筋肉少女帯ライブ・過去日記アーカイブ(1989〜)

筋肉少女帯の活動履歴、ライブ感想などを記録したアーカイブです。(非公式)

*【筋少ファン日記のあゆみ】

*【2003年発行「筋肉少女帯の活動記録1979〜2003」無料DL】

(113ページ PDF書籍 ディスコグラフィー・ライブレポート)

筋肉少女帯@LIQUIDROOM

くるくる少女
君よ!俺で変われ!
枕投げ営業
ネクストジェネレーション
カーネーション・リインカーネーション
愛は陽炎
なぜ人を殺しちゃいけないのだろうか?
モコモコボンボン
LIVE HOUSE
奇術師
喝采よ!喝采よ!
ワインライダー・フォーエバ
週替わりの奇跡の神話
ボーン・イン・うぐいす谷
釈迦

(アンコール)
生きてあげようかな
ディオネア・フューチャー

OPSE:セレブレーション
END SE:航海の日

開始前BGMは毎年恒例の恋人たちのクリスマスが流れる。開演押してるなーと思ってたら、だいたい15分近くだったと思う。
「お待たせしました!お待たせしすぎたかもしれません!」とオーケン開口一番、曲終わってからMCでお詫び。スタッフと楽屋で心霊写真の話してて「ないよー、こわいよー」って話してたら時間過ぎてて「言ってよー!」しばらく経ってから始まってますって声かかったらしくって。あとでこの歳になると周りも遠慮して声かけないのかな?って言ってた。リキッドは楽屋からステージが遠く、ステージ袖で他メンバーが待機してて寒いよー寒いよーって待ってたって。

序盤は休止前の人気曲からで一気に沸いた。筋少ワンマンは前回のツアーファイナル以来でそのあと人間椅子とか他のバンドワンマンも見たけど、筋少は観客の歓声が大きいっていうか厚みがあるなぁと思った。曲終わりすぐにワー!っていう歓声が。男性の声が多いからなのもあるだろうけど。
もはや筋少は曲数が多いので、いつものライブ定番曲よりもレア度の高い曲の割合のほうが増えてきて、どれも濃いしかっこいいから面白いし飽きというものは無い。定番中の定番でいうと釈迦くらいで、サンフランシスコもないし、フェスに出るとやるイワンとダメとインドもどれも入ってなかった。それだけどの曲でもライブでやる自信があるし聴かせて楽しませようっていう意欲的なところが嬉しい。
オーケンは前回から言ってる、新曲どんどん出してるけどライブでおなじみの曲も、レア曲もやりたいって話をして、来年はどうしたい?って言ってファンがアルバム再現ライブとかレア曲とか声がかかる。いろんな曲をライブで聴きたいし、新曲も嬉しい。
でも1年間でやれることはどうしても限られるってふーみんが一言添えてた。やはり年齢的なことで1回のライブでできる曲は減ってくるし、リハもしないとならない。オーケンは自分が年に3日くらいしか元気な日が無い!って言ってて、今日は元気だ!とアピール。葛根湯を飲むと銚子がいいよ!と言ってステージで飲んで、今日の葛根湯コール。ふーみんもギターで応援。
これからドンマイ酒場みたいな曲ばっかりだったら体が楽だから、そういう曲ばっかにしようかな?そしたらライブ終わってから公園で懸垂もできるよって言っておいて「えー」って言われると、激しい曲をやって欲しいのかと問うならばー!って煽り、きっちりと激しい曲もバシっとこなすのがカッコイイ。

「枕投げ営業」久々で嬉しい。テイスト的にはカマキリ拳の系統でリズムが軽快なロックで歌詞がストーリーなやつ。「ネクストジェネレーション」もわりとそんな感じのおいちゃん曲。
カーネーションはライブ定番でぐわっと盛り上がり動く動く。筋少は折りたたみが一般的なV系のやつと逆なのでうっかり最初間違えそうになった。とにかくファンの動きが激しすぎでもないんだけど(数年前はもっとすごかった)けっこう動く。
それで最新曲「愛は陽炎」でもヘドバンするし腕を上げる。「なぜ殺」のイントロは「星座の名前は」に近いんだよね。ふーみんが手を左右にふりふりするから合わせるんだけど、オーケンはハウンドドッグみたいに腕振り上げたかったらしく、終わってからいつからそうなったの?って腑に落ちない様子(ふーみんは見えてない)
うっちーがオーケンの話を止めてあれもってこーいでマイクスタンド半分なのが、リース装飾されててクリスマスカラーで、スタッフに作ってもらいましたと。オーケン悪魔の手毬唄のモール?ってつっこむ。ベースなんか持ってられねえぜー。ってうっちーボーカルコーナーもわりと年末恒例になった。うっちーわざわざサングラスを丸グラスに変えてきた。最近はYouTube空耳アワー見るのにはまってるうっちー。唐突にネタを叫ぶ「おっぱーい!おっぱーい!」(なにかわからなかったがデスメタル調の)ふーみん苦笑いで「やめろー」するとオーケンがパン!茶!宿直!って知ってる?って言って(有名なマイケルのやつ)二人で宿直!宿直!ってやりだして可愛い。
KISS見に行ったってふーみんの話はなかったけど、モコモコボンボンがKISSなテイストなので、筋少は影響されているのをより感じた。ご機嫌な明るく怖いハードロックって感じでニコニコして楽しいなーいいなーって嬉しい。うっちージャンプしたらしくって(見えなかった)オーケンが内田くんジャンプしたの初めて見た!みんな興奮したよね!ってすごい喜んでた。

このあとだったかオーケンのMCで、昨日はヒカシューのライブにゲスト出演した話から、もともとヒカシューニューウェーブだから、ダメ人間やった時にドラマーさんが思わずドコドコツーバス打ちだしたらさすがにヒカシューでそれは合わないって巻上さんに止められたってエピソード。それから筋少が結成した時の話になり、最初は新宿JAMで有頂天の結成とケラさんが元やってた伝染病においちゃんが在籍してた。高校生だから受験のためっていうことで(建前上ねっていうニュアンス)
筋少ヒカシューの「20世紀の終わり」にと頭脳警察とレインボーのオールナイトロングを…と言い出すとうっちーが「違うよ」とその曲じゃなくてえーと、歌い出す。いや違うよぅー!内田くんは僕がMCの流れを(あらかじめ決めてるから話を止めないでということ)とかもめだして、ふーみんに「何年やってるんだよ!」ってつっこまれる。これよくあるやつ。うっちーは間違いを改めたいという真面目さとオーケンの話術に衝突するパターンで。とりあえずおさめて橘高くんは初めてどこでやった?ってふると、ふーみんが俺も同じで新宿JAMだったよ。バトルアーックス!(なぜか裏メロイックサインでキメ顔)バトルアックス?って聞くと、シリージーラスター(その後のアルージュ)の前の名前で、調べたら世界中にバトルアックスってバンドが1万はいるので変えたってことらしい。バトルアックスってその男子がつけそうな名前がツボって、おいちゃんが「もうバトルアックスしか頭に無い!」って笑い出す。アックスね(斧)とふーみんが持つボーズをすると、オーケンが斧持って写真撮ったの?って聞くと速攻で「マノウォーじゃねえよ!」って突っ込むもんだから爆笑(メタルバンドあるある)(80年代アメリカの戦士っぽいメタルバンド)
ツボったオーケンがM1のネタみたいとウケて「マノウォーかよ!」とか喜んで使いだし、そういえば昔名古屋にツアーで行った時にマノウォーが来日してて駅で見たよねって話になりあったあった!って盛り上がる。さらにエディが「マノウォーいい曲だよ、ピアノ入ってて」でダメ押しだったwwwこれ以上被せられたら笑いすぎて倒れるとこだった。
そのあともバトルアックスでいじりだして、ふーみんピック投げつけ。うっちーまで「バトルアーックス!(ハイトーン)」言いだしてふーみん隣で顔向けないでピック投げつけ。なんでそんな怒るのー?ってオーケン。斧持たないの?って聞いた時に、ふーみんが俺のギターが斧だからねって言って、ギターを手にしたところでオーケンがハイハイって顏してたのまでがマジふーみんとオーケンだよなっていう。こういうミラクルが起きるから筋少は面白すぎる。
それで結局オーケンが本来言いたかった話は、筋少は結成した当初からパンクとNWとメタルをカバーに選んでミクスチャーなところがあって、今に繋がってるよっていうことだった(前にエッセイでも書いてたと思う)

うっちーがはけて、おいちゃんとふーみんが椅子に座りアコースティックセットで、オーケンも座ってこういう形態では久しぶりにやります、みんなで歌ってくださいねと話して「ライブハウス」を歌うのは珍しい!わりとおいちゃん歌唱コーナーのほうが今まで多かったから。もともとはおいちゃんが作った歌をMCでいじるってところから始まったのが、今や懐かしさとロックへの愛あふれる感じで合唱になるっていうのが素敵だった。
オーケンがはけてうっちー戻ってきて、インストでふーみんの哀愁ただようギターをじっくり堪能。そしてオーケンが戻ってきながら歌い上げる喝采よ!喝采よ!でまさに大喝采の歓声と拍手だった。

12/23は最後になるけど、必ず来年もこの辺の時期にライブやります!と宣言して、紅白にどうにかねじこむ策略をしつつユカイさんにLINEして困らせるとかKISSとよしきくんの隣でゆらゆら踊るとか(笑)今年は出ませんけど来年は紅白だけじゃくて有線大賞に出る!とか言って、他になにかある?って聞くと客から「グラミー賞!」とか「オリンピック!」とか声かかる。えっ競技何に?って答えてザワザワする(笑)競歩?出ますよ!とかいうけど開会式とかに演奏で出るって意味でお客さんは言ってたのかも。
オーケンは前からも言ってた、来年の筋少は新曲もおなじみの曲もレア曲もライブでやりたいって話と、ふーみんが来年も筋少いろいろ考えてますとしっかり言ってた。でも告知らしい告知は最後までなかったから残念だなーって思ってんだけど、深夜になってツイッターで日程告知があって決まってたんじゃん!って。だったらライブで言ってよーって思った。紙一枚読むだけでいいんだから。忘れちゃったのかな。

それで来年もやるぜーって勢いと気合いを感じて高まった。ワインライダーで盛り上げて、続けて「週替わり」で高速ツーバスにヘドバンで凄い激しいかっこいい。
そして今年はこれでしょうと、うぐいす谷でもう盛り上がりすぎてムーディーな曲だけどもうオーケンも歌い方がハードロックになってて、こういう曲じゃないけどって言いつつも拳上げるの凄い楽しい。そこからの最後は釈迦でばちっと決めておいちゃんもペットボトル水撒く。

筋少はファンがアンコール揃わないのがお馴染みだしその一体感のなさがらしさなんだけども。でもメンバー呼ぶ声が大きい。出てきた時の歓声すごい。
恒例のふーみんサンタがお菓子まいて、最後にケープを投げたら上の照明にひっかかってしまうアクシデント。大丈夫?ってオーケン言って、うっちーがベースのネックでひっかけて取ろうとするが届かない。オーケンが「それ川の様子を(台風で)見に行く老人だからやめようよ」って止める。すると横から長いひっかけ棒が出てきて、ひょいと取ってくれた。オーケンが関心してメンバーだけでなくこうしてスタッフさんのおかげでライブができる的な感謝をのべてたんだけど、誰か客がひっかけ棒を見て「バトルアックス!」って声かけてたの絶妙すぎて笑った。

オーケンがみんな歌ってよって言って、久々やりますと「生きてあげようかな」は思い出深くてその当時を思うし、リリース時にはありえなかった、ファンがコーラスを合唱するようになったのもぐっときて続けてこれてよかったって思った。
そして最後の曲ですとオーケンが話し出すとエディがマイク持って降りてきたから、ああディオネアやるなってみんな分かったと思う。
中盤のMCで今年の筋少ライブの一覧を書いたファイルをファンが作ってくれたとオーケンが開いて読みながら、今年は10本やったねと、1回づつ読んで「来た人〜?」って手をあげさせて、太い客だね!って喜ぶ。大阪から来たとか、逆に東京から名古屋に行ったって人も何人もいて。そして今日が今年最後だ。
オーケンが今年は新しくこの曲が定番になって嬉しいと言ってて、いい曲が出来てファンが喜んでライブで盛り上がるようになるのがカッコいい。長く続けてるバンドとしては理想的な状態だと思う。
アンコールで2曲なのは少なく感じてしまうけど、そこはもうかなりパワーを使ってるからこのくらいで。オーケンがさきにはけて、あと3人がそれぞれステージ隅々まで挨拶しておいちゃんはオーナメントを撒いてうっちーはさっき歌ったクリスマス飾りのマイクを掲げてまわった。来年も期待が持てる素晴らしいライブでした。

筋肉少女帯@Veats Shibuya

「LOVE」発売記念ツアーファイナル

OPSE:サボテンとバントライン
END SE:航海の日
セトリ表貼ってなかったと思う。前回のリキッドルームと新曲は変わらずで入れ替わったのが2曲目の印度と、アコースティックパートでやった「おもちゃやめぐり」
アンコールでは1曲少ない。ラストは釈迦。
新曲アルバムから最後の曲「Falling out of love」だけ未演奏。前回の新曲ツアーでも「セレブレーションの視差」だけやらなかったので、このまま未演奏になってしまうのか。来月のリキッドでやるのかどうか。

会場は今年できたばかりのところで、ビクターが運営してるらしい。センター街のすぐ近くにあって駅からは近いけど人がごった返してるところの路上の建物前のちょっとした外スペースで待たないとならない。
入るとだいぶコンパクトで、下北とかのライブハウスほど小さくもないけど、ストリームホールのロビーに比べるとぜんぜん狭い。フロアもなんか天井は高いけど幅が狭くて縦長でフラットなので圧迫感がある。筋少は男性客の割合高いから完売なのでめいいっぱ詰められた感じ。

2曲やって最初のMCでオーケン、狭いよと。筋少にしては。長谷川さんのセットがツーバスおけないのでワンバスツーペダルにしたとあとで解説してた。

このくらいの広さだとロフトプラスワンみたいで喋っちゃうんだよとオーケン言ってて、掟ポルシェくんとか出てきそうだって。距離が近いからファン感謝ライブみたいでいいよね。メンバーがマイク通さないで喋った言葉まで聞こえるよって。オーケンが冗談で「死んじゃうよー」っていうと、「やめてー」ってふーみんが呟いてたりしてかわいい。

フロント全員よく動くし、この横幅は筋少には狭い。オーケンの背中においちゃんのギターヘッドが当たってしまったらしくって、オーケンが心霊?ってあとでびびったと言ってた。
そこで前回のリキッドで話した、テレビの収録本番前に心霊写真の話を持ち出したのが徳間ジャパンの担当者で、そのあともMCネタにしてすいませんって挨拶したら、もっといっぱい心霊写真持ってきて北野誠さんが話してた心霊スポットで何百枚もとか話しだしたり。また別の徳間ジャパンのスタッフが今度はオーケンをライブ後に「事件です!」って深刻に話しだしたらなにかと思ったら、LOVEのブックレットのドンマイ酒場の字が小さい「っ」じゃなくて普通の「つ」になってると21歳のリスナーから指摘があって、これどうしますかって話したら別にどうでもいいよー(ほんとだよ)しかも橘高さんには「どこが指摘されたでしょうか」ってクイズ形式で言われて、でも俺わかったからね!とふーみんかっこいい。うっちーはわからなかった。私もぜんぜん気づかなかった。
そしてライブ後に見に来てくれた高橋竜ちゃんが、会うなり「コンタクトにしたの!」と自分の話をして、それ今いう話?ってオーケンあきれる。こっちは2時間全力でライブをした直後なのにって。竜ちゃんマイペース。このままだとライブが竜ちゃんのコンタクトの印象が残ってしまうとうっちー。

ドンマイドンマイ、行っていいよってことでドンマイ酒場もこれがツアーファイナル。「コンタクトにしたよ」ってオーケンがアドリブ挟む。こなれてきたところでツアー終わるのが寂しい。おいちゃんのマスターもすっかり板についたのに。

カマキリ拳のイントロのクラップ音のところをふーみんが手を叩くの可愛いし、愛は陽炎もサクリファイスもアクションの一つ一つがかっこいいふーみん。おいちゃんとギターバトルパートもめっちゃかっこいいし、掛け声コーラスもみんな気持ちいい。バシッと決まる。ライブでこうやってお客さんと楽しみたいって考えて曲を作ったのだろうなって思う。

メンバー紹介のところでオーケンが、ツアーファイナルだから1回1回を振り返りながらどうだったと聞く。六本木では機材トラブルで2回やった。うっちーが「珍しいね」というとオーケンが「初めてだよ!」長年やってきて初めてっていうのもすごいことだ。
大阪ではケータリングがミスで届かなくってイベンターさんがお寿司おごってくれた。ふーみんが大阪でも筋少展やってよかった。また東京でもやりたいですっていうと、オーケンが今度はメンバー1人づつでもいいねと発案する。橘高展とか長谷川さんもやろうよって。

ワンオクとか筋少以外のTシャツ着てきたやつ!って手をあげさせて、誰のTシャツなのかを言わせてた。一人目「Led Zeppelin」おおー。二人目「Helloween」納得(笑)なんか嬉しいぜーとニコニコするメンバー一同。アラフィフが好きなHR/Mバンドの代表だ。

ふーみんとおいちゃんアコギ演奏でオーケン歌う「おもちゃやめぐり」のあと、うっちーがシンセ持ってきてオーケンが「それ何?」「シンセサイザァー」「それはわかるよ」「オデッセーイ」「そうかぁー」「バーイ」手を振るうっちーかわいい。オーケンニコニコして手を振り返す。うっちー海外アーティスト風MCで「ソングコール、デースインベニス」

オーケン戻ってきて熱唱する「喝采よ!喝采よ!」すごく感情こもっててかっこいい。布施明さんかなって感じで今のオーケンの歌唱力が円熟味ましてる。おいちゃんも声出さず歌いながら弾くのが素敵だ。おいちゃんボーカルのバージョンもまた聴きたい。

エディのメンバー紹介のときに、オーケンがエディは楽屋でいつも喋ってると先週リキッドでも変わらない。エディは今日もごきげん。LOVEツアーだからLOVEっぽい服を昨日買いました!靴下も見て!と前に出てきてくれたが足までは見えない。足あげるのが苦手でお医者さんに70代って言われたとか。靴下でオーケン思い出した、ロッカーの靴下が変だとずっと言われるから!と言い出し、ふーみんこらえきれず自分から申し出る(笑)かなり昔に打ち上げと取材のときに座敷にあがったからと(よく覚えてるよー)

来年も筋少やります!と頼もしいオーケンの宣言。その前に12/23のリキッドルーム天皇がチェンジしたから祝日が最後なので、来年は別の日にしようともう抑えてるようす。LOVEの曲からも、新曲も、っていうと他メンバーがえっって顔する(笑)意思の疎通がーとかオーケンいうけどさすがに新曲今からはない。来年は新曲アルバム出す?って話が出て、またオリジナルアルバム? でもおなじみの曲も、レア曲もやって欲しいよね。能力があるから新曲も出せちゃうしライブも全曲やれちゃうけど、時間とかできる場所や時間にどうしても制限がある。1回にやれる曲数も増やせないし。

アンコールでうぐいす谷、今から紅白ねじこみます。始まっても出ます。でもみんなオカルト紅白を見る?(笑)とかいって、なんでこんなに紅白にこだわるんだろうってぼやいてたけど、やはり世代的に紅白は大きい舞台で、親を喜ばせることができるものなと思う。そんで村西監督のモノマネして、懐かしいなぁーと当時の女優の名前だして微笑んでた(笑)

最後は定番中の定番、やはり釈迦で締める。オーケンがいつもは終わったら早めに下がるのに、珍しく残っているのを今日は最後まで残ってみようかと思ったという。ふーみんとおいちゃんがどうぞどうぞってゆずり合うのだが、ふーみんがじゃあ俺からってはけて、おいちゃんが「ドンマイ酒場、これにて閉店!」(きゃーマスター!)っていってはけて、オーケンが残って名残惜しそうにして、もう数分やりたかったなぁーと。うっちーがアンコール前に出入り口にすぐ行かなくて壁にぶつかりそうになったのを、オーケンが「さっきボケたでしょ?」ってつっこむと「いやほんとはちょっと間違えた」新しい箱だから慣れてないからね。そして最後はボケまくってうろうろ上手端にいったり、後ろ回って下手端にいったりして、ひょこっと出てきて最後まで笑わせてくれたのが可愛かった。

筋肉少女帯@LIQUIDROOM

LOVE」発売記念ツアー

新譜ツアー名古屋、大阪ときて東京。おなじみホームのリキッドルーム
発売前ライブの六本木EXと同じくスタートはハリウッドスター。アクシデントもなく順調でさすが新曲なのに客の反応がぜんぜん仕上がってる。続けてバトル野郎と復活前のシングル曲でさらに盛り上げる。簡単な振り付け的なのはリリース当時からやってたと思う。
MCあまり覚えてないが印象だけ。
雨で寒い中来てくれてありがとう。来年は桜を見る会をやってみんなで行こう(時事ネタ)といったような挨拶から。新曲ライブだけど来年は新曲もやりたいけどおなじみの曲もライブでやりたいって話は何度かしてた。
名古屋大阪はいけてないのでセトリ知らないんだけど、おそらくほぼ同じだったでしょう。六本木のときよりもさらに新曲アルバムから披露してくれて嬉しい。ラスト1曲だけやらなかった。これもいつか絶対にライブで聴きたい。
六本木でやらなかった「カマキリ拳」と「サクリファイス」は東京で初めてだったので私も初聴きで、初聴きのひとも多かったと思うがこの2曲特に反応が大きかった気がする。
「愛は陽炎」「from Now」「カマキリ拳」と続けて新曲でどんどん加速していった。カマキリ拳のとき歌う合間にオーケンが拳法の構えとか型をやるのがめっちゃ面白い。木人を叩けーのところ面白すぎて笑った。それに演奏のすごいことすごいことで、うっちー、ふーみん、おいちゃんがステージ狭しと動いて笑顔でかっこよくて、こんなの楽しすぎる。やっぱ筋少ライブ最強最高だなって思う。新曲まだ数えるほどしかやってないのに。
後でオーケンMCで言ってたけど、すごい喜んでて「新曲やっても『知らないわー』みたいな顔をしてる人がいない」って言って、筋少は3年連続で新譜ツアーだったから、新曲ばかりだけどもおなじみの曲のように盛り上がってくれて嬉しいと。
オーケンは最近自分の昔の映像をYouTubeで見てて、あの子かっこいいわーあ、俺だー(笑)森に住んでいてエゴイスティックな(?)とか表現して。それで昔はライブで毎回のようにビール一気してたから、大阪でやろうとしたけどこれ死ぬわ!って思って辞めた。でも今日もやるとか言ってビールもってこさせて(懐かしい流れ)今日のお酒が飲めるのは大槻さんのおかげですーってすぐ反応できるファンの濃さよ。いや待てとオーケン、そうやって俺だけのおかげって昔は言ってたから活動停止になったんだと、筋少さんのおかげですにしよう。ていうとうっちーが「そんな気遣いいらないよー」とつっこむも、いやそうだねとすぐ納得する大人な対応。
そして一気コールする(ふーみんがギター効果音入れる)でも一口のんで死ぬからやめるっていって、俺思ったんだとあれもってきてーとスタッフに声かけて持ってこさせたのは葛根湯の袋。葛根湯をステージで飲んだロックバンド他にあるかー!そういう流れを仕込んでたのかっていう(笑)そのあとしばらくおいちゃんが水ペットボトルをあけてあげたりとか、粉だからなかなか飲めなくてもだもだする。
オーケンはライブ前の準備時間にやる気を振り立たせるワードのアイデアが思いついたという。鼻うがいをするんだけど、周りのスタッフとかに「痛くないですか?」ってしょっちゅう聞かれるので「痛くないよ!」とむかっとくるのがやる気を振り立たせるとか。

今回はソファがなくて、パイプ椅子持ってこさせてオーケンがバーのママっぽい?感じのつくった声でトークしだして、昔諸星大二郎の漫画で、日本が勝ってアメリカが負けたのでアメリカ人が踊る設定で「ドンマイダンス」が流行ったというのがあったって、その流れでうっかりオーケンがタイトルを間違えてしまって、うっちーが長谷川さんに曲入りの合図をするのに困って「ドンマイ酒場」だよっていうとハッ!って気づいてドンマイドンマイ。
曲中にふーみんのセリフのとこで「芝居変えた?」ってオーケンがつっこむところも。うっちーもセリフいうの溜めててかわいいし、おいちゃんが「ここは、ドンマイ酒場ですから」っていうのにキャーって歓声あがった。ツアーでやってきて進歩してて楽しい。MV撮ってほしい。

「妄想防衛軍」「サクリファイス」とまた新曲続く。ものすごいハイレベルをさらに越えてる。オーケンのボーカルもかっこいいし、この歳にしてさらに頼もしくなったと思う。MCでプロレスラーの引退試合の話をしていて、51歳なんだけど試合前は元気だったのに試合はじまったら90秒くらいで力がなくなっちゃったという。それを俺たち越えたよ!って。90秒だと1曲目の途中ぐらいだから。
お客さんもまだまだ元気。大阪の筋少展でサイン会やったら3世代で来てくれて嬉しかったと。復活前のアルバムが出たころまだ生まれてないよって子もいる。
来年はアルバム全曲ライブもやりたいって言ってて、UFOと恋人だったら1曲目におサル音頭やるんだよと笑う。当時やってたよねとふーみん振り返る。おいちゃんはぜひやりたいと乗り気。昔ライブでバラード禅問答やったよね。モグラネグラで全員ボーカルでやったテレビはYouTubeにあるの?あれ黒歴史だよねーとオーケン思い出してた。それすごい記憶に残ってる(笑)
アルバムツアーでしかやってない曲もいっぱいあるし、あれだけ曲数が多いともう今後ライブで聴けるのかどうかってレア度がどんどんあがっていく。難しいとは思うけどライブで再現できるバンドだからライブでなるべく多くの曲が聴きたい。だけどもほんと現在この歳になって筋少がライブで観れるっていうことが貴重だ。

中盤でサポート2人がはけてふーみんもはけたときに、うっちーにオーケンがゲームやってるでしょ、って言って、スマホでいろいろゲームやってるから。でもポケモンはやってない。そこでさっそく最近話題になってるポケモンソードシールドに出てくるキャラが昔のオーケンにそっくりというのを知って、すごく光栄です!って喜んでた。若いころの森に住んでたエゴイスティックな(笑)モンスターなの?って聞くと「ジムリーダー!」って多くのお客さんが返してて、筋少メンバーぜんぜんわからない。この世代だとドラクエがギリでポケモンだと後の世代だから、ファンのほうがよく知ってる。

ふーみんが着替えて戻ってきて、デビュー35周年です!って告知。おめでとうー!24歳だけど(笑)来年は何か君たちにもお願いするからって予告すると、3人が寄って手を振るしぐさしだす(はーてーないー)「そこで終わらせようとするのやめて!(笑)」またこうしくんに会えるかもーってオーケン。ふーみんスペシャルライブが来年期待できるかも?楽しみ。
うっちーがはけておいちゃんとふーみんも椅子に座ってアコースティック編成で、これは2つ前のアルバムですね。とオーケンが言ってサイコキラーズ・ラブ。コーラスが好き。もう2年前になってしまうのかー。最近のような気もするのに。
今度はオーケンとおいちゃんがさがって、うっちーがコンパクトなシンセ担いで真ん中にこれーって見せて置いて、インストゥルメンタルやります。で「ベニスに死す〜LOVE」をしっとりと。そしてオーケンが血染め白スーツで登場して「喝采よ! 喝采よ!」この流れすごいかっこいい。歌謡ショーみたい。

この後は定番中の定番でイワン、そして混ぜるな危険、ディオネア・フューチャーと最近定番入りの曲が素晴らしい。この勢いとカタルシス感と爽快感と幸せになる。
アンコールでお待たせいたしました。お待たせしすぎたかもしれません。とオーケンがうまいモノマネでやっと出た、紅白に今からねじ込みます(笑)ボーン・イン・うぐいす谷でホーホケキョダンス。ふーみんも弾きながらフリするのかっこいい。ラテンふう歌謡なんだけどもハードロックのかっこよさがあって、筋少にしかできない。
これでもう1曲で定番やっておわりかなーと思ったらまさかのパリ恋はじまって嬉しい!久しぶりー!楽しい!不条理不思議でおもしろかっこいい。ライブでもっと聴きたい曲ほんとにありすぎるよ。
それで最後は決定打のサンフランシスコ、ってことでまた来週は渋谷で。渋谷の新しい箱はステージ狭くて長谷川さんのツーバスセットが入りきらない。そこでワンバスにしてツーベダでいくらしい。うっちーが、ほんとはもっと少なくても叩けるんだよっていう。
今日はエディのメンバー紹介が喝采だった!オーケンがエディの紹介のときに、僕は何もしゃべらないのにエディは楽屋でいつも笑ってるっていうと、エディが筋少が楽しくてしょうがない!ってニコニコしてて、僕は大好きなピアノが筋少で弾けて嬉しいって。筋少が大好き!でも前はなんでやめたのかっていうとピアノのほうが好きだったから。ごめんなさい!って。だけど復活したら筋少はグレードアップしててもっと大好きになった。詞も曲もすごくいい!って、ファンの気持ちそのまま言ってくれて嬉しかった。それでエディは本当は僕はピアニストだからピアノだけ弾きたいんだけど、おいちゃんがこういうシンセ弾いてって頼むから弾いてるの。でもシンセは詳しくないって。おいちゃんが嬉しそうに両手あげて喜んでた。

アンコール最後にオーケンがはけたあとに、3人でステージをまわって挨拶して、うっちーがスマホ持って3人をステージむけて自撮りしててかわいかった。写真が見たいー。

OP SE:トゥルー・ロマンス

ハリウッドスター
バトル野郎〜100万人の兄貴〜
愛は陽炎
from Now
直撃カマキリ拳! 人間爆発
ドンマイ酒場
妄想防衛軍
サクリファイス
サイコキラーズ・ラブ
ベニスに死す〜LOVE
喝采よ! 喝采よ!
イワンのばか
混ぜるな危険
ディオネア・フューチャー

・アンコール
ボーン・イン・うぐいす谷
パリ・恋の都
サンフランシスコ

END SE:航海の日

アルバム「LOVE」発売 筋肉少女帯@タワーレコード新宿店インストアイベント

イベントから2週間以上とだいぶ経って記憶が薄くなってしまったのだが、イベントで1曲づつ話してた印象をメモと、自分がアルバムを聴いた感想を書く。

全曲オリジナル新曲、作詞は全てオーケン
今回は映画やアニメなどのタイアップ曲はなしだった。

・愛は陽炎
橘高さんの曲。コメントでは橘高さんがたたみかけるような早口で作曲のポイントを解説してた。メインになるメロディを繰り返しずっと使うことでの展開を試みたという。Bメロで変わるような感じだが基本はAメロのタラララーっていう感じが続いている。
オーケンは最初に試聴イベントのときにライブで1曲目にやったら全員しぬからやらない(笑)って言ってた速い橘高メタル曲で、近年だと「おわかりいただけただろうか」や「ゾロ目」などの橘高さんらしい感じ。強い風が吹いて花が舞うみたいなイメージの激しく美しいピアノとバッキングの刻むギターと速いリズムが筋少にしかないと思う。歌詞はこれもオーケンの書くテーマの一つみたいになってる運命の二人の恋みたいな系統で、オーケンがインタビューなどで言ってた最初に絶望的な言葉を出したのは、たしかに昔からよく言われてるような言葉だよなと腑に落ちる。そして最後に本当に好きな人と結ばれたいっていう願いを置いて、陽炎のイメージを思い起こして切ない余韻がのこるのが好き。

・from Now
内田さんの曲。発売前にアニソンなどやってる女性ユニットのZweiから曲提供のオファーがあって、内田さん指名で来て「ダメ人間」や「これでいいのだ」あたりのイメージでと発注があったそうで。そこで内田さんはワッショイワッショイと掛け声と70年代80年代洋楽ハードロックをテーマに作ったらしい。インタビューではジャーニーやTOTOをイメージした妄想ハードロックという話で、KISSやディープパープル風な感じかなりある。内田さんらしいズンドコ感が要所に入ってる。水戸さんとやってる3-10とハードロック×歌謡曲の華吹雪の曲を彷彿させる。
歌詞はオーケン中野サンプラザのライブの当日午前に書き上げたそうで、当初は「みんなのうた」(NHKのやつ)タイアップの話があって子供向けの感じで作ったとのことで、結局タイアップは無くなったので残念だったが、なんかしらでスポットが当たるような機会があったらいいなと思う。素直に言葉に出して謝ろうというのを歌にして、オーケンが現在この歳になって伝えるメッセージソングになったなと思う。生きていれば伝えられるし、この世からいなくなってしまったら伝えられなくなってしまう。
何より自分にとっては思い入れのある好きな曲の「また会えたらいいね」が入ってるのが嬉しい。

・ハリウッドスター
おいちゃん曲。派手な感じで叫ぶ始まりの華々しさがおいちゃん曲らしい。オーケンが以前からよくおいちゃん曲にオケヒが使われてて80年代ぽさがあるという話も、この曲だなと思った。オーケンの映画知識がふんだんに歌詞に入ってて楽しい。掛け声の言葉はおそらくライブで(自分も)覚えきれなさそう。オーケンの映画業界テーマの詩はワインライダーをはじめに特撮でもシネマタイズとか色々とあって、今回は海外のハリウッドスターは何にでも規模が違うっていうのから、我々一般人はちっぽけだ。でも人生は誰もが映画の主役さっていうところに持って行く完璧なオーケンの作詞能力に今回も感心。

・ボーン・イン・うぐいす谷
オーケンがMV一億回再生でヒットを目指す渾身の1曲。発表されたときはえっこれがリード曲なのとたまげたが、一度聞いたら頭に残る(笑)
曲ができた経緯の話も面白くて、アルバムのために作ったのではなくてもっと前に何もないのに突然オーケンがこういう曲作ろうっておいちゃんに歌詞と指示書を送りつけ(笑)そしておいちゃんが作ってきた曲がベストマッチだったという。そしてアレンジが加わってできた、メンバー間の信頼と熟練の技術というかベテランの手腕と遊びココロというか。ムードラテン歌謡曲にハードロック、サンタナ風の泣きギターっていう。聴けば聴くほど味わい深い。このメロディほんとおいちゃん天才だなって思った。そしてオーケンの音楽に対する愛だね。洋楽ロックにある「ボーン・イン〜」ものをやりたかったってのに、歌詞に女の子視点を入れて恋人と別れたところまでを想像させる巧さ。

・妄想防衛軍
内田さん曲。エニグマから続いての内田プログレで、イントロから大仰でディープな感じは1stの頃から変わらない。今回アルバムではオーケンのオカルト要素が薄い中でオカルトっぽいけどストレートではない。インタビューなどで言ってた通りに昭和の陰鬱としたドラマのようなイメージ。お母さんがかなり年老いてるという設定がわかるのが今のオーケンだなと感じる。昭和生まれ男の哀愁的な。
余韻を残しながらフッって消えるラストがカッコイイ。

・ドンマイ酒場
これも内田さん曲で、最初に試聴イベントで聴いた時の衝撃とざわつきが(笑)そしてほろっと泣けてしまう。インストアイベントではたしか、こういうイメージの小さなゴールデン街みたいな店に大人になったら行くものだと思ってたけど行ったことないよねってメンバー間で話してた。
曲でメンバーがそれぞれセリフまわしをするシリーズの展開が次は小芝居という。おいちゃんが有頂天時代に当時ケラさんがライブ用に書いた台本がすごく厚くて覚えきれなくて苦痛だった話。まさか筋少でも演技をすることになったとはと驚く。ケラさんがその当時から、もう今の大人気脚本家としての片鱗がここからもうあるんだよね。それで当時おいちゃんがケラさんに言われたのが「お前はロックすぎる!」というセリフがふーみんのツボに入って、それ使いたいって言ってた。ケラさんはニューウェーブの人だから王道ロックとは違うことをやりたかったんだろうね。でもおいちゃんはストレートなロックも好きだから。
それで内容だけど、メンバーが演技してるのでもまず面白いんだけども、中高年になった我々が人生の失敗を振り返ってこぼしてるのを、これまた若い頃からずっとやってきて中高年になった筋少メンバーが話聞いてドンマイって声かけてくれるっていう。このシチュエーションが深くて泣けてしまうわけなので。生きて元気で音楽やって楽しめててよかったな、生きてこうって思う。

サクリファイス
橘高さん曲。これは外せないでしょうという筋少メタルで、インタビューなどでも話してたとおりに橘高さんの仮歌からサクリファイスで、オーケンはそれを受けてサクリファイスってジャパメタかと思って、結局そこから歌詞にそのまま採用されたというエピソード。でもそこはオーケンのすごいところで、人間の生贄を神のご褒美というテーマで恐ろしくも神秘的な感じになっている。鳥葬という終わらせ方がかっこいい。人間椅子の曲にもこういうのが以前あった。
あと昔に読んだ漫画でサクリファイスっていうのがあって、手元にもうないから具体的には忘れたけど。そしてDEAD ENDにもサクリファイスオブビジョンって曲があってそれを彷彿させたので、イントロもなんかすごいDEADっぽさがあったのでどの曲と近いか調べようとしたけどまだピンとこない。
ギターバトルって歌詞に入ってて、二人にギターバトルしてってオーケンがリクエストして入ったのが嬉しい。橘高さんがオーケンの一番かっこいいシャウトを引き出して作ったのではと思う。

・直撃カマキリ拳!人間爆発
おいちゃん曲で軽快な気持ちいい歌謡ロックって感じ。オーケンが歌詞をつけてきたらおいちゃんが喜んだっていうエピソード大好き。ストーリー性があってコミカルでばっちりはまってる。これもオーケンが映画や少年漫画でみてきた、男の子が老師について修行するっていうベタなネタが。そして昭和歌謡っていうか、女の子がほぼシブがき隊とかトシちゃんの歌詞イメージだと思う(笑)

喝采よ!喝采よ!
おいちゃん曲で、熱唱バラード系の曲。オーケンがスーツ着て熱唱する哀愁漂う感じで。おいちゃん弾き語りバージョンも素敵だから音源で欲しいな。メンバーみんなジュリーをイメージしてたっていうのも昭和歌謡曲の愛を感じる。出るだろう〜っていうのがそれっぽいし、最後にメロディ外して叫ぶのとかもいい。ステージの上で歌うことにしか生きれない、ステージでは輝いていて愛を歌うが降りれば孤独という対比も。

・ベニスに死す~LOVE
うっちー曲で今回のインスト曲。前作まではおいちゃん、ふーみんがそれぞれインスト曲を出してきたから、今回内田さんなのが嬉しい。トークで内田さんが作曲エピソードで、中古店で映画の「ベニスに死す」を見たっていう話がそのままなのかと思って驚いた。有名なタイトルだけど映画はあらすじだけ知ってるが見てない。美少年に恋をした男がストーカーしてかなわないまま死ぬ話なんだよね。美しさと物悲しさのコントラスト感と、水の都の風景を思わせる。

・Falling out of love
ふーみん曲で、メロディのきれいな系統の曲は前作だと「宇宙の法則」の流れをくむ感じ。今回は歌だけでなく語りがかなり入っていて、オーケンが今年はじめたオケミスで入れてる語り部の多い曲が、筋少でも取り入れられてる。世界観と風景が頭にすぐ思い浮かぶのは、本当にずっと最初から筋少の魅力である。ただ愛を歌うだけなのではなく、視点を変えているところも。これまでの曲に出てきた登場人物の人生がオムニバスのように繋がっている。恋する辛さから解放されて楽になる、でもまたいつか恋をしてしまうのが人間なのだという、そこで物語が最初から始まる。

もはや自分が言うまでもないが、今年も素晴らしい新曲アルバムが聴けて嬉しい。30年を超えたロックバンドが現在もアップデートし続けて活動しているという喜び。ライブも間違いなく素晴らしい。

筋肉少女帯@EX THEATER ROPPONGI

筋肉少女帯「LOVE」リリース直前LIVE!!新曲から定番曲まで! LOVE六本木!!』

www.excite.co.jp

11/6アルバム発売前に先行配信されてから、初のライブということでプレツアー初日といったところ。
入場曲がT2でぐわっとあがる。ライブで聴きたいけど、ここでかかったら今回はもう無いなっていう寂しさも。メンバー出てきて曲はじまり、アルバム1曲目でやったら死ぬからやりませんってオーケンこないだ言ってたから、愛は陽炎ではなくて「ハリウッドスター」から。
だがふーみんのギター音が出ない。袖にはけてテックさんがあれこれ確認するも直らず、結局最後までふーみんでられず。曲終わりかけでオーケンが不安そうに上手へ駆けつけて、何か確認したのかすぐ戻ってくると「筋少史上初のサウンドチェックでしたー!ありがとうー!」って言って全員すぐ退場する。
それから客電ついて10分ほど待って、ちょっと不安だったけど本当のテックさんがサウンドチェックしてギターの音が出て、本当に何事もなかったかのように仕切り直し。さらに盛り上がってふーみんもニコニコでかっこいい。
2曲目がインドという初期定番曲に。それからオーケンがMCでさすが筋少のお客さんは機転がいい的なことを言って褒めていた。でも機転がいいのはオーケンがうまいことまとめるからこそ。
それでLOVEのハンドサインとアルバムは配信とCDで2回買ってください!ってきっぱり言う。これからはそういう流れになりますっていって終わりのほうも繰り返しどっちも買ってくださいって言ってた(笑)

激しすぎて死ぬからって言ってた「愛は陽炎」初披露も高速でボーカル難しいと思うけどちゃんとしてた。これほんとにずっと高速でドラムの振動と楽器の音圧すごい。続けて新曲「From Now」イントロで自然と首振って乗れる。わっしょいわっしょい楽しい!挨拶する歌詞が可愛らしいし、曲がKISSやディープパープルっぽいのかっこいい。
それでまた初期定番の「これでいいのだ」わりと久々に聞いた。タオル回しも復活してからのアクションだけどもう、復活してから10年以上も経ったんだなーとしみじみ。

中野サンプラザで好評だった2人がけソファを使ってオーケンがときには座って歌ったり、トークしたりと使う新便利アイテムに。
スタッフさんが出て前へ運ぶとオーケンが手伝おうとしてよろけて、「そこはよっこいしょだろー!」ってなぜか掛け声を言わされる。
トークで早速うっちーを呼んで二人で座る。じゃあ最近はラグビーどう?って話ふると「森喜朗がやってるね」うっちーが答えてもオーケンぜんぜんピンとこない。(政治家ネタがうっちーらしい)でも昔ラグビーやってたプロレスラーの話してやっと通じる。それえうっちーが握手を求めても「俺はおじさんと手つなぐの嫌いなんだよ!」ってキレて(笑)バンドがステージで手つなぎ挨拶するの嫌だっていつもの話(普通にやってるバンドのほうが多いのに。露骨に嫌がるオーケン
それからすぐ立ち上がりおいちゃんとふーみんを座らせて、いちゃつこうとすると「そういうのいらないから」ってオーケンバッサリ。来週のほほん学校にゲストだけど演奏して欲しいって頼む。ステージで交渉すれば断れないだろうというたくらみに、じゃあいつか断ってやるっ!ってふーみんとおいちゃん。
ということで?ドンマイドンマイ👍ポーズして「ドンマイ酒場」セリフ芝居部分どうするのかと思ったら、ライブ独自のアレンジでエディがジャズバーみたいにピアノを入れたりして、ちゃんと4人で演奏しながら芝居した。マスター!っておいちゃんを見るとどやーって感じでおいちゃんが可愛い。拍手と歓声。

「妄想防衛軍」ライブで思った以上にカッコよくてしびれた。激弾きする3人見てるとぐっとくる。アウトロから締めの最後のところ鳥肌立った。これぞ筋少の魅力の大きな一つだよって思う。超ハイクオリティな演奏でこう堂々とした音像が見えてくる。

そしてすぐに次が「ディオネア・フューチャー」イントロのSEなるときたきたー!ってゾクゾクする。新定番でここに入れてきたのが嬉しい。オーケンが大きくアクションして客を煽ってまとめあげて、会場が一体になる。

このあとオーケンがはけるところで段取り打ち合わせと食い違いがあったようで、うっちーと小競り合いになってたの中学生みたくて笑った。オーケンがもういいよっ!ってやつあたりしておいちゃんアンプに少しケリが入って、おいちゃんとばっちり。先にはけたおいちゃんが袖のカーテンからひょっこりはんしてたのかわいい。ふーみんアンプのトラブル俺が蹴ったからだよって(冗談)いってふーみんもとばっちりうけてこのやろーって出てくる。
それからうっちーがMCして、ベースなんてひいてらんねーぜー!とシンセを真ん中にもってきて、ふーみんがギターとエレアコで弾く「ベニスに死す〜LOVE」インスト曲初披露。こうなるんだーすげー!って感心した。

オーケンが戻ってきてうぐいず谷MVの白スーツで、昭和歌謡ロック的な感じで新曲「喝采よ!喝采よ!」熱唱する。これもすごい。ライブで聴くとこれまたムーディでかっこいいな。そして「お待たせしました、お待たせしすぎたかもしれません」って昭和の司会者っぽいMCするオーケン。うぐいす谷MVは1億再生狙って世界でブレイクする計画で、ジャスティンビーバーの知り合いいない?とか言い出し(笑)紅白に出て鼠先輩か純烈とコラボするとか、オカルト紅白と紅白(歌合戦)どっちも出ると。
イントロかかるが待ってって一度止めて、うぐいす谷ダンスをみんなできればやってくださいって説明を入れてからスタート。オーケン演歌ロックみたく超ノリノリで腰を落として踊るの面白すぎて吹き出しちゃう。振り切ってる。これはテレビに出て欲しいなー。

そのまま次のブロックに行くのに血染め白スーツのままで、着替えタイミングがなくて特攻服に着替えなくていい?ってメンバーそれぞれに聞く「かっこいいよ!」ってエディもコージーも口々に言う。それから3人戻ってきても「いいんじゃない」ってOKなのにオーケンが「スカパラみたくない?」「ウルフルズみたくない?」って言って、そんなスカパラはいないっ!と総ツッコミ。そのまま着替えずに続行する。

終盤は定番曲でたたみかけ「イワン」そして「混ぜるな危険」「オカルト」と近年のリード曲、そして大定番「釈迦」で本編しめ。

アンコールではギター2人とオーケンで椅子に座って「ベティブルーって呼んでよね」は復活前のレア曲枠、そうきたかーと。でもこのあともう新曲がないかなーと思ってたらやっぱり無くて、新曲あと3曲聴きたかった。ツアーでは全部やってくれると期待している。
復活して最初の定番になった「トリフィド」で大盛り上がり、そして最後は大鉄板の「サンフランシスコ」でバシッと決めてくれた。

12/23に復活後毎年恒例のリキッドルームライブが今年も発表されて、もう軽く「紙持ってきて」でオーケンがさらっと告知する。他のV系とかバンドとかはスクリーンにバーンなのに(笑)今年から祝日解除になってしまったので、平日開催になってしまった。そこちゃんと気遣ってみんな仕事休みとってお願いしますよ。休みでもない人は関係ないからきてねと。来年からは土日祝などみんなが来やすい日に決めますとのことで。年末のワンマンは毎年やって欲しいですね。あと本当にメンバーが健康で仲良くて続けていって欲しいと願うばかり。

それからMCでオーケンが映画イエスタデイを見た話も。これ予告見た時に中二病の神ドロシーの設定だなぁと思ったんだが、やっぱりオーケン見に行ったんだ。それで解説はしなかったけど触れてた。あるひ突然ビートルズがいなくなった世界に1人だけビートルズを知っていた男の話。ビートルズは別の人が歌っても名曲だけども、筋少はこのメンバーとオーディエンスでなければ成り立たないって話に展開してたのも嬉しかったし、カバーが難しいというのも言われてるけど、それでも筋少は名曲ばかりなんだ。

OPSE :T2(タチムカウ ver.2)

ハリウッドスター
日本印度化計画
愛は陽炎
from Now
これでいいのだ
ドンマイ酒場
妄想防衛軍
ディオネア・フューチャー
ベニスに死す〜LOVE
喝采よ! 喝采よ!
ボーン・イン・うぐいす谷
イワンのばか
混ぜるな危険
オカルト
釈迦

*アンコール
ベティ・ブルーって呼んでよね
トリフィドの日が来ても二人だけは生き抜く
サンフランシスコ

END SE:航海の日

筋肉少女帯@中野サンプラザ

メジャーデビュー 30th Anniversary FINAL LIVE「ザ・サン」突入 31st!

1. サンフランシスコ
2. オカルト
3. 日本印度化計画
4. 衝撃のアウトサイダー・アート
5. 香菜、頭をよくしてあげよう
6. 仲直りのテーマ
7. 僕の宗教へようこそ~Welcome to my religion~
8. エニグマ
9. 新人バンドのテーマ
10. 宇宙の法則
11. Guru最終形
12. 踊るダメ人間
13. イワンのばか
14. ディオネア・フューチャー
15. 機械
EN
16. 元祖 高木ブー伝説
17. 釈迦
18. モーレツア太郎

雨の中野サンプラザ。チケは開催よりだいぶ前にソールドして超満員。復活の2006年12月、デビュー25周年の2013年以来。
近年は中間でオーケンだけじゃなくて他メンバーが歌うコーナーを設けたりしていたけど、今回は全部オーケンでデビュー30年の代表曲を満遍なく。それでも筋少はたくさんの曲があって、時間も限られているので網羅するには足りないけどそれでも全期間に渡って選ばれたと思う。
デビューアルバムのサンフランシスコから始まり、最新曲のオカルト。最初のMCは30年も通過点だとオーケン宣言する。大きいところだからオーケンMCも大振りで、メンバーも広いステージにふさわしい動きだからホールでも映える。
セットがバックドロップ30周年に、ドラムセット前にバンドのアー写であるみたいなソファ。左右に高台が設けられてモニター置いてあったからこれって上がるの?まじで?って思ったら次のインドで早速ギター2人登ったー!しかも立ち位置逆になって。
これ私が記憶してる限り(他の地方会場であったか知らない)89年の渋谷公会堂でやったのが、ふーみんが立ってギター弾くのが輝いてたっていう記憶がすごく印象的で。それ以来の高台だったって、まさかまたやるとは思わずに驚いた!それが感激で。でも転んで怪我しないか心配でオーケンも歌いながら不安だって言ってた。オーケンは最後まで登らなかった。

ここでさらっと言うニューアルバム制作発表。やっぱりねーー!!!それで秋ツアー決定だーの去年と同じ流れで今年も終わってゆく。
去年出した後からまたすぐ作りたい言ってたけど、やっぱりすぐ決めたんだ。なんかこのキャリアだと3年5年開けても別に十分なのに、それでも作りたいって感じなんだろうなと思って、ロックが好きな思いというか、突っ走り続けたい感じが好き。
スパンが1年で1ツアーだと馴染んでまだライブで聴きたいって思ってもまた新曲出ちゃうので、既存曲のレア度がどんどん上がってしまう。ライブで何度か繰り返して熟成していくのも見たいから、1アルバムで2ツアーくらいはじっくり1年かけてやって欲しいっていう気持ちもある。しょうがないけどツアーも都内3の大阪名古屋の5本だから。

新曲からアウトサイダー・アートやって超嬉しい。また聴きたかった。
オーケンが歌ってくれよーと言ってから香菜。31年やってきて復活の時がもう12年以上も前という。エレアコセットで新人バンドのテーマ。

中間でオーケンの他全員外して、1名づつ紹介しつつオーケンの隣に座ってトークコーナーは湧いた!ソファいいねーとオーケンがニコニコする。
クイーンやガンズアンドローゼスとかエアロスミスとか、こんなのやらないよーって海外ベテランバンドの名前を出してくるのも、影響受けたりした先のバンドだから。
うっちーは筋少始めたころデビューすると思ってた?って話で、世の中に風穴を開けてやるーって言って、本当に思ってた?いや。っていうのも先輩世代のパンクロッカーからの影響だし。その後オーケンがGURUの後で感動したっていうのを、橘高くんの他はパンクNW育ちだから、80年代なんて客は敵!社会は敵!ノーフューチャー!っていうの(笑)そういうロックの歴史とか変遷を知ってて言うのも好き。伝えていくのが筋少だって思う。
それでふーみんはソファートークでこういうのセットにあると俺は中に誰かがずっと潜んでてー人間椅子で。最後にバーン!って(笑)いうのがまた80年代海外ロックの影響だよなって思う。ローリーさんがこういうのやってた。

長くやってるとリスペクトしてもらえて、僕の宗教はえんそくにカバーしてもらって嬉しいって話から、誘ったのにえんそくが1ヶ月間違えて中サンに来たらアジカンやってたって本当か。えんそくは当日はリリースイベントタワレコでやってたらしい。
エニグマやるかなーって思ってたから嬉しい。新曲から宇宙の法則も。素晴らしい。デビューから31年で筋少のロックは進化して辿り着いたんだなって思う。オーケンがその後に、久保田アキさんと石塚ベラさんを想うのにもふれる。
GURUのラストで客を立たせてロックバラードの最高潮という。
後で録画見ると後半はオーケン歌うのしんどそうな感じも伺えたけど、これだけ激しいのをずっと歌い続けるのは凄いことだ。

終盤にダメ、イワンとフェスでも鉄板を叩きつける。
そこでディオネアを入れてきたのがすごい嬉しくて、ここ近年でも特に筋少すげえなっていう必殺曲が生まれたと思う。エディが高台に上がってた。
本編最後にみんな歌ってくれとオーケン呼びかけて機械。表で代表曲がダメとイワンだとしたら、ファンの間で全期間で特に人気高くて愛されてる代表曲が機械だと思う。

アンコールでブーさんへの感謝をこめたMC。インディーズで出したブーで一時期許可なしだったから控えて別の名前であてて歌ってた(それもどうかと思うが(笑))私が当時行った89年渋公ライブではマイケル富岡さん読んで歌ってた。
それでその後許可頂いてメジャーでシングル出してヒットしてターニングポイントになりましたということでブーはライブだと長らくやってない時期もあったけど、近年節目でたまにやるって感じに。これもまた変拍子だったりテンポ変わったりプログレハードな、筋少らしさの核の一つだ。メジャーシングルはエディいない時期で、復活してからはインディーズ時代のエディ入ってたバージョンを現編成で進化させたバージョン。中間で台にギター2人上がって弾くのかっこいい。メジャーシングルバージョンのふーみんエレアコアレンジも好きだった。

それで最後は釈迦で終わりかなーって思ったらMCが最後って言わないからもう1曲あるかってよぎったら考える間もなく、連続してア太郎やった!凄いこう来るとは。メジャーデビューアルバムの1曲目で、復活してまたリメイクした曲を。それで最後をしめるっていうのは予想しなかったからビックリした。感激だった!初めて聴いた頃のことを思い出すし。
ふーみんギター壊しやったー!これ復活後の武道館ぶりのようで。ドカーンもあってうっちー高台にいてコントみたいに倒れて、そしてバックドロップがボヨーンって落ちて31のロゴになったっていう(笑)これやりたいがためにー発表告知がまた紙ぺらに(前回行った中サンのカリガリが毎度スクリーンに告知バーンだからなおさら落差が面白い)
中サンでカックラキン見たっていう世代ももう40代後半以降だしドリフ的セット。いつぞやダメ人間初披露の中サンで人形が何体もボヨーンって落ちてきた特効を思い出す。
大掛かりセットも機材が多い筋少だから、別に特効や凝ったセットがなくても十分だと長らく思ってたけど、やっぱりロックバンドの大ステージは大げさな特効やりたいよねっていう強い思いが伝わってきた。

一時は休止して突き落とされて悲しかったけれど、復活してしかもそれが先細りすることなく、こんなに10年以上もやってきた。まだやるよってうっちー最後に一言。
未来に向けて、無事にニューアルバムが出てライブでまた会えますようにと願う。

筋肉少女帯@EX THEATER ROPPONGI

「Here is your heaven! ~メジャーデビュー31周年目前SP」

入場BGM:オーディエンス・イズ・ゴッド
観客が合わせて腕をふる。ふーみんが後ろを向いて拳を振り上げる。
かき鳴らしからの初っ端からイワン。一気に頂点まで持ってくる。続けてビッキーホリディの唄。先週のセトリを入れ替えてきたかと思った。リキッドと比べて広いホールのステージでも、筋少は大きなスペースを存分に満たす完璧なパフォーマンス。
復活前当時の90年代曲は特にホールライブが多かったのでその頃を思い出す。

タイトルは31周年目前となっていたが、特にそこは触れずに30周年イヤーのまとめ的な感じで、さらに平成最後のライブということが一番テーマになっていた。
メンバー全員昭和の人間で。今のメンバーになったのはオーケン昭和天皇崩御の日においちゃんを新宿三丁目世界堂の隣の喫茶店で誘って。それから橘高くんを誘って、最初のレコーディングがボヨヨンロックで大喪の礼の時だった。「筋少動画2」に入ってる。
筋少は平成を駆け抜けた。活動休止はあったけど復活したからのほうが活動期間が長くなって。おいちゃんも「こんなに長くやるとは思わなかった」としみじみ。
令和の時代も駆け抜けますよ。次の元号も、100年やってきっとその頃はカセットデッキをステージに置いてやりますよ。
そのくらいに続けてやっていきたいという想いが嬉しいと思う。
最初のMCでオーケン筋少は爆音なのでもうこの歳になると爆音が眠気を誘うと。すでに眠い、特にイワンから始まったから。
オーディエンスが眠気を覚ましてくれーということで。

うっちーが「あれもってこーい」といって持ってきた一弦ベース。弦をたたくのは鉛筆だー。
ゴーゴー蟲娘。ふーみんと一緒に揺れ揺れしながら弾くのかわいい。
続けて「3歳の花嫁」を入れてきて先週やらなかった曲だ。クイーンのやつでうるっときた。
ケンヂのズンドコ節出ました。ホールでも初披露でこれはドリフ感がさらにアップ。踊りにドリフ大爆笑を入れてくるオーケンとうっちー。先週のMCから「ケンヂー!」の合いの手を入れてということで声かかってて、オーケンもにっこり。

次のMCで、ズンドコ節にふれてお客さんの手拍子がうまい。僕は裏打ちで叩いて入りがうまくできないと言いつつ膝を叩くオーケン
折りたたみは前からやるの?後ろから?という話に、前から。(筋少は基本前から。V系では後ろからのほうが一般的らしい)
後ろからやると腰をぐきーってやりそうだよね。じゃあ前からいこう。わけあり物件!
って急に入ろうとするので楽器下ろしてたおいちゃんとうっちーが慌てて取りに行った。
ホールだと客席が折りたたみするのウェーブみたいで壮観。
俺の罪でうっちー歌唱。ディオネアはエディが前に出てコールするのかっこいい。今の筋少のパワー曲なイメージだと私は思う。おいちゃん天才だ。

オーディエンス座らせる。
知ってたら歌ってくださいといって「愛のためいき」うっちーが隣で指揮者みたく両手ふってセリフのタイミングを知らせてくれるのかわいい。
内田くんの電子音楽筋少曲をやるアルバムから「戦え何を人生を」ライブでは初披露だった。「筋少をテクノでやってギャハハって」オーケンが「ギャハハっていうの要る?」これはうっちーらしい面白さ表現だと思う。
うっちーステージの真ん中にシンセとマックのテーブル置いてやるのが、さっきまで筋少ライブメタルだったのに突如としてテクノになっててシュールというかすごすぎる。振り幅広すぎる。エディのピアノが入ってスペシャル感。
メンバー戻ってきてアコースティックでオーケン座って歌う少女の王国。
オーディエンスを椅子から立たせるときに何か言おうとオーケンが、猪木さんの真似をしてプロレスMCしてダー

ゾロ目で始まるところをオーディエンスが歌うのがぐわっとくる。そこからたたみかけでイントロのギターがおおっ!となるゾンビリバー楽しい。一体となって濁流くだる感じして。
オーケンがスプーン出してきてオカルト。エディが広いステージの後ろ空間を動き回って腕振って踊るから面白すぎて笑った。シュールだしかっこいいし。
本編最後にまさかの労働者M。連休始まったばかりなのに(笑)自分は明日仕事だったのでしょげた。だけど労Mは初期の名曲で思い入れがあるので聴けて嬉しい。ふーみんピックまき。

アンコール。オーディエンス立ったけどオーケンが無言で座らせてからの、椅子に座って蓮華畑。EXシアターのLEDミラーボール回ってきれい。座ったままで珍しいおもちゃやめぐり。
またダーで立たせてから、エディの出す音ですぐわかるサンフランシスコ!平成最後の筋少ライブはこの曲で締めでした。釈迦とサンフラどっちもやるかなと思ってたが、先週とセトリをわりと変えて意外な曲も聴けて嬉しかった。
客だしBGMは新人バンドのテーマ。ふーみんがお礼の言葉を言ってメンバー笑顔。次はデビュー30周年イヤーラストで令和時代初の筋少ワンマンをおーけんうっちーの地元中野で。