筋肉少女帯ライブ・過去日記アーカイブ(1989〜)

筋肉少女帯の活動履歴、ライブ感想などを記録したアーカイブです。(非公式)

*【筋少ファン日記のあゆみ】

*【2003年発行「筋肉少女帯の活動記録1979〜2003」無料DL】

(113ページ PDF書籍 ディスコグラフィー・ライブレポート)

特撮@リキッドルーム

世界中のロックバンドが今夜も ツアー! 冬も…

2/1の筋少vs特撮@ブリッツから、先週の特撮ワンマンツアー大阪・名古屋をへて、リキッドルームでツアーファイナルです。
オーケンが最新エッセイ更新された14日、大阪ライブが9日で前日からの大雪で、予定を前倒しして大阪へ向かったものの4時間かかったということでしたが、14日夜から首都圏では再びそれを上回る量の雪と、15日朝にかけての大雨で、電車も道路もほぼストップしてしまいました。
そのため、朝から移動できず遠方からはライブ会場へ行けないファンが続出、ライブ開催されるかも危ぶまれました。八王子では同日にX.Y.Z.→AのFCライブが行われる予定が延期されましたが、特撮は開催されるとアナウンスが午後にホットスタッフから出ました。
都心は午後から晴れたので、電車での移動はできましたが時間がいつもよりかかりました。行かれなかった方、行けたけど大幅に遅れてしまった方がたくさん居ました。
それでも、オーケンがライブ中に「完売まであと数枚だった」と言ってたので、スタート時にはわりといっぱい人が入っていました。通常だったらもっとぎゅうぎゅうだったと思います。

ナタリー
特撮、熱狂と“金メダル”と“誕生日ケーキ”が彩るツアー千秋楽

billboard japan
大槻ケンヂ率いる特撮 ツアー最終日でも映画『ヌイグルマーZ』曲を熱唱

入場ギリギリだったのて慌てふためいて、今回は後方でステージ見渡そうと思っていたものの、リキッドの中間地点はフラットで、オーケンの他はあまりよく見えないという事態に。ナッキーが最初にメガネかけてたそうなのですが見えませんでした。
特撮のステージは、壁の右上に「特撮」ロゴのフラッグがかかってるのがオシャレだと思います。メンバーが現れると、オーディエンスは大雪で足が乱れがストレスをぶつけるように盛り上がる!1曲目は「戦え!ヌイグルマー」から。続いて早くも「5年後の世界」でコールを絶叫して腕振り上げて、テンション振り切れます。ほんとライブ行けないと思ってたから、来れて良かったー。

最初のMCではオーケンが、この大雪の中でお足もとの悪いなか道玄坂を〜って言い出して、道玄坂違う(笑)
またあまり順番覚えてないので、前後間違いあるかもしれません。ナッキーは帽子被ってなくて、長い前髪が顔にかかってました。オーケンが、ナッキーは喋らないからテレバシーでみんなに話しかけてるって言って、聞こえるのかー!と煽って╲イエーイ!/と返すんだけど、オーケンは「僕はたまに聞こえません(笑)」と落とす。
しょこたんからお花が届いてましたが、映画ヌイグルマーZの話は特に出なかったかな。しょこたん見に来るのかな?と思ってたのですが、大雪の影響で海外から戻るときに飛行機でまる1日缶詰になって大変だったみたいです。それで帰国してすぐ次の仕事へ行ったそうです。
オーケンがエッセイで書いてたのは、筋少vs特撮の時に、ボーカルとキーボードは同じだけど音楽性とバンドカラーの違いを明確にしようと意識してで、特撮はMC短めにしたということですが、そこはオーケン、ウケそうなホットなネタはいじらずにいられない(笑)。
今世間では、冬期ソチオリンピック開催中ということで。フィギュアスケート選手が競技に使った曲の作曲家が、実はゴーストライターを使ってたってことで事件になって騒がれてる。その作曲家がエディに激似だという(笑)。
その話題が出たのが2月1日の後だったので、1日の筋少特撮の時にはMCネタにはならなかったが、早速9日の大阪ライブでネタにしたそうだ。その作曲家佐村河内氏が長髪なので、かつらを用意したがライブでは使わなかったとエッセイでは書いてたが、これはきっとやるんじゃないかと予想してました。それが予想以上に大ハマリするとは!

大阪・名古屋も行った人ー?と声かけたのはどのタイミングか忘れたけど、前のほうで手がけっこうあがりました。「ひまな奴らだ!俺たちも行ったよ」ってつっこんだり、オーディエンスを盛り上げるのに╲オッ!オッ!オッ!オッ!/って手拍子やらせといて「サルか!」ってつっこんで止めてる場面も何度か。
こんな雪の中来てくれた「特撮大好きさん」だぜーって言い方が可愛らしい。今後使われるかな?(笑)。
来れなかったファンのことにも気にかけていて、東北新幹線など北の方が全滅してしまっていたので。きっと新潟あたりからトラックに乗せてもらって向かってるんだよ〜という妄想話に展開して、菅原文太のトラック野郎みたいに、何台ものデコトラで「よく知らないけど、『特撮』ってやつのライブにこの子を連れてってやろうぜー!」と走るんだけど、間違えて環七に入ってしまってリキッドルームじゃなくて高円寺HIGHに着いたりして。とオチがついた(※この日の高円寺HIGHはライブ延期になっていた)トラック野郎のところで、トラック野郎シリーズが好きなアーリーがニコニコしてスティックを上にクルクル投げてました(笑)。

オーケンがリキジさんやアーリーにも声かけて「まだまだ足りないぜー!」と煽ってオーディエンスに歓声をあげさせてました。
「オム・ライズ」の出だしのコールを叫ぶのが嬉しい。オーケンがドリルを回す仕草をする。まさにキラーチューンだ。「バーバレラ」も、ぐっと上げて空へ突き抜けるように指をさす。ガンガンと押したあとは、オーケンがまた「受けか攻めか〜」てな事を前ふりしてからの「くちびるはUFO」で、不思議まったりと。ここほれワンをみんなで合唱するようにとオーケンが促してました。

オリンピック中継を夜中に見てたオーケンが、ミュージシャンは寝るの遅いからとか言って、フィギュアの決勝が気になって寝ようとしたが最後まで見ちゃったそうで、日本選手が金メダル決まったの見てたんですね。それできっと、当日になってこの雪の中スタッフに買いに行かせたのだろう(笑)。
羽生選手が特撮の新曲「ハンマーはトントン」で金メダルとったんだよね〜みたいな例え話して、トントンくーぎーをーうてー!と歌いながら滑って転びそうになりながら立て直す動きをしてた。
ということで、みんなで歌おう!とオーケンが言って、ナッキーもエディも一緒に歌い出す「ハンマーはトントン」新曲を今ツアーで初披露、初めて聞いたけどこれはすごい!音源でもかなりすごいけど、ライブでやった感じは予想以上にカッコ良くて楽しかった!
歌詞が世間への冷ややかな視点と後半がまたシュール度高いのと、作曲がエディでクラシック的な合唱曲風なのが面白いです。

ハンマーはトントン

ハンマーはトントン

  • 特撮
  • J-Pop
  • ¥250


ハンマーで釘をうつ仕草で、ドアをノックするみたいな感じで拳でうちこんで「トントン、トントン」して、オーケンが間奏中にステージをうろうろしてはナッキーにトントン、ジキジさんにトントン、エディにトントン笑顔で打ってる(笑)。
エディ曲では何故かお決まりになってる、ラストにナッキーの「ダスピダーニャー!」が可愛い!

特撮はMC少なくノンストップで行くぜーと言いつつも、ツアーファイナルだからという理由で特別に?MCネタを仕込んできたオーケンが「バンドが小道具に頼りだしちゃダメだよ」といいつつニコニコして取り出したのは、金メダルのおもちゃ。ハンズやドンキで売ってるようなやつね。子供が運動会でもらうようなやつ。
それを首にかけて、お決まりのメダルかじるベタなポーズしてどやーって顔して始める「ヤンガリー」で「走れー!」と腕を走るときに振るような仕草して、オーディエンスにもやらせる。続く「マリリン・マラソン」も同じようなザクザクした走るテンポで「ここで金メダルが生きてくるのよ」とニヤリ。この流れはオーケンは当てたな、と思っただろう(笑)。冬期にはマラソンないけどオリンピック繋がりってことでね。

この後で、たしかわざわざ後ろに黒いテープで隠された紙を2枚もってきてもらって、大阪と名古屋のライブで話した内容を読み上げる。録音してたのか?それともネタのメモなのか分からないのですが。それからツアーの思い出で、ナッキーがウエスタンハット被ってたのに今日は被ってないとか、ポンチョを買ったけどなんでライブで着ないの?とオーケンが聞くと、「…手が出なかったから」とぼそっと言うナッキー。手が隠れちゃうんだ!なにそれ可愛い。
それと、名古屋の宿泊先でナッキーの部屋の前にポンチョが置いてあったのを見たので、それはなんの意味があるの?ナッキーがここにいるよっていう目印なの?って聞いたら「落としたんです」だって(笑)。そりゃそうだろう。うっかりナッキー
アーリーには、タトゥー族の人は優しいことが最近分かったよ!と声かけると「今頃?何年つきあってるの!(笑)」ってアーリー胸キュン (/∇\*)
そこでオーケンの誕生日がリハの日だったので、アーリーがバースデーケーキを用意したエピソードを紹介しました。アーリーが、あの(アーリーのFBページにも乗ってるケーキの写真)プレートの「オーケン!!」の文字は俺が書いたんだよ!と打ち明けてくれました。オーケンはライブで誕生日おめでとうとかサプライズされるの嫌いだからやらないでねってマネージャーに言ってたので、アーリーはそう言われたら逆にやってやりたいと思ったと言ってて、アーリー優しいけどSだねっていう話になってました。さらにオーケンがバレンタインのチョコは僕にくれないの?と聞くと「なんでオーケンに?気持ち悪い!(笑)」と一蹴(笑)。そこがSですよねー。
リキジさんにも話をふって、リキジさんがコーラスマイクの位置が低いので下向いて話す。名古屋でオーケンが夢にSKE48が出たって話から、リキジさんも夢に大槻さんが出たんですよ!と内容を話してくれて、それがディティール細かい(笑)。楽屋にオーケンがやってきて、週プロを全部あげるよーと段ボール4,5箱ぐらい持って来るので、台車で運ぼうとしたら突然中野ブロードウェイの中になってて、そこが赤じゅうたん敷かれてるので、台車を動かしながら「進みにくいっすよ」と言った…という。それを聞いたオーケンが、週プロって集めてる人多いんだけど、僕は全部捨てちゃったんだよねー。「UFOと宇宙」って雑誌ならあるけど?と言うと、リキジさん「それはいらないっす」と一蹴(笑)。

※調べたら「UFOと宇宙」は昔の雑誌でもう売ってないので公式でPDFファイル配布されていた。
http://www.adamski.jp/ufo/cosmo-dld.htm

そして最後はエディ。「実は、僕の歌詞は全部この人が作ったんです!」って紹介して、そこで佐村河内氏のネタに突入する。似てるよねーっていう話から、オーケンとエディを担当してるメイクさんが、オーケンの髪を染める時に楽屋でやるんだけど、リキッドはシャワーがないので狭い水道でやってて不便だったと。今日は新兵器を用意したよとメイクさんが言うので、水圧の強いシャワー(これはふーみんの持ってる水圧強いシャワーヘッドを連想しただろう)かなと思ったら「やかん」だった!。やかんで髪染めましたというメイクさんが、ステージに登場してエディに長髪のかつらを被せました。頭が大きいので時間がかかる(笑)。そして振り向いたエディがセンターに立って、胸に右手をあてる仕草する。テレビやネットニュースとかで見た佐村河内氏に激似!大爆笑!エディもノリノリで演じてて、杖ついてぎこちない動きしたりして。オーケンが、振り向いて定位置に戻るエディの背中にエディー!聞こえる?と何度か声かけて「何も聞こえませーん!」ここが爆笑のピークだったと思う。
それからカツラ被ったままでしばらくエディが、佐村河内氏騒動のとばっちりエピソードを話してくれました。最近NHKからの依頼で編曲の仕事をしたのだが、ギャラが支払われなくておかしいと思って問い合わせたら、三柴さんのサインがないと支払えないことになったと、今までは無くてもよかったのに、三柴さんのだと分かってますが佐村河内氏の問題のせいで、三柴さんという証明のためのサインがいるんです。と言われたそうで、とんだとばっちりで迷惑こうむった、バカヤロー!とご立腹のエディでした。
そのカツラかぶったままでやるの?(笑)とオーケンが聞くと、「佐村河内は暑いな!」と言って外してオーケンにポイっと渡して、それをオーケンがさらにポーンと上手側のスタッフに投げた。
はいコントでした。てなことを言ってから、そこからどう繋ぐのか?切り替え切り替え。とオーケンがスイッチひねるような手の動きをして、強引に進めて会場失笑する(笑)。

新曲「一点もの」ワルツでほのぼのソングから、久々に聴けた「ロコ!思うままに」で熱く胸にぐっと来る。続けて「殺神」で殺気立ったようなパフォーマンスを魅せて、全員すごくカッコイイ。
次の曲に行く前にオーケンが「ロキノン系」の若手バンドみたいな言い方したいと言い出して、「…新曲です、聴いて下さい『シネマタイズ』」ですぐ始めれば決まってるのに、照れてこれはなんだかなっていう感じで(正しくは忘れた)ごにょっと言ってた。最新曲もすでに定番化しそうなキラーチューンですね!後半のほうで、手に「タオル野郎」を出して掲げてた(前回のツアーで「ボースカ」人形を忘れた代わりに即席で作られたタオル人形がネタになってる)
ここからは必殺技の畳み掛けのように、オーケンが最初の歌詞を言ってから「林檎もぎれビーム!」合言葉ー!とか、女子セリフ部分を合唱する一体感がすごかった!「綿いっぱいの愛を」セリフ部分はナッキーの「今日はみんなありがとうー!」とキラキラで。最後はみんなで手を降って。さらに決定打は「ヨギナクサレ」シュプレヒコールー!!この曲は、30代のころオーケンが作った詩で、現状を打破しようとする思いがこめられてて、自分も励まされたなと思います。

オーケンはよくエッセイとかインタビューで、アラフィフでこんな俺がハードロック・ラウド系のボーカルやってるから疲れるのよ(笑)演奏はみんな国内トップレベルで凄いけど。みたいな感じで言うけれども、オーケンは自分言うよりもずっとすごいボーカリストだと思います。私が言っても説得力ないかもだけど、声は張ってるしシャウトも決まってるし、大きくふる動きも魅せててかっこいい。特撮メンバー全員、国内で人気のあるラウド系のバンドとも張り合えるのでは。もっと自信もって(笑)強気にアピールして欲しいです。

アンコールは最初にエディが1人出てきて、美しいピアノ音色の「Arion」を演奏。その終わりごろにメンバー全員が入ってきて位置につきました。ムーディーな雰囲気でそのまま「テレバシー」に入ります。”ふたり”をつなぐピースのサインが会場をつつみます。
それからアンコールのMCで、追加公演が発表になりました!今日来られなかった方のためにも、追加公演決まりますように!と願ってたので嬉しいです。また、スクリーンで出ますーと言っておいてからの、スタッフが駆け寄って後ろから紙を渡すっていうパターン、お決まりになってきました(笑)。
少し狭いですが、と言ったからまたブラックホール?って思ったけど、新宿LOFTでした。それでも小さめですが、特撮は何度もやってる場所でおなじみですね。
ということでもうひと盛りあがり、オーケンが曲の前ふりで手拍子してくれと促して、大きなハンドクラップがあがる中で「GO GO!マリア」これはアルバムツアー時以来に聴けたから嬉しかった!
そして今回のツアータイトルにもなった「世界中のロックバンドが今夜も…」特撮!特撮!とコールして、セリフで掛け合うのがカタルシス感じる曲、これを聴きに来たんだ待ってたぜ!という感じ。リキジさんは気がついたら上半身脱いで自慢のタトゥーを見せてました!
最後はみんな気をつけて帰ってねーとオーケンが声かけて、次にまた逢いましょう「じゃあな」みんなで大きく手を振って締めました。

戦え!ヌイグルマー
5年後の世界
オムライズ
バーバレラ
くちびるはUFO
ハンマーはトントン
ヤンガリー
マリリン・マラソン
一点もの
ロコ!思うままに
殺神
シネマタイズ(映画化)
林檎もぎれビーム!
綿いっぱいの愛を!
ヨギナクサレ
(アンコール)
Arion~Hommage a Claude Debussy
テレパシー
GO GO!マリア
世界中のロックバンドが今夜も…
じゃあな