち込みで、静かに始まった。上手に三浦さんがNESSでもたまに使ってる、つまみがついてる機材を座って動かしてる。中央にウッチーがいてまたテーブルの上に乗ってる謎の機材を動かしてる。水戸さんは譜面台を見て歌うのが、重たーい感じで歌うアングラ歌謡曲。そうか、これは言うなれば"NESS華(吹雪)"って感じなんだな。
さっきとうってかわって、どよーんとした雰囲気で聴き入る。ウッチーが最初のMCで、前回だいぶ前にやった(2005)ウッチーズではあずさ2号とかカラオケを歌っておちゃらけてたけど、それじゃイカンと思って今回は打ち込み作ってたら楽しくなってきちゃって凝り過ぎたっていう話を。ウッチーらしい(笑)。曲のチョイスがまた、オーケンが先日の「のほほん学校」で持ってきたアングラ歌謡と通じるものがあるなぁと、やっぱり繋がってるなと思った。
水戸さんはこの雰囲気に合わせてか、「俺は今日面白いことは言わない!」と宣言して、煽らず落ち着いた渋い様子を見せるのだが、やっぱりそこは水戸さんで、何か言わずにいられない。三浦さんが声出さずに口抑えて笑いこらえてる(笑)。他の2人がデジものを持ってやってるから、俺も何か使わないとと思ってiPadで歌詞を見てる!という。でもウッチーの譜面は紙だったりする(笑)。それで、ウッチーズの目標は3年後にラママでワンマンだという話になる。
もうどんな流れか忘れちゃったけど、3人でデジものだからYMOだって繋がりで俺はYだ!と自ら言い出した水戸さんに、続けて三浦さんが「じゃ俺はO」って言うから、ウッチーは仕方なく「・・・M? σ(●д●川」
後日見た方からのセットリスト情報で、ジャックスの「からっぽの世界」と、演歌の「石狩挽歌」では、映像が漁の様子のイメージになっていた。SEに赤ちゃんの鳴き声まで入ってて、水戸さんが後で赤ちゃんの声が大きくて歌の入るところが分かりにくいと言ってた(笑)。
中原中也の「汚れちまった哀しみに」に曲を付けたのはオリジナルなのかな?それから岡林信康「チューリップのアップリケ」これも重たい、70年代のフォークが原曲ですね。水戸さんの声が染みます。どんよりした空気になったので、最後は明るくとか笑顔でとか3人が口々に言うから、それは逆のことですね(笑)。タイトルコールでウッチーが「例えば、ぼくが、死んだら」わははは〜と薄くやわい笑い声が出ました。三浦さんがギターを弾いてて、ウッチーは机の上に置いた機材を、後でNESSの時実は操作してるフリしてつまみをいじってただけだったと告白してました(笑)。
「面白くない事を言う水戸さん」が珍しくて面白いという、ウッチーズの世界でした。
・NESS
トリはHighでおなじみのNESS。背面のNESSロゴ映像とともに「VVV」をフルで流してから、揃いのツナギ衣装に着替えたメンバーが登場します。ここでやっと出た戸田さんアンド戸田要塞。1曲目に「Sonzai」からとは予想外でなんか新鮮だー。三浦さんのヴォーカルとおいかけっこパートの中野さん音声は音源そのままで。マニアックで濃くて心地よいリズムにゆらゆらと体を動かす。続けてもう2曲やってから最初のMCでは、三浦さんが今日は内田にMCまかすとか言っておいて、やっぱりけっこう話してた。「ねすですー」を東北なまりでいつも言うけどいつも上手くいえないって話では、お客さんに東北の人いる?と呼びかけて、一人申し出た方の出身地が秋田と聞いて隣は岩手だねと、「あまちゃん」言いたかったんですね(笑)三浦さんは最近は「あまちゃん」と東京オリンピックの話題しか知らないと、生きてるうちにもう1回東京オリンピック観れると嬉しい三浦さんに対して、ウッチーは「迷惑だね」とバッサリ。そっちのほうが会場のお客さんも同感な人が多めかな?三浦さんが「ケラさんも同じ事言ってた(笑)」他に三浦さんが自民党から出馬しようと、みんな自民党嫌い?じゃあ共産党から。もっと左寄りの党って?(客からちらほらと"維新ー"と声がかかる)とか話が出る。ウッチーが「カレーにパイナップルが〜」と話し出して????となってたので「じゃあもういい」って終わっちゃったけど、後で政治家が酢豚のパイナップルがと例え話してニュースになったことだったと分かる。ウッチーの話が唐突すぎて分からない〜。
「今日はアルバム『NESS』と『NESS2』を中心にお届けします」ってそれしか音源出てない(笑)「合ってるでしょ?」オリジナル曲のみですということで。「Ukee」の読み方が初めてウーキーじゃなくてユーキーだったのかと分かる。
ウッチーが三浦さんの話中にiPadをいじってたら、いきなりジリリリン♪と音が出てビクっとする。三浦さんがビックリして話が止まるとウッチーが「明るさ調整しようとしたら間違えて音量さわっちゃった」とのこと。ウッチーがNESSは自分がやってるバンドの中でMCが一番ゆるい。でも演奏は難しいって(笑)。
曲は特に書くような表現が難しいんだけども、三浦さんとウッチーの会話が楽屋裏話みたいで可笑しくて書いてしまいます。三浦さんがケラさんの若い時の「インディーズの逆襲」TV番組に出た時のモノマネとか、またラママに出たいって話から、他にどこに出たいかなーJAMとか(三浦さんが以前POLYSICSで満員になってるの見たという話)新宿アシベとか〜などと。
中盤で次のライブの告知があり、11/9で会場はここ!ヒアー!ってウッチーと言い合うのが可笑しかった。対バンはないよというウッチーに三浦さんが「分からないよ、筋少かもよ」と言い出して、内輪ネタだけどと前置きして「ながいさんがやってきて〜」ってながいさん(オーケンのマネージャー)の話マネ(声がハイトーン)で面白い。対抗してウッチーが「じゃあ有頂天と対バンだ!」会場拍手!三浦さんが楽しくなってきて話続けていかんって止めたりするのが微笑ましい。
しかしウッチーファンはここですでに2ライブ追加が年内に発表されてるっていう悲鳴が(笑)。
後半、「Tree of Papers」の序盤がドラムの音だけになっちゃって、三浦さんがギター音が出てなくてあやまってもう一度最初から。軽く跳ねるウッチーかわゆい。最後は「R33」で。ギター弾く戸田さんにゆれゆれしながら弾くウッチーが近づく。
オリジナル曲だけと言ってたから、出てた通称「ロンパールーム」戸田さんの武器を使うカバー曲やらないんだー、やっぱりアンコールかなって思ったが、ここで体調が思わしくなくて下がってるうちに、アンコールの呼び出しが始まってしまって、最初のほうが見れなかった(泣)
・アンコールセッション
出演者7人全員集合!扇さんはお着替えしてまたキュートな格好でした。扇さんがカバーしてソロアルバムに入ってる曲で、頭脳警察の「コミック雑誌なんかいらない」を。ウッチー祭りのセッションに相応しいですね!
偶然なのか朝にNHKで内田裕也バンドが演奏してるの見たばっかりで、それで扇さんのカバーも聴いてきたばっかりだったので嬉しかったです。おいちゃんが手ぶらで戸田要塞の前に立って、通称ロンパールーム(金属のわっか)を叩きまくって満面の笑顔だった(笑)。目が離せなかった。扇ちゃんもいっしょになって手刀でじゃんじゃん叩く。ソロ回しで扇さんが戸田要塞のキーボードを弾いてました。終わりにウッチー胴上げするかと期待してたのに無かった(笑)。そんな屈強な男子はいないからなぁ〜。最後まで前で見れなかったのだけが残念でしたが、ウッチーが好きな音楽を好きなようにやってて、周りに素敵な仲間が一緒にいるっていうのが素晴らしいなぁと、すごく憧れました。
ウッチー祭り、毎年恒例になって欲しいですね!