筋肉少女帯ライブ・過去日記アーカイブ(1989〜)

筋肉少女帯の活動履歴、ライブ感想などを記録したアーカイブです。(非公式)

*【筋少ファン日記のあゆみ】

*【2003年発行「筋肉少女帯の活動記録1979〜2003」無料DL】

(113ページ PDF書籍 ディスコグラフィー・ライブレポート)

筋肉少女帯@江戸川区総合文化センター

ALL TIME BEST ツアー2024 ~今のことしか書かないで

2年ぶりの江戸川とオーケンが言ってたのを聞いて、まだ去年くらいかと思ってたので驚いた。10月は暑さも落ち着いて過ごしやすいので、5月と10月だけがまともに動けるとしっかり言っててまさにその通り。また今回ツアー初日の川崎を終えて、現在の感じがブレイクもなくある程度のファンがついてきて内輪受けで、過去にバンドブーム終わりで多くのバンドが動員落ちた時期に筋少はそこまで落ちずにファンがついて学園祭を多くやったりして、ちょうどいい状態ではと、それが本当にいいかどうかは分からないというものの、長く続けてきてとても良い状態で楽しいことが伝わってきます。
今回ツアーではアルバムテーマがなく全曲から選ばれるということで、ものすごく多い曲の中からというのと、限られた時間とやはり年齢的な体力等を考え、その中で選ばれ演奏されたセットリストには、コアファンからライトファンなど来た観客を驚かせて喜ばせようという想いを感じました。曲数でいうと、10年以上前の時期と比べるとどうしても減るから、もっと色々聴きたいという気持ちもあるけど、これだけでも演奏が聴けるのが本当に嬉しい。
序盤は君を俺で変われ、続いてのイントロで驚いた「氷の世界」かなり久々に聴けた。筋少独特のアレンジに当時から驚きで大好きになった曲。最初のMCから、うっちーが1弦を出してどやーと煽れば「ゴーゴー蟲娘」ふーみんがニコニコでタンバリンふって踊る。
この時期ライブで毎年オーケンが紅白に出る!的な話をするが今年は紅白もいいかなと言いつつ、チャンスが来るかもしれない。こないだ水戸さんがラヴィットに出たし、オーケン筋少で出ることがありそうな気がする。
MCのあと曲に行こうとして、イントロ始まらないのはもしかしてオーケンからと歌いだしたのが、たしかイタコLOVEで、困惑する楽器陣にオーケンがこれは違う?と気づいてズコーとなり笑う。曲順違いかと思いきや、そうじゃなくて「ソウルこっくりさん」だった。これも懐かしい。カッコよさと脱力感とほっこり。
復活後からの選曲で「ゾロ目」これもリリース当時は何度もやったけど、しばらく無かったから聴けてすごく嬉しい。続けてオーケンエレアコ持って椅子に座り、おいちゃんと揃って演奏しだしたのが「冬の風鈴」のはじまり、フルかと思ったら「ちいこい」の始まりでこれも驚きと喜び。頭ふりつつ泣いてしまった。
エディの弾くイントロ黎明からといえばお決まり「モーレツア太郎」初期ナンバー。変わらず、ずっとかっこいい。感動。
そしてまたオーケンエレアコでのイントロから「風車男ルリヲ」これもかなり久々!変拍子とダークでハードなゴリゴリのメタルナンバーは30年以上前の当時から衝撃ですごい。現在の重厚な演奏で聴けることの幸せ。
小休憩をはさみ、オーケンが出てきて少し話をしてからのメンバー呼び出し。ここまで演奏してきて、筋少は曲の中にドジャーン!が多いと話して爆笑。ふーみんがにやっとして「うまいねえ、リハでドジャーンを入れようって言ったの君じゃん」とMCで話題にしてウケようという魂胆だろうと指摘。その通り、でも筋少のドジャーンは特別にすごくて全力で鳴らすので、パワー使って疲れると話す。
それから全員でオーケンの特攻服を羽織って出てきて、通販でレプリカを売って売り切れた話と、8万円だったのだが安いと、昔90年代にふーみんとおいちゃんが専用の特攻服を作ったら10万超えたので、当時でそれだからもっと高くていいかも、売り切れたけど再販は上げるかも、転売は公式ならいいんだよねといった話も。それで4人で特攻服着てるので「本物」と「レプリカ」見分けがつかないので誰が本物を着てるかということで「ほんものは誰だ」っていう昔のクイズ番組の話題をして、初日の川崎ではおじさんスタッフバカ受けだったのにお客さんのほうは年齢層が少し下だからウケがいまいちだった、という話。自分でもかろうじて小さいときにあったなーってくらいなので、40代以下はさっぱりであろう。本物は誰だーで正解発表で4人が立とうとしたり座ったりというお決まりアクションをするのが楽しそうなこと。正解はオーケンが本物だった。
着席のままで演奏曲は、近年アルバムから「世界ちゃん」最近のも聴けて良かった。続けて定番「香菜」と、「少女の王国」これは懐かしい。ギター2人で弾くイントロが素敵で大好き。
MCでオーケンが、このまま座っててもいいけど、その昔は座席で座ってるものだったのがロックライブで立つようになった、それを始めたのは誰なのか、立たせたというよりも、お客さんがたまらず立ったんだろうね、始まりは誰のライブだったか調べたいと言ってました。そうなんだよね、席ありのステージでは座ってた時代があった。70年代終わりくらいからなのかなーと思う。
ということで曲の前振りで立たせて「釈迦」ここでやったら最後かアンコールではない。続けて「バトル野郎」で飛ばして、本編最後に「50を過ぎたらバンドはアイドル」おいちゃんが60になったことで数年後には還暦ソングも作りそう。おいちゃん60になっても動きキレキレでニコニコでチャーミングでかっこいい。アンコールは「サンフランシスコ」年末ライブも発表されて、これから名阪ツアーあり、来年へ向けて期待しています。今回も演奏終わりに「楽しいことしかない」が流れて楽器置いたメンバーがステージを歩いて回って挨拶、サビをみんなで歌うというほんわかと幸せな空気に包まれました。