筋肉少女帯ライブ・過去日記アーカイブ(1989〜)

筋肉少女帯の活動履歴、ライブ感想などを記録したアーカイブです。(非公式)

*【筋少ファン日記のあゆみ】

*【2003年発行「筋肉少女帯の活動記録1979〜2003」無料DL】

(113ページ PDF書籍 ディスコグラフィー・ライブレポート)

Thunder You Poison Viper@京都RAG

Thunder You in the WEST

ウッチー&エディ&長谷川さんのユニット「Thunder You Poison Viper」初の関西ツアーの初日に行って来ました!
今年は先週と、春にも高円寺Jirokichiでライブがあったのですが、どちらも平日で都合付かずで私は行けず、その前もずっと行けずで初回の横浜(まだユニット名が決まって無かった)以来でした。
※2010-09-23 謎の筋肉セッション(仮)@横浜Hey-Joe

やっと行けると思って京都まで行って来たのに、私の計画のつめの甘さで夜行バスの発車時刻に間に合わず…本編最後まですら見れず無念の脱落でした(泣)メンバー皆さんにも、周りのお客さんにも失礼になってしまい申し訳ありません。
全部見られなかったので、私が印象に残っている所など旅のメモとして書いておきます。

「Thunder You Poison Viper」が満を持して(?)関西初進出です!
私が午前9時過ぎごろに京都駅につくと、すでに雨…。観光プランを縮小して、午後はファン仲間が集合してウッチー&おいちゃんクラスタ合同の京都会議となりました(笑)次回は幕張で集合ということで。

会場であるRAGは、京都の繁華街の中にあるビルの5Fにありました。
中に入ると、大人のライブバーといった感じで店内は黒っぽいインテリアで統一されていて、丸テーブルに通されました。店員さんはみんなお揃いの黒いギャルソン服を着ていました。
2daysの1日目は、オープンからスタートまで何故か1時間半もある…。その間に食事と飲み物を注文して、食べながら待ちます。
ステージは向かって左側にグランドピアノと、右側にドラムセットがあって、中央にウッチーのベースがあるといった配置。高円寺ではドラムは中央に配置されていたそうです。音響機材の関係なのか、特に立ち位置が毎回同じで決まってはいないようですね。

SEもなく、後方よりエディが歩いてピアノに向かってくると、会場の明かりが少し暗くなります。エディがピアノに向かって弾きだして、続けて3曲くらい弾きました。グランドピアノでエディの演奏が聴ける貴重な機会で嬉しいです。落ち着いて演奏を聴き拍手をして、まるでこのままエディのディナーショーかのような感じがしましたが(笑)そのあと曲にのせてウッチーと長谷川さんが後方より登場しました。
ドラムとベースが入って、曲は「Enter The Dragon」おなじみのイントロから、じゃじゃん!「こんばんはー!!!」と、アチョーの代わりにウッチーが皆さんにご挨拶します。

曲順やタイトルはあまり覚えてないので書けませんが、進行はだいたい1,2曲やってから3人のトークがしばらくあって、ウッチーを中心に3人とも素、というかそのまんまというか(笑)曲の解説やら雑談やらを、ゆったりペースでおしゃべりするのが楽しいのと、演奏の凄さのギャップが面白いです。特に長谷川さんのおしゃべりが聴けるのが珍しいかも(笑)
ウッチーは3-10やNESSともまた違ってて、なんというかバンドとは違うウッチー流のセッションスタイルなのかな〜。サングラスでなくメガネでよりラフなスタイルで、表情がよく見えました。この日は演奏の間にジョッキに入ったウーロン茶をよく飲んでおりました(笑)休憩の間にまた増えていて、長谷川さんに「増えるんだよ」とか言われてた。
ウッチーは楽譜にiPadを使ってて、長谷川さんとエディに楽譜はやっぱり紙がいいよねとか言われてました。さらに、クリアの書類ケースにも何やら書類を色々入れてて、使うものが出せなくてアタフタしてたり、慌てない内田が慌ててて珍しいみたいにエディに言われてたかな?でも、こないだ筋少のウッチーふーみんライブの時に、声が出なくてオロオロしたウッチーを見てふーみんが「こんなに慌てた内田を見た事があるか?」って言ってたのを思い出しました。
ウッチーは可愛いと一言では表現できないくらいで愛らしく、なんていうかキュートでコケティッシュというか(?)色気があってたまらん。なのに飾らなくて、勇ましくてカッコイイ、ウッチーのような人間に私はなりたい。(とりあえずこれが言いたかった)
ウッチーがエマニュエル夫人を歌うところで、エディが「お亡くなりになりましたね」という話をふるのだが、ウッチーが女優さんの名前が出てこなくて「フランソワーズモレシャン?」を3回くらい言ってた(笑)歌うんだからフランス語を勉強しないと〜と思って本を買ったんだけども読んでない。だって(笑)日本語訳の歌詞もあるらしく、「愛の歌を体で知るときがくる」(?)など歌詞を読んでました。次回は日本語歌詞で歌いたいそうです。

前半のほうに、エディがうなぎ食べて来合い入ってると長谷川さんが言ってた。エディ「筋少の時はいつもうなぎ」なんだそうな。
エディの曲で初回にも曲解説して演奏した「ミシラ・ファドシ」をやって、エディが歌った曲はなんだったかな〜。歌いたい歌いたい、早く歌いたいよぉ〜ってしきりに言ってたのが可笑しかった(笑)
「神のなせる業と真髄」でしたっけ?エディの曲は10代の時に作ったのだけど、これは「いつも神様が見ているから、悪いことはできないのよ」とお母さんがいつも言ってから。というエピソードに、エディの育ちの良さを感じました。それから「俺は両刀使い」ってタイトルはいつも誤解を招くので、説明するのも渋るエディ(笑)いやいや説明するが、どうしてそうなったのか10代の頃のエディが不思議。今にしては恥ずかしいそうです。
長谷川くんは歌わないの?歌いなよー!ってエディに言われるも、「おじいちゃんの遺言で歌えないの」(?)と拒否する(笑)「でも昔歌ってたじゃん」(アイドル時代?)とエディに言われた時に前方の長谷川ファンがうんうんと頷いてたのが見えました(笑)

関西初ライブで、なぜ京都で2日間だったかというと、大阪で決まらなかったかららしい(というのは高円寺で話があった)京都RAGからは熱いラブコールを受けたのだそうな。担当の方のお名前忘れちゃったのですが、休憩中にステージに出てお店の宣伝をされてた方で、女性だったのでびっくりでした。長谷川さんがよく出演されているそうで、馴染みなのですね。
その京都にこの日新幹線で来た3人が、ウッチーが「ちんどんちゅ」(笑)珍道中と言おうとして噛んでこうなったのが可愛い。早速面白い出来事があったそうで、新幹線でエディがトイレに入ろうとしたときに、背中全体に柔らかい圧がかかって(??)そのまま振り向かずにトイレに入って戻って来たそうなのだが、その一部始終を見てた長谷川さんとウッチーが笑ってて、でもあまり見つめちゃ悪いと思って隠れながら見てたそうだ。柔らかいものはなんだったかというと、大柄の女性がエディの後ろを通ろうとして、列車が揺れてよろけてエディにもたれかかってしまったそうだ。エディを包むくらいの女性ってそうとう大きいですよね!
そして京都につくと雨なので、すぐにタクシーに乗ろうとしたが荷物が多いので「大型」と書いてあるタクシーの看板があったのに、ぜんぜん来ないので中型に乗ったそうなのだが、「大型タクシー」って聞いた事がないけどどんなタクシー?という話で話題になった。乗った中型タクシーの運転手が、運転しながらここで坂本龍馬が殺されたとか、恐らく何万回と同じ話をしてるんだろうな〜とプロだと感心したそうだ。だから俺たちも同じ話を何度もする!みたいな展開になっていた(笑)
その後休憩に入ったのだが「大型タクシー」って何かを観客に聞くが、誰も分からないので、長谷川さんが前方の長谷川ファンに向けて「調べておいて〜」って言ってたのだが、早速休憩中に調べて紙に書いて渡したのだそうで、休憩開けにウッチーが「Yahoo知恵袋に〜」と読み上げていました。というのをtwitterで長谷川さんのファンの方に教えてもらいました。この素早い対応が素晴らしいですね!
※おそらくこのような内容→ Yahoo知恵袋 大型タクシー

休憩明けは、長谷川さんが一人で出て来てドラムソロコーナー。素晴らしい!ひとしきり叩いたあとで拍手してから、リズムに乗せてウッチーとエディが登場しました。
長谷川さんの今回のドラムセットは、本来は「つかっちゃいけない」メーカーらしいです(契約があるのですね)セットは会場のもので、自分が持って来たのはスティックと、あとは大阪のお弟子さんなのかな?に借りたスネアとベダルとか言ってたと思うのですが、ちゃんと覚えてないのですみません。
長谷川さんのドラムセットの話が休憩前だったかもしれませんが、「パール」が「ひらぱー」に聞こえる?とウッチーが言い出して、ひらぱーと言えばひらぱー兄さんは橘高くんだね。という話になり、としまえん兄さんは本城さんだよね。っておいちゃんの名前まで出て来た(笑)
MCで覚えてるのはこれくらいかな?アルバムを出した話をして、「1000円札で、おつりが、出ない!」ってウッチーの一言も可愛かった(笑)ジャケットがなにげに凝っててクラフト紙の内側に写真がプリントされているのが素敵でした。
私は「ホワイトチョコレート」エディの曲の解説のあたりで退出してしまいました。着席して見ているライブで、位置が中間あたりだったのでエディを見るとウッチーと長谷川さんが見えず、エディはほぼ背中しか見えないという配置で、ほとんどウッチーを見ていました。ウッチーは弾きながら後ろ向いてみたり、ピアノに寄りかかってみたりと動くのも見応えありました。
バンドのキャッチフレーズを作るにあたって、「おもしろピアノトリオ」にしたそうなのですが(笑)バンド名だけだとメタルっぽいのですが、一言で伝えるのって難しいですよね。ウッチーが、「僕たちはずっと、"ドガシャンバカーン!"とうるさい音楽をやっていましたが…」という事を言ってて、歳をとってもそれだけでない音楽もやるようになったけど、でもやっぱり"ドガシャンバーン"とやってます。なんて事を言ってました(笑)キャリアを重ねて表現の幅が広がって深くなって、自分達が楽しんでカバーやオリジナル曲を演奏して、こうしてロックバーで着席で飲みながらでも私たち観客を楽しませてくれるようになったのって、素敵なことですね。

2daysの京都と、翌日の神戸も大盛況だったそうです。アンコール公演の11/26原宿も決まって、私はどうしても行けず残念ですが、まだ未体験の方はぜひ愉快なおしゃべりと凄い演奏の3人組を観に行ってみてください〜。