筋肉少女帯ライブ・過去日記アーカイブ(1989〜)

筋肉少女帯の活動履歴、ライブ感想などを記録したアーカイブです。(非公式)

*【筋少ファン日記のあゆみ】

*【2003年発行「筋肉少女帯の活動記録1979〜2003」無料DL】

(113ページ PDF書籍 ディスコグラフィー・ライブレポート)

筋肉少女帯@渋谷O-EAST

LIVE DVD発売記念ツアー「四半世紀中」

この日、12/23のリキッドルーム年内最終ワンマンが発表されました。なのでやっと胸をなで下ろしたところです。
毎年恒例になっているので、今年もあるだろうとファンは予想していたのですが、10月を過ぎても発表がなく、やるのかどうかと毎日ヤキモキしていました。
もう11月の東京ライブで発表がなければ無いだろう、きっと今日発表するに違いない。そう思って会場に来ました。
あっさり発表するかと思ったら、始まって最初のMCで早々にオーケンは「今日は東京での今年最終ワンマンです!」そうキッパリと言ったわけです。
最初は冗談かと思っていたのに、今年最後だからとオーケンが真剣に何度も言うものだから、すっかり信じてしまい、後半に発表されるまで、モヤモヤとしてしまいました。オーケンのいじわる〜!
そんな私の気持ちを含めつつ、でもやっぱり全てが最高に楽しくて、笑って叫んで、飛び跳ねて、みんなで歌った筋少ライブです。出来事の流れをざっくりと書きます。

日中に会場を含む近辺一帯で停電があったみたいで、おいちゃんがtwitterで戸惑ってました。メンバー揃うころには復旧したみたいで、開場時間の押しも数分で済みました。
O-EASTは昨年の6月ぶりで、前回は父の日ということでオーケンが観客にパパー!と言わせるMCをしてたなぁと思い出しました。2Fでも立ち見できて、下のフロアも段差や柵が細かくあるので、混み具合も大阪に比べると緩いなぁという印象が。がっついてない感じ。

KISSの雷神で開演、ステージにウッチーがきて、おいちゃんが来て、ふーみん、オーケン?あれ?なんか違う。あっ!あの人はー!
ヌンチャクアーティストの宏樹さんだ!たくましい肉体で華麗なヌンチャクさばきを披露してくれました。宏樹さんの後ろにゆっくりとオーケンが近づき、歓声と拍手の中で、宏樹さんからヌンチャクを受け取りました。
今日は宏樹さんのツイートで渋谷に来てるって書いてあって、まさか筋少見に来たのかなって思ったら、出てくれたのですね!


宏樹さんブログ 筋肉少女帯ライブにシークレット出演(11/18)

それで、これはDDTの時の流れと同じ?!って思って、タチムカウ1曲目〜?って思ったら、イントロは「パリ・恋の都」だー!(笑)オーケンが歌いはじめ「来たぜ渋谷へー!」って変えてきました。コーラスするメンバー、応えるオーディエンス、ヤー!ってかけ声みんな元気!
続いて「妖精対弓道部」おいちゃんが新衣装の黒ジャケットで右胸にエンブレムが”進撃の巨人”の軍隊エンブレムぽくてステキだなーと思って目がいってしまいます。ズボンもUSアーミー風のワッペンがいっぱいついててかっこいいなぁって。オーケンが勢いよく腕をふって観客を引っ張るように動いて╲バーサス!バーサス!/メンバーと客の息とリズムがぴったり合ってかけあう感じ。

最初のMCでオーケンが「ツアーファイナルだぜー!」えっ?ファイナルじゃないあと1本あるよ?╲名古屋!/╲来週名古屋!/さすが筋少の客はよく分かってる。「あああ忘れてたぁ〜」うなだれる(笑)。「名古屋のやつには言うなよ!」と言うが名古屋から来てるお客さんもけっこういるからね、早くもトホホっぷりを見せる。そこはすぐに開き直り「名古屋は追加公演だ!」ってことにする。
そこで、「東京では今日のライブが今年最後だぜ!」と宣言するので、╲えええー!!!/12月はー?と不満のブーイングが観客からいっぱいあがります。オーケンは、だからこそ今晩は盛り上がらざるを得ないじゃないのー?と言おうとして噛んで、大事なことを言おうとするとしくじると。
そこで私はちょっと、今年最後なのかなぁ?と信じかけて、寂しいなぁと思ってしまい、あまりオーケンの話が耳に入らなかったのだけど、たしか今年のまとめに入ってて、筋少ライブは今年何があったって話で、男性客からDDT!って声がかかったりとかして、あったねーって思い出してました。
オーケンはこの日は元気だよって張り切ってて、50の坂を超えるとバイオリズムの波があって、落ちるときと上がるときがあって今日は上がってるから元気だよ!と言う時に腕で波を作ってうねうねしてて、おいちゃんもマネして腕をうねうねしてオーケンと見合わせてそうそう!って同意してました。明日は何も予定がないから、今日は疲れて明日一日寝るんだーっていう事も言ってた(笑)。
みんな心合わせていくぞー!みたいな事で次の曲に繋ごうとしていたら、おいちゃんがギターのチューニングで下を向いて聞いてないので、オーケンがおいちゃんも一緒にやってよって言うと「チューニングをあわせてんの」とマイペース。オーケンがすかさず「心のチューニングを合わせていくんだよ!」上手く繋げた〜!

次の曲に入るときにオーケンが「キーなんだっけ?」ってふーみんに聞いてて「Cシャープマイナー」と答えると「Cシャープマイナー」言いながらエアーでギターのフレットを抑えて「わかるんだな(ニヤリ)」得意げに。これは弾き語りが上達したからですねー。昔のオーケンだったら全然分からないよぉ!って言ってただろうなと思って、変わるもんだと感心しました。

「仲直りのテーマ」から「ツアーファイナル」とふーみん熱血曲続きます。間奏時においちゃんがセンター付近まで出て、口元に手をそえて何か声を遠くに向けて叫ぶんだけど、何を言ってるかはいつも分からなくて、でもすごく笑顔で、きっと今日も騒ごうぜ!楽しもうぜ!っていう感じのことなんだろうなって思う。カウントをかけてからの、おいちゃん、ふーみん、ウッチーが3人並んで弾く高揚感と、ささっと定位置に戻って行くスムーズな流れがすごく好き。
ここでだったかな?曲終わりかけにウッチーのベースストラップが下の方から取れてガンと落ちてしまって、オーケンがビクッとして、曲終わってウッチーに大丈夫?って言うと「大丈夫大丈夫、よくあることだから」ウッチー動じません。「ライブの時って精神状態がおかしいから」とオーケン、興奮してて思考状態が平常じゃないってことですね。「ベースが落ちた音がした時に、マグロが落ちた音かと思った」なぜマグロに(笑)ウッチーが「マグロ解体ショー?」と言うとオーケンがぼそっと「漁港みたい(笑)」魚屋さんロックバンドの名前を〜。(ライブでマグロ解体ショーやって歌うのです)
その後しばらくの間ウッチーのベースのストラップがまた落ちないかと、スタッフさんが気にして調子を見に来てたのですが、大丈夫だったみたいです。外れたシールドのカールコードをブラブラさせて「ヌンチャク〜」ってやってたウッチーお茶目でした。

おいちゃんがギターをレスポールにチェンジするところで気がついたのかな。ストラトのネックの上側面、フレットマークのところ、青い光が並んでたように見えて気になった。反射板なのかLEDなのか?その後は確認できなかったので、今度また観察してみよう〜。
「香奈、頭を良くしてあげよう」おいちゃんが弦をこする音からイントロ、ギターの暖かくて丁寧な音を感じる。ステージ広く、ウッチーがゆらゆらしながら弾き、ふーみんはその向こう側で座ってアコギをシャッフルしてる姿がちらっと見えるだけ、どっちもよく見ていたいのだけど、どうしても仕方が無い。おいちゃんがニコニコと弾く姿と、その先にオーケンが気持ちよく歌う姿を見てました。

今年最後のワンマンで、12月はジュンスカとツーマンがあるけれどワンマンは最後だからってことをやたら強調してて、今年東京のライブに何度か来た人?と手をあげさせて、「固定客からいかに金を取るか〜」本心が出たって(笑)。リピーターを大事にしている筋少ということですね。
今年を振り返るトークでは、今年最初の所沢ホールライブがあったねという話から、╲おじいさん!/と男性客から声がかかる。最前列にいたホール主催者の関係者と思われるおじいさんを、メンバーがいかに乗らせるかっていうのにがんばってた話題になりました。そこからオーケンが、ある女性バンドのボーカルは、ライブでノリが悪いお客さんを見つけてロックオンして、乗らせようと頑張ることにしてるというエピソードを話したところ、じゃあ筋少もやろうかってオーケンとおいちゃんが並んで、誰にしようかと観客をどれどれ〜みたいに見回し出す。オーケンが、「長谷川さんにしよう」と言うと、おいちゃんが持ってるギターを銃のように持って長谷川さんをバーン☆ってやってたのが可愛かった!

この後オーケンが、先日オカルト紅白っていうオカルトビリーバーしか出ない番組の収録があって…と話しだす(あの「緊急検証」シリーズ番組ね(笑)また収録があったんだ)そこで話が出た「ラジャサン」という惑星があって、と宇宙オカルトの説明をしだす。長いのでポカーンとして聞いてる他メンバー一同、私はその昔オーケンがUFOの話をMCで延々としててポカーンとして早く曲いかないかな〜って思ってたことを思い出した(笑)。でもその時と違うのは、オーケンはちゃんと段取り決めてることですが。
惑星に触手があってー、それが地球を妊娠させるんだよ、地球は今妊娠中で、だから来年地球は出産するんだよー!(要約するとだいたいこんな内容だったと思う。聞きながら、先週人間椅子ライブで聞いた「太陽黒点」を思い出してた。これに近い内容だったんだなぁーと初めて気がついた。ムー系だったのか)
それでオーケンが、だから歌ってられないんだーうわ〜と叫んで下手側にはけていった。あっ、そういう流れだったんだ(笑)。

オーケンがいなくなってセンターの空いたステージにポカーンと残された3人。オーケン居なくなっちゃったから「歌う?」「歌っちゃう?」「歌おうか!」ってことで、大阪でもあったふーみんとウッチーが歌うコーナーだ〜!
スタッフがピックが貼られたマイクスタンドを運んで来る。でもこれまでのストレート状じゃなくてギターコーラス用と同じくアーム状になってる。ふーみんが近寄ってきて、ピックを取って見てあれ?って首をかしげる。おいちゃんが近寄ってきて、ふーみんが取ったピックを見ながら”おいちゃんの?”って感じで指をさす。
えっ!?まさか!!!おいちゃんがー!!!!
そこからどうなったか頭がどうかしちゃってたから細かいこと覚えてないけど、おいちゃんがマイクスタンドに向かって、長谷川さんがカウントして、何歌うのかって大阪で歌いたいって言ってた”世界中のラブソングが君を”じゃないのって思ったらわー!!!
「未使用引換券」!!!ぎゃー!オーケンが歌う普通の編成でもレア曲で十分嬉しいのに、これをおいちゃんが!そう、おいちゃんの曲で。このパンクっぽい速い曲を選んでくれて、センターでギター弾いて歌うのをすごく見たかったので、こんなにすぐ実現してくれるなんて嬉しすぎます! ヽ(≧∇≦)ノキャー♪かっこいい!興奮しすぎて頭降って、よく見たいのにちゃんと見れてなくて、ふーみんが下手側にずっと居てふーみんも見たいけどおいちゃん見なくちゃ!って焦ってて、ああもう一度じっくりと見てみたい!と後でずっと思ってた。来週またすぐやって欲しい!おいちゃんの歌声って意外と太くて低めで、喋るときのホワンとした感じとギャップがあるのが、また素敵なんですよね。
ラストはふーみんが下手側からセンターに近づいて、おいちゃんと顔見合わせて笑顔で弾きまくり♪カッコ良過ぎですー!

おいちゃんが歌い終わり、次はウッチー?オーケンがまだ帰ってこないので「あのきちがいがまだ戻ってこないね」ウッチー平然といいのける(笑)センターに近づいてマイクを取り「日本の米!」あっ、モコモコボンボンじゃないんだ。知らないのか〜っていうお決まりの前振りを3人でやる。ほのぼの。
今度は3人でと思いきや、センターを3人で順番に入れ替わり立ち代わり歌うっていうスタイルになりました。最後の方でオーケンがニヤニヤしながら歩いて来るが、後ろにいて、締めはなんと!センターマイクにウッチーとふーみんが近づき、ふーみんが前に出てギターを弾いてるおいちゃんをちょっとちょっとと手招きで呼び寄せる。そして、3人がくっついてマイクに向かって「き・み・は!!!」なにこれ!可愛過ぎるでしょ!!!
オーケンの「米歌いたくない」から3人ユニゾン日本の米ときて、何度かやってここまで展開するとは〜。だから筋少ライブは面白い!逃さず見たいって思っちゃうんですよね。

この後オーケンが感心して「3人でやっていけるよー。」なんて言ってたけど、やっぱりオーケンには居てもらわなきゃ(笑)。序盤で元気だって跳ねてたオーケンですが、はしゃぎすぎて疲れちゃったとかへこたれてる。こうやって、3人がそれぞれセンターで歌うコーナーがあると、オーケンもちょっと休めるし(ひっこまなくても今後ギター弾いてもいいかも!)3人違う個性ある歌も楽しめていいですね。

オーケンが戻ってきて、「これでいいのだ」では、中間のバスドラだけでコール&レスポンスのパートで、珍しくフロアを左側、真ん中、右側と分けてイエーイ!ってやらせてて、2Fもあるので上と下とでも。昔のホールライブみたいと思った。EASTは縦柵が2本あるので、分かりやすく別れてるんですね。オーケンが、フロアの真ん中にいる人達を、真ん中に来る人は”私が私が”って前に出るような人だとか分析する(笑)。
最後はもちろんタオル回しで!

この後はみんな楽器を下ろしてトーク。おいちゃんのほうにスタッフから椅子が運ばれてくるが、おいちゃんがまだだよっていう感じで手の平で止めていったん下がってた。
オーケンが、今回のツアーのMCでは「お金貸して」の話と「シャワーの水圧」の2つだけで持たせたっていう、それだけでよくやったねぇ〜とか言う。これはどっちもすかんち対バンの名古屋ライブからですね(笑)。名古屋でネタが生まれたんですね。オーケンが名古屋でホテルに財布を忘れてステージ上で「お金貸して」の発端からトークネタ(詐欺になる)に展開するまでを説明しました。
「水圧」は今回ツアーのキーワードになりました。ここから橘高さんの弾丸トークが始まります!
東京ワンマンのために橘高さんがいきさつを超早口で説明して、さらに俺は決めたんだよ!ツアーで各地ホテルに泊まるから、シャワーの水圧ミシュランを作ろうって言い出す(笑)「星三つか土下座の二択だ!」出ましたふーみんは0か100かの人生だから。それじゃ極端すぎますって(笑)。話には出なかったけど、先週ちょうどX.Y.Z.→Aで東北ツアーに行ってきたばかりなので、現地のホテルの水圧はどうだったのかなぁ?ふーみんはきっと支配人呼んでチェックしてたんじゃないかなと私は想像してたので、きっとその経緯からミシュランを思いついたんじゃないかなと思いました。
オーケンに「あなたそれはクレーマーですよ(笑)」「クレーマーじゃねーよっ」「クレーマークレーマーなんつって」オーケンのアラフィフ映画ギャグでした。
ふーみんが熱く語り出すと、隣の立ち位置のウッチーがおいちゃん側に逃げて、おいちゃんもあー始まった、休むかぁみたいな感じでエディブースに行こうとするが、ふーみんが「俺の話を聞けー!!」呼び止める(笑)これマンガで描けたら面白い図なのになぁ〜。地団駄ふんでプリプリ怒る感じのふーみんが可愛いです。
たしか、そこからオーケンがエディと長谷川さんの紹介をして、エディが「ホテルの水圧は低い階に泊まった方が上の階から水が流れるから強くなる」といった話をするが、ふーみんが「支配人が9階に泊まらせたんだよ!」と言うとオーケンが「それは陰謀論だね、メタルの人は陰謀論好きだよね」そこで納得して笑って頷くふーみんだった。意外とオカルトとメタルの親和性がある一面でした。北欧のブラックメタルのイメージが陰謀論好きなのかなぁ?と思ったりして。
結局そのままウッチーとおいちゃんは下手側からステージをはけていってしまう。オーケンは「内田さん戻ってきてくださいよー。聞きたいことがあるんですよー」おいちゃんはこっそり戻ってきて、エディブースの横の椅子にちょこんと座る。「そのうち戻って来るんじゃないの」ふーみんが言って、そうですねと諦めたオーケンが「椅子持ってきてくださーい。座ろう座ろう、スワロウテイル。なんだっけ?」╲映画ー/お客さんからネタの出所が解説される(笑)さすが筋少ファン。他にもアンコールかな?、流れ忘れたが唐突にウルトラセブンのモロボシダンのセリフ(宇宙に帰るくだり)を言い出した時にアンヌのマネして╲ダン帰らないでー/ってすかさず声かけた女性ファンもさすがだなぁと感心でした(笑)。

ウッチーは戻らないまま、おいちゃんとふーみんはアコギを持って、オーケンは「良かったらみんなで歌ってください」と優しく言って「ベティーブルーって呼んでよね」
わっ。こう来るとは思わなかった。今ツアーで初めて入れてきたちょっとレア曲。こうして同じツアーでもちょっと変えて来るから、やっぱり来て良かったなって思うんですよね。サビの盛り上がるところはオーケンとおいちゃんが歌ってうっとりニコニコと聴きました。
曲が終わるとそっとウッチーが戻って来る。おいちゃんだけ椅子に座ったままでストラトにチェンジして、リズミカルに指弾きをする。「パノラマ島へ帰る」大阪ワンマンに続いて東京でもやってくれました。ふーみんはドラムセット台の前に移動して座り、セッションでアドリブをするようにギターを鳴らします。シャンソン歌手のような雰囲気を出して歌うオーケンと、ベテラン風格漂うウッチーのゆったりした動き、メンバーがそこにまるで旅の船の上のステージで演奏しているかのよう。”青い月夜に緑の色の…”と歌うとき、ちょうどステージのライトの上が緑に光って照らされたのが印象的でした。
続いて、「生きてあげようかな」へ。空が青く雲がぽっかりと浮かぶ風景が見えるようで、おいちゃんが遠くを見渡すような視線で、軽くその場でステップを踏みながら笑顔でメロディを弾く。オーケンも空を見るかのように斜め上を見渡して歌っていました。ふーみんは座ってアコギをシャッフルしながら、間奏でラララ〜と優しく高めの声でコーラスします。オーケンがみんなで歌ってというように手を広げると、みんな歌って合唱になって、ほっこり暖かい雰囲気に包まれるようでした。ふーみんが手を左右にふって観客に促していたので、手を振りながら自分の指のむこうにおいちゃんが見えるのを嬉しく思いました。

ゆったり曲コーナーでうっとりの後は、いよいよ終盤の激しいコーナーへの前ふりでオーケンのMCに。帰ってきたウッチーに、さっき聞きたかったのは、大晦日に「のほほん学校」でカウンダウンをやろうと思うんだけども、内田さん出てくれる?っていう出演依頼をそこでするか(笑)。「う、うん」ウッチーがきょとんとして答える。やったー!今年も大晦日のほほん、しかもウッチーが出てくれるなら絶対に行きたい!
それからオーケンは今年最後の東京ワンマンである事をひときわ強調して煽る。真剣に言うので、冗談じゃなくてほんとに年末ワンマンやらないんだ…ってここで本気で信じてしょんぼりしてた。そしたら、あれ、下手側からスタッフが腰を落として駆け寄ってきた。手には1枚の紙が。これは、まさか、やっぱりそうだよね?!
オーケンが紙を受け取って読み上げる。「年内最終ワンマン、12月23日リキッドルーム!」「毎年恒例だね(笑)」とふーみんが微笑む。なんだー!やっぱりやるんじゃーん!発表するの遅いよーもうー!うわーん!って半泣きだった。
オーケンが、こういうのは普通、サプライズで後ろに(ステージの壁に)ババーンって出るんだよ。しょこたんのライブでも(※オーケンが11/4にシークレットで出たZEPP大阪のしょこたんライブ)そうだったのに、「俺らは紙切れ一枚だよ!」と呆れる。「そりゃ、お金貸してっていうよ!」
以前私が同じO-EASTCreature Creature見た時は、フロア側の壁にスクリーンが下ろされて新曲PVと発表があったので、開演前にここの壁のスクリーン使わないかなぁと思ってたのだが。やっぱり無かった(笑)。今回はウッチーのちょっと待ったぁ〜!でもなかったですね。年内最後なんだったら、今日売り切れなかったんだったらもっと前にそう発表したら売り切れたかもしれないのに。とも思ってたので、そこまでひっくり返すとは思わず、私の読みが甘かったです。もうこの手のオーケンのMCは信じないぞ〜。
さらに、もう1つ発表が!「1月24日金曜日、ここO-EASTで、VS、BABYMATAL!」えっー!あのナッキーが関わってた、メタルアイドル!とうとう筋少もアイドルと対バンが来たかぁ〜。今年はフェスに出てたりして、BABYMATALの人気がぐいぐい来てるんですよね。「チケット争奪戦になるぞ!」とオーケン。ふーみんが「おまえら頑張って取れよ!」まじか〜? Σ( ̄□ ̄; )

がっかりから一転、大喜びではしゃいだんだけども、BABYMATAL対バンで早々に1月からなんて全く想定外で、しかも金曜日で、ああその日の調整をどうしよう〜と頭が働いてしまって、その後オーケンが何を言ってるか頭に入ってこなかった。
釈迦」ここで!?本編最後でもアンコールでもなく、珍しいなと思った。おいちゃんの撒くペットボトル水と、ふーみんの撒くピックの雨が空中にキラキラと舞う。
「ハッピーアイスクリーム」では、感想でおいちゃんが前に出てきて激弾きしてたのがすごいカッコイイ!続く「レセプター」復活後曲の中でも特にオーディエンスの動きが激しい。この2曲続く流れはコアファン好みですね。下手側前方はこれまでずっと押し緩かったんだけど、ここに来てぐいっと詰まりました。
「飛んで、飛んで、飛べるのか、サンフランシスコまで!」というオーケンの叫びを聞き、長谷川さんが笑顔で入りのドラム叩くのを見た。おいちゃんが大ジャンプして、あとはもう光るステージで4人が右へ左へと動き回る「サンフランシスコ」気がつけばエディのソロパートに、下からひざまずいて両手で捧げるポーズをするふーみんに、私もふーみんの真似して捧げる。続くウッチーソロに、両側からおいちゃんとふーみんがウッチーに向けてヒラヒラ〜☆って手をやってたその図が可愛すぎる!
わっと大騒ぎのままの状態でメンバーがステージをはけていき、あっもう本編終わっちゃったんだと思った。まだまだ物足りない!とばかりにアンコールの拍手がすぐにかかりました。

(アンコール)
オーケンをのぞく3人が戻ってきました。楽器を持たずにしばらくトーク。ふーみんから改めて告知をしますということで、さきほど発表された12/23と、1/24の対バンライブを説明。ウッチーは自分のiPhoneを見ながらスケジュールを見ていたみたい。ふーみんが「また会えるね!」と言うと、おいちゃんも「会えるね (^_^)」と笑顔。ウッチーも続けて「会えるね!」と力強く、ちょっとおどけた感じがウッチーらしいです。
筋少デビュー25周年イヤーは来年もまだ続き、6月22日からなのであと半年あるからね。とふーみんが言ってくれました。ここ毎年ずっと3月末からスタートだったから、1月からなんてますます精力的ですね!
ツアーはオーケンが今日がファイナルで名古屋は追加公演だと言ってたけれど、信じないように(笑)。ということで、まだ四半世紀中、航海の途中です〜…ということで。12弦アコギをおいちゃんとふーみんが持って座り、ウッチーは立ってベース弾きます。「航海の日」始まる時においちゃんとふーみんが顔を見合わせて、そっちからどーぞ、いやそっちからどーぞみたいに譲り合って手を出してた(笑)。
今ツアーで初めてのインスト曲ですね。区切り的な感じでブリッジみたいな効果で使われる気がします。私にとっては思い出深く懐かしく、生演奏を聴けることが幸せです。最後のほうでおいちゃんとふーみん、ギターの弦にピックをこすって効果音を出して、とても嬉しそうな表情をしていました。
演奏が終わるとオーケンが戻って来て…現れたとたんに大爆笑。ピンクのよだれかけ付けてガラガラを持っている。このまま声変えて喋るのかと思いきや、赤ちゃんやる気が抜けたというオーケンが、アンパンマンの話をしだした。アニメのアンパンパンも25周年、先日お亡くなりになった作者のやなせたかし先生はオーケンと同じ2/6生まれです。(ほー。と感心の声があがる)真剣な顔してオーケンが「何の為に生まれて、何のために生きるのか。」アンパンマンは正義のためだというが、正義っていうのは不確かなもので、バイキンマンのほうがよっぽど目的がしっかりしている。いつもドキンちゃんがして欲しいことの為に行動している(笑)。でも、ドキンちゃんしょくぱんまんのほうが好きなんだよね、やるせねぇなー。筋少の曲みたいだよということで。やなせ先生の最後のインタビューをテレビで見たよといってマネをして「アンパンマンは今大変だ、でも私はもうしぬ〜」とか言ってた?

繋がりを忘れてしまったが、オーケンいちおうアバババ〜と赤ちゃんになって「踊る赤ちゃん人間」長谷川さんのバスドラの迫力がすごすぎて、腹の底から響いて来るようだと驚いた!
そして「イワンのばか」エディがスタスタとおいちゃんのマイク前に出てきて、両腕を拳にしてクロスさせて仁王立ちしてたのがカッコ良かった!そしてふーみん側へ移動する。そこから戻ってきた時にどうやらふーみんピックが1枚取れてエディの手に入ったらしく?次の曲の前にエディがふーみんの所に駆け寄って、わざわざピックを返してあげていた(笑)。
イワンの間奏のところでオーケンが何か煽るように叫んでるんだけども、ギターの音が大きくて何を言ってるのか聞こえにくかった。全然違うかもしれないけど、私はオーケンがとても喜んでオーディエンスに感謝を伝えているように受け取りました。
その前のMCでオーケンは、たしか観客に向かって、東京のライブにだいたい来てる人?って手を挙げさせてて、仕事とか大丈夫?って伺ってたり、筋少に会うために風邪直してきたのかー!って言ってたり、みんなライブをすごく楽しみにして来ていて、筋少で楽しんで癒されてるんだろうという事を言ってたような気がするんだけど、はっきり覚えてないから違うかもしれないけど、私はこの時そう感じたんだって事でいいと思います。

もう最後の曲、ドロシーやってなかったからここでやるのかな?って思ってたら、オーケンがなんと「意外な曲だ!歌って踊って、ラップのようなものをするぜー!」と言えば、えーっ!?あの曲しかない!
「ワインライダーフォーエバー」がなんと、初のラストソング、トリ曲に!すごく意外でした。始めはおそるおそる手探りでやってたのに、回重ねるごとに楽しくなってフェスでも定番になって、とうとうトリになったんですね〜。
ウッチーがセリフを入れるときの”シザーズ!”と言ってから目の横でピース☆するの可愛過ぎる〜!(後でウッチー前にいたファンの方に聞いたら、ドラクエXに出て来るダンスのマネらしいです)
するとオーケンが「ウッチー!」って言って、続けてメンバーのセリフに「ふーみん!」「おいちゃん!」と声かける。オーケンがセリフのときはふーみんが「オーケン!」って言ってました。
おいちゃんが前に出て両手を広げてみんなで╲なにを!!/と観客のかけ声も大きくばっちりと揃います。そしてメンバー4人全員で「クランクアップ!」と声揃えるところが何より嬉しい。曲終わりは、いつもはジャジャジャンと止まるところを、今回は止まらずに大きくならしてかき回します。

楽器を下ろしてご挨拶するときにかかりだしたBGM、なんだろう?って思ったらジュンスカだー!「Let'Go Hibari-hills」ですね。いつもなら早めに帰ろうとするオーケンもステージにしばらく留まって、曲に乗ってニヤニヤする。おいちゃんがはしゃいでマイク取ってノリノリ♪そしてサビで「レッツゴーヒバリーヒルズー!」って歌う(笑)これは私も思わず歌っちゃった。次のO-EASTではジュンスカと対バン、”25年目のバンドブーム!”ってことで、どんなセッションが聴けるのか楽しみです。

今回は不安にさせておいてからの、ひっくり返されたから動揺してしまったけれど、最後はいつものように、見るたびに楽しませてくれました。この日だけの選曲が驚きと感激でしたし、MCも必ず毎回変化があり、ツアーで話が展開していきます(笑)。筋少は今、最もバンドとファンが幸せでいい感じで進んでいってるなぁーと思います。今年の締めくくりもワンマンライブで盛り上がり、きっと来年も楽しく進んでいけることでしょう。

※おまけ 映画出演?!
アコースティックコーナーに入る前のMCで、オーケンが「筋少に映画出演のオファーが来たんだけど、スケジュールが合わなくてできなかった」とのこと。オーケンにだけじゃなくて筋少メンバー全員らいくて、しかもセリフなどもあったらしくって、どんなものか気になる!演技といえば「サボテンとバントライン」のPVで演技して下手だったよね〜(笑)と、おいちゃんと恥ずかしそうに笑ってました。
演技じゃなくて、筋少もB-Tみたくツアー密着ドキュメンタリー映画をやって欲しいので、いつか実現させてください〜!


パリ・恋の都
妖精対弓道
仲直りのテーマ
ツアーファイナル
香奈、頭を良くしてあげよう
未使用引換券
日本の米
これでいいのだ
ベティーブルーって呼んでよね
パノラマ島へ帰る
生きてあげようかな
釈迦
ハッピーアイスクリーム
レセプター
サンフランシスコ
(アンコール)
海の日
踊る赤ちゃん人間
イワンのばか
ワインライダー・フォーエバー