3月以来のしかもレコ初ライブ。期待せずにいられません。しかしまた雨だ…。武道館もそうだし雨男は誰だっ。
リキッドもかつてのパワステのようにホームグラウンドの箱となってきましたね。
中ほどの柵前につけて開演をじっと待ち。開演SEはキッスでグワッっと熱が上がります〜。メンバーが並んでシルエットになり登場し1曲目「心の折れたエンジェル」すでに初回の新曲発表ライブよりも断然盛り上がっています。続いて「ドナドナ」
まずはオーケンから「シーズン2買ってくれたか?」とニューアルバムの話題から。「あのジャケットをレジに持っていけるのはコアな筋少ファンだぜ!」アマゾンでも買ってくれたやつも、あのジャケットを家に置けるのはコアなファンだと言ってました。ファンなら壁に飾ってるんだろう〜?と言ってたが(笑)
どこへ行ってもアウェイな筋少ですと、最近はお気に入りフレーズのようです。今日はホームですけどね。今回のツアータイトルが「特別な筋少ツアー」ということで、何が特別なのか?というポイントだがとMCをメンバーにふる。「何が特別なのおいちゃん?」→普段やらない曲をやるんじゃない。うわー!と歓声があがります。内田→エディの頭が特別。頭逆立ってました!デビュー当時の髪型です。バクチク!と言われてたw
そして橘高→大槻が歌詞をまちがえないかも(ニヤリ)いい落とし方だー!さすがー
間違えないかもしれないぜとオーケンもちょっと自信ありげ?特別といってもゲストとか出るわけじゃなくて、いつものライブだぜ、間違えようがないあれだということで、「日本印度化計画」これはド定番。オーケンもわりと歌詞間違えてなかったなーと関心。
新曲から「ロシアンルーレットマイライフ」来ましたっ。ライブでかけ声予習してねと強く言ってたのでうまくできるのか、ちょっと緊張した。序盤、橘高さんと本城さんの表情がかなり真剣に見えたし。始まってみればもうすごい、これ初回なの?ってくらいバッチリ!私も間違えなかった。後半、本城さんの笑顔が見えたよ〜。ラストのコーラス、やるの?と思ったらやった。オーケンがコサックダンス風に足を前に出す。三柴さんがライライ歌う。拍手拍手で楽しい楽しい!良かった〜。これでいっそうほぐれて熱くなりましたね。たたみかけで「ノーマンベイツ'09」ときたらもうたまらないでしょう。カッコイイー!って感動しまくり。
その後のMCで、実は廃盤になってた旧アルバムの再発が決定して、昨日そのマスタリングをエディと内田がやってきたのだと話が出ました。廃盤の再発だけでも嬉しいのに、リマスタリングだなんて!三柴さんのこだわり語ってました。当時はモコモコしてひどくて、声も小さくなってたけど、はっきり聞こえるように出来たそうです。「太田君の「昔ある歌手が…」もはっきりと」って、三柴さんの太田さんの真似が上手かった(笑)「俺とみのすけのコントは?」ってオーケンが聞いたら「あれ長いよ!」ってあきれて笑ってた。
マスタリングが上手くできたので、「今日はエディがごきげんさん」と。橘高さんが言ってたのかな。
発売記念でライブもやりますということで嬉しい!「今までやってない曲もあるよね。ペテン師なにがしとか、悲しくてなんとかとか…」とオーケンが言って「リハ大変じゃん」とぼやくが橘高さんが「みんな喜んでくれるだろう?」そうですよー。歌詞覚えられないとまたぼやくオーケンだが、「日本の米は覚えてるよ。」「ほとんど歌詞ないじゃん」橘高さんするどいツッコミです。
そして夏フェス出演の話。発表されたよねと橘高さんが解説してました。「JACK IN THE BOX」について。マーヴェリックっていう44MAGNUMの事務所で始まったところ。マーヴェリックちゃん祭りみたいなイベント。俺は社長の名前でよんでるけど(※調べたら、社長の名前が大石さんでJACKさん。)
「出演者見たけど、これまた・・・」絶句するオーケン。「どんだけ俺らアウェイなんだよって!」他はカッコイイヴィジュアル系若手バンドが殆どだからね〜。ほとんどそれらのバンギャで埋まりそうでアウェイ感が(泣)でも80年代ジャパメタ兄貴バンドがいるからいけるよ。
思い出したようにオーケンが「でも、テレビあったでしょ、あれ見て橘高がギター弾いてて、隣で俺がヌンチャク振り回してるっていうの、小学生くらいに受けると思うんだよねー。」納得して笑う一同。
テレビの収録で、観覧の親子がいてお母さんは筋少じゃない別の人が目当てだったのが、小学生くらいの子供が「あのおじさんたちが見たい!」と言ってたそうです。「その子はアウェイだね。」と橘高さん。人生で、どこへ行ってもアウェイなやつが筋少であり筋少ファンなのだ、それが特別ということだとオーケン言ってました。
じゃあ子供に受ける曲をやろうかとオーケンがアンパンマンの歌と言い出して、橘高さんが「愛と勇気だけ信じるなー」とか言って客を笑かしてたんだけど、オーケンが通じない。「アンパンマンの曲知らないのか!」と驚いてた橘高さん。3人の息子のお父さんだから知ってて当然だよね。アンパンマンのテーマメタルバージョンやって欲しい(笑)
「踊る赤ちゃん人間」では曲紹介でオーケンがピンクのよだけかけセットしてもらい(笑)橘高さんがかっこいく曲紹介した。曲カッコイイ…でもオーケンはオギャーって赤ちゃんプレイwシュールだね。
なんて思ったら、次に「戦え!何を!?人生を!」って突然コールでギャー!って泣いてしまった。嬉しくて半泣きでした。フロント3人がマイク手にかけ声で煽る中盤から後半のギターソロにかけてが素晴らしくてね、これ筋少ライブにしかない醍醐味だと思う。
どこでだか忘れたけど、オーケンの話に長谷川さんが笑ってて、普通MCにあわせて効果音でドラムを入れるのだけど、オーケンがヘロヘロでドラム入れ方がよくわからずヘナヘナになって大爆笑してたり、長谷川さん楽しそうだった。オーケンが曲入ろうとしたのにまた話をいいかけて、前3人一緒にずっこけてたのも面白かった。
新曲から「人間嫌いの歌」バンドバージョンで。イベントでも聞いたけど曲紹介から歌と手拍子だけで入るところも良くなってるし、ギターが入り始めるところカッコイイし、人間ってやだなーって歌って手拍子するの楽しい!
「1000年の監視者」は1コーラスやってからの曲紹介で、バンドバージョン初聴きでした。切ない橘高さんのギターの音に、オーケンも歌詞間違えてなかったと思うし、素晴らしかったです。
「蓮華畑」もライブ素敵でした!やっぱり懐かしい感じ、70年代の歌謡曲みたいなメロディがいいです。オーケンが座って歌っていました。どうして若い人は、大人達は…のくだり、じんわり心にしみます。
この日、一番印象に残ったオーケンのMCは、「復活して2年ほどになりますが、新鮮さはちっとも衰えていないぜ!」というの、嬉しかった。心から楽しんでいるように思った。私は後ろは見ていないからわからないけど、私が見た限りではみんな、既存曲だけ盛り上がってて新曲でも会場がしらっとすることは全然なくって、新曲がライブで聞けることを喜んでいました。
後半はまだまだ行けるぞと「イワンのばか」で、その盛り上がりは下がることなく「へそ天エリザベスカラー」拳を振り上げて、そしてオーケンが拡声器を取り出したら「これでいいのだ」出たー!何度見たかわからないが何度見てもカッコイイ。本城さんのカッティング。橘高さんのギターソロ。新曲と19年間近くあるんだよこの間、でもどちらもすごい、全然色あせないの。
次に何来るのか?と思ってたら「噛まないかな、ラリルレロ〜」気合い入れたオーケン、「トリフィドの日が来ても2人だけは生き抜く!」だあぁぁー!3月の時の感動が再び。
呼んでくれたら結婚式でやるかもしれません?とセレブレーションな気分で最後の曲は「世界中のラブソングが君を」で、ラララ〜のコーラスのところ、左右に手を振りました。
アンコールでは、先にオーケン以外のメンバーが登場して、内田さんが「告知コーナー」とカンペを取り出す。橘高さんが「ちょっと待ったー!ってやらなくていいの」と聞くけどもういいそうです(笑)そこで改めて発表、リマスタリングで再発がデビューアルバムの仏陀Lからトイズ時期最終の「UFOと恋人」まで、いっぺんではなくて2枚づつ時期ずらして出るそうです。先のMCでも発売記念ライブあると言ってたのだが、冬くらいだろうと思ってたのに、9/21、22の連休中だそうで!そんなに早くやってくれるなんて感激です。
オーケンが「タイガージェットシンだー!」と言って白いターバン姿でフェンシングの剣ふりまわしながら登場。
「長谷川さんが西川貴教さんのバンドもやっていて、大阪の番組で一緒になって会えると思ったらその時はいなかったのね。帰りの新幹線で、西川さんはグリーン車だった。われわれは普通車指定席…」(会場爆笑)「違う、夢を与えないと」という橘高さんのつっこみで、ヘリコプターから下りて来てーとか、我々が貸し切っている新幹線に皆様を乗せてあげているとか、橘高さんと言ってたな。
夏フェスにOTODAMAの話も。「ユニコーンも出るって、大迷惑聞けるかなー」とわくわくするオーケン。「いや先に俺らが「大迷惑」やっちゃおうか!(笑)」と提案してノリノリのメンバー一同、さらに「ポリシックス?ポリシックスの曲も先にやっちゃおうか」楽しそうです。
さっきのグリーン車から思い出したのか、こないだMステに「グリーンデイ」が出てすごく盛り上がってた話を出して、「でも後輩だよ、あいつらは。」と言って湧かせてました。「フジロックに出る洋楽バンドもみんな後輩だよ。ニルヴァーナとか、オアシスとか、レッチリだって後輩だよ」本城さん深くうなづいてた。(しかしあとで調べたらレッチリは後輩ではないみたい)フジロックでオアシスの曲先にやろうか?と言い出して、ほとんど知らないけど1曲知ってると歌い出す(なんの曲か分からず)橘高さんが、「英語はかんでもわからないからいいよ」とフォロー?そしたらオーケンが、オアシスが筋少の曲やっちゃったりして、と「ニホンヲ、インドニ〜」など外国人のマネ喋りをしていた。それ面白いな。
アンコール1曲目は新曲から「プライドオブアンダーブラウンド」このイントロのギターは橘高さんだった。本城さんかと思ってた〜。中間でドラムだけになるところから、橘高さんのギターがキューンとだんだん大きく聞こえてくるところが好きです。
次に「内田!」とオーケンが呼ぶと、ジャーンと何やら見慣れない弓矢のようなものが…?内田さんがそれを手に取って見栄を切るようにバーンと中央に出て、右手に棒のようなものを持って叩くとドバーと音が出る。これは、まさかこれは…「ゴーゴー蟲娘!」だー!一弦ベースです。これずいぶん昔に見たことがある。この曲限定だったんですよね。すごい嬉しい。ゴーゴーっぽく踊って体揺らしました。
終わった後で、内田さんがこの曲以前も1回だけしかやってないと言ってたが、オーケンは何度か見たと言ってた。どっち?でもそんなに出来ないよ、無理。って内田さんやった後なのに言ってた(笑)ゴーゴー蟲娘はアルバムにはなくてシングルのカップリングで出た曲なんだけど、隠れた名曲で人気高いと思います。だから以前はカルト曲人気投票で上位だったんですよね。
そして「釈迦」で終わるかと思ったら最後に「ツアーファイナル」これで終わるの嬉しいです。退場時に内田さんがタイガージェットシンの剣を持ってウオーと振って剣を横に持ってたのカッコよかった!
アルバムからほとんどやったけど、「ゴットアングルPart2」だけはやらなくて、客出しのSEになってました。やらない予感が…とちょっと不安。
でも、新曲がほとんどでこの盛り上がりというのが、見ていてすごいなって、今の筋少は強い!と思いました。前からすごいんだけど、今はさらに頼もしい感じ。私がファンになった当時の大好きになった熱が、ファン長くやっているうちに熱が落ち着いたり、がっかりしたり、辛いことがあったり、ファン仲間とのトラブルとか、筋少にまつわるトラウマが様々あるんだけど、復活後から見るにつれ、カッコイイ、とか素敵!とか、かわいい、萌え(笑)とかがどんどん熱が上がってきて、ファンになりはじめの思いが蘇ってきて、ライブでは昔のトラウマが全部吹き飛ぶほど楽しかった。そんな筋少がすごいと思うし、幸せです。
1年に1、2回くらいのライブペースでやるんだろうと思ったらとんでもない。オーケンが「去年もガンガンやりましたが、今年もガンガンやります!」と言って、筋少のライブができることをとても喜んでいました。私もできるだけ見たいと思います。若くはないし子供がいるから無茶はできないけど、家族を大事にしつつ、筋少ファンであることも我慢しすぎないように楽しみたいです。
オーケンが、小学生にウケるだろうって言ってたけど、そういう子も増えてきてると思います。ちょっと縁起悪い歌詞もあるけど…。うちの息子はどうかわからないけど、今の子供たちが筋少に出会ってすごい!って思って好きになったなら、その子たちが大きくなるまでずっと続いて欲しいですね。
(セットリスト)
心の折れたエンジェル
ドナドナ
日本印度化計画
ロシアンルーレット・マイライフ
ノーマン・ベイツ '09
踊る赤ちゃん人間
戦え!何を!?人生を!
人間嫌いの歌
1000年の監視者
蓮華畑
イワンのばか
へそ天エリザベスカラー
これでいいのだ
トリフィドの日が来ても二人だけは生き抜く
世界中のラブソングが君を
・アンコール
プライド・オブ・アンダーグラウンド
ゴーゴー蟲娘
釈迦
ツアーファイナル