筋肉少女帯ライブ・過去日記アーカイブ(1989〜)

筋肉少女帯の活動履歴、ライブ感想などを記録したアーカイブです。(非公式)

*【筋少ファン日記のあゆみ】

*【2003年発行「筋肉少女帯の活動記録1979〜2003」無料DL】

(113ページ PDF書籍 ディスコグラフィー・ライブレポート)

大槻ケンヂ@新宿JAM

〜ライブハウスデビューの地新宿JAMで30、、う〜ん何年前かよく思い出せない、・・・・ぶりにスペシャルライブ

JAMはスタジオも併設してて、何の用事だか忘れちゃったけど友達とスタジオ見学に行った記憶(使わなかったような)場所は覚えてました。パワステが近かったから。そんなわけでパワステ跡地を見にいってみました。別になんてことない建物だけど。奥が閉まってて見えないのが寂しいですね。日清食品のビルで今はお店など一般向けになっていないのです。


JAMが30周年記念ということでオーケンの出演が急遽決まったのだそうです。アコースティック(プラグレス)編成でギター2名とパーカッションの編成で、全篇着席でゆったりしたライブでした。
ギターデュオの「Be.」(佐藤健治、浜崎快声)のお二人です。さわやかでカッコイイです。
http://www.be-colorful.com/?p=diarylist


入り口の本日のライブのパネルに「前座あり」って書いてあって前座?と思ってお仲間さんに聞いたら、前もあったけどオーケンの弾き語りだよって(笑)なるほど(ぽん)
入るとロフトのステージ前フロアくらいのスペースにパイプ椅子が並んでました。後ろの方だけど座れて助かったー。中央でだいぶよく見えました。
大槻ケンヂさんの前座、というテイでオーケンがよそよそしく入ってくる(笑)「ここに集ってる皆さんは大槻ケンヂさんのコアなファンということで…」腰の低いおじさんになってるw 「ギターの音がいい感じで聴こえるようなエフェクトでお願いします」ってPAさんにふわっと注文したり(笑)
ギターを買ったんですよぉ〜と後ろに立てかけてあるアコースティックギター嬉しそうに持って、弾き語り始める曲は「タンゴ」オーケンの弾き語りは見るたびに上達してますね。続いて「オンリーユー」ちょうど新宿のライブハウスでこの曲を聞くのはいいものです。終わって、「ここで帰ればいいんでしょうけど(笑)もう1曲やります」てな事を言って、「あのさぁ」イントロのメロディが難しそうです。弾き語りには向いてますね。「ではこの後はプロの方の演奏を…」てな事を言って退場、普通に場内の電気が付いてしばらく待ちました(笑)
本編登場のSEなんだったかな?スタートレックだったかホームズだったか忘れました。さっきとそのままでつばつき帽子を被ったオーケンと、Be.のお二人が登場します。はじまったのはなんと「タンゴ」また(笑)そしてギターがぜんぜん違う!プロの方はさすが素晴らしいです(笑)続いて「オンリーユー」さっきと同じ曲順で来るのか。やはり「あのさぁ」で、オーケンはギターは持たず立って歌もさっきよりも余裕あります。
最初のMCは、新宿JAMさん30周年おめでとうございます、はさておいて(笑)あとでまた語るとして、ギターのことを聞いていい?とBe.の二人に質問攻めしてました。その後も何かとギターのこと聞いてたな。めちゃ弾け☆アコギ塾(?)(ダイアモンド☆ユカイみたいな☆がついた…と説明してた)みたいな教則本を買ったのだけど、上手くなれるの?44から始めて、上達するかどうか才能がないかどうか?みたいなことを聞いて「才能ありますよー」と言われると「また、おためごかし言って!」って言いだすオーケン
続いて「香菜、頭をよくしてあげよう」「ロコ!思うままに」「アザナエル」3曲続けて。香菜は筋少でもアコースティックでよくやる大好きな曲。比べると個性がまた違ってて良かったです。ギタリストが変わると感じも変わるものですね。「ロコ」はオーケンの大好きな特撮曲。いつもじーんときます。あとの解説でオーケンが譜面をめくりながら、「筋少でもいつかやりたいですね」とぽそっと言ってました。このアコースティックのイメージが私は強いので筋少でやるかどうかってどうだろ?と思ってたんだけど、やっぱりオーケンやりたいのですね。もしやったら橘高さんがこれでもかってギター重ねるんだろうなあ〜(笑)「アザナエル」も特撮曲。これもアコースティックに合っててじんわりとオーケンの優しい歌詞と歌声を味わえました。
MCでは新宿JAMに始めて出た頃の思い出話。バンドはじめて最初は南大和児童館ってところだったんだけど(笑)いろんなところで話しているように、内田君の先輩のケラさんにドンズのテープを聴かせたら気に入って出演依頼されたけど、ドンズはもうないので結成したのが「筋肉少年少女隊」(当時)で新宿JAMに出たというエピソード。そこには有頂天に参加してたおいちゃんもいました。これがオーケンが高校1年生の時で、そこらへん(指さしてフロア中央)にはターちゃんとおがゆって友達が来てたんだけど、俺たちも友達も始めてだから緊張してガチガチで何やってたかわからなかったとのこと。その後も何度か出たそうです。
その当時、ライブハウスはハードコアパンクの全盛で、こーんなトゲトゲの鋲をいっぱい付けた男達がケンカ始めちゃったりして怖かった。それのアンチテーゼとしてケラさんが面白いバカなことをやろうとしたのがナゴムだったという。「リンダリンダラバーソール」でも書いたけど、木魚がステージ前でドラゴン花火シュワーってやっちゃったり(笑)
オーケンの後ろに置いてあるのがドラムセットかなと思ったら豪華なパーカッションでシンバルとか打楽器が周りにあって、もう1人パーカッションのメンバーの方(名前失念〜)2年前、番組の企画で「コラボラボ」という頭脳警察オーケンのコラボで叩いてましたと、オーケンすっかり忘れて???ってなってました。今はこの他に全身タイツで廃品などを打楽器にして叩くユニットで小学校などでやってるそうす。それを聞いてオーケンが「それがナゴム的だよね」と言って、ザ・ドンズはそういうバンドなの。ラークのゴミ箱とか棒のようなもので叩いて(おなじみエピソード。言うと思ったよね)
またギターの話で、何歳からやってたらこんなに上手くなれるの?とBe.のふたりに聞くと、二人とも小学校3年くらいからだそうです。(今は30歳くらいだそうです)「僕もギター始めてればよかったなー。」と言って、やってなかったから病んじゃった青春を送った、とかそんな歌です、モデルは僕なんだけどね。という前ふりで「蜘蛛の糸」筋少でもよくアコギ2本でやりますが、パーカッションが入ってまたいい感じのノリです。コーラスもさわやか(笑)
続けて始まったイントロでびっくり!これはーっ!なんと「くるくる少女」!筋少でも最近聴いてなかった(調べたら春にやった)嬉しい〜。アコースティックなのに立ちたくなってしまいます。テンポもほぼ原曲のままで、パーカッションは手でシンバルを叩いて疾走感があります。うっちーのかけ声がないのが珍しい。アコギでの演奏もすごかったです。間奏はどうなるのかなーと思ってたら激弾きしてましたし。これはいいものを聴かせてもらいました!
続いて「人として軸がぶれている」女子コーラスは無しなのでオーケン裏声で(笑)アコースティックバージョンは初めて聴きます。これも可愛くて楽しい!
この後だったか忘れたけど、オーケンが「香菜弾いていい?」と弾きだして、なんか違うとBe.の方に指摘されて「こうやって、シャッフルっていうんです」もう一度チャレンジして「もふもふと〜じゃむぱーん…」って笑顔で歌うオーケンがかわいい(笑)
キーを下げるのにギターのネックにカポをつけるんだけど、それ以外に下げる方法は?って聞いて、「チューニングを半音下げることですね、ヘヴィメタルの人はよくやりますよ」「俺、ヘヴィメタルだ!」www いやそうだけどwww
歌った曲がどのアルバムからか言おうと思って…と譜面をめくりながら1曲づつ収録アルバムを紹介してました。「くるくる少女」は大変なんだよ、最初から声張らなくちゃならなくて…と言ってきつそうな顔で「きーらきーら!」ってやって笑わせてました。だから一度落ち着いた感じで歌ってみたかったのだそうです。「香菜」も意外と大変なんだと。逆に「世界中のラブソングが君を」はわりと楽で、その分歌い上げたって感じは実はあまり感じないとか。
譜面を見て弾くと、歌詞が覚えられるようになったんだよ(!)だとか。「さっき弾いたときは歌詞を見てなかったでしょ?」と自慢げだったけど、歌詞が覚えられるって…(苦笑)とか後で自虐してた(笑)
でも、次にやる曲は歌詞をガン見して歌いますというので、開き直り?と思ったが違ってて、久々に見ると自分の作品でも「こいつ、すごいじゃん」って思うことがよくあるそうで、そう思った曲をこれから自分で読むために、座って見ますということで、座りながら「揉み鞠」ポリスみたい(?)なゆったりしたイントロからの曲、温泉宿で捨てられていくマッサージ椅子が人々の様子を表現したオーケンにしかできない歌詞ですね。古い日本映画のような風景が思い浮かびます。
続けて始まったのが、「ザジ、あんまり殺しちゃだめだよ」うわーっ!これも大好きで、聴けて嬉しい。途中からわっとこみ上げてぞくっとして泣きそうだった。メロディもいいし、優しい視点の歌詞も好き。歌い終わったあとにオーケン、これも歌うのがきついそうで、転調して高くなって続けて歌うからと。筋少でもまたやって欲しいですね〜。

オーケンの今後の告知で、10/31のハロウィンのイベントに新ユニット「ヌイグルマーズ」で出演。絶望曲を、って言いだして「あっ言っちゃった」だって(笑)エディとの20sBandでやったような曲をやりそうですね。ギターが横関敦さん、ベースが村井研次郎さんというハードでテクニカルな演奏が聴けそうです。コーラスゲストにコスプレ声ちゃんに頼んで、最近結婚して出産して、男の子の名前が「ナゴム」だっていうw 当日は旦那さんの許可とベビーシッターは確保して下さいってお願いして快諾だったそうです。(私は子供には筋少にもナゴムにも由来してない名前を付けてる)
で、11月から筋少ツアーが始まる(その前の橘高さんライブの宣伝はいいのだろうか…怒られない?)ZEPP大阪、名古屋、東京など広い所で、ちょっと静かめの曲もやってみようという新しい試みで。始まったら立ってもらってもぜんぜんいいんですよ。だそうです(良かった)「俺もう44歳で、おいちゃんなんて46歳だよ。いうても初老だよ」(笑)(初老って。)俺たちはいいよ、終わったらバーンって倒れちゃえばいいんだから(それもちょっと…)お客さんも疲れると思って、席を用意してね、初老…とはいいませんが(笑)(失礼なw)疲れたらちょっと座ってもらえるようにということで。優しい心配りですね。ホールライブのような感覚でいいんじゃないかなーと私は思います。休憩時間があったりするのかな?オーケンが、また「ワダチ」も歌うの大変だって、どっとウケるとサポートの皆さんに「『ワダチ』って、言うだけでウケる曲があるんだよ。」なんて説明してたけど、だいぶ前からワダチ10連発とかネタにしてたけど、ほんとに次のツアーでやってくれるでしょうね〜?

最後の3曲は「テレバシー」「蓮華畑」「BABY BABY」それぞれ特撮、筋少オーケンのミッドナイトプラグレスカフェから。わーっと盛り上がるライブもいいけど、オーケンの歌をじっくりと楽しめるアコースティックもいいですね。蓮華畑はほんと名曲だなぁ〜。聴けて嬉しかったです。
ダーメダメダメダメ人間!っていうのもいいけど、っていう事を言ってジャンプしたら天井が低くて、オーケンですらジャンプすると頭がついちゃってあらってびっくりしてた。布袋さんだったら付いちゃうねとギター弾くマネ何度かしてたのが面白かった。布袋さんは出たことあるのかな?
ギターが上手くなりたいオーケン、来年は弾き語りツアー?なんて話も、もうやれるかなぁ〜。でも高校生が学園祭で楽器始めて3ヶ月とかで出るよね〜。(そうですね、とサポート一同)でもできるかな?(できませんね、と言われるw)習いたいんだけど、どこに行けばいいの?新堀ギターってあちこちに看板あるけど行ってる人みたことない。オーケンは昔、人間椅子にいたドラマーが習ってた事があると聞いたそうです。ドラマーなのに(笑)Be.のどちらかの方が「周りに上手い人いるじゃないですか」って言われて「でもさー、上手すぎて神みたいなんだもん、こーんなに弾くんだよ!(たぶん橘高さんのテロテロ速弾きするマネw 大爆笑)友達だとやりにくい、友達が神(??)上下関係とかできるし」「横関さんなんて、ジェットフィンガーだし(笑)そんな人に習えない」とかなんとか。また竜ちゃんに教えてもらえばいいじゃん〜。上手いプレイヤーと教えるのが上手い人はまた違うでしょうしね。オーケンが望んでるような弾き語りを教えてくれる先生が見つかりますように。
今度ネイキッドロフトでのほほん学校やるんだけど、以前その前を通ったらすごい中が盛り上がってて、アコースティックギター1本ですごいなって思って見たら影山ヒロノブさんだったって(アニソン〜!ドラゴンボール!)また、山本正之さんは(アニソンー!ww ヤッターマン!)なんでも楽器が出来る人らしいんだけど、一人でアコギ1本ですごい盛り上がるライブをするんだって、そういうのできたらいな、できるかなぁ?って言ってました。私は今年見た水戸さんのアコースティックライブはすごい汗かいて盛り上がってた。水戸さんは弾かないけどすごいですよ〜。


アンコールで出てきてオーケンが、楽屋でもギターの事を質問してたって(笑)どうしたら上手くなれるのか?って何度も聞いてて、本編のMCでBe.の二人は小学3年からギターやってたって話から、「俺なんてスーパーカー消しゴムで遊んでただけだよ!君たちはキン消しだろ?ギターやってたの?」「やってました。キン消しもやってました」「なんで?どっちかにしなさいよ!キン消しキン消し!ギター!ガンプラ!ギター!どっちもってなんだ!」とかって左右見ながらキレ芸がウケました(笑)
告知はもういいよね?って物販の話とかして、ヌイグルマーの文庫本って単価が安い(コラ)珍しくサインを入れて持ってきました。とか。部屋を掃除してたら本が出てきて、それも売るっていいかけて、自分の書いた本が自分の家から出てきたからもってきて売るなんて…(笑)って自分でウケてて、いや、事務所の倉庫的なところから出てきたのと訂正してました。バンドに必要なのは物販と告知…ってつぶやいてたな(笑)儲けたお金でギターの弦を買うそうです。オーケンは中学生の時に友達から中古ギターを2万で買ったんだけど、弦が切れちゃって張り替える弦がおこづかいが無くなって買えなくて諦めちゃったんだとか。そのせいでギター弾けなくて…(このあと「蜘蛛の糸」の前フリに繋がったと思う)でもBe.の二人は弦が買えなくてもエアで練習してたのだとか。そこが違うんですね(笑)しかしオーケンは、若い頃から楽器はできなくても文章やライブで表現してMCで楽しませる才能はありますよね。歌えるからギターもできたら弾き語りツアー、ぜひやって欲しいです。「来年は弾き語りツアー?できるかな?」と言ってたので。
アンコールは、特撮曲から「子供じゃないんだ赤ちゃんなんだ」と、オーケンが「筋少のなんかのアルバムに入ってるなんとかです」って伏せてたけど、最後は「Guru」でしっとりとしめました。


(MCネタ おまけ)
・ギターの奏法のなんだっけ?これをやると上手く弾けてるみたいにみえるの。ペンタゴン?「ペンタトニック」だいぶ意味違う(笑)Be.のお二方が丁寧に解説してくれました。7音階の中の5音だけを使ったメロディだそうです。私は楽器やらないから詳しくないけど、橘高さんの教則本で見た事があるかな?
お茶の水ギブソンのアコギを見てたら、店員が来て「斉藤和義さんが使ってるんですよ〜」「そーですかぁ〜」って、斉藤和義さんはデビュー時から知ってるオーケンだが初めて聞いたように演技する。
・大阪の楽器店ではピックを使うとキズが付くからって弾きさせてもらえなくて、指で弾くしかできなくて、「ピック使わないとわかりませんね」と言うと「そうですよね〜」と店員に言われて腹が立った。「踊るダメ人間とかしか歌いたくない気分だよ!」とか、思いだしながら怒りがこみあげるオーケン
・インディーズ時代、ロフトとJAMの2デイズという企画があったけど無くなった。当時のライブタイトルで「人間の証月」だったんだけど、なんでそうしたかというとTVで「人間の証明」をやったんだけど、映画を当時のTVだと画面の縦横が違うから、画面一杯にタイトルが出たら「明」が切れちゃって「人間の証月」に見えたのが面白かったから。
・今でこそパンクは元気で明るいイメージだけども、当時のハードコアパンクは怖くて、こーんなゴツゴツのビョウの付いた服来た男たちが集ってケンカして怖かった。もみ合ってる中で近くから╲話せば分かる/って声がしてたのが面白かった。(オーケンが片手で下から上にぽっと花咲くような仕草で)
・今はボアダムズとかやってる、当時のハナタラシがすごくて物投げたり壊したりパフォーマンスがすごかった。それをマネしたかったオーケンは、チーター(水前寺清子)の等身大パネルを持ってきて、チーターハナタラシー!って言って前のお客さんの頭バンバン叩いて、お客さんもなんか喜んでたのね。チーターのパネルはしばらく家にあったけど、あれは内田君が持ってるのかな〜?(当時からライブに来てたお客さんは、この日いたでしょうか?と思いました。)


twitterで教えていただきました。Be.の浜崎さんブログにライブの写真が出てました。
http://ameblo.jp/kaisei-hama/entry-10667762699.html