筋肉少女帯ライブ・過去日記アーカイブ(1989〜)

筋肉少女帯の活動履歴、ライブ感想などを記録したアーカイブです。(非公式)

*【筋少ファン日記のあゆみ】

*【2003年発行「筋肉少女帯の活動記録1979〜2003」無料DL】

(113ページ PDF書籍 ディスコグラフィー・ライブレポート)

X.Y.Z.→A@Club ASIA

「X.Y.Z.→A IS BACK → THE ROAD #2」JAPAN TOUR 2012

ツアーファイナルは渋谷のClub ASIAで行われました。
去年の初夏ごろのツアーファイナルがあった、同じく渋谷のSTAR LOUNGEと比べると、天井が高くて、ステージも広くて高いので、とっても見やすくて良かったです。初めて入った場所だったので新鮮でしたし。クラブだからライブハウスと違うのかなー?と思ってたのですが、気にならなかったです。
頭振りまくったので、記憶がかなり飛んでった気がします(笑)でも、とっても楽しかったです!この気持ちだけで覚えているところだけでも、書き留めておこうと思います。

オープニングアクトの小畑さんも、これがツアーファイナルです。最初に出て来てMCが「声が変わってしまいました」って言ってたけど(笑)ツアーにずっとついてきて、X.Y.Z.→A常連ファンにおなじみになりましたし、成長したなーという感じが伝わってきました。

続いて本編ライブへ。末吉さんが最初にドラムセットについて、ノートパソコンに手をかける。クイーンの登場SEからオープニングの荘厳な感じのSEへ変わると、残りのメンバーが入場するのだが、そこでまず驚いた!二井原さんの頭に高いハットが!しかも長髪のウィッグまでつけてピンクのメッシュが入っているっていう(笑)山田晃士さんみたい〜。

最近ずっと「Z to A」が一番最初だったけど、この日は「Yesteday!Today!Tomorrow!」からだったと思う。ステージの前中央が一段高くなっているので、全身が観ることができます。フロア後ろの方でも二井原さんの全身が見れたんじゃないかなーと。
取材も入ってたようで、写真やビデオカメラで撮ってたので楽しみですね!

何よりも、橘高さんのプレイを間近でじっくり見ることができて感激。素晴らしいのは言うまでもないのだけど、下向いて激弾きするだけでなく、弾きながら右手を頭にやったり、高く挙げてひらっとさせてみたりという表現がカッコイイです。それから高く足を挙げてキックもシャープに決まってます!

「So Bad! Big Time!」では、中間の掛け合いで手を叩いて"So Bad!"とかけ声します。
そして早くも「Labyrinth」「Faster!Harder!Louder!Deeper!」は、全力でヘドバンでのります!

最初のMCでは、橘高さんが笑顔でやっぱり東京はすごい、大阪人がいうんだから間違いない。といった趣旨のことを仰ってました。
そして二井原さん、今日は調子良く早めに会場入りして〜と元気よくジェスチャーしながら入りの説明をしだす。サウンドチェック待ちで座って日経新聞なぞを読んでいて、さあやろうと席を立ったら中腰のところで「あっ!?」
ぐきっとやっちゃったらしいです。あらららー。大丈夫?よく動いてるなーと思ったのですが、二井原さん腰が痛いのだけど、ライブが始まるとアドレナリンで気にならなくなると。もし途中でだめだったら座って歌うかもしれないけど、声は絶好調やから!なんて凄いけどちょっと心配〜。
二井原さんは、この日はティーバック入れたお茶みたいなのを後ろに置いて飲んでました。喉にいいのかな?
その後の二井原さん、橘高さんが喋ってる間に下がって休んでいたようで、歩くとぎくしゃくしてしんどそうだなーと思いましたが、歌ってる時は全然感じさせなかったです。
以前ツアー先のシンガポールで買って来た「スーパータイガーバーム」を腰に塗ったら、ライブの途中で熱くなってきたそうです(笑)こういうのって後から効くんですよね。

中盤にさしかかるあたりで、カバー曲2曲「リゾ・ラバ」「SAVE YOUR SOUL〜美しきクリシェに背を向けて〜」二井原さんは元曲を聴いた事が無いと仰ってましたが、今回ツアーで毎回聴いてたので、すっかりX.Y.Z.→Aサウンドで脳内が定着しました(笑)いつか本家と共演で披露してくれたらいいですね〜。橘高さんがSAVE YOUR SOULの「透き通る目で〜」のところで、右手のひらを外に向けて目の横でキラッ☆みたいにするのが可愛い!

「橘高くんから大事なお知らせ」ということで二井原さんがちょっと休憩で、その間橘高さんがギターを下ろして、"大事なお知らせ"という言葉にあまりいい予感はしないが(笑)なんのことはない、物販宣伝コーナーでした。
これが面白くて!私の文章では表現しきれない面白さ(笑)ここはフルでカットなしで映像でもう一度見たいな〜。楽器型のUSBメモリを出して、このアイデアを思いついたところから実演で超早口で、「橘高文彦の頭でビビビビーッと!」アイデアがひらめいた様を表現したり、喋りながら「明菜は〜」って中森明菜のモノマネ風になったと思ったら「生まれ変わったら〜一緒になろうって〜(泣)これ聖子」変わってるし(笑)そして、4つセットで1つ分価格が値引きのところで╲でも、お高いんでしょう〜?/を私たちに言わせるのを、収録しているからとNGを出して、4回もやらせた(笑)

橘高さんのギターソロコーナーでは、最初にステージ中央の台に立ち、ジャーンと鳴らして、ヘイ!と両手をあげて観客を煽る!どんどん煽っていってからの、ドラムとベースを入れて「FALCON」へ。
演奏し終わったあと橘高さんが、このツアー中にマーシャルの神様がお亡くなりになりました。という話をして(マーシャル・アンプの創設者が逝去した)「俺のドリームキャッスル」とマーシャルアンプを振り返って手をやって、それから手を上にやって、天国のマーシャルに聴こえるようにと想いを込めて弾きました。

参考:マーシャル・アンプの創設者、ジム・マーシャルが死去

この後にたしか、バラード曲「Maria」末吉さんは高速ツーバスはもちろんすごいんだけど、スローテンポの時にはっとした。表現というか音、リズムに表情や哀愁というか、そんな感情が伝わってきました。
末吉さんが後日ブログに書いていた内容が、まさにその通りのことを仰っていて驚きました。たしかに子供がステージのそでに小畑さんと一緒にいたな?なんだろう?と思っていたら、小畑さんの知り合いの少年ドラマーが見学にきていたのですね。
末吉さんだけでなく、二井原さん、和佐田さん、橘高さんの4人、X.Y.Z.→Aの生き様、魂が燃えている。
ライブではそれを全身で感じられて、自分の魂を揺さぶられるのだなぁーと思います。

終盤に向けてさらに高まっていき「Midnight Train」「Open Your Heart」の橘高さん曲は、暗いところから明るい光へ向かうような、導いてひっぱってくれるような気持ちで手を延ばして応えました。
「Pure」は、今ツアーで初めて聞けて久々でした。

順番はっきり覚えてないのですが、末吉さんドラムソロコーナーは、ツアー各地でその土地の名物をコールして叩くという芸?をやってきてこの渋谷でツアーラストの集大成、どうなるのか?と思ったら。
「どうげんざか」「らぶほてる」「らぶほてるでせっくす」っていう(笑)脱力〜な感じがまた末吉さんらしいですね。
脱力したあとは、緊張感のあるエレアコのメロディから「Wings〜Fire Bird」名古屋に続いてまたやってくれて嬉しい!後半の高速になるところいつ聴いてもゾクゾクする。

それから和佐田さん「The Greatfull Wa!Sa!Da!」をはさんだベースソロコーナー。╲わっさっだ!わっさっだ!/私たちが手をWサインにしてコールすると、ベリベリバリバリと高速指弾き!さらに╲どすこい!どすこい!/で両手をおすもうさんのプッシュプッシュっていう(笑)和佐田さんが両手を離して上げて、腹でベースをボイーンボイーンと弾ませて音を出してました。そこで和佐田さんがマイクで一言「このツアー中に…神様がお亡くなりになりました・・・(後ろのベースアンプに振り向き)この和佐田キャッスル。借り物のベースアンプ」橘高さんのさっきの話の被せネタ!(爆笑)ほんっとこの人たち芸達者っていうか、楽しませるのが巧すぎます。演奏だけでも凄すぎるのに、MCも可笑しいという。今回はここが一番ツボでした。
ソロ終わりでまた曲に入ろうとしたら、ベースの音が出なくなるハプニング!「わざとかと思った〜(笑)」と橘高さん。「腹で弾くからや!」末吉さんと和佐田さんがつっこむ。ちゃんと弾いてくれなくて、ベースがすねちゃったんでしょうか(笑)

本編最後のブロックでは「Miracle」初期からの定番曲。これを聴いて私は4人の生き様を感じて、彼らのようにありたいと憧れます。
次の曲の前に二井原さんが、尊敬する忌野清志郎さんを想って作りました。まさにトリビュートのようなものですという話をされて「Succession」これも、ロックへの愛がいっぱい感じられる曲で大好きです。
最後に、オープニングアクトとローディーとしてツアーをついてきた小畑さんをステージ前に呼んで、「生きるとはなんだ」を一緒に演奏しました!橘高さんと並んでツインギターで弾く姿がとても二人とも嬉しそうで、小畑さんはちょっと緊張してて、橘高さんは「こいつはメタルにピュアなやつで、こういうやつにこそドリームキャッスルをたてて欲しい!みんな応援してくれ」という事を仰っていて、とてもかわいがっているのだなーと思いました!

アンコールはすぐに戻ってきてくれて、橘高さんがこれからの予定について、ブッキングの都合で年内は押さえられなかったけども、今日このライブが終わったらニューアルバムの制作に入ります。このツアーの打ち上げと、ニューアルバム制作を始める報告としてパーティーをするので、1曲披露できたらな〜と仰って、ここの「できたらな〜」って言うところが、首をかしげてためて言う感じで可愛らしい。私たちファンのことを思ってくれてるなーと感じられて嬉しいです。8月11日に八王子BarX.Y.Z.→AでまたFCライブをするそうです。真夏の灼熱ライブだそうで(笑)今度も行けたらいいな!
橘高さんのメロディ弾きからはじまるバラード「Forever Be with you」これ聴くと10周年記念ライブのことを思い出しますね〜。あのときは失敗してやり直してたけど、今回は全く問題なしでした。そこから流れるように続いて「Z to A」ここ最近ずっとオープニングだったので新鮮でした。まさかここにもってくるとは。
最後はやはり、これを聴かないと終われない「Don't let the sun go down」です!二井原さんが手を差し出して、みんなに歌うように誘い、おもいきり歌いました!
4人並んでメタル挨拶をして、橘高さんがピックをたくさんバラまいて、ステージの端から端までハイタッチにきてくれました。出来るだけ手を遠くに延ばしてたくさんの人と触れ合おうとされていました!私も手をタッチできて嬉しいです。橘高さんのピュアなメタル魂に触れて感激したライブでした。また後日のX.Y.Z.→A掲示板での橘高さんのメッセージにじーんときました!ぜひご覧になってみてください。(掲示板なので時間が経つと流れていってしまいます)

X.Y.Z.→A BBS

X.Y.Z.→Aツアー終了!! ファンキー末吉BLOG 〜ファンキー末吉とその仲間たちのひとりごと〜

ドラムを叩くということ・・・ファンキー末吉BLOG 〜ファンキー末吉とその仲間たちのひとりごと〜

最近、ネットで話題になっている「クラウドファンディング」(募金・寄付)のことを、私は昔ながらのバンドのFC活動に近いなと感じてることをブログに書いたのですが。

LUMINESS 2012-03-23「クラウドファンディング」は昔ながらのバンドFCに似てる

常見陽平さんという人事コンサルタント・ライターの方が、X.Y.Z.→Aの活動をブログで紹介して下さっていてびっくりしました!
TBSラジオ文化系トークラジオLife」の「動員とマネタイズ」というテーマを聴いたあと、たまたま末吉さんのブログを読んで、ラジオで語られたテーマにX.Y.Z.→Aの活動が近いと。ブレイクして成功するのとはまた別に、コアな一定数のファンを掴んで活動を続けていくことに関心を寄せていました。

TBSラジオ文化系トークラジオLife
出演:速水健朗斎藤哲也津田大介、柳瀬博一、加藤貞顕中川淳一郎、小林昌平ほか
2012/04/22「動員とマネタイズ」 アーカイブ

試みの水平線 : ヘビメタバンドから学ぶ「動員の革命」と「マネタイズ」 #life954

常見陽平さんのブログは学生の就職活動や転職などについて書かれていて、以前読んだことがあったのですが、後でヘヴィメタル・プロレスファンだったことに気づいて親近感がわきました(笑)歳も私と同世代(昭和48年)でした。X.Y.Z.→Aは初期にライブを観に行ったことがあるそうですが、またワンマンがあったらぜひ観に来て欲しいですね。
末吉さんは、今のようにtwitterやUstが普及するよりもっと早くから使いこなしていました。ライブバーの中継をしたり、また中国に行ってツイキャスをしたり、最近ではなんといっても小畑さんの「100時間連続配信」で、動員を増やしていると思います。その辺りはブログで言及されていなかったので、これからもぜひ注目して欲しいです。
私はラジオは聴いていなかったのですが、ちょうど津田大介「動員の革命」本を読んだところです(笑)また感想を書きたいと思います!