筋肉少女帯ライブ・過去日記アーカイブ(1989〜)

筋肉少女帯の活動履歴、ライブ感想などを記録したアーカイブです。(非公式)

*【筋少ファン日記のあゆみ】

*【2003年発行「筋肉少女帯の活動記録1979〜2003」無料DL】

(113ページ PDF書籍 ディスコグラフィー・ライブレポート)

「プロペラ犬ひみつ集会エクストラ」@下北沢シェルター

転んでもただでは起きない(苦笑)12日の夕方には家にいないとダメだけど、それならオーケンがあったぞと思い出して下北沢に行って当日券を買って無事に見れました。最後の入場でぎゅうぎゅうかと思ったら、椅子ありで後ろは空間がありました。移動は狭かったので立ち見でご迷惑おかけして済みませんでした。
今回は舞台「アウェーインザライフ」から1年ということで、振り返ってトークをということで楠野さんと水野さんがオーケンをゲストに呼んでくれました。もう1年経つのですね。
スタート前からすでに楠野さんがステージ端でDJのようにパソコンなどの機材をいじっている(笑)BGMはまた例のヴィジュアル系バンド、マリアディスペア「刹那」(だっけ)の曲だったり、スクリーンにはオーケンの差し入れした素パンの画像で笑いを取ってました。
スタート時間になって、楠野さんからご挨拶と諸注意の話があって、水野さんが登場。美人!細い!かっこいい!ノースリーブで足が長くてヒール靴履いてました。最初に水野さんが中国にNHKの番組の収録で行った話があって、中国はバブルだけど貧富の差が激しくて中間がないとか、中国で太極拳をやるのだけど、5人来るという約束なのに70人来たとか(笑)その後映画の宣伝で香川県に行って、うどんを食べてすごく美味しかったのだけど、お店に入る前に決めてないと店のおばちゃんの視線が怖いという話で笑わせてくれました。
それからオーケン登場。帽子を被りながら(?)相変わらずの脱力感で。水野さんが中国に行って、かなり田舎の村なのに偶然にファンキー末吉さんに会ったという話にびっくりしてた。twitterで分かったんですよね。末吉さんが中国にミュージシャン村を作って、そこからアウェーインザライフで呼んだキーボードのジャンジャンさんが鍛えられて今や売れっ子のミュージシャンになっているといういい話。
昨日かおとといのラジオでも言ってたかな?オーケンの家には冷蔵庫も電子レンジもなくて、びっくりする水野さん。10年くらい前はもっとひどくてごみ屋敷で生活荒れてて「家があるのにホームレス」と水野さんがうまい表現をしてた。今はましだけど風呂はジムで入るからガスも止まってて(使わないからガス点検のおばさんが止めた方がいいと言ったから)それで「節電ならぬ断ガス」って言って「断ガス!」っていう響きが気に入って、そんなバンドありそう〜って言ってたのが面白かった。
オーケンがだからこの夏はエアコンくらい使ってもいい!という論理(?)このあと格闘技道場見学の話で、男に触るのがイヤだとか、冬は暖房が無いとイヤだとか注文が多い(笑)そこで楠野さんが、現在の香港アクション映画はここまですごい!という映像を見せてくれました。2人の屈強な男がガチで闘って屋根から落ちる。取っ組み合いが日本の総合格闘技に影響されているねーと言われてました。裏話として、スタントマンが何度もカメラテストで戦いながら落ちて、頭を打って意識を失ったら、俳優さんが「これを飲め!」ってレッドブルをくれた(笑)レッドブル万能だと思ってるんだよねーという。
この後に20数年前のアクション映画の闘うシーンがへぼくて笑えるというのと、さらにYouTubeであがった海外の一般人が撮ったアクション映像が、女性が体操をしながら闘うのだけど全く話が意味不明というもの。また、アクション映画の俳優オーディション映像が面白いから…といって出した映像が破壊力ありすぎて笑い死ぬかと思った!前のすごいアクションを見た対比もあったし、全く足が上がってなかったり、思い切りコケたり、体はがっしりしているのに顔は真剣で、なのに動きがマヌケっていうのがもう笑いのツボ押されまくった。しかも楠野さんが2回同じ映像を流すもんだから、お笑いの天丼論理ですよねこれね、2度目がもっと来るんだよー!見たいけど見たら死ぬ!って泣きながら顔を背けるしかなかった。
楠野さんのパソコンの背景が映画「キックアス」で趣味丸出しでした(笑)楠野さんの映画好きがよく分かりました。
このあと舞台「アウェーインザライフ」を振り返るトークで、楠野さんからスクリーンにテーマが「今だから言えること」など出た中で「橘高さんはどうしてあんなに張り切っていたのか」に爆笑!オーケンが「橘高くんはねー、サービス精神が旺盛で関西出身だから、吉本新喜劇を見て育ったからね」という事を言って、水野さんが「一番演技しているって感じだった」と褒めてました。逆においちゃんはケラさんと有頂天で芝居をやってたはずなのに、わざと芝居してない演技だったと、オーケンが説明したときに水野さんが「本城さんと話したんですけど、有頂天で芝居の稽古が大変になったから辞めちゃったと聞きました」という話。別役実の脚本をやってたんだよ〜とオーケンが言ったらすごく驚いてました。
それで、「アウェーインザライフ」からストーリー最後の全員揃って「踊るダメ人間」を演奏して、筋少がゲストで出てきた回の映像を見せてくれました。私が見たのほ学では演技のシーンの映像だけだったから、これは嬉しかった!楽器持たない3人が新鮮で(笑)おいちゃんがはじけててカッコイイ!ウッチーの手をこどもの機関車みたいにうごかす仕草が可愛い。楠野さんも内田さん面白いって言ってました。
ほんと、これだけ見れただけでも来て良かったなーと思いました。帰るタイムリミットが迫っていたので、残念ながらあと30分を残して帰らなければならなくって、その後のプロペラ犬次回公演が決まってるけど、何も中身が出来てなくて楠野さんがスランプで脚本が書けず、水野さんとピリピリしているのでここでお互いのイヤな部分を話しあうっていうコーナーが始まり、オーケンが「ええええー!巻き込まないでよー!」って困っていた(笑)水野さんから楠野さんには「ちびちび食べる」がイヤで、楠野さんから水野さんには「酔っぱらうと説教する」のエピソードが辛そうだった(笑)その後どうなったのかな〜と気になりながらも帰りました。チャリティーで終演後にグッズなどを売ったそうなのですが、買えなくてごめんなさい。
(おまけ)
特撮のアルバム「5年後の世界」が出るけれど、これから5年後は50だよ〜という話で、オーケンが50になったらロックで今のように歌うのは無理!って断言していた。でも二井原さんを見習って続けて欲しい〜って思った(笑)ふーみんは200までやるし(笑)おいちゃんもウッチーも大丈夫だろうなって思ってます。
アウェーで歌ったソニンちゃんがこぶしをまわして歌うのが上手すぎて「んこころ〜折れたぁ〜」って、その後影響されちゃった。とのことだけど、ボーカルがためて歌うのは演奏する側にとってはやりにくいそうで、ちょっと…と後でやめてと言われるらしい(笑)歌うほうは「マイウェイ」とか、「んいまぁ〜〜」ってためて歌いたがるよね。というのよく分かりました。それで思い出したのが、昔KATZEでボーカルの中村さんが、後期になるほどめっちゃためて歌ってたなーって、それで演奏側は嫌だったので解散したのかどうかは知らないけれども(笑)