筋肉少女帯ライブ・過去日記アーカイブ(1989〜)

筋肉少女帯の活動履歴、ライブ感想などを記録したアーカイブです。(非公式)

*【筋少ファン日記のあゆみ】

*【2003年発行「筋肉少女帯の活動記録1979〜2003」無料DL】

(113ページ PDF書籍 ディスコグラフィー・ライブレポート)

ON AIR EAST 「『ステーシーの美術』&『キラキラと輝くもの』売り上げ倍増ライブ!本気でしょ」

久しぶりの筋少ライブ!わくわくしながら迎えたこの日は、朝起きて筋少オフィシャルホームページを見たら、なんと書き込みページにこんな事が。「ファンクラブインフォメーションを聞くと、なにかいいことが起こるらしい」と。速攻電話をかけると、「今日、ON AIR EASTで2時頃に入り待ちすると、なにかいいことが起こります」という留守電が。オフィシャルFCで入り待ち推奨するか?普通(笑)
というわけで、急遽入り待ちすることに決定(笑)久しぶりだなー入り待ち(^^;5時ごろ行こうかと思っていたところを早く出ることにして、2時ちょっと前ごろ会場につくと、いますいますファンが2、30人くらい、たくさん取り囲んでます。何が起きるのやら?と遠巻きにして見ていたら、会場前の道路の向こう側から、中型くらいのバイクが見えて、とともに歓声が。オーケンだー!バイクの後ろ席に座ってます(笑)運転しているのは、マネージャーのまいち君。いつもの黄色いブルースリーの衣装で、でもってオーケンもちゃんと衣装なの。(イートマンのコスプレのです)バイクは会場正面入り口につけ、フルフェイスのヘルメットを脱ぐと、ちゃんとメイクもばっちり(笑)「きゃーおーけーん」とファンから声があがると、オーケン手を上げてこたえる!そしてすぐにスタッフにかこまれて入り口に入っていきました。ちゃんとカメラマンもいて、写真までとってました。どうやらこれだけだった様子(笑)ちなみに翌日は入り待ちしてないので分かりません。

この日は台風が近づいていて、3時くらいになると雨が降りだし、会場時間直前の5時くらいからは、だんだん雨風がはげしくなり(;_;)整理番号順に会場入りが始まるとさらにひどくなり、しかも庇になるところが全くなし!待っているあいだに靴の中まで水が入ってきて、なのにいっこうに入れるきざしなし。もうがまんできなくなり、開演時間まで喫茶店で時間をつぶすことに…(;_;)会場前には、お花がたくさん届いていたのに、雨に吹きさらしでなんだか残念でした。

でもとにかくライブ!台風なんかに負けてられません。開演時間直前に入ると、スタンディングの会場、けっこうだだっぴろいところですが、たくさん人が入ってる!このON AIR EASTは、ステージも広くて筋少にはぴったりの会場ですね。橘高さんのマーシャルアンプも、いつもより多いみたい(^o^)ステージのバックには、アルバムステーシーの美術』と『キラキラと輝くもの』のジャケットの特大の垂れ幕が並んで飾られていて、この2枚の間に『ステーシーの美術』の目マークのオブジェがあります。なかなかいい感じ!

おなじみのクリムゾンのSEが流れると、会場は急にすごい歓声!まさに待ってました!とばかりに、みんなが筋少を楽しみに待っていたことがわかります。メンバーがひとりひとり上がってくると、歓声もさらに大きくなります。1曲目が始まる瞬間、いつも一番ドキドキしますね。
一曲目は「サンフランシスコ」!これできましたか!久しぶりに筋少のライブが見れて、嬉しくてしかたなくて、ライブ中の私の顔って一番嬉しい顔をしているなーと思いました。この1曲で、会場が一気に筋少の世界に引き込まれていく感じです。
オーケンのMC、開口一番は、やっぱり「最近どう?やってる?」ではじまり(笑)なぜなんだかいきなり「ごっつあん!ロックは相撲だ!」などと言い出し、この日は終始言い続け、「イエー!」のかわりに「ごっつあん!」で、「俺たちが筋少力を与える、そうしたら『ごっつあん!』と言え!逆におまえたちが筋少力を俺たちに与えれば、『ごっつあん!』と言うぜ!」などと、かなり強引だが、オーケンの言いたいことはよくわかる(笑)それで「ごっつあん!」と返すお客さん(男性が多い)がいるのはえらい(笑)そうやって、すぐに会場を引き込みまとめるところがオーケンのすごいところかな。「ファンとアーティストとは「関取」と「タニマチ」の関係だ」と言うのもおかしいがなるほど言い当てているかも(笑)
曲は最近ライブで好評の「小さな恋のメロディ」、最新シングル「タチムカウ」と続き、なんと久しぶり「銀輪部隊」をやってくれました!「ステーシーの美術」からの選曲ですね。力強いベースラインとドラムのリズム隊が全体をしっかり支えてすごく気持ちいい。そして中盤から入るオーケンのセリフ(本を取り出して読む)が曲のほとんどを占めるが、これがまた筋少ならではのすごさがある。ギターが一時抜けて静かに始まり、セリフが進むにつれ、気がつくと聞く者はもうその物語に吸い込まれてしまっている。そうしてクライマックスに向けてどんどん加速し、オーケンの叫びで一気にはじけ、橘高さんのギターが泣くようにうなりをあげます。高揚感がわきあがり、最後の掛け声はより一層盛り上がり、会場を沸かせました。ライブでほとんど演奏したことがないにもかかわらず、がんがん拳を上げてる観客の反応がすごい!もちろん、曲が終わったあとはすかさずオーケンも客も「ごっつあん!」でした(笑)

ここで、なんと「ニューアルバムが出る!」という重大発表が!!「何月だっけ?おいちゃん」と本城さんにふるオーケン。…10月だそうです!おおー!!と会場は大盛り上がり。嬉しいですよね。そして、「タイトルは…いや、やめとこっかなー」とじらすオーケンに客は大ブーイング(笑)するとオーケン、「マーキュリー(レコード会社)の◯◯さん、いい?」と2階の関係者ブースにふると、その方、手で大きく丸をしてOKをしてくれました(笑)「タイトルは、思わせぶりです。『最後の聖戦』…えー筋少って解散しちゃうのー?おーつきさん、中途半端なタレントになっちゃうんだー。」…と、声を高くしてファンの女の子のまねをするオーケン(^^;こんなこと言ってるうちは解散しませんな(笑)かっこいいタイトルで、楽しみですねー(^_^)

続いては、「筋少の曲で、みんなで歌える歌はなんだー?」と問いかけ、「『イタコLOVE』だっ!」この曲は、演奏なしのボーカルから入るので、ライブではいつしかオーケンのふりから観客全員で合唱するようになってる曲なのです。今回は、オーケンの歌なしで「さんはい、」と歌わせようとしたのですが、どうにも合わず(笑)2回目でやっと入りました。この曲はおなじみ、本城さんがギターを外してマイクを持ちコーラスを取るのですが、今回ももう最初っから広いステージをすみからすみまでかけまわり、ペットボトルの水を撒きまくってくれます!
終わると、オーケンを残して他のメンバーはステージを降ります。そうすると、筋少ライブ恒例オーケンの長いMCへ入ります。今回はCMの声をやっているという話からはじまりました。「聞いてみたい?聞いてみたいでしょ!」ということで自ら披露してくれました。「はい、目を閉じてー。安室ちゃんがいます。『ほーわいとせれくしょーん!』(車のCM)」会場、わーっと湧きます。続けて、「はい、宇宙人がいまーす。『え・ぬ』『え・ぬ』『…おれだけしゃべってない?』(携帯電話のCM)」おおーいっしょだー本物だー(笑)なんだか嬉しいぞ。
そして、話題は今年の夏もCMに出るぞ!という話になり、なんと「ナムコワンダーエッグ2(遊園地)」の今年の夏のメインキャラクターにオーケンがなる、ということで、ナムコワンダーエッグ2の園内には「トゥルー・ロマンス」が延々とかかるらしい。会場大爆笑。本当か?!正気か、ナムコ?園内にずっと筋少の曲が…おかしいかも〜(笑)さらにそのCMもあるそうで、題して「大槻ケンヂのゾンビナイトフィーバー」(なんじゃそりゃー(;_;))たくさんのゾンビが出てきて踊る中にオーケンが現われ、「ゾンビに、しちゃうぞー!」と言うらしい。しかもポーズ付(笑)そのポーズも2パターンあるらしい。「ゾンビに、」で手を開いて指を全部くっつけ、手の先を突き上げるように両腕を左斜め45度に上げ、「しちゃうぞー!」で右腕をそのまま平行にくるぶしあたりまで下げる。そのとき左足を曲げ右足の後ろに下げてクロスさせる。文章で書くと大体こんなもんかと思います。もう1パターンは忘れてしまったが、とにかく変なポーズである(笑)本当にやるんかー?
続いてひとりひとり呼び出すメンバー紹介では、「ベース、内田雄一郎!」と紹介すると内田さん、一言「ゾンビに、しちゃうぞー!」とポーズ。ああ、うっちー。(^_^)ここでは最近「お題」を設けてオーケンが登場するメンバーひとりひとりと会話します。たしか「子供の頃みたテレビは何だったか」だったかな?もしかしたら2日目だったかもしれない…。本城さんが何だったかちょっと忘れてしまったが、橘高さんは大阪出身だけあって、宝塚の番組があったとか。そして「ノックは無用」(横山ノックですな)の番組内だったかで「奥様魅惑の変身」とかいうコーナーがあり、プロのメイクさんとかが一般の奥様を美しく変身させる、という内容だとか。「(宝塚と含めて)それで大阪人はみんなメイクが濃いんだよ!」と橘高さん。そんな説得って一体…(笑)続いて太田さんは「やっぱり、ウルトラマンとか、仮面ライダーとか…、あ、『ベルトクイズQ&Q夏休み子供大会!』あれ出たかったんだよなー。見ながらこれ俺全部解けるよーとか言って」あ、あったかもー『ベルトクイズQ&Q夏休み子供大会』って(笑)最後に内田さん。「内田は?」と聞くと急に、手を叩いてリズムを取り出す内田さん。そしてオーケンも同じく参加しだし、歌いだす二人。「(リズム)ん、ぱん、ん、ぱん、…しっこもーら、しっこもーら、…… 『オー!しっこもーらーしーたー!』」うう、絶妙のタイミングで合う二人(笑)「…はい、説明はなしね。」とオーケン、解説せずに次の曲紹介に行ってしまった…。そして何かオチに困ると「ゾンビに、しちゃうぞー!」で強引に落としはじめるオーケンであった。

5人全員そろってマイクを持つとおなじみ「じーさんはいい塩梅」続いて橘高さん、本城さんがアコースティックギターを取り出し椅子に座ります。「青ヒゲの兄弟の店」は本城さんが水戸さんのパートを歌ってくれました。素敵!(^_^)
同じ構成のまま「ベティー・ブルーって呼んでよね」では、橘高さんが本城さんのカウントで入るところを2度も間違ってしまいました(笑)続けて内田さん、太田さんが入り「冬の風鈴」バラードでぐっと盛り上げます。

ここから後半戦。「バトル野郎」「印度」「再殺部隊」そして、ゾンビに、しちゃうぞー。の「トゥルー・ロマンス」と、新旧定番曲おりまぜてがんがんと飛ばしていきます。トゥルー・ロマンスの最後のコーラスは、なぜかマンガの長老が持ちそうな杖を取り出し左右に振るオーケン
続いてのMCでは、なんでかダンス(ともいえない)をしだすオーケンに??と思っていたら、次の曲「サーチライト」でゲストに2人組の女性ダンサー(「ムイート・ボニータ」というバンド内のダンスユニット「ムイート・ボニート」という名前らしい)を迎えて、オーケンの両隣で軽快なダンスと、コーラスをしてくれました。きれのいい手のふりがなんともいえない(^ ^)筋少はいつも男性ばかりだから、めずらしくて新鮮でいいですね。前回パワステのライブでは、「次のサーチライトではMAXが後ろで踊るぞ!」と言っていただけあって、さすがにMAXじゃないけどダンサーを付けるなんてにくい演出ですね。良かったのでぜひまたやって欲しいです。
サーチライトが終わるとその余韻を味わう間もそこそこにすぐに「戦え!何を!?人生を!」がはじまります。観客、メンバー同様に体力を振り絞り集中するところですね。これで本編は終了。

アンコールでは、まずオーケン一人で登場し、8月のソロの後筋少アルバムが出たら、全国ツアーが始まるという話をしてくれました。これも嬉しいニュースですね!全員出そろったところで「僕の歌を総て君にやる」そして、『やっぱり最後はまたアレなのね。でもアレがいちばんね』とまたファンの女の子のまねをするオーケン(笑)筋少の定番曲「釈迦」でしめくくりました。
オーケンのMCは最初はお相撲だったのに、なぜか最後はゾンビにしちゃうぞー、でしたね(笑)
今回は、筋少の久しぶりのライブ、そしてアルバムツアーでもない単発ライブということでファンとしてはとても嬉しかったですし、嬉しいニュースも多く、筋少ライブの楽しさと、その健在ぶりと今後の期待をアピールさせるライブでした。