筋肉少女帯ライブ・過去日記アーカイブ(1989〜)

筋肉少女帯の活動履歴、ライブ感想などを記録したアーカイブです。(非公式)

*【筋少ファン日記のあゆみ】

*【2003年発行「筋肉少女帯の活動記録1979〜2003」無料DL】

(113ページ PDF書籍 ディスコグラフィー・ライブレポート)

筋肉少女帯@横浜BLITZ

筋肉少女帯メジャーデビュー25周年記念「4半世紀」追加公演

10月で閉館が決まっている横浜BLITZで、完全完売した6/22中野サンプラザライブの追加公演が決まりました。追加とはいえ3ヶ月ぶりで、なんといっても今年3月ぶりのスタンディングです。
横浜BLITZは2009年12月12日以来だったと思います。

開演前BGMでは、中野の時はKISSの雷神がかかってだんだんボリューム大きくなってからの開演でしたが、今回は雷神がBGMにかかって始まるのかな?と思ったら始まらず、少ししてからライトが落ちてクリムゾンがかかりだして、開演を待ちかねた観客から期待高まる歓声があがります!曲の終わりかけでメンバーが下手側から登場してきました。
今回のサポートドラマーは河塚さんです!NESSとFSZで見慣れた"SAKAE"ツーバスドラムセットが後方中央の高台に置かれ、ロッキンフェスに続いて筋少のフルセットワンマンライブでの活躍を待ってます。
定位置について、スタートは大きくかき回しから、今日の筋少はどんな大げさなスタイルのハードロックショウを魅せてくれるのでしょうか。出された音に最初の予想をまずひっくり返されて驚いた!
イントロなしで歌い出しから始まるこの曲は「モーレツア太郎」!メジャーデビューアルバム仏陀L」のトップの曲です。そう来ましたか〜と、ライブのど定番でもないので久々だし、初期曲は昔を思い出す効果もあって面白い。オーケンの歌う歌詞は青年が当時は歌ってたのに、老人って出て来るほうが今の歳に近いっていう(笑)。おいちゃんが腰を落としてカッティング炸裂し、ふーみんのハイキックが飛んだ!
続けて始まったイントロにまた驚き!「カーネーション・リインカーネーション」だ!これも中野でやらなかった曲で、ライブのキラーチューンを早くも2曲目にもってきました。ちょっと曲入りタイミングずれる。あじゃん様がんばれ〜。でもすぐに持ち直してトップギアへ。
長い間奏のところでオーケンが「こんばんはー!きーんにく、しょーじょたいでーす!!!」って挨拶があったと思います。フロア前方下手側に居る私は、半年ぶりのスタンディングに待ってましたーとばかりの皆の喜びいっぱいの動きと熱気で、もう汗だくになってしまいました。そうこの感覚がスタンディングの醍醐味なんですよ〜。ホール席ありもいいけど、やっぱりスタンディングが運動してるって感じがしますね。

おいちゃんの衣装が、今回セルフカバーアルバムでの最新アー写の上下白のやつで、中野では着てなかったなと思ってたので見れて嬉しい。ちょっとライダースが厚手に見えてとても暑そう。
オーケンの最初のMCが、「2階から売れた横浜ブリッツイエー!」って言ってた(笑)。ファン層がね、中年が多いから。今回は残念ながら完全完売ではなかったみたいですが、でもほぼフロアも上も満杯でした。
しばらくオーケンは「のほほん学校」やら弾き語りで座って脱力して話す感じが多かったから、オーケンが大声で煽ると筋少ライブだなぁ、頑張ってるなって感じます。
たしかMCの内容は、追加公演で横浜BLITZが10月で閉館するので、やらせてもらうことになったって話とか、横浜ではB’zさん、ゆずさんがスタジアムでやってて、客層全く被らなくて良かったね、これが人間椅子すかんちだったら困ったよって話とか(笑)。ほんとそうだよねー。だから対バンやるんだものね。
それから、最初に筋少横浜BLITZをやったのは2007年の「新人」ツアーの初日だった。行った人ー?って手をあげさせてました。私は産休中で行ってなかったのです。オーケンが、ずいぶん前だよ?ってことを言って復活してからの年月がけっこう経ったことを含め感慨深い表情をしてました。07年に生まれた私の子供も来年小学校だし、小学生は中学生になるし、中学でファンになってたらもう高校卒業するし、高校生だったら大学生か社会人になる年月ですよ、6年超っていうのは人生大きく変わる期間です。筋少は復活してからさらに深く濃く、楽しいバンドへと進化していきました。

オーケンの話が、正確には覚えてないけどなんかふざけて話しだして、いやふざけすぎてやめようって戻そうとするけど、やっぱりふざけるのが可笑しい。今日のオーケンは自分でいい人のオーケンモードと悪い人のオーケンモードがあって、今日は後者だ!とか言い出して、お客さんに向かって9月の連休で、先週も3連休で今週も3連休の2日目っていうのはやる事が無くて、何時間もファミレスでだらだらしてる友達みたいな…とかいう事言ってたかな。そうじゃないだろう、筋少のライブで楽しんで、こうやったり動いたり(と、折りたたみする動きをするオーケン)日常生活でしない動きしたりして疲れて、明日は何も出来なくなれ!っていう内容の事を言ってた(笑)。

筋少がもてなすぜー!と、今オリンピック決まったので話題の「おもてなし」ワードを何度か使ってきました。その後次の曲に行こうとして前フリの話をしだすのだが。
お前ら納豆は何が好きかーって問いかけておいて「ひきわりかぁ?どーでもいーよぉー!」って落とす悪い人のオーケンモード。「納豆はプリン体があるから痛風は食べられなくてイタイイタイ〜」痛風おじさんは食べられないんですね。「知らないのかぁー?」と前ふりするがふざけだして、振り向いてドラムへ向かって「あじゃんー!」おっとあじゃん様にふった!オーケンもあじゃんって言うんだぁと初めて聞いた気が。河塚さんは、メンバーみんなの弟分みたいですね。河塚さんがむちゃぶりに戸惑った感じでレスポンスしたあとで、それでもまだ曲に入ろうとせずふざけるオーケン「納豆にぃ〜…なんで止めないんだよー」とツッコミ待ってた事を言うと、ふーみんが「いや、面白いから」と笑う。ウッチーが「中学時代を思い出した」と話しかけるのが、中学からの親友ならではですね。おいちゃんも「面白いんだもん(笑)」なんてほのぼの。
オーケンが中学時代に作ったこの曲、単調で演奏するメンバーは退屈かもしれないけど、そこは大人なんでうまくやりましょうってステージ見渡してお願いする。もうライブで封印するって言ってたのですがやりますーって、たしか1年か2年ぐらい前ぐらいの話だったような。もうやるんだ(笑)。
オーケンが、ノンストップでいくぜー!って言っててほんと?「日本の米」いやーこれもまた初期からもって来ましたね。中学生男子のおバカ加減だけで出来たようなこの曲、25年もの期間を経てやってる最新曲との内容が変わりすぎても、今なお演奏できるっていうのが楽しいし、そして味わい深過ぎ(笑)。

おいちゃんがギターチェンジで黒レスポールにしたから、中野で唯一これでやった「香菜」やるのかなって思ってたら、またまたビックリ!イントロなしでこれも始まる曲なもんだから。ギャーって喜びの声が出ちゃいました。ヘイ!ヘイ!と「電波Boogie」なるほど、これにレスポールはすごく似合ってる。カッコイイ!私はこの曲のリリース時期は特にノスタルジー的な思い入れもあって嬉しい。おいちゃんばかり見てしまったなぁー。
中間でソロ的な部分があって、おいちゃんが前に出てギターのスイッチONOFFを早く動かして、効果的に音を出してたのが印象的でした。また笑顔が素敵なんだ!
そしてこの曲のラストといえば、ドラムソロです!あじゃん様の活躍じゃないですかー。控えめなあじゃん様にオーケンがドラムを向いて、もっと!もっと!って腕を扇ぐようにして煽るのが微笑ましかったです。
続いては「バトル野郎」出ました!これも中野ではやらなかった、ライブ定番キラーチューンですね。おいちゃんがイキイキと動き回ってて、腰を低く落として弾いてたのが素敵だったなぁ。あとここでもあじゃん様に注目!後半のドラム音だけになってオーケンがかけ声する部分で、あじゃん様が立ち上がって叩いててすごく笑顔で楽しい表情してました。

曲終わってオーケンだけがステージはけて、何故かメンバー3人残る。あれれ?と思ったらふーみんがキリッとしてお話してくれました。デビュー25周年で、春の筋少会議で中野サンプラザのあとしばらく何もないからって事で、「筋少拡散波動砲」の企画を考えたっていう話をして、おいちゃんとウッチーが合いの手で頷くみたいな感じで進めてたら、下手側袖で╲ワー/って声が聞こえきてオーケンが着替えて居る(笑)。ニヤニヤしながら「もっとやれー」っていう感じでピョンピョン跳ねてて、マイク通さずにチャチャ入れてるもんだから、ふーみんが「間が怖いんなら下がらなきゃいいのに」と、苦笑い。呆れて笑うおいちゃんとウッチー。やだもう可愛過ぎるこの人たち。
オーケンは戻って来るのかと思ったらまた居なくなる。3人が曲始めようとして、おや?って思ったらふーみんが、これも珍しく久々にやります?そうでもないか?(笑)とおいちゃんと顔を見合わせる。おおおっ!!ふーみんギターソロから始まった。これはー!半年前にリキッドでやって発狂したあれがまた帰ってきたーわーい!
センターにピックがびっしり貼られたスタンドマイクが運ばれる。「いくぜ横浜ー!」センターに立ったふーみんのギターボーカル「アンクレット」再びです!いやぁ燃えた〜。フロア前方の動きもまた激しくなりました、さすが(笑)。クライマックスはおいちゃんとスタンドマイク向かい合ってのWボーカルツインギターです!またこれが見れるとは思わなかったので感激でした〜。定番化するといいな。
そしたら次はウッチーの出番が!内田雄一郎ー!ってふーみんが煽って、ウッチーに向かい合って大げさに両手を上下に降って叩く、オジーのマネですね(笑)。ベースソロを披露したのち「ベースなんか弾いてられねぇぜー!」とベースを外して「マイク持ってこーい!」ハンドマイク取ったぁー!ウッチー!ウッチー!と歓声が飛びます。「カモン、トシー!」っておいちゃんを呼ぶと、おいちゃんが前に出てきて黒レスポールでイントロを弾き始めました。歌うはウッチー曲「モコモコボンボン」こう来ましたか〜!レスポールはこの曲もよく似合ってますね。昔ながらのご機嫌なロックンロールって感じ。おいちゃんがピックを振る腕がしゅっと伸びる角度がいい。
ウッチーは最後にドラム台に上がって、けっとばせー!って腕を上げて太い声で歌い上げました。カッコイイー!
3月の時は2daysでウッチーとふーみんが歌ったけど、今度は1回のライブで2人が順番に歌うという。今後メンバーそれぞれのボーカルコーナーがあるのもいいかも(笑)。オーケンその間休憩出来るってわけですね。今度はぜひおいちゃんセンターでギターボーカルも見たい!
また、おいちゃんがこの段階で上のジャケットを脱いで中に来てたアレンジの黒Tシャツがノースリ状態になってて、レスポール弾く姿のセクシー度が増しててやばかった。
オーケンが戻ってきて、筋少ワンマンが久しぶりだから疲れちゃうかもと思って、やってもらおうとしたのだけど、人のMCを聞いてると気になってしょうがないだって(笑)。「それはお前が間が怖いからだろ!」ってふーみんが的確につっこむ。オーケンが、「橘高は歌うとなんでそんなべらんめえ口調になるの?」と聞くと、「外タレが日本語を歌ってるっていうのが字幕で出てるようにしか歌えないんだよ…伝わらないか?(笑)」と早口で答える。後半よく聞き取れなかった。「外タレが(日本語の曲を)歌ってるっていうテイなのね」納得するオーケン。どこまでも海外アーティストの影響を受けてるふーみんなのだった。

また通常編成の筋少に戻って、「これでいいのだ」ここで入りますか〜。動き回る4人!フロアが熱狂してヘドバンと拳上げの波がうねります。いやぁ元気だ。ふーみんが下手側に来た時においちゃんのカッティングイントロがあったので、ふーみんが上手側にいるおいちゃん側に手を向けていたのが新発見でした。
3番のタオル回しに入るところで、しっかりウッチーがベースのネックにタオルをかけてたのが可笑しかった。
ちょっとこの辺り話の流れ覚えてないのですが、キャーキャー言う声が最近低くなってますよってオーケンが言って、ふーみんがギターの高音でキャーキャー声を出すのがしつこかった(笑)。
オーケンが、昔はよく上から目線でのMCあったでしょ。っていう話から、スレイブとか言い出して(笑)またLUNA SEAのネタ持って来る。V系みたいにと言ってたが、最近よく知らないけどV系のボーカルって強引に煽ってお前らかかってこーいっていうキャラのイメージがある。オーケンがモニターに足をかけて前かがみになり「お前ら〜」って言うと、おいちゃんも一緒に目線強くしてモニターに足をかけてきたのが、なんか硬派っぽいイメージを演出したって感じでドキっとして良かった〜。オーケンのお前らMCを聞いて、V系じゃなくて水戸さん思い出した(笑)。
それでオーケンが、思い出した話をして以前MCで「男はみんな抱いてやる!」って話をしたら、ファンからのお手紙でその話を指摘されて「大槻さんは受けなので、抱いてやるじゃなくて抱かれるほうです」って書いてあって驚いたっていう(笑)それで大爆笑。これオーケンの作り話なのかなぁ?って思ったけど、どうでしょう。
まあオーケンファン女子からすればオーケンは受けだって思うのは分かる(そこか?)(でもオーケンに報告することでもないと思うが)フロアのあちこちでざわつく女子ファン(笑)。オーケンがさらにたたみかけて「筋少でハアハアしてないですよね?筋少ファンに腐女子が多いなんて嘘ですよねー?嘘だといってくれぇ〜!」心の叫び。オーケンノリノリの話芸が展開してる(苦笑)はい、ウソウソ。嘘ですよーと小声で頷く一部女子達であった。

この後、ふーみんとオーケン、エディがステージに残って残り3人がはける。あら、偶然とこの3人はFSZチームですね。疲れたーという感じでオーケンがほっと一息入れるコーナーになるようです。
ここでエディの紹介があったかな。エディマイク持ってよとお願いして、エディがしぶしぶな感じで高い位置にあるマイクスタンドからマイクを取って「こんにちはー!三柴理でーす!」こんばんはだよーってオーケンが指摘すると、近所の人の挨拶でこんばんはかおはようございますとか、いつも間違えちゃうの。って言うエディかわいい。それで、まだエディに話させようとするオーケンが、オリンピックの東京開催が決まった話題をふって「興味ねーよ!」とバッサリ切るエディ。やっぱり(笑)。そしたらオーケンが、7年後だから俺たちもアーチェリーで出るかもとか言ったり、じゃあ"ピアノンピック"とかあったら…と言い出すと、エディがピアノは競うものじゃないからと話すのが真面目ですねー。会場も同感の拍手。それでもオリンピック話を続けようとするオーケンに逆キレして「興味ねーっていってんだろ!」っていってもオーケン止めず「エディは演奏すると思ってるんでしょ。そうじゃなくて、ピアノを押して距離を競うの」「それじゃ重量挙げの人がやればいいじゃん」まっとうな意見です。
それでオーケンは座って、ふーみんも座ってエレアコを持っての曲は「太田さんの曲です」とオーケンが一言説明して「代わりの男」を美しいピアノの音とふーみんのエレアコで。これも中野ではやらなかった。太田さんの曲を大事にして、ノスタルジックに思いを馳せました。

次においちゃんが戻ってきて、エディが入れ替わりで外れる。今度はギター2本で歌うのかな?と思ったのだが。オーケンが「おいちゃん最近どう?」と声をかけると「毎週ライブやってますよ」「ライブやってるの?」「先週はFoo-Shah-Zooやってー」「扇愛菜さんのね」「あと、その前の週は八王子の夢のお城で〜」「夢のお城?」ふーみんが「君も出ただろ!」「あーバーX.Y.Z.→Aのね。おいちゃんは何やったの?僕は橘高さんのむちゃぶりで、ギターソロをこんなふうに(両手を動かしてギターを激弾きする仕草)やらされて。内田君は、自宅のいらないものをビンゴしてあげたって。」おいちゃんがすごーく言いにくそうにして「いやー君に話すと怒られそうだからぁ〜」いいじゃない、言いなよとせかされて、おいちゃんが申し訳なさそーに「橘高君とはっちゃけまして…。城主のたってのお願いで」すかさずふーみんが「いや、ゲストの希望ですよ」と返す(笑)。おいちゃんが続けて、カラオケを二人で歌って、ガチャピンピカチュウの着ぐるみを着て〜と説明する。「はっ??」「僕がガチャピンと、橘高君がピカチュウでー…」「はい?」喜劇が始まりました。筋少ライブ名物ゆるいコントの幕開けです(笑)。
細かいセリフは覚えてないですが、まあこんな流れで。オーケンがもう一度確認のために説明して、「おいちゃんがガチャピンでー。橘高君がムックでー。」「ピカチュウだよ。ピカピカー!」ふーみんが訂正すると、主に上手側の女子ファンからキャーキャーと声が飛ぶ。「そこキャーキャー言うとこじゃありません」オーケンがいなす(笑)。続けて「ムックはたつろうくんの所か〜。研次郎君がいるとこか〜それはカリガリ〜」カリガリとムックは先輩後輩バンドでセットなことを分かる人向けの高度ネタを入れて来るオーケン。この後も何度か繰り返して言ってたお気に入りネタなんですね。で、「ガチャピンでもなんでもいいです、…あなたたち、歳いくつ?」ふーみん「にじゅうよ」「設定はいいです!(ビシィ)」光速で止める(笑)。
ふーみんに向かって「47歳と、」おいちゃんは「49ですっ」47歳と49歳が金爆ぐらいの若いV系みたいにはしゃいで、歌ったのはなにかというとおいちゃんが「チェッカーズの『ジュリアに傷心』とー」ふーみんが「あと、ピンクレディーの『モンスター』を」「その辺は年齢通りなんだね」(笑)。
そうやって、歳を取ったミュージシャンっていうのは、好き勝手にやりだすよ。自分の家みたいにして。じゃあ俺も好き勝手やらせてもらうよー!とオーケンが言い出して、下手側に行くとスタッフからアコギを手渡される。「これから2時間弾き語りやってやるー!」それは勘弁してください。
そういってオーケンはジャカジャカ弾き出して、マイク通さずに記憶のおぼろげなハマショーのマネーを歌う。たたきーつーけてやるー
そしたらおいちゃんもアコギ持って、じゃあ僕も好き勝手にやると。アリスを歌うのかぁ〜?!(笑)アリスときたら黙ってられないふーみんが立ち上がった!アコギを渡されたふーみんがストラップをかけたぁ〜!珍しいー!「恥ずかしいぃぃ〜!」(※ふーみんは、エレアコをスタンドに立てて弾くか座って持って弾くかしか今までしなかった。ストラップをつけるとカッコ悪いというこだわりを持っているのだ。)「これ今日だけだからね」と断りして弾き出す。3人揃ってアリスやるの?揃って歌うのかと思ったら、思い思いにアリスの違う歌を歌ってる(笑)。おいおい。と思ってたら、/ちょっと待ったぁー!!!╲とスピーカーどこからか声が。ウッチー!!!!/ちょっと待ったぁー!!!╲「早くでてきなさいよ」ウッチー登場です!定位置につくと、アコギ持つ(笑)。おおおー!歓声があがる。4人揃ってアコギ持ってる図が面白過ぎる。「ウッチーもギターなの?」「僕もギター弾きたいんだよー」というやいなや、「♪あかとんぼーあかとんぼーおお〜」あのねのねを歌い出す。オーケンも揃って二人で「♪はねーをとったらーあぶらーむしー」「…合ってる?」フォークデュオみたいになってる〜ほのぼの。で4人でアリス?と思ったら/ちょーっと待ったぁー!!!╲えっ? 関西なまりのその声はー。まさか!
あじゃん様きたー!ちょっと大活躍じゃないですか。アコギ持つんだ!(笑)ドラマーなのに。でも似合ってるってオーケンが笑う。足を開いてポーズを取るあじゃん様、決まってる。「ジャーニーの今のボーカルに似てるよね」似てる!それで5人揃ってアコギなの?(笑)あじゃんはどこで弾くのー?とオーケンが、ドラム台にあがってと誘導する。「上から失礼しますぅー」ドラムセット後ろに立ってエレアコ持ってるあじゃん様(笑)。オーケンが嬉しそうに「いいねぇ、今度はX.Y.Z.→Aでファンキー末吉さんにやってもらいたい」と。それは末吉さんノリノリでやってくれそうですね。
5人でアコギ持ってるこの絵づら、面白過ぎる。なにこれ(笑)。オーケンが「筋少横浜フォーク村!」ってー!!フォーク村って坂崎さんのやってるやつですよね。(お台場フォーク村)
歌うのは「氷の世界」を、筋少カバーバージョンじゃなくって陽水さんのオリジナルを揃って演奏しました。オーケンが歌って、♪フッフー♪ってコーラスを他4人で。2番はウッチーが歌いました。かわいい〜!楽しい!これは全く予想しなかった展開にびっくり&大爆笑!筋少にはまだまだ引き出しが無限だなぁ、飽きさせることがないなぁと思いました!
曲終わって、演奏陣がセッティングを元に戻してる合間にオーケンがすかさず、「お客さんの表情が、これは私の求めてた筋少じゃない!っていう顔してた(笑)」と言って、「じゃあ、お客さんが求めてる筋少をやるぜー!」オーケンはアコギを持ったまま。オーケンにスポットが当たってジャンと弾き出す音に即、おおおおお!!!と歓声があがりました。
そのイントロは、そう、筋少の暗黒ヘヴィスラッシュ変拍子のあの名曲だー!!!「風車男ルリヲ」リリースされた当時より、弾けるようになったギターでオーケンが歌い出す。カウントが来る、ルリヲが来るぞー!
これだ、これを待ってたよ!っていう感じの気が観客から発せられるようでした。ドラムもバッチリでカッコイイ。あじゃん様の筋少愛を感じました。ほんとありがとう〜。おいちゃんが「首がないんだよ」のとこで人差し指を首にすっと当てる仕草をしてたのが痺れた!

筋少の王道鉄板曲で後半さらに飛ばしていきます!「日本印度化計画」ふーみんのピック蒔きはここでしたね。
続いては、きたきたきたー!横浜にあの男がきたー!とオーケンがあおるなかで嵐のように始まる「イワンのばか」ヘーイヘイヘイでコール&レスポンスするところで、まず全員でやってから次に2階ー!ってオーケンがやらせるんだけど「聞こえなーい!」っていう。おいちゃんも前に出て煽ってて、オーケンがその後にメンバーもやるんだよってみんなにやらせるんだけど、おいちゃんがマイク通さずにやってたら、オーケンに指摘されてて今度はマイクに向かってやりました。
そして、今度はエアーじゃなくて完全な「タチムカウ」とたたみかける!DDT両国大会ではエアーで遠くで見てて歯がゆい思いをしてしまったから、やってくれて嬉しかった。オーケンが後半に「みんなで歌ってくれー!」っていう事を言って、かかってきなさいー!って合唱しました。
なんかもう表現が難しいんだけど、筋少ライブの凄さと楽しさがぎゅっと詰まってて、みんなものすごいカッコイイ。
ありがとう、最後の曲です!とオーケンが言って「アウェーインザライフ」とラストには意外な選曲でした。これも中野ではやらなかった曲で、復活後の筋少を象徴するような曲だから入れてくれて嬉しい。もはや定番となったふーみんのローディー!に手をむけてローディー役みーやんさんが袖でぴしっと挨拶×2で、おいちゃんが微笑んでたのが印象的でした。
ドロドロと暗い重い曲も筋少の大きな魅力なんだけど、今の筋少の、人生後半のトホホだけど熱く前向きな感じっていうのも、魅力的だと思うし大好きです。

アンコールで全員登場して、オーケンが曲の前にMCしたか曲の後だかちょっと覚えてないのですが、3連休の中日で、筋少に来てくれてありがとうっていう感謝の気持ちを言ってたと思います。またこの日にオーケンが言ってた一番印層的だったのが、「筋肉少女帯は、1回1回のライブが命がけなんです!」って言ってたこと。最近のエッセイやインタビューでもよく言ってることなんですが、オーケンが元々運動が苦手なのに筋少はハードロックでも特に激しい部類に入るから、体力勝負だしいつまで体がもつか分からないと。努力もしているけれど、ちょっとしたことで怪我をしてできなくなっちゃうかもしれない。いうても50歳近くなると「精神論を言ってるんじゃないですよ、ちょっとこうやって(足をくじくような仕草をする)やっちゃったら出来なくなるかもしれないですよ」という事を言ってて、笑いながらも、すごくぐっと胸に来てしまいました。若い勢いだけで無茶して暴れるっていう時期はとうにすぎて、ベテランになって円熟期を迎えて、うまくこなせるようにはなったけれども、今度は衰えっていうのが避けられない。そこをどこまで行けるか、メンバーも、一緒に歳を取るファンも。人生の様々な出来事があって、何かあっていつライブに行けなくなるかわかりません。そう思うと切なくなって、1回1回をとても大事に噛み締めてありがたく思って、全力で楽しんで目に焼きつけて、楽しかった想いを記憶と記録に残していきたいと思うのです。

アンコール1曲目は「中2病の神ドロシー」最新曲をライブで何度でも聴きたい。ライブの楽しさと、バンドを好きで追い続けてるっていう気持ちが詰まってて、後半に向かってどんどん気持ちが高揚していきます。エンディングに╲神!/ってコールするのが嬉しい。ライブで繰り返しやって進化していきそうな期待が持てます。
もうすぐ終わりに近づいてしまうと寂しく思いつつも、めいいっぱい楽しもうと、地味な日常も歳なんかも忘れてライブのことだけで夢中になります。
釈迦」で弾けて、おいちゃんの撒くペットボトル水が綺麗に宙にまって、水滴がキラキラと輝いてた。25年も前から鉄板で、今も色あせなくて、きっとこれからもずっと輝いてる。
続けての「サンフランシスコ」も、大ジャンプするおいちゃん、ヘドバンしながら美しい早弾きソロ弾くふーみん、エディの激しく華麗なピアノソロ、ウッチーのうねって濃いベースソロ、いつまでも見続けていたい。終わらないで欲しいーって手を伸ばしてて、最後の曲ですとオーケンが言い出すかどうかってときに、おいちゃんがギターをチェンジしたのがデリンジャーで、そして手にしたE-bowを見た瞬間に分かって、そこでオーケンが「トリフィドーーー・・・」!!!!ああ、タイトルコールを聞き終わらない間に嬉しくて真っ白に吹っ飛んだ。
ありがとうー!って手を振る。横浜ブリッツで追加公演してくれてありがとうって感じで。新人ツアーで最初に演奏したのですね。その時は行けなかったけれども、繰り返しライブでやって6年の時を重ねて、今の筋少にとってかけがえの無い曲になったのだなぁと胸が熱くなりました。
河塚さんも大活躍で本当にありがとうございます!またたまに、長谷川さんとも交代で筋少をサポートしてくれると嬉しいです。
ラストはふーみんがギターを放り投げてアンプの壁を蹴倒すパフォーマンス!おいちゃんがステージ下に降りてきて、前のお客さん達と触れ合っててすごく笑顔でした。ウッチーとふーみんがはけるときに横並びで可愛らしくひょこっとお辞儀をしてました。オーケンはよく見えなかった(苦笑)
また筋少は予想を超える驚きで楽しませてくれました!感激で胸いっぱいでした。


モーレツ ア太郎
カーネーション・リインカネーション
日本の米
電波Boogie
バトル野郎 〜100万人の兄貴〜
アンクレット
モコモコボンボン
これでいいのだ
代わりの男
氷の世界
風車男ルリヲ
日本印度化計画
イワンのばか
タチムカウ
アウェー イン ザ ライフ

(アンコール)
中2病の神ドロシー
釈迦
サンフランシスコ
トリフィドの日が来ても二人だけは生き抜く