筋肉少女帯ライブ・過去日記アーカイブ(1989〜)

筋肉少女帯の活動履歴、ライブ感想などを記録したアーカイブです。(非公式)

*【筋少ファン日記のあゆみ】

*【2003年発行「筋肉少女帯の活動記録1979〜2003」無料DL】

(113ページ PDF書籍 ディスコグラフィー・ライブレポート)

筋肉少女帯@赤坂BLITZ(対バン:アーバンギャルド)

LIVE DVD発売記念ツアー「四半世紀中」
vs アーバンギャルド

意外と筋少は今年初の赤坂ブリッツです。デビュー25周年記念の一環で、DVD発売記念ツアーということで初日は、筋少に影響を受けたという、「アーバンギャルド」結成5周年で2011年デビューのバンドと対バンです。

アーバンギャルド

私は去年、ケラ&ザ・シンセサイザーズとアーバンギャルドの対バンで初めて見に行きました。その前にもデビューするちょっと前から知ってて、リーダーの天馬さんが筋少好き、ナゴム好きってことで注目してました(笑)。
筋少との対バンが6月に発表されてから、相当な筋少フォロワーであることも伺えて楽しみにしてました。
音楽性的には、キャッチフレーズが「トラウマテクノポップ」というだけあって、ハードロックの筋少とは違う感じで、有頂天・ケラさんの流れだと思うのですが、それでもロック的な部分も多く、筋少の影響を濃く受けてると思います。

アーバンギャルドはライブで観客がオフィシャルグッズの「フラッグ」を振るというのを知ってたので、最初にライブを見てから次に機会があったらやってみたいと思い、用意してみました。これが想像以上にいい結果になって面白かった!
開演して、まずはアーバンギャルドから。最近出たシングルの衣装ではなくて、紅一点ボーカルのよこたんは赤に白水玉のミニワンピースに関節人形柄のタイツ、ハイヒール姿が美しい。スレンダーでまさにお人形さんみたい。
キーボードのメンバーが最近脱退したので、サポートにドラムの鍵山さんと「エアインチョコ」というユニットを組んでる、キャプテンズのキーボードケイ伯爵(ケイさま〜ってファンに呼ばれてた)華奢で動きはちょっとモリケンさんを彷彿させる(笑)。キーボードがドラムの隣になったので、立ち位置が上手から下手にチェンジしたギターの瀬々信さんは、背高シルクハットに黒の貴公子風燕尾服っぽい衣装で、珍しいのがギターがレフティストラト。メイクが濃いのはきっと橘高さんリスペクトでは?と思った!若い頃のオーケンもこのくらいのメイクだったなぁ〜と思い出した(笑)。

グッズのフラッグを振って出てきた天馬さんとよこたんに、多くのファンがフラッグを振って応援するかのような光景は、上から見たら壮観でしょうね。
「こんばんわー!!!アーーバンギャルドでーーーす!!!」と全力で叫ぶ天馬さん。1曲目はパンクっぽい「恋をしにいく」で、最新シングル都会のアリス」は有頂天っぽいテクノポップな可愛い曲。都心の駅名が次々出て来るのが面白くて気に入ってます。
最初のMCでは、天馬さんがハイテンションで筋肉少女帯さんと対バンですという話と、「心の病を、お・も・て・な・し〜」と言う時事ネタ。「傷だらけのマリア」は、女の子が"普通じゃない"子でいたいけど"普通の恋"がしたいっていう気持ちを歌った切ない詩で、これは心当たりある子ははまっちゃうなぁ〜と思います。
この後は天馬さんの指導により定番のコール&レスポンス「セックスはお好きですかー!」╲大好きでーす!/「ふざけるなー!!処女すてたもうことなかれー!!!」からの「ベビーブーム」まさに"アバンギャルド"な展開、アングラロックを彷彿させる。曲間に天馬さんがケイさまに「お名前は〜?」と声かけて、客にも声かけて、「近藤さん、こんどう、むかってこい!こんどーむかってこーい!」で避妊具投げる。よこたんはその間にシャボン玉ふいてるっていうシュールな絵図に。
デビュー曲の「スカート革命」は、スタンドマイクに向かって両手で振りをするサビが可愛いので、ケラシンセの時に気に入ってて、また聴けて良かった♪
曲の繫ぎでポケモンのナレーションをマネした時事ネタ(カツーンの、私はよく知らないので記憶おぼろげ)をやって、「コミック雑誌なんかILLかい」ボーカル2人はシャウトしまくって、ギターも前に出てソロ弾くとセンターの客が熱狂してました!タイトルはまさに頭脳警察へのリスペクトですね。
ギターは椅子に座って、ゆったりした感じの曲は「月へいくつもりじゃなかった」筋少の「少女の王国」からインスパイアされたという曲で知っていたので、これはやると思ってました!
それからやっと、雑談的なMCになるのが、天馬さんがうざいキャラで早口でテンション高いと、よこたんがクールに「誰も聞いてません」とかツッコミするっていうパターン(笑)。ケラシンセの時もこうだったなーと思い出した。筋肉少女帯がなかったら私たちは存在していませんでした!と、多大なリスペクトを頂きました。
あと、Negiccoと共演したときに「日本の米」をカバーした話もしました。あったあった〜!忘れてた。

セッション曲を選んでた天馬さんが、ネギのJ-POPは何かないかと探してなかったのでこれは「日本の米」だ!とタタターン!(キーボードを叩いて)ドヤ顔で送信!ってやったらマネージャーから「その曲は歌えませんので踊るだけにしてください」とか帰ってきたらしい(笑)それで結局、アーバンが歌ってNegiccoはネギ(生の)を持って客の頭を叩くことにしたのだが、天馬さんネギを前日にスーパーで買ってきたら3つなくて1つがワケギになってしまったのだとか。
それから今年の9月にオーケンが青森フェスでNegiccoに会って新曲の「アイドルばかり聴かないで」をすごいと褒めた話もして、アイドルばかりじゃなくてバンドも聴いてねー!とよこたんのお願いがありました。
天馬さんが「あと2曲ですー!」っていうと╲えー!/お決まりのブーイングありがとうございます!って言ってたような。「さよならサブカルチャー」これも好きな曲。私は実は、インディーズ時代の曲を最初に聴いた時はあまりピンと来てなかったんだけど、デビューしてからの曲を聴いていいなぁと思うようになりました。サビでフラッグを左右に振る。透明感のあるよこたんのボーカルで"世界のはてのはてー"という、この感じどこかで聞いたような、筋少でもあるけれど、他にももっと色々あった気がするけど思い出せない。懐かしいような切ない感じ。
最後の曲は「四月戦争」でした。てっきり「セーラー服を脱がないで」やるかなーと思ってたので意外でした〜。終わりに歪む音が鳴りながらお決まりらしく「明日も生きてくれるかなー!?」╲いいともー!/っていうコール&レスポンスやってたかな。これもテクノポップっていうよりもロックっぽい。
よこたんと天馬さんが先にはけていって、最後にケイさまがキーボードのひとつを大きく持ち上げて上から床にバーンって落とした!そして自分も下に降りると身軽にバク転(前転だったかも)して驚かせてました!かっこいい〜!こういう派手な動きのキーボーディスト好きです♪これからもぜひサポートで見てみたいです。

筋肉少女帯

セットチェンジで長谷川さんのツーバスセットとふーみんのマーシャルの壁が現れる。後ろが厚くなったせいか、全体的にぐっと前に迫って来る感じ。おいちゃん前に置かれるモニターの位置も少しずれて前に出てきました。

フロアも筋少ファンと入れ替えがあったようで、隙間がぎゅっと詰まってきた感じです。
登場SEはKISSの雷神です!ふーみんは白ドレスで登場して目をひきます〜。前回はいなかったエディが来てフルセット、長谷川さんお久しぶりです。おいちゃんはブルージーンズのロールアップ、これやんちゃな感じで好きだ。そして貫禄を感じる!出す音が厚くてでっかい。改めて驚かされる。ワクワクする!
オーケンがはいてるワイドパンツのポケットに白い棒が飛び出してるのに気づいた。これは、早速使うんだな〜。(笑)そう思って注目してたところですが…。
おいちゃんとふーみんが合図して合わせてイントロ「イワンのばか」からだ!ダダダとドラムが助走するように鳴り、拳があがります。一気に筋少ワールドに持って行きますね。最初の一番のキメのところでオーケンが棒をもってジャーン!と上に掲げたら…!旗がなーい!棒だけ(笑)!!!ズコー!はっ!と気づいたオーケンが狼狽えてると、スタッフさんが腰をおとしながら換えの旗をもってきて棒だけと差し替える。このトホホ具合さすがオーケン、持ってってる(笑)。またエッセイネタになりそう。1曲目にイワンで華々しく弾けるところが、対バンのセットリストらしいなぁと思いました。ライブバンド筋少の楽しさすごさを1曲で表す代表曲だなぁと思います。
曲の中間でコール&レスポンスするところで、さっそく「昨日のMステのKISS見た?」って言い出す(笑)今日話に出すとは思ってたけど、ここで早くも言うかっていう。その後もMステ見た?って話して、斉藤和義さんのバックでピーターのメイクしてたドラムがレベッカの小田原さんだったよね!って話してて、うんうんと頷くおいちゃんとふーみん。こういうところも和やかな雰囲気で好きです。
曲終わりのラララ〜で、オーケンがもういちどアーバンの旗を持って振って使っていました。この後もちょいちょい旗を使ってましたね。
1曲終わってさっそくオーケンがさっきのミスを弁解する。旗が取れちゃって、赤塚不二夫の漫画に出て来るキャラみたいになっちゃったと(おでん持ってるチビ太のことか?)
アーバンギャルドは若いファンが多いんでしょう?YouTubeで昔の映像ばかり見てたから、おじさん出てきてびっくりしたでしょ?という話から、筋少はおじさん、50も近いですよ。親がそのくらいの歳の方もいるんじゃないですか。ということでアンケートするオーケン、10代のファン、20代と手をあげさせる。じゃあパパと呼んでくれ〜って流れに(笑)。これたしか去年の父の日にやったコールですね。╲パパー!/と言わせて和ませて、客全体をこっち側に引っぱっていくオーケンのMC術。iPod4とかギャラクシアン3とか(スマホのこと?)をねだるようにー!とか言って絶対可笑しい。
それからメンバーが4人のパパだ、パパス…ママスアンドパパス〜ってつぶやくオーケン、それ言わずにいられないんですね。オーケンがパパがんばっちゃうぞ〜って言うと、微笑むおいちゃんがウキウキと踊るのがきゃわいい♪(※60年代のバンド名です)
話の流れ忘れたけど、若いアーバンギャルドのファンを見て新鮮で嬉しそう。煮込まれた筋少ファンで〜それに対して初めて見た人はシャキシャキの大根だという例えをまた出してきた(笑)。
オーケンがもったいつけてひっぱって、日本を何かにするんでしょ?とか言ってインドってなかなか言い出さず笑わせる。「日本印度化計画」知名度といえば一番ですね。昔はまた印度かぁーなんて思ってだれてたこともありましたが、今は何度見ても楽しい!かっこいい!間奏でキラキラの笑顔でおいちゃんとふーみんが向かい合って弾くところが素敵で大好き。
続いて楽器チェンジして、おいちゃんがギターをかまえてイントロから入る一瞬で分かった!「ワインライダー・フォーエバー」だ〜。嬉しい!今の筋少ライブの幸せな感じがぎゅっと詰まってる。4人マイクを持って前に立ちセリフまわしは、それぞれ言い方にキャラが出てる。おいちゃんは二枚目にキメてて、ふーみんは熱血シャウト、ウッチーはおどけてキュート。オーケンは物語を話すように。ダンスとも言えないようなオーケンの踊りが足を揃えて膝をまげてひらいたり閉じたりするの。ウッチーは相変わらずピンクレディーのUFOの振り付けして、またギリギリまでベースを取りにいかない(笑)。
「ロシアンルーレット・マイライフ」もちょっと久々で嬉しい。からうちーだー♪でふーみんがウッチーを指すのをチェック。ライライライと手を振るアクションが多い曲なのでオーケンがここでもアーバンの旗を振ってました。後のMCでオーケンがこれいいね、うちもこれやろうか!でも橘高さん、あなたの所で先に作らないでくださいよ!って即釘を指してたのが可笑しい。(注:筋少物販の他に、メンバー各個人の物販がおいちゃんをのぞく3人であります)
アーバンギャルドは女性が1人いるから、華やかでいいね!という話では、筋少も昔は女性メンバーがいたんだよ〜。35年ぐらい前に。ってオーケンは言ってたけどまだ結成35年経ってないと思う(笑)。でも結成して間もないインディーズ時代ですね。コーラスとキーボードでいたそうです。そんな筋少も今やおじさんばっかりで、そろそろ女性ボーカルにしようかと言うのだけど、でもそこで杏子さんや寺田恵子さんの名前が出て来るのはどうかと(笑)と自分で言っておいてツッコむ。いや筋少ほどの激しいロックにはそれくらいパワーのある女性ヴォーカルでないとね。私はそこで扇ちゃんが来て欲しいなーと思ってました。ちょうどこの日も見にいらしてたんですよね♪

この後かどうか忘れちゃったけど、イベントやフェスではあまりやらないけどメンバー紹介しようとオーケンが言い出して、1人づつ紹介してくれたのも良かった。内田雄一郎、ウッチー!って感じであだな付きで。するとウッチーが「うちだでーす」って一言。おいちゃんも同じく「ほんじょーです!」と一言。オーケン自分は自分で大槻ケンヂオーケンって言ってました。
今度の対バンツアーではこれから人間椅子すかんちジュンスカイウォーカーズと続くけど同世代で、若手のバンドはアーバンギャルドだけという話もしてました。筋少に影響を受けていることで、筋少と「根っこは一緒だよね」とオーケンが言ったところ観客の反応がワーじゃなくてほーって感じだったので納得いかないオーケンが、そこは盛り上がるところでしょー!とダメ出しする(笑)。例えにストーンズビートルズが(だったか忘れたけど)根っこは一緒だぜーとMCで言うと盛り上がるんじゃないのと言うところがおじさん世代です。根っこっていうのが古いの?若い子が多いからそこは「アプリがいっしょ」とか言うの?なんて言ってたが、なんか違う(笑)。ふーみんが首をかしげて笑ってた。根っこっていうと「ルーツ」でいいんじゃないのかなーと思いました。
それでオーケンがもう一度言い直そうとして「筋少人間椅子は〜あっ!」ってアーバンギャルドの名前すっ飛ばしてるし。とりなおして「筋少人間椅子すかんちジュンスカも、アーバンギャルドも根っこは一緒」ってことで共通点は「中2病」ってことなんじゃないのか〜っていう繫ぎで、次の曲へ。
「中2病の神ドロシー」ここでまた聴けて嬉しい。聴くたび本当凄いし、胸の奥からぎゅっとえぐられるような感覚で、後半のあがっていく展開と"聴いていた"のセリフで切なくなって、最後の神コーラスが楽しくて。これが最新曲っていうのが、往年の定番曲と並んでも衰えるどころかメガ進化してるっていう感じ(笑)。好きなバンドを追いかける気持ち、アーバンのファンにも何か伝わるものがあるといいなぁと思います。
続いて曲入りのSEが鳴る中でオーケンが、アーバンギャルドのファンにも通じると思うという事を言って「蜘蛛の糸」ここ最近オーケンはお気に入りみたいでずっとメニューに入ってきてます。おいちゃんギターの音がウニョウニョした効果に変わるのが面白いです。そしてライブのおいちゃんコーラスがいつも好き♪

アーバンギャルドのファンを意識したMCで、みんなを楽しませようとしてるオーケンの心遣いが良かったです。さっきお昼にカレー屋さんに行ったらアーバンギャルドのファンの子がいて声かけられて、サインして一緒に写真撮って下さいって言われたけど「メイクしてないので〜」と断ったけど、ほんとは若い子と映るとすごく老けておじいちゃんみたいだからと言って笑わせてました。オーケンに偶然会えた子はラッキーでしたね!それでオーケンは気持ちはお会計を払ってあげて「ここは僕が払っておいたから」ってカッコ付けたいけどできないよね〜って言ってました。だって(入った店が)高いんだもん。ココイチだったらいい!でもトッピングはいっぱいするなー!集団はだめだー!2人までだー!って制限してて、それはケチっていうもんです(笑)。
このMCはもうちょっと前のブロックだったかもです。あっというまに終盤で、フェス定番の「踊るダメ人間」を叩き付ける。「ロック名物ダメ人間ジャンプだー!」って今年のロッキンで言ってた「夏フェス名物」を変えてきてました(笑)。すでに再録ショートバージョンで、最初のダメ人間ー!人間ー!のところで、みんなでバンザーイをするようになりました。私は下手側前方にいたのですが、珍しく押しがほとんどなくて、みんなジャンプのために開けててくれたのかな?フェスよりも飛べて楽しかったです。
これであとラスト1曲だーと思ったら、なんと予想外「ツアーファイナル」で驚いた!激しくて幸せな気持ちになるふーみん曲は「ドロシー」とも共通している。ファイナルって歌うけど、今日はツアーの始まり。忘れられなきゃまた旅に出ろ!って。これから始まるワクワクを感じます。
曲終わりでおいちゃんが景気よくギターをぽーんとスタッフに投げて、ふーみんも揃って。オーケンもたしか上着を袖に投げてスタッフさんがキャッチしてました。このパフォーマンスの派手さが素敵です!

【アンコール】

セットチェンジで椅子が4つ運ばれてきた。これはただセッション1曲で終わるんじゃなくて数曲やるだろうなと思って嬉しくなりました。本編ではいつもワンマンであるアコースティックコーナーが無かったのでここでやるんだーと。
オーケンは今日はKISSと安室奈美恵ラウドパークを蹴ってこっちにきてくれてありがとう的なことを言ってました。たしかに今日はメタラー筋少ファンはラウドパークに行く人多かったかもなぁ。
あとは、アーバンギャルドのファンが若いのと、自分達はおじさんだから何も無いところでも転んじゃうんだよねっていう話をしてて、しみじみと頷くおいちゃんとふーみん(笑)。ウッチーが「飛んだよね」ってパタリロクックロビン音頭みたいなポーズして言ってたのが気になる!
それから、アーバンギャルドから浜崎容子さん〜と呼び入れ。よこたん来た〜細い!可愛い!ナゴムギャルコスだー!ケラシンセのセッション時とほぼ同じ格好です。おだんごヘアにセーラーカラー、ショートパンツ、猫の顔のハンドバッグを持ってきました。これはナゴムギャルだとオーケンがすぐ反応して、見た事無いでしょ?というと「図鑑で見ました」オーケンがびっくりして「図鑑なんてあるの?」というと「いやないですけど、スタイリストさんがナゴムギャルだったんです」当時ナゴギャの年齢はオーケンと同世代かちょい下ぐらいまでですね。
「こういう子、昔新宿西口にあったときのLOFTにいっぱいいたよねー!」とオーケンがウッチーに向かって言うとウッチーが「ん!いたいた、…ターイムスリップ!」よこたんの格好を見て指差して言っててかわいい。あの頃にタイムスリップしてみたい!
それからアーバン物販のフラッグの話になって、これいいね、いくらなの?とオーケンが聞くと「500円です」「いい商売してるね〜うちもやろう!」ノリノリなオーケン。「うちは1200円で売ろう!」高っ!そうだそうだとふーみんもおいちゃんも全力で頷くし(笑)。旗がさっき外れちゃったという話をしたらよこたんが「これ外れやすいんですよね。アーバンと筋少のコラボでフラッグ作れば良かったですね」それは売れたかもしれません。じゃあ次はぜひというとオーケンが「それをジュンスカの対バンの時に振るの(笑)」ジュンスカ側はぜんぜん分からないですよね。私は正直言うと、旗は面白いけどライブでは不評かなぁと思います。スタンディングだとぎゅうぎゅうするからずっと持ってるのも邪魔だし。振ると後ろから視界が遮られるので、タオル回す曲があるぐらいでいいかなと思います。光るものも曲によっては面白いですけど、クレーム出やすいから難しいかもー。普段使いできるグッズのほうがいいかな?

曲に入るところでウッチーも座ってることを指摘するよこたん「内田さんリハでは立ってたじゃないですかー」狼狽えるウッチー(笑)。腰を浮かせて折り畳み椅子の座面を動かしながら、いや立ってて〜ごにょごにょと弁解していた。でも結局座ってベース弾く。オーケンも座っててよこたんだけ立ってるっていう。おじさんだから椅子がないとだめなんだよぉーとかオーケン言ってた。曲は「猫のおなかはバラでいっぱい」なんと!てっきり少女の王国やるのかなぁーと思ってたら。先日オーケン谷山浩子さんと共演してこの曲をやったので、よこたんにその音源を聴いてもらってリハしたそうです。
よこたんの歌声で可愛らしく華やかになりました。音源ではパーカッションのところを長谷川さんがドラムセットのままでそれっぽく叩いてくれました。珍しくて良かったです!
オーケンが、いいねぇーこれで、カフェでよくかかってるJ-POPのボサノバカバーでツアー回ろうかーとさりげなく本のタイトルを挟んで、そこから展開して電気グルーヴのシャングリラの沖縄カバーがあるんだよとか、ジブリのオルゴールがかかってる店がいやだった(笑)などという話でよこたんともりあがる。私もJ-POP沖縄カバーは去年焼肉屋で聴いた事あって気になった(笑)。オルゴールのカバーはよく歯医者で聴いてた。あと、よこたんが「ボイパ」のカバーの話をしようとしたらオーケンが通じなくて「ボ、ボイパ?ってなに?」「ボイスパーカッションで〜」人間の口だけでパーカッションの音をするものだと砕いて説明してやっと通じたオーケンが「あーよかったー最新の機材のことかと思ったよー」よこたんごめん、オーケンおじさん通じなくて m(_ _)m
これでライブ終わり?なんてことはなく(笑)。オーケンが終わりにしようか〜と言ってておいちゃんがウンウン頷く。よこたんがリハでメニューを見たら「アンコール1曲」って書いてあったので、これで終わり?新しい!って思ったのだそうな。いやいやそれで終わっちゃったら寂しいですよね。
アーバンギャルドのメンバーを呼び出して、サポートのケイさまも全員登場して、みんな楽器は持たずにフラッグを持って筋少の物販Tを着てくれました。天馬さんが顔にオーケンのひび割れメイクしてドヤ顔。オーケンに「それ大槻ケンヂと共演する人あるあるだよー。小沢健二くんもやってたよー」と言われて驚いた顔してました。あったねー、「音楽と人」の対談記事でね。
さっそく天馬さんが、記念撮影しましょう!といって、僕たちはいつもライブで撮ってすぐにtwitterに「セックスなう」ってアップするんですよ。とオーケンに説明すると「つ、ついったぁー!?」と大げさにたまげる。オーケンガラケーを出してこれでスタッフに撮ってくださーいとお願いする。ガラケーを見たよこたんが「スマホじゃないんですか、スマホ便利ですよー」というと「よく分からないんだよねー。こないだもエスアイエムカードがないっていわれちゃってー」このやり取りの世代ギャップが上司と若手社員とOLみたいだった(笑)。
それで集合社員を筋少スタッフに撮ってもらうのだが、何も合図しないで撮るのでふーみんに「撮るとき何かいえよっ!」と2回も怒られてた。天馬さんは自分でアップしようとするが電波の具合が悪くすぐできないので、あとであげるのでRTしてくださいーといつもお願いするんですけど、エコーズのZOOの替え歌で「RTをくださーいー」って言うんですよって、すごい早口で言うのでオーケン通じてなくてポカーンとしてました。
その後セッションへ。アーバンのフラッグを筋少メンバーも手にとって、ふーみんとウッチーはギターとベースのヘッドに指してて、おいちゃんはジーンズのお尻ポッケに指しててかわいい。
オーケンが、アーバンのメンバーに僕は後ろでいいから、みんなもっと前に出てね〜と気を使っていました。「ガラケーばんざーい!」どさくさに紛れて魂の叫び(笑)
曲は「釈迦」です!筋少が演奏するところをアーバンのメンバーがわちゃわちゃと周りで盛りたてて、一緒に歌ってました。決めの「釈迦はいい人だったから!」を天馬さんが叫ぶ!感無量だったと思いますー。
ウッチーがフラッグを手にも持ってベースの弦を叩いてました。ふーみんはアンコールでギターと衣装が白黒水玉にしたのもアーバンのイメージ柄の赤白水玉に合わせてだろうなと思いました。瀬々さんのシルクハット衣装とふーみんドレス衣装で並んででも見たかったなぁー。
赤いフラッグが散らばって華やかなステージで賑賑しくエンディングでした。終わりのSEはNegiccoの「アイドルばかり聴かないで」が選ばれてて、分かる観客から笑いが起きてました。ここまで楽しませてくれた筋少ツアー初日は幸先とても良さそうです!少女の恋の曲が多いアーバンギャルドの曲を思い出しながら、私はずっと筋少に恋をしてる〜と思いながら帰りました♪

浜崎容子さんブログ「筋肉少女帯 vs アーバンギャルド ありがとうございました!」(10/21)