筋肉少女帯ライブ・過去日記アーカイブ(1989〜)

筋肉少女帯の活動履歴、ライブ感想などを記録したアーカイブです。(非公式)

*【筋少ファン日記のあゆみ】

*【2003年発行「筋肉少女帯の活動記録1979〜2003」無料DL】

(113ページ PDF書籍 ディスコグラフィー・ライブレポート)

オーケンののほほん学校@ロフトプラスワン

オーケンののほほん学校! 「オーケン、バースディ(もうめでたくもないスペシャル!!」
ゲスト!トーク!歌! 初心者大歓迎!
(ゲスト:小林ゆう遠藤ミチロウNARASAKI

2/6はオーケンの誕生日です。おめでとうございます。45歳なんですね。でも去年からずっと来年はアラフィフ〜ってよく言ってたからもうそんな気でいます。私もそうなんだけど、2月生まれって同級生が先に歳を取るから同じ気がして、まだなのに1つ歳取った気分です。
ロフトプラスワンのフロアはいつになく人でいっぱいです。開演前は筋少のPVや、80年代の映像も。白塗りオーケンやおいちゃん、ウッチーの姿も見られて楽しめました。オーケンの登場はハッピーバースデーのBGMに乗せて(よくバラエティ番組で使われるやつ…曲名知らないけど)45歳になりました、45歳っていうと、(ここエッセイや以前のMCでも話してたネタ)天龍源一郎さんとかハウンドドッグの鮫島さんとか(なぜそこ?)布施明さんとか、「君は薔薇より美しい」毎年歌ってるけど、まだ歌ってないからカラオケ用意しといてね(※と言ってたけど結局歌わなかった)
ゲストが事前発表されたということで、それでなくてもバースデーは激戦らしいのだけども、人気声優の小林ゆうさん効果もあったのでしょう、チケット代がヤフオクで最高3万ついたとか?オーケンが恐縮して自分だけなら2000円(?)と言ってたような。
それから初めて来たという方に注意で、ヤジとか話しかけてくる人がいるんだけど、そういうことの無いように…と話すと「アニキー!」と下のほうから大きな声が(笑)「あなたは、フリークスのふぁんた君じゃないですか!」とわざとらしく説明セリフのオーケン。おなじみ聞き役のふぁんた君がギターケースを手に壇上に上がります。ここにいるみんなからのプレゼントですよ、いやいない人もみんなからのプレゼント、とかなんとか前置きをしておいて、オーケンが昨日お茶の水で買ったアコースティックギター。2台売ったら1台が買値と同価格で売れたらしく、買った店と売った店どっちが節穴なのか?と思いつつ、これであと3万足して新しいギターが買えたそうです。かかえて鳴らしていい音だね〜と上機嫌。去年の誕生日にギターを買ってやりはじめたのですよね。ギターを選ぶときに「タンゴ」を弾いていい音かどうか判断するそうです。というわけで「タンゴ」を弾き語りしました。
・風邪引いてiPhoneでラジオにはまる
その後椅子に座り、ふぁんたくんが手元の紙を見ながら「最近どうですかー?」とオーケンに降ってのトーク。オーケンは最近風邪ひいちゃったそうで、最初に朝起きたら気分が悪いので、鬱病になった!と勘違い(苦笑)その日取材を受けた時に「鬱病になっちゃいました」と初対面の記者に話したら「がんばってください」と言われたものだから「鬱病の人にがんばれって言っちゃいけないんですよ!」と怒ったそうで、後で風邪だと分かったのだけど、記者さんもやりにくいと思っただろうね〜とのこと。気持ちを切り替えようとギターを弾きだしたら寒気がやってきて、「これもしかして風邪じゃね?」と思ったオーケンはいきつけの病院に行って「風邪ですね」とあっさり医者に言われ。ただインフルの疑いもあるからタミフルを飲めばと勧められたが「いうても心が弱い」オーケンは(副作用が怖いので)「いえ、心が弱いですから!」と断ってしまい、医局をざわつかせた(笑)看護婦さんに注射をしてもらった時に、以前ウクレレを買った帰りに病院に行ったことがあり、それを覚えてたそうで「(ポーズしながら)アロハですよ〜」と言われたのが可笑しかったそうだ。
別の薬を飲んでしばらく寝てたそうで、その時にiPhoneのアプリで聴くラジオにはまったそうです。TBSラジオの「JUNK」が好きで、よくラジオ好きが伊集院さんの話するでしょう、その気持ちがわかったとか(笑)伊集院さんが熱くなって話すしゃべりのマネをするのが面白かった。それで一つ言いたいのは「放送作家が笑い過ぎ!」っていうのも、伊集院ラジオのファンにありがちで面白かった。私は筋少活動停止中の一時期よく聞いてたけど、今も変わらないんですね〜。あとは爆笑問題エレ片がお気に入りだそうです。若者向けの時間帯だから、他の芸人は下ネタが多くからあんまりだそうですが…オーケンのANNはそうだったよね(笑)
さらに、地方でやってるコミュニティラジオを聴くアプリで全国の小さいFM局が聴けるそうですが、昔はキャンペーンでよくまわったけどアレ誰が聴いてるの?と思ってたんだそうです。特に面白いのは十勝の局で、マツコデラックスのモノマネがうまい人(?)とか、「十勝の伊集院」とオーケンが言うに、伊集院リスペクトのパーソナリティがいて話が熱い。でもアシスタントの若い女性がダメで、「アインシュタインはね〜」と熱く語るのに「そうですかー」と反応が薄い。一度伊集院さんと交代してやりたい、そうしたら伊集院さんが後日その女性アシスタントがいかにダメか熱く語って、放送作家が爆笑するだろうって。すると、すかさずふぁんた君が爆笑する(うまい)「腕をあげたね〜」満足そうなオーケン。なんなんだ(笑)


小林ゆうさん
前回ののほほん学校ではアイドルライターの小明さんを招いたそうです。これから若い女性をゲストに読んで男性のお客さんも来てもらいたいとか。「絶望少女達」で共演した声優の小林ゆうさんを呼びました。5日に誕生日だったそうで、それをついさっき聞いたというオーケン(笑)ゆうさんは出会った時からとても礼儀正しく、事務所の名前から自己紹介して20秒近くお辞儀するものだから、その間に逃げたらどうなるか一度やってみたいそう。「探します〜」とゆうさん困ってました。初めて出会ったのもロフトプラスワンで「絶望少女達」の一同一緒だったそうですが、その時はおとなしい子だと思ってたら、実はとんでもない、ただものじゃないと後で分かったという(笑)そこで2008年のアニメイベントコンサートをさいたまスーパーアリーナで出た「絶望少女達」の映像を紹介しました。オーケンが「筋少で橘高くんの前にいるファンが、すごく頭を降ってるんだけど、それ以上にゆうちゃんがすごいからそこを注目してください」って説明してたのが笑った。そこと比較しなくても(笑)「林檎もぎれビーム!」いい曲ですよね。映像に映る声優さんがメインだけど、演奏してる研次郎さんに反応しちゃったり(笑)ゆうさんは出番の後倒れてストレッチャーで運ばれたそうで、後半は覚えてないとか。でも「一生の思い出になりました!」とおっしゃってました。出番後にオーケンと会ったら「医務室でお茶をいただいてました」と言ってきてびっくりしたそうな。
この高いポテンシャルに驚いたオーケン、ゆうちゃんをぜひロック界に紹介したいと思ったそう(この話は以前からしてる)ゆうさんは現在「Crash tears」というユニットでロックをやってるけど、ロックのライブを見たのは招待された筋少のライブが初めてで、他は見たことがないとか。最初に見るのが筋少というのもどうかと、「筋少は、邪道外道だからね…」とオーケン。邪道ですけど、王道だったりもするんだよね、ファンにしてみれば。でも他のロックバンドをいろいろ見てからのことだから、もっといろんなバンドを見てもらいたいですね。
このあとかな?おととしの日比谷野音でやった「絶望葬会」でのゆうさんが映像メッセージがインパクト強いので、特別に公開してくれました(DVDとかになってないのですね)会場が爆笑の渦でした(笑)


遠藤ミチロウさん登場
そこでパンクロックの始祖といわれる遠藤ミチロウさんに、ぜひゆうちゃんを見て欲しいということで、呼ばれました。すらっとしてて、メイクはしてなくて黒ぶちメガネでかっこいい!「お歳を聞いてもいいですか?」とオーケンが聞くと、気さくにいいですよ、60歳です。と言うと場内どよめきが。見えないですよねー。そして最近の近況を訪ねると、先日終わったばかりのスターリン復活ツアー、豚の頭と臓物は通販で買ってるという裏話(笑)昔はと殺場から肉屋さんの中間業者に行って買ってたそうです。豚の頭を投げると聞いてゆうちゃん大興奮。目を輝かせてました。
他の活動はアコースティックの弾き語りと、頭脳警察のトシさんやザバースデーのドラムの人などとユニットを3つほどやってるそうです。私はほとんどミチロウさんは、オーケンからの知識でしたね。デビューが遅かったらしいとか、ライブで投げるとか伝説話も。こないだCDJでは筋少と同じ日に出たのに、時間の都合で見られなかったから、この日聴けて嬉しかったです。
まずは小林ゆうさんがどんなにすごいか、オーケン絶望少女達でやった「豚のご飯」を聞かせて、作曲したナッキースターリンに影響を受けて作ったことも説明しました。聞いたあと、どうでしたか?とオーケンが聞くとミチロウさんが「どんな豚のご飯なんだろうね〜?」「…!そこ?」天然ボケ?にオーケンびっくり(笑)でもゆうさんが好きな「豚のご飯」ってどんなのか気になるじゃん。オーケンが聞いても「家族が作ってるので」といって説明になってない。単なる豚丼じゃあないのか?で、ミチロウさんが改めて感想を、パンクでサウンドは21世紀ですねーとおっしゃってました。オーケンが「昔はこんなパンクバンドいっぱいいましたからね」と。
それからゆうちゃんにミチロウさんの弾き語りを見てもらうということで、「お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました。」そしてオーケンがクラシックロックジャムで歌ったミチロウさんが歌詞をつけた「天国の階段オーケンはガンズアンドローゼスのカバーバージョンで歌ったそうですが、その話をしたら「ガンズのライブでこれを聴いて、やろうと思って作ったんですよ」とのこと。ミチロウさんが演奏して歌いだすと、その世界に引きずり込まれました。目が離せなかったですね。終わるとゆうさんが言葉につまって泣いてて、早速ミチロウさんのシャウトをものまね(笑)さすが声優さん、その技術に興味を持ったそうです。ゆうさんは尊敬する声優は野沢雅子さんと高山みなみさんという超大物で、少年役を目指しているそう。お姉さん声もすごいけど、少年声がはまってるなーと思いました。


ナッキー登場
ミチロウさんを送り出してから、ナッキーことNARASAKIさん(オーケンが一度逆に間違え)を呼び出します。楽屋で楽しんでたそうだが、出番が遅いのですっかり酔っぱらったそう(笑)ゆうさんがあの映像のインパクトのままだとなんなので、「Crash tears」のPV映像を流しました。最近教えてもらったけどCrash tearsのドラムって山崎慶さんなのねー!(DEAD ENDのサポート)というわけで慶さんかっこいいとずっと見てました。ナッキーが提供したのは作曲2曲、オーケンが「再起動ダンディズム」という詩を提供したそうです。なんでダンディズムにしたかというと、ゆうさんがCrash tearsでは男性役ということと、ナッキーがジュリーに似てるから(笑)小さい頃から言われてたみたいです。ナッキーはサングラスに黒い長髪で真ん中分けだったから、若い頃のみうらじゅんみたいだってtwitterで話題になってた(笑)フード付きスウェットがよく似合ってたし、喋るとぽわんとして可愛い。オーケンが「最近、映画とテレビってどっちがどっちだか分からなくなってきたでしょ」と言うと「分かるよぉー」って通じないのが可笑しかった。オーケンの言いたい意味とは違うっていう。
ゆうさん、ふぁんた君はここで退場して、オーケンナッキーだけになりました。
ナッキーはアニメの曲の仕事のほか、「ももいろクローバー」ってアイドルにも曲を提供していて、そのなかの1人とオーケンが今度対談するんだよ、というと「えっ!」ってすっとんきょうな声出して驚いてたのにどっとウケました。こんどやめちゃうあかりんって子と対談するんだって。また映画秘宝かな。ももいろクローバーの出てる映画が良かったとオーケン言ってました。
「出番短いよー」とナッキーが抗議(笑)特撮の「アザナエル」「ロコ、思うままに」をナッキーのアコギ演奏で歌いました。そこで告知、「ある作品の主題歌を?」「特撮が?」とナッキーがもったいつけた感じでいうと、キャー!と悲鳴があがります。これから製作して春に出る予定だそうです。詳しい発表は21日になるそうです。楽しみですね!
最後に、再集結のきっかけとなった曲をということで「人として軸がぶれている」を演奏しました。アニメの主題歌かもしれませんね。ナッキーの出番が短くてもっと聴きたかったですが、ディーパーズのライブも4月に決まったそうですし、特撮も今後の活動に期待です。


・おまけ
最初のトークで「相撲の八百長問題について」は、結局「プロレスが国技になればいいんじゃないの」という結論に(笑)最近気に入った映画は、杉作J太郎さんの「応答せよ巨大ロボット、ジェノバ」が主人公が普通のロボットものは少年だけど、これは中年が乗るという話で、親しいプロレスラーの仲間が亡くなった体験が作品に影響されていて、それをロボットものという話に置き換えたのが面白かったそう。会った時にほめようと思ってたら、アイドルが一緒のイベントで杉作J太郎さんがデレデレしてたのであきれてやめたそうです(笑)