毎年GW期間にやる「のほ学」今年は、今月19日に迫った筋少VS人間椅子ライブがあるということで、人間椅子の3人をゲストに迎えてメインで行われました。「のほ学vs人間椅子vsFOK46反省会その他GW編!」
集まったお客さんも、またいつものオーケンファンに加えて、人間椅子ファンの方々が来て下さいましたね。
私のように筋少と人間椅子ファンは両方好きな人もけっこういますけど、それぞれのバンドだけのファンもいますので、これをきっかけにお互いのバンドを知る機会ができて良かったと思います。
G-DRAGONに似てる説を検証
オーケンがハット被ってFOKモードな感じの服で登場。最初に呼び入れたのは「のほ学」ほぼレギュラーでおなじみのファンタさん。暖かい日なのにセーター着てる(笑)
座ってしばしラジオのオープニングトークふうに喋ります。進行用紙を見ながらファンタさんが「兄貴!最近ビックバンのG-DRAGONさんに似てるって噂じゃないですか〜」会場爆笑。
ファンの間で話題になってから、オーケンのところに写真が送られてくるようになったそうです。これはのほ学のネタとして最適ですよね。OHPを使って背面スクリーンにそのG-DRAGONの写真を色々と映して「これソックリ!」と出るたびに爆笑です。
こりゃオーケンじゃあないけどオーケンに似てる(笑)90年ごろの綺麗なメイクをほどこした感じのオーケンがそのまま現代の韓流アイドルになったみたいな。
「これ見て!ほうれい線をCGで消したオーケン」と言った写真も可笑しかった。
「こういう事言うとネトウヨから叩かれるからやめよう(笑)」って言ってた(笑)オーケンが持ってるマイクのケーブルが外れちゃったのを「ネトウヨの仕業か!」だって、オカルトみたいになっている。
私は韓流アイドルはよく知らないのだけど、特にBIG BANGは人気が高いみたいなので、オーケンはそれにあやかりたいと強調する(笑)テレビ番組で以前みうらじゅんさんが「キャンドルジュン」(これも私はよく知らないが、広末涼子の旦那として有名になったアーティストらしい)に似てるのでモノマネで出て来たとか。そういう感じで、どこか取り上げてくれないかな〜全国ツアーに着いて行きたい。それが決まったら筋少ライブなんてやめる。とまで言い出す(当然観客は大ブーイング(笑))オーケンのコアファンが集まるから、こうしてのびのびと冗談言えるのは、のほ学らしい展開ですね。
そのままG-DRAGONが気になって向こうのファンになってしまう人もいたそうな?(笑)
人間椅子登場!シークレットゲストも(笑)
あまりオープニングトークが長過ぎてもあれなんで、と待ってました人間椅子の登場です。「研ちゃん、ノブちゃん、ワジー!」って呼んでたのかわいい。
ノブさんは、この日下北沢でドミンゴスのライブなのに、合間をぬって来てくれました。うつみようこさんと対バンなのだそうで、もう先が始まってるそうです。
ワジーも研ちゃんも普段着モードなのだけど、ノブさんだけ黒スーツで髪もセットしてきたのはライブがあるからなんですね。「自分だけ気合い入ってるみたいですけど、このあとライブなので衣装なんですよー」と説明して下さいました。研ちゃんは、最近「週刊アスキー」のオーケン連載のゲストで対談したそうです。(今発売の号に2回目が出てます)http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/087/87543/
ノブさんがあまり時間がないということで、早速曲をやりましょうと準備するところで、シークレットゲストの水戸さん登場!(笑)水戸さんは筋少VSレピッシュライブの時もゲストだったしシークレット要員ですね〜。
実は会場に入る前に、水戸さんが歩いてくるのを偶然みつけちゃったので知ってたのですが(笑)期待してたので嬉しいです!
水戸さんは先日もオーケンがライブのゲスト参加があって、ワジーも一緒だったのでつい最近会ったばかりって感じですね。「遊びにきたつもりが〜」とおっしゃってました。進行役みたいになってる。
早速、「『もうこれやっちゃうの?』というような」とオーケンが言って始まったのは「釈迦」でした。
ノブさんはカホンを叩いて、ワジーはご自分のエレアコで、研ちゃんはオーケンのエレアコを借り手という大変珍しいアコースティックバージョンでした。ノブさんが「香奈、頭を良くして上げよう」が好き!と言ってイントロのリズム叩いてくれたの感激だった〜。筋少のドラムもぜひ一度やって欲しいですね。
ノブさんが下北沢ライブハウス界で知らない人はいない!という話では、ファンタさんもかなり顔が広いのでオーケンはいつも驚くそうだけど、ノブさんもかなり顔が広い。どちらが広いか対決してもらいたかったそうな。
私はノブさんのソロライブに行ったことがあるので分かるのですが、仲間が多くて慕われている兄貴なのです。
以前、青森フェス「夏の魔物」に参加した時のエピソードで青森に車で向かった時に、SAに着くたびにむこうから「ノブさーん!」と誰かしら他に出演するバンドマンなどが来て挨拶していくそうで、ワジーと研ちゃんはぼけーっと待ってたそうな。
青森フェスの裏話みたいなのも、水戸さんとワジーから聞けました。青森のお弁当屋さん一家がフェス始めたという話、私も以前知ったのですが、主催の成田さんというバンドもやってる子が、たしか高校出たか出ないかぐらいで始めたんですよね。最初は全然勝手が分からなくって、ポリシックスのハヤシ君や怒髪天の増子さんなど、ここはこうするんだよ〜と色々アドバイスして手伝ってあげたそうです。最初は午後9時に終わるはずが押して12時超えちゃって、最後の出演のシナロケに「曲数減らして下さい」と頼むことになったらしい。「でも年々良くなってるらしいよ。」と水戸さんの話でしたが、たしか成田さんのバンド、デビューしたけどアルバム少し出したら一旦解散して、バンド名変えたんだったよね。フェスもまたやるかどうか分からないのかな。
ノブさんが時間大丈夫?もう行ったほうがいいんじゃないの?とオーケンに言われるけど、「大丈夫大丈夫!もう1曲できるよ」と焦ることなく笑顔で、人間椅子の曲をと1曲やってくれました。譜面台を見て水戸さんが「知らない」と言ったから、水戸さんがこないだ歌った「りんごの泪」じゃないのか。と思ったら、なんと「悪魔と接吻」をやってくれました!これは嬉しい。ワジーがメインで歌う曲ですね。間奏のあたり一緒に歌って下さいとワジーが水戸さんとオーケンに言ってたのだけど、これはちょっと難しかったと思う(笑)歌わずにゆらゆらしてました。あーはやく通常編成でも聴きたいです!
人間椅子と筋少は「珍味」
人間椅子でキラーチューンの曲ってどれ?とオーケンが聞くとワジーが「『りんごの泪』とか、『針の山』とかかな」研ちゃんが「でもあれカバーなんですよね」と言うが、水戸さんが「言わなきゃバレないよ!シナロケの『レモンティー』みたいなもんだから!博多ではみんなやってるから」てな事を言ってたのが可笑しかった。
逆にレア曲は?23枚もアルバム出して、やってない曲もあるんじゃない?とオーケンが聞くと「ファンクラブライブでそういう曲はやってるので、ほとんどやってますね」と研ちゃん。「『名探偵参上』とか『終わらない演奏会』とか」と言うと、水戸さんが「その曲名だけでも、惹かれるね〜」って言ってたのが嬉しい。オーケンも身を乗り出して興味持ってた。
「筋少はね『ワダチ』っていってずっとやってなかったんだけど、こないだやったらすごいウケたのよ〜。でも、毎回やるとまたいやがられるんだよね」「長くて、暗くて、内田君の曲」内田君の曲で納得しますよね(笑)
ワジーが、最近人間椅子のファンになる大学生ぐらいの若い子が増えているという話。ナタリーのインタビューでも話していた、コンビニでちらしのコピーをしてたら女子大生から話しかけられたエピソードで、「君変わってるね〜。他に何を聞くの?」と聞いたら「ヴィジュアル系は聴きません!」なんで先にそれを言う(笑)というのにオーケンがつっこむ。まあ、その子周りにはViViDとかガゼットとか好きなバンギャルがいるのかもね。「筋少と人間椅子を毎日聴いてます!」に会場大拍手でした。本当に、どんどん若いファンが増えてるんですよね〜。「どこで知ったのかなぁ〜?」とワジーとオーケンが不思議がっていましたが、時代が変わっても流行関係なく、ある一定の層に(笑)筋少や人間椅子の曲は伝わるものですね。
「メイン」ではなくて全部「珍味」みたいなバンドだから、19日は「珍味好き」が赤坂に集まるよと水戸さん。水戸さんもまた遊びにきてくれるといいな〜。
今度19日の対バンライブはすでに売り切れているということで、おめでとうございます!と拍手。
これまで人間椅子のライブで大事なときにいつも筋少が被ってくるので(笑)困っていたという。そうそう、ありましたよねー。オーケンがライブを決める打ち合わせで人間椅子にぶつけろ!と言ってたとか言ってなかったとか。いや偶然でしょうけれども。ファンが被ると客を取り合っちゃうんですよね。でもそれが今回は対バンすることで一気に解決です。
なんの曲をやるのか?と周りに聞かれてるそうですが、まだ決まってないそうです。筋少メンバー同士はメールでやりとりしているので、「それに僕たちも入れてよ〜。CCで送って」って言ったワジーが可愛かった。オーケンが「CCって一斉送信ね、CCガールズってそういう意味だったのか!」とおやじギャグを言うと水戸さんが「させ子って意味か!」意味広げ過ぎ(笑)
その後、ノブさんを送って続いて人間椅子と筋少が共演した昔の映像を見るコーナーに。「皆さんすでにYouTubeとかで見てると思いますが」といって、昔「人間椅子倶楽部」という番組が青森ローカルでレギュラー放送していた時に、ウッチーとオーケンがゲスト出演した回をかけました。オーケンが短いモヒカンみたいになってる。ウッチーはまだもじゃもじゃ髪。2000年ぐらいなのかな?オーケンがギターを持ってさも弾いてるように見えるが「ぜんぜん弾いてない」と。オーケンが驚いたのは、放送内でかかるCMが「亀ハウス」という青森のライブハウスの宣伝ばかりで、しかもライブの料金が300円とか安すぎて、ミチロウさんだけ1500円で一番高いという。実は、番組自体もこの「亀ハウス」のオーナーが買い取っていて、金持ちが道楽でやってるようなものだそうです。水戸さんかオーケンが言ってた「(千葉でいう)ジャガーさんみたいなもんだー」そうそう(笑)
その流れか忘れちゃったけど、差し入れに現金がもらいたいという話。えげつない(笑)そろそろおまえらそういう歳だろう?という水戸さん(笑)なんでも、ドミンゴスのボーカル(一休さんですね)は100万もらった事があるらしいとか。ワジーはその昔「ギターが欲しいなー」とMCで言ったら、20万差し入れがあって「これでギター買って下さい」と無記名で書いてあったので、返したいのに返せず、しかもギターを買わずに少ーしづつ無くなって消えてしまったそうだ。「一番嫌らしい使い方だよね〜」とワジー。
100万もらったらどうする?と聞かれた研ちゃんが「喫茶店開きたい」と言って笑顔だったのが可愛かった。「ハードロック喫茶ナザレス」というオールナイトDJイベントをライブハウスでやってることを研ちゃんが言うと、その固定版を作りたいんだ〜と水戸さん関心してた。出すメニューも「和嶋ライス」とか?言ってたような。これは実現したら嬉しいですね。私はオールナイトは無理で行かれないので、カフェであったら昼に行きたいなぁ。クラウドファンディングで募集かければ資金集まりそう!とか思ったりして。
もう1つ映像は、97年頃にNHKBSで放送した人間椅子とオーケンとウッチーが共演して「君は千手観音」を演奏した映像。これにプリンセス天功さんのイリュージョンがコラボするというのが面白映像になっているというもの。間奏中にウッチーが浮いてる場面で拍手が起きる(笑)最後にオーケンとテンコーさんが入れ替わる場面は、「ただ後ろで交代しただけで、イリュージョンでもなんでもない!」水戸さんが突っ込み入れる。観客がなぜかバレエの格好などをした子供達で、ノリノリで見てるのだけど「こいつらバカにしてる」と水戸さんが突っ込むのが面白い。ニコ動の原点みたい(笑)水戸さんとオーケンが揃うとやっぱ面白いわ〜。
その後、いったん研ちゃんと水戸さんが下がって、ワジーが左でオーケンが右側に座ってエレアコを持って演奏するコーナーに。ワジーが袋からごそごそと本を取り出してきて、何かと思ったらオーケンと話す時に出して「この本、大槻くんが帯を書いてますよね」と。 UFOオカルト系だ(笑)オーケンが詳しく説明してくれて、トンデモドキュメンタリー風にわざと書いてあって面白いんですよ。という事を言っていた。「これは面白いですよー!」と絶賛したワジーは、今回オーケンと会うということで家から持って来たそうだ。後で調べたのですが、けっこう前に出ていた本なのですね。知りませんでした。
筋少と人間椅子の共通点は、こういった「ムー」系がワジーとオーケンが好きというのも大きいかも。
ワジーが「大槻くんに合わせてかぶせて弾くだけですよ〜」みたいな感じに言って、セッションした曲は「揉み鞠」でした。ワジーの演奏テクに聴き入ってましたが、オーケンはこないだ水戸さんライブで、次は揉み鞠ー!!!って叫ぼうと言ってたのにやらなかった(笑)
ファンタさんの活動してないバンド「フリークス」その後
少し休憩を挟んだあとで、オーケンと水戸さんとファンタさんで、ファンタさんのバンドはどうなってるのか?問題を追求するコーナー。のほ学のリピーターにはご存知、オーケンを慕う後輩のファンタさんはベーシストで、バンド「フリークス」を立ち上げたけど、いつまでたっても本格活動をしない(笑)その後どうなったのか?をオーケンが聞き出すことに。私が以前覚えてるのは、曲を作ったんですよーといって曲を聞かせてもらったけれども。
ボーカルが脱退したそうで、探してたのだけど見つからず、じゃあ歌いながら演奏しようかと思ったが、ボーカルが見つかったという。それでなんだったかな?バンド名が悪いんじゃないかと思って…と言い出したときに「えええええー!フリークスもう無いの!?」オーケンがマジで驚いてた。
さらにその変えたバンド名なんていうの?と聞いたら「自殺チンパンジー、っていうんですよ」えええええええーーーー!会場全体が一つになった瞬間だった(笑)「今年一番の『えええー!』を聞いたぞ」と水戸さんが言うタイミングがまた可笑しさ倍増だった。
この後水戸さんが「略して『ジサチン』だよ?なぜそうなった!」と問いつめる経緯が面白かったな〜。「喫茶店で決めたんですよ」水戸「呑んでなくて?!」オーケン「それ鈴木君の『ハードロック喫茶ナザレス』でしょ!」(笑)
「でも『筋肉少女帯』に言われたくないよね」たしかに。でも、「フリークス」から「自殺チンバンジー」になったのは、売れるとは思えないと力説する。「それは『殺害』とか『死ね死ね団』とか『ぐしゃ人間』とかしか対バンしないよ」とオーケン。ぐしゃ人間というチョイスが絶妙(笑)「ニューロティカなら対バンしてくれそう」うんうん。「ジサチンGIG Vol.1」とかしたらウケそう。などと話を膨らませるオーケンと水戸さん。
「なんでそんな名前にしたの、他の候補はなんだったの?」と聞いても「覚えてないんすよー」とファンタさんが困る。
そこで、オーケンが「空手バカボン」という名前を決めたときのエピソードをよく覚えていると話してくれました。「内田君と電話で話してて、バカボンは先に決まっていたんだけど頭に何か付けたいねといって、候補に『人間バカボン』と『軍艦バカボン』だった」とのこと。そのネーミングセンスがウッチーっぽいなぁと思ってほっこりしました。
ファンタさんは「チンパンジー」が先に決まってて、「なんかチンパンジーって可愛いよね」と思って…というと、「チンパンジーって可愛いよねって!(笑)」が衝撃で、水戸さんとオーケンが椅子から半分滑りおちて、その後ファンタさんの話をポカーンと口が半開きで聞いて呆れていた(笑)
しかも曲名が「『三回転半カオス』です」という。なんで三回転じゃないの?とオーケンがつっこむも、たぶんそのあたりがカッコイイという拘りなのかも?曲はお笑いでもなくて、歌詞は聞き取れない感じのホルモンみたいなラウド系とエスニック調の音楽みたいなのが混ざってる感じでした。
マトリョミンでノイズコーナー
最後にノイズコーナー「ノイジシャン」やりたいのということで、マトリョミンを持ってくるオーケン。水戸さん「そんなのグダグダに決まってる!」その場に水戸さんもいるのは申し訳ないと思ったらしく、ここで水戸さんは退場しました。
ファンタさんがマトリョミンを持って、オーケンがエレキギターを持って「死んでゆく牛はモー」思ったよりギターはノイズでもなくて、マトリョミンを持ったファンタさんが思うように音を出せなくてアワアワしたり、オーケンがギターを外して置いて、マトリョミンに向かってボクシングのスパーリングをしだしてボワーンボヨーンと音が出るというマヌケな状態になってました(笑)やはりグダグダ〜。
続けて「Fly me to the moon」を演奏してから、またエレアコに持ち直して今度は普通にFOKの演奏で終わりました。清志郎さんトリビュートで演奏した「デイドリームビリーバー」と、井上陽水さんの「帰れない二人」聴けて良かったです。ノイズコーナーで終わったらどうしようかと思った(笑)
水戸さんとのトークはもっと聴きたかったですね。また定期的に水戸さんを呼んでいっぱい喋ってください!
それから人間椅子3人揃ってる時間が少なかったのがちょっと寂しかったです。今度の対バンライブでがっつり共演を楽しみにしています〜。
おまけ ファンタさんのtweet
皆様ありがとうございました!「自殺チンパンジー」(笑)みなさんの「え〜〜〜!!!」に愛を感じました!www
— FANTAXXXXさん (@FANTA_XXXX) 5月 4, 2012
このブログをメール購読(メール配信)でも読めます。※登録いただいたアドレスは、メール購読のためだけに使われます。他の目的では利用しません。登録を解除することも可能です。届いたメールの末尾にある「To stop receiving these emails, you may unsubscribe now.」をクリックします。