筋肉少女帯ライブ・過去日記アーカイブ(1989〜)

筋肉少女帯の活動履歴、ライブ感想などを記録したアーカイブです。(非公式)

*【筋少ファン日記のあゆみ】

*【2003年発行「筋肉少女帯の活動記録1979〜2003」無料DL】

(113ページ PDF書籍 ディスコグラフィー・ライブレポート)

筋肉少女帯@中野サンプラザ

メジャーデビュー 30th Anniversary FINAL LIVE「ザ・サン」突入 31st!

1. サンフランシスコ
2. オカルト
3. 日本印度化計画
4. 衝撃のアウトサイダー・アート
5. 香菜、頭をよくしてあげよう
6. 仲直りのテーマ
7. 僕の宗教へようこそ~Welcome to my religion~
8. エニグマ
9. 新人バンドのテーマ
10. 宇宙の法則
11. Guru最終形
12. 踊るダメ人間
13. イワンのばか
14. ディオネア・フューチャー
15. 機械
EN
16. 元祖 高木ブー伝説
17. 釈迦
18. モーレツア太郎

雨の中野サンプラザ。チケは開催よりだいぶ前にソールドして超満員。復活の2006年12月、デビュー25周年の2013年以来。
近年は中間でオーケンだけじゃなくて他メンバーが歌うコーナーを設けたりしていたけど、今回は全部オーケンでデビュー30年の代表曲を満遍なく。それでも筋少はたくさんの曲があって、時間も限られているので網羅するには足りないけどそれでも全期間に渡って選ばれたと思う。
デビューアルバムのサンフランシスコから始まり、最新曲のオカルト。最初のMCは30年も通過点だとオーケン宣言する。大きいところだからオーケンMCも大振りで、メンバーも広いステージにふさわしい動きだからホールでも映える。
セットがバックドロップ30周年に、ドラムセット前にバンドのアー写であるみたいなソファ。左右に高台が設けられてモニター置いてあったからこれって上がるの?まじで?って思ったら次のインドで早速ギター2人登ったー!しかも立ち位置逆になって。
これ私が記憶してる限り(他の地方会場であったか知らない)89年の渋谷公会堂でやったのが、ふーみんが立ってギター弾くのが輝いてたっていう記憶がすごく印象的で。それ以来の高台だったって、まさかまたやるとは思わずに驚いた!それが感激で。でも転んで怪我しないか心配でオーケンも歌いながら不安だって言ってた。オーケンは最後まで登らなかった。

ここでさらっと言うニューアルバム制作発表。やっぱりねーー!!!それで秋ツアー決定だーの去年と同じ流れで今年も終わってゆく。
去年出した後からまたすぐ作りたい言ってたけど、やっぱりすぐ決めたんだ。なんかこのキャリアだと3年5年開けても別に十分なのに、それでも作りたいって感じなんだろうなと思って、ロックが好きな思いというか、突っ走り続けたい感じが好き。
スパンが1年で1ツアーだと馴染んでまだライブで聴きたいって思ってもまた新曲出ちゃうので、既存曲のレア度がどんどん上がってしまう。ライブで何度か繰り返して熟成していくのも見たいから、1アルバムで2ツアーくらいはじっくり1年かけてやって欲しいっていう気持ちもある。しょうがないけどツアーも都内3の大阪名古屋の5本だから。

新曲からアウトサイダー・アートやって超嬉しい。また聴きたかった。
オーケンが歌ってくれよーと言ってから香菜。31年やってきて復活の時がもう12年以上も前という。エレアコセットで新人バンドのテーマ。

中間でオーケンの他全員外して、1名づつ紹介しつつオーケンの隣に座ってトークコーナーは湧いた!ソファいいねーとオーケンがニコニコする。
クイーンやガンズアンドローゼスとかエアロスミスとか、こんなのやらないよーって海外ベテランバンドの名前を出してくるのも、影響受けたりした先のバンドだから。
うっちーは筋少始めたころデビューすると思ってた?って話で、世の中に風穴を開けてやるーって言って、本当に思ってた?いや。っていうのも先輩世代のパンクロッカーからの影響だし。その後オーケンがGURUの後で感動したっていうのを、橘高くんの他はパンクNW育ちだから、80年代なんて客は敵!社会は敵!ノーフューチャー!っていうの(笑)そういうロックの歴史とか変遷を知ってて言うのも好き。伝えていくのが筋少だって思う。
それでふーみんはソファートークでこういうのセットにあると俺は中に誰かがずっと潜んでてー人間椅子で。最後にバーン!って(笑)いうのがまた80年代海外ロックの影響だよなって思う。ローリーさんがこういうのやってた。

長くやってるとリスペクトしてもらえて、僕の宗教はえんそくにカバーしてもらって嬉しいって話から、誘ったのにえんそくが1ヶ月間違えて中サンに来たらアジカンやってたって本当か。えんそくは当日はリリースイベントタワレコでやってたらしい。
エニグマやるかなーって思ってたから嬉しい。新曲から宇宙の法則も。素晴らしい。デビューから31年で筋少のロックは進化して辿り着いたんだなって思う。オーケンがその後に、久保田アキさんと石塚ベラさんを想うのにもふれる。
GURUのラストで客を立たせてロックバラードの最高潮という。
後で録画見ると後半はオーケン歌うのしんどそうな感じも伺えたけど、これだけ激しいのをずっと歌い続けるのは凄いことだ。

終盤にダメ、イワンとフェスでも鉄板を叩きつける。
そこでディオネアを入れてきたのがすごい嬉しくて、ここ近年でも特に筋少すげえなっていう必殺曲が生まれたと思う。エディが高台に上がってた。
本編最後にみんな歌ってくれとオーケン呼びかけて機械。表で代表曲がダメとイワンだとしたら、ファンの間で全期間で特に人気高くて愛されてる代表曲が機械だと思う。

アンコールでブーさんへの感謝をこめたMC。インディーズで出したブーで一時期許可なしだったから控えて別の名前であてて歌ってた(それもどうかと思うが(笑))私が当時行った89年渋公ライブではマイケル富岡さん読んで歌ってた。
それでその後許可頂いてメジャーでシングル出してヒットしてターニングポイントになりましたということでブーはライブだと長らくやってない時期もあったけど、近年節目でたまにやるって感じに。これもまた変拍子だったりテンポ変わったりプログレハードな、筋少らしさの核の一つだ。メジャーシングルはエディいない時期で、復活してからはインディーズ時代のエディ入ってたバージョンを現編成で進化させたバージョン。中間で台にギター2人上がって弾くのかっこいい。メジャーシングルバージョンのふーみんエレアコアレンジも好きだった。

それで最後は釈迦で終わりかなーって思ったらMCが最後って言わないからもう1曲あるかってよぎったら考える間もなく、連続してア太郎やった!凄いこう来るとは。メジャーデビューアルバムの1曲目で、復活してまたリメイクした曲を。それで最後をしめるっていうのは予想しなかったからビックリした。感激だった!初めて聴いた頃のことを思い出すし。
ふーみんギター壊しやったー!これ復活後の武道館ぶりのようで。ドカーンもあってうっちー高台にいてコントみたいに倒れて、そしてバックドロップがボヨーンって落ちて31のロゴになったっていう(笑)これやりたいがためにー発表告知がまた紙ぺらに(前回行った中サンのカリガリが毎度スクリーンに告知バーンだからなおさら落差が面白い)
中サンでカックラキン見たっていう世代ももう40代後半以降だしドリフ的セット。いつぞやダメ人間初披露の中サンで人形が何体もボヨーンって落ちてきた特効を思い出す。
大掛かりセットも機材が多い筋少だから、別に特効や凝ったセットがなくても十分だと長らく思ってたけど、やっぱりロックバンドの大ステージは大げさな特効やりたいよねっていう強い思いが伝わってきた。

一時は休止して突き落とされて悲しかったけれど、復活してしかもそれが先細りすることなく、こんなに10年以上もやってきた。まだやるよってうっちー最後に一言。
未来に向けて、無事にニューアルバムが出てライブでまた会えますようにと願う。