筋肉少女帯ライブ・過去日記アーカイブ(1989〜)

筋肉少女帯の活動履歴、ライブ感想などを記録したアーカイブです。(非公式)

*【筋少ファン日記のあゆみ】

*【2003年発行「筋肉少女帯の活動記録1979〜2003」無料DL】

(113ページ PDF書籍 ディスコグラフィー・ライブレポート)

大槻ケンヂ 吉祥寺前進座劇場「いい日だね、今日は誰のプカプカを聞く?TOUR2」(9/18,19)

オーケンソロツアーの最終日は、吉祥寺前進座劇場で行われました。ここは普段、劇などで使われるところだそうで、花道ができていて、ステージも奥行があって、セットは約半分のところからうしろはあいていたほどです。
この前進座劇場、駅から歩いてけっこうあって、しかも吉祥寺とあってお客さんが時間に集まるのが遅く、私も18日は2曲目で、19日は仕事が遅くなりほとんど最後のほうになってしまいました。18日の最後でオーケンが「明日はもっと早く来てくれ〜」と言っていたほどだったようです。

8/30のパワステから先、地方をまわっていたそうで、その間「激突!お父さん自慢」「激突!お母さん自慢」のネタで盛り上がっていたそうです。これは、各メンバーが自分のお父さんやお母さんの面白いエピソードを話してお客さんに判定してもらうものです。ポンプさんのお父さんが、昔ボクサーで、ヤクザにからまれていた女性を助けたことがきっかけで結婚した、という話や、河井さんの実家の家が、その近辺で最初に建てた家だそうで、何年かして河井さんが実家に帰ってきたら、周りの家があとから建てた為みんな自分の家より高くなっていて、お父さんが家をジャッキで上げようとした?話など…。でその時はポンプさんのお父さんが一番カッコイイ!といって歓声があがっていました。オーケンのお父さんは、近所のおじいさんが死んだという話が入ってきて、お父さんの第1声が「おじいさんの土地、高く売れるかな」だったそうです(笑)

「海千山千」のオーケンギターソロ(笑)も、18日は橘高さんと同じタイプのフライングVを使い、花道を使って派手にアクションをしていました。
川井さんも、花道を使ってショルダーのキーボードをひきながら飛びはねたりステージわきのスピーカーに登ってとびおりたりはりきっていました。
それから、この日は筋少のニューアルバムに入る「冬の風鈴」という新曲を、ソロのメンバーで初披露してくれました。

ソロがこれでひとまず終わり、ということで「今まで、猪突猛進ロックだぜって、イエーイと言えばお客がイエーイとかえってくることで、楽しんでくれるんだなってことが分かるけど、こういう座って見るライブだと、やっているのは楽しいけど、お客さんが楽しんでるかどうかが気になってたんだけど、もういい。好きにやるよ」と、オーケンは言っていました。
そう、好きにやっていいんだよ。大槻さんが楽しんでいれば、見ているお客さんにも伝わるよ。と思ったのでした。観客から「好きにやっていいぞ〜!」と歓声があがると、「好きにするよ。レッドツェペリンより長くなるよ」と言ってました。

19日の最後には、ソロツアー中伸ばしていた髭をそり、筋少モードにチェンジ!ということで、ロックの練習?でイエー!と言わせてみたりしました。ちなみに髭は「エヴァンゲリオン」の加持さんというキャラクターをイメージして、とのこと。アンコールでは「最後は立ってやろうよ」ということでお客さん全員を立たせて、「おねむ派宣言zzz...」など楽しいナンバーを。今まで静かに座って見ていたお客さんも、最後は体を動かしてのっていました。
そして、最後にオーケンはソロに関してこのように話をしていました。
「わー、ダーメダメとか騒いでストレス解消する筋少のライブとは180度違ったリラクゼーション系の「逆筋少」ってのがやりたくてこういう座って見るライブをやったんだけど、とても良かった。ありがとう。」
ほんとに、ゆったり座って見れてにこにこ楽しいライブを見れました。たくさんではないけれど、オーケンの好きな人たちが集まって、ソロのメンバーとも楽しくやっていて、とてもいい雰囲気でした。