筋肉少女帯ライブ・過去日記アーカイブ(1989〜)

筋肉少女帯の活動履歴、ライブ感想などを記録したアーカイブです。(非公式)

*【筋少ファン日記のあゆみ】

*【2003年発行「筋肉少女帯の活動記録1979〜2003」無料DL】

(113ページ PDF書籍 ディスコグラフィー・ライブレポート)

筋肉少女帯@名古屋ボトムライン

LIVE DVD発売記念ツアー「四半世紀中」

ツアーファイナルは珍しく名古屋です!前回は先月のvsすかんちで同じ場所でしたが、ボトムラインでのワンマンは10年の「蔦Q」ツアーぶりです。私にとっても、91年に観たのが思い出深い場所で、とても楽しみにして来ました。
会場の広さでいえば、今回ツアーの他の会場よりも一回り狭く、ステージと観客の隙間が狭いので、より密にバンドとオーディエンスも身近に感じたと思います。
筋少は大きいステージでも全部を使って見栄えするバンドですが、このくらいの空間でのライブは筋少ライブの一番濃い部分をファンが楽しめますね。今の筋少がどれだけ凄いのか、楽しいのかが、このツアーファイナルで存分に味わえました。筋少ライブの魅力の核がここにあります。
ライブが終わると、楽しかったー!という声があちこちから聞こえてきて、とても嬉しくなりました。

いつもよりさらに、あまり細かいところは覚えられてないので、だいたいおおまかな流れと感じたことを書き残したいと思います。ほんと心の底から楽しかった!という気持ちだけが残れば。
出会って20年以上、今なお心を揺さぶらせて感動させてくれる筋少に、感謝していますし、これからも続くことを願って、生きていこうって思えます。

SEはKISSの雷神でスタート!1曲目は「パリ・恋の都」は先週の東京でも同じでした。オーケンは歌詞を「来たぜ名古屋へ!」と変えます。その後もちょいちょい名古屋バージョンに変えて来たみたいなんですけど、私は後でファンの皆さんに聞いて知ったので、全然気がつかなかった(苦笑)
ふーみんとウッチーの動きのコンビネーションが楽しくて、前と後ろに向かい合って、テンポにあわせて右と左で交互に揺れてみたり、ふーみんがウッチーの目元に手を出して隠そうとしてちょっかい入れたりとおちゃめ。
続けて「妖精対弓道部」オーケンが先導して体を大きく折りたたみさせて歌うと、オーディエンスもあわせてフロアが波のように揺れる。おいちゃんの今日最初の上着は白ライダースで、胸元とつまみながら”ワンピを着てる”コーラスに、胸ときめきます。後半、勢いつけての「バーサス!バーサス!」拳あげてかけ声があがる様子は、今ツアーで新曲のライブが進化してきたのだなぁと思い嬉しくなりました。

最初のMCでオーケンは、ツアーファイナルがここ名古屋で、東京なんかは追加公演だぜ!ということを言って笑わせる。先週の東京でツアーファイナルと間違えて言って、名古屋は追加公演だと付け加えたのに繋がってます。
それからオーケンは今日の会場入り時間を間違えて、履くはずの衣装のズボンがみつからなくて探してて、鞄がパンパンになってるのに気づいてここにあった、それを見てたメイクさんに「そうよねぇー」と言われたとか。歳取るとわかんなくなるよねなどと失敗談を話す。あやうく開場が押す所だったが間に合ったそうです。
話し続けようとすると、観客がオーケンの話を聴こうとおとなしくしているので、もっとワーワー騒いでていいよ、ライブではそっちのほうが気が楽だと言って、2日前にオーケンとウッチーがゲストに出たTHE RIDERSのライブではファンが話をさせないぐらいにダイブしてたってことを思い出してました。話を聞いてないくらいのほうがいいというと、おいちゃんとふーみんが両手つかって煽りだす。反応のいいオーディエンスがワーキャーと騒いで、オーケンが話を続けようとしても、手拍子とハイハイハイとかけ声が揃って来る。するとオーケンが焦って、聞く所はちょっと聞いてーとアワアワしてました。
その後のオーケンはなんだか声ひっくり返ってウヒョーとか言い出して、「なんか変なテンションになってきた、エディ、長谷川さんごめんね〜」で話を続けて、オチもあやふやなままでいや曲いこう…と言いつつも話を続けて、いや曲いこう〜って2,3回繰り返してた。この感じは「UFOと恋人」のツアー(休止前、オーケン20代後半)で、最初のMCで20分くらい話してて、当時の映像を見るとひどい!と呆れる。うん、たしかにその通りで、今みたいにオーケンの話を笑って聞いてるんじゃなくて、今でこそオーケンは面白く話してくれるけど、当時はただUFOやオカルトや格闘技とかの話を延々としてて、私はあまり聞いてなくて早く曲いってくれないかなーって思ってた。でも、今はニコニコして話聞いてます。
その時においちゃんどうしてたの?とオーケンが聞くと、うーんと首かしげて(あっちに行ってた)というジェスチャーする。「おいちゃんなんで喋らないの〜?」おいちゃん、ゆっくりスタンドマイクに手をかけて「…まだ2曲目だよ?(笑)」
おいちゃんはすでに汗かいてて、暑そうに手をパタパタさせてて、袖に居るスタッフさんに扇いでもらったり、ふーみんの所に移動するとふーみんがパタパタ手で扇いであげてました。それを見た上手側の客がわっと湧くので、オーケンが気づいてなに?と気になってたり。
オーケンが、MCやらずに曲どんどん行くよみたいな事を言ってて、╲えーっ/当然観客に言われるのだが(笑)、そんな事いってもあまり喋らないで曲続ける人もいるでしょう?って言う。その通りではあるけれど、オーケンの場合はMCも期待しますよね。

次のブロックは「仲直りのテーマ」から。おいちゃんが前に出て煽って、さらに熱く盛り上がります。先週のEASTは広いステージだったから、下手側から見ると上手側は遠かったけれども、今日は4人の動きがよく見えて嬉しい。全員揃ってなーなーななー♪ってコーラスしてるのがかっこよくて微笑ましいです。
続けて「ツアーファイナル」も、ギター音が大きくて濃いのもあるけど、ドラムがすごい(笑)。会場全体が振動してるみたい。後半、ピアノのパートでふーみんが弾かずに手を左右にふって観客を先導するとき、おいちゃんは天を見上げて祈るように手をゆっくりあげて下ろし、胸をぎゅっとつかむ。そこからバンと弾けて動くところがたまらなく好き。オーケン最後のかけ声は「名古屋ー!」でした。
「香奈、頭をよくしてあげよう」次はホンワカと横乗りで。おいちゃんがギターをレスポールにチェンジして、終始ニコニコと嬉しそうに奏でられてました。
気持ちよく歌ったオーケンが歌い終わって「いい曲だねぇ〜、平井堅さんとか、槇原敬之さんとかに歌ってもらいたいよねー」と言い出して、その繋がりに他意はないですよ。とか言って微妙にニヤニヤした雰囲気に(笑)。いやでも名曲!だから、バラードがいい感じの男性アーティストが歌うのを聴いてみたいです。
この後だったかどうか覚えてないけど、オーケンがイアモニのトラブルか何かでスタッフに交換してもらってて、長谷川さんドラムの音がババババってすごいね!と驚いた顔で言うと、長谷川さんが「名古屋ですから!」と超笑顔。するとふーみんが、長谷川くんのドラムは名古屋で作られてるんだよ、その土地で演奏するといい音がするんだって言われてる、本当だよ。と楽器まめ知識を披露。うんうんと頷く長谷川さん。この後にも、アコギも名古屋で作られてるなど話が出てて、楽器の生産地が固まってるのですね。

今回のツアーでは、MCネタが先月の名古屋から発生した、ふーみんがホテルのシャワーの水圧が弱かった話と、オーケンがホテルにさいふを忘れた話で派生してずっと引っ張ったって話から、もうその話はしないと言いつつもけっこう引っ張る。今回はふーみんは大丈夫だったのかな?と気になってたところですが、昨晩から泊まったホテルはバッチリだったそうで、持参したマイシャワーヘッド(3つあるうち2つ目っていう(笑))も調子良く「今日は機嫌いいよ」とニコニコ。逆に水圧高過ぎて、それにクレームを入れたいぐらいだって(えーっ)またクレーマーかとオーケンにつっこまれてた。ふーみんが、「名古屋の皆んなと心は一緒だよ」╲キャー!/とか甘い言葉をさらっと言うので、オーケンがそれを聞いてこっち側向いたままで”あーあ”みたいなあきれ顔をするのが可笑しい。これ漫画みたいな図だなと思って。オーケンもマネしようとして「…っていう事を言えばいいんでしょ?」と甘い言葉を言い切れず照れるのがオーケンらしいところ。
それでオーケンはホテルで何かあってもクレーム入れられないよぉーと気弱な性格で、昨晩は名古屋のホテルに泊まって、ベッドサイドにラジオとかボタンがついてる中で「BGM」というのがあったので、それはリラックスするようなゆったりした曲が流れるのかと思って押したら、ポチッ。♪ジャーンジャーンチャッチャラチャッチャジャジャジャーン! ここはパチンコ屋なのか!(爆笑)軍艦マーチが流れ出したんだって。その様子を歌い出すオーケン、リズム入れる長谷川さん、すぐに手拍子するオーディエンスのノリはさすが筋少ファンです。
ふーみんはすぐに支配人を呼べーっていうところだけど、俺には言えないんだよぉー!うわぁああぁ〜!ふーみん俺の代わりに言ってくれぇ〜!うわぁぁ〜!と言いながらオーケンがヨロヨロして下手袖に消えて行った。
あっ、そこで居なくなる流れですね(笑)。
いっちゃった〜。じゃあ歌うー?っていう今回のツアーの段取りを、もう知ってるファンが多いことをメンバーはわかってる感じでした。
さて誰が先に歌うのか?上手側から運ばれてきたマイクスタンドはふーみんのピックが貼ってたので、「いくぜ名古屋ー!」ふーみんが歌う「アンクレット」回を重ねてきて、ウッチーボーカル曲に続いて定番になってきましたね。ふーみんがノリノリで両手でメロイックサインしてました。おいちゃんとセンターでマイクシェアで歌うところ、いつか正面から見てみたいのだけど、なさそうだから映像でも見てみたい!
続いてはウッチーかな〜?と思ったら、下手側から運ばれて来たのはおいちゃんのピックがついてる!やったぁー!下手側のおいちゃんファンが湧き立ちます。センターに立ってるふーみんを、おいちゃんが両手でぐいっと押しのけるの可愛い(笑)。ふーみんはおいちゃんが居なくなった下手側のマイクスタンドに来ました。「未使用引換券」前回の渋谷が初披露で、もう1回だけでも観たかったのですごく嬉しかった! ヽ(≧∇≦)ノキャー♪
前回は驚いて興奮しすぎたから(笑)、もう少し落ち着いてじっくり見なきゃって思って。すごくかっこいい!今度はふーみんが下手側から近づいて、おいちゃんとマイクシェアで歌うアングルが見れました。ラストは「まだまだ行くぜー!!!」っていうかけ声から、テンポアップしてさらに激しく動きました!

オーケンが戻って来て、すぐに「これでいいのだ」ステージとフロアの距離が近いだけあって、メンバー4人ステージ動きまわるとものすごい迫力と凄みを感じました。中間のドラムだけになる部分でおいちゃんとふーみんが下がります。オーケンが2人は着替えに行ったからもうすこし引き延ばさないと、なんて言ってました。
3番でタオル回すときに、ウッチーが回すというよりタオル折り畳んだままフリフリするだけなので、窓ふきみたいだった(笑)。ふーみんはダイナミックに振り回してました。

この後はいったん楽器下ろしてしばしトークに。面白かったところは断片的に覚えてるけど、流れを思い出せず。
オーケンは「お金貸して」話の展開から、今度はここにいるお客さんだけでファンクラブ作って1人2万もらって、行き先分からないミステリーバスツアーして、ついた先でちょっとアコースティックで歌って、豊橋で現地解散で放り出すとかって(笑)。ほんとにそれでやっていけそうだから微妙にリアルなんですが。それでいいのかー?ってオーケン冗談で言うけど、それもいいけど、それだけじゃ物足りないですよね〜。

オーケンは今日はリハ前にひつまぶしの店で食べて、お腹いっぱいになって、それが消化しきれなくって胃もたれになり、これは歳だから炭水化物が消化できないってことなのか?というが、ふーみんが「そういうことじゃないと思う(笑)」と言ってた。オーケンは自分で「オーケンのおなかはひつまぶしでいっぱい」お腹をさすると、おいちゃんが「僕のおなかは天むすでいっぱい」「朝ご飯天むすだったの」そうでした(笑)おいちゃんのインスタで天むすの画像が載ってて、いいなーって思ってた。おいちゃんのお腹も先週見たよりもポッコリしてた気がする (*≧艸≦)

おいちゃんがアコギ持って椅子に座って、ふーみんも座って、ウッチーだけ立って曲は「猫のおなかはバラでいっぱい」天むすやひつまぶし食べたいなーって頭に浮かんでしまった(笑)。アコギ2本の絶妙なアンサンブルにうっとり。おいちゃんは、長谷川さんの叩くリズムにあわせて拳でコンコンとギターのボディを軽く叩いたのも印象的でした。
続けて、オーケンは座ったまま、おいちゃんも座ったままでギターをエレキにチェンジ、ふーみんも今回は座ったままで弾く「パノラマ島へ帰る」ぐっとムーディーな雰囲気で、この会場のクラブハウス的なセットにもよく合ってるなと思いました。青いライトに照らされて、渋くダンディになったサーカス団の旅はまだ続きます。
前半のせわしく激しい感じとはうってかわって、同じバンドとは思えないくらいの落ち着きです。同じなのは凄い神レベルのテクニックとキャリアの長さと奥深さで、これを同じライブで聴けるのがどれほど贅沢なことかと思います。
聴き入ってた観客から、曲終わってから感嘆の拍手があがります。次の曲へ何も言わずに椅子を降りて楽器チェンジをする、てっきり先週と同じ流れかなとおもいきや、曲入りのドラムでうおおおー!という意外と期待の歓声があがりました。
「孤島の鬼」ここで持って来るとは思わず意外でした。大阪の初日でもやった、原曲バージョンで。静かに始まり地獄から鬼の唸りが聞こえてくるみたいにひたひたと迫り、襲いかかるように熱く吼えるサビのヨイショコールにぞくっとします。凄い演奏に感激で拍手しました。

この後オーケンがエディに向かって、この後の盛り上がるコーナーの前に名古屋トークをしてください!とむちゃぶりをする。するとエディがマイクを取って話し出したのが、コメダ珈琲の話でした。でも名古屋に行った時ではなくて、近所に出来て行ってみたらバーガーはでっかいしチェーン店なのにコロッケは揚げたてだし、タバコは吸えるし最高!これからもコメダに行くと絶賛してました(ドトールとか他の店は喫煙所が狭い!と窮屈な顔をしていた)私はタバコ吸わないけど、これ聞くと行きたくなってきました(笑)。
エディがお話してる間に、おいちゃんがエディのブースに遊びに来てて隣でうなづいてたのも可愛かったです。

オーケンが、来月はジュンスカと対バンという話と、当時のバンドブームはお客さんのノリがイエーイと腕を真上に挙げてピョンピョンしてたんだよと動きながら説明するが、お客さんの反応がいまいちなので「知らないふりするなぁ〜!」と困ってた。♪天井裏にはなんにもないけど〜って、ジュンスカじゃなくてアンジーを歌いだすオーケン(笑)。たしかにバンドブーム当時はラバーソウルはいた女子がピョンピョン跳ねてたんだよね。

本編終盤の激しいブロックこそ、筋少ライブの醍醐味です!
ジャンプしろーってことで「サンプランシスコ」は定番中の定番、「ハッピーアイスクリーム」での、女の子セリフ合唱の揃いっぷりも凄いし、復活後曲の「レセプター」はライブでトップクラスの暴れ曲になってますね。でも激しいだけじゃなくて、テンポが遅くなってオーケンが歌い上げる部分も聴き所で、ここでふーみんがいつも手をピースにして頭上で振ってお客さんを促してるとき、おいちゃんが弦を1本づつ弾く音色がすごく印象的でした。
曲終わりにかき鳴らす音が続きながら、オーケンが最後の曲の前振りを叫ぶ。もうすぐ冬がやってくる、あいつが北の国からやってくる。その名はイワン!イワンのー、╲ばかー!/とコールアンドレスポンスしてやってくるスタート!「イワンのばか」が本編ラストでした。全速力で走り抜けるって感じ、頭降って、ふーみんソロで全員ばんざーい!やって、拳つきあげて全力で乗りました。終わりの方でエディが前に出て来てタオルで顔をふいてたのが面白かった(笑)。

(アンコール)
オーケン、ふーみん、おいちゃんが出てきて、オーケンがピンクのよだれかけとガラガラを装着している。笑いが起きるが、今ツアーではすでに毎回やってるのでファンの驚き加減もちょっと薄れている(笑)。その反応を気にしたオーケンが、これが通常だと思われるのはどうなんだと不満げ。ふーみんは白ドレスに着替えてたので、自分もこの格好と大槻がこれが通常だなんてな。みたいに笑ってました。オーケンはもっと新鮮に驚いて欲しいと注文をつけて、もう1回でてくるからねと言って下手端に隠れて、また出て来てニヤニヤしてるオーケンに╲おお〜!/とわざとらしく大きく歓声をあげるオーディエンスだった。
ウッチーが戻ってこなくて、ウッチーまだ?大丈夫?と心配するメンバー3人。「薔薇の花加えて出て来たりしてー」というオーケンに╲雄さま?/╲雄さま?/ソロボーカルを期待するウッチーファン(笑)。すかさずふーみんが「あんまり期待しないでね〜」となだめる。ほどなくウッチー戻って来る。
ここでだったかな?オーケンが「赤ちゃん人間にしてやろうか〜!」って閣下のマネ風に言うと、ふーみんとおいちゃんがすぐに”蝋人形の館”のイントロを弾き出す。すかんち対バンの記憶が蘇りました!
「踊る赤ちゃん人間」この時のおいちゃんがもの凄くカッコ良かった!としかいいようが無くて、気迫が凄いっていうのか、言葉で伝えられないけど、全てがベストプレイだったと思う。だから目が離せなくなっちゃって、感激してるところで、おいちゃんの背後でエディが阿波踊りジャンプっぽい動きをしてるのが見えて(笑)。シュールだ〜って思った。

この後すぐにオーケンが何かモゴモゴとハッキリ言わずに体をモゾモゾさせて、たぶん”日本の米”なんか歌えないよぉーという事を言いながら手足をバタバタしてゆっくりと下手側に動いてく。おいちゃんがそれをオーケンの背後からパントマイムみたく綱引きの動きをして、引っぱり戻そうとしてるのがすごいお茶目だった!
最後にオーケンが隠れたときに、おいちゃんが綱をぱっと離して取れちゃたぁ〜みたいにするオチまでついてて可愛い。その一部始終をポカーンと見てたウッチーが「吉本新喜劇ってこういうの?」って感想をのべるとふーみんが間髪入れずに「吉本をバカにするなぁー!(笑)」でも、確かにこういう感じはあるわな、何か言いながら去って行くの。とフォローするふーみんだった。
それでオーケンが居なくなって3人になって、誰かが歌う流れがお約束になってきたので、ある意味これも様式美だなってふーみんが言ってたと思います。吉本と似たようにお約束、様式美がある安心感と、その中でも変化をつけて驚かせるのが筋少ライブの面白さですね。
するとマイクが運ばれて…、あれスタンドが1本だけじゃなくて2本来て、中央付近にスタンドが3本並ぶ。その前にそれぞれ近寄る3人。楽器を持ったままで、この図はなんだかアルフィーみたい?ウッチーをセンターにしてふーみんが右側だと、身長差もあって金髪ロングのふーみんが高見沢さんみたい(笑)╲たかみー!/╲たかみー!/と声が飛んでいた。そしてふーみんが後ろを振り返ると「長谷川さん!」以前アルフィーのサポートだったということで、雰囲気が近づきました(笑)。
それでまた「日本の米」なんでしょ?という空気に、おいちゃんが「いつも同じ曲だと思うなよー!」って言うので、えーっ!何ー?とざわめきたつお客さんだが、ウッチーが「同じ曲です!」と訂正する(笑)。
今回はマイクを多く立てて、それぞれ動きながら歌うぞーということで、3人そろってのタイトルコールから、知らないのか〜?納豆にー、ネギを刻むと、╲うまいんだー!/日本の米!
3人がステージに5本並んだマイクに入れ替わり立ち代わり動いて歌うっていう(笑)。最後のほうでふーみんが、下手側でニコニコ歌ってるおいちゃんを呼んで、ギターのネックをひっぱってくる。向かい合うところでふーみんの服においちゃんのギターがひっかかったのか慌てて動かして、そこで最後の「きみは!」をコールするところ、ウッチーも呼んで来たのに間に合わなくてウッチーが隣のマイクで歌っちゃうので、せっかく3人で1本マイクで締めようとしたのにぃ〜とふーみんが、笑ってコラッといった感じでウッチーの頭をペチンと叩いてました。

オーケンが戻って来て、ここで名古屋についてウッチーに話しかけてたのかな?ウッチーが「天むす!」「味噌煮込みうどん!」って言うので、オーケンが「それは22歳のとき初めてツアーで名古屋に来た人が言う事だよー」と、名古屋の人はいつも天むすとか手羽先とか食べないよ、いつも食べてるひとー?と観客に問いかけるが、あまり手はあがらなかった。それからおいちゃんに名古屋について聞くと「おもてなし武将隊」っているでしょ、あまりメジャーになりすぎたので興味がうすれて、最近は「OSU」に注目してるの。とのこと。後ろの方で少し観客が知ってるってくらいでした。後で調べたらSKE的な名古屋アイドルのひとつなんですねー。おいちゃんが若い女子アイドルに注目するのは意外かなぁ?と思ったけど、サブカル系で話題になってるBiSとかNegiccoとかよりも、まだあまり全国的に知られてないアイドルに注目するのが、おいちゃんらしいなぁと思いました。
このあとオーケンは、どんな話の流れか忘れたけど、俺は体操部でフィギュアスケートやってたとか、真央ちゃんにスケート教えてたとか適当なウソをついていた。

「中2病の神ドロシー」先週は渋谷でやらなかったので、ツアーファイナルで聴けたのが嬉しかったです。アンコール、ラストソング、ライブの楽しさそのまま感じられるから、すごく幸せ。これで終わりかな?って思ったけど、あともう1曲あって良かった!オーケンが音が鳴るままで叫んで、感謝の気持ちを伝えていました。そして続けて、けっこういい人だったから!恋してあげてもよかったけどね!釈迦!〜と叫ぶと同時に、グイーンとギターの音が鳴って大きくなり、ぎゅっと気持ちが高まって、あと1曲で完全燃焼しようって気持ちに気合いが入る。
それからは最後の最後大騒ぎで、ウッチーが珍しくモニターの前に座って体を乗り出してるのが見えた。折りたたみするとき、フロアのうねりが大波みたいになって凄かった。おいちゃんもバンバン前に出てきて足をモニターにかけて弾いて、ふーみんも下手側に来ておしりを突き出してドレスをお客さんにパタパタさせてくれた。
曲が終わって音が鳴るなかでオーケンは深くお辞儀をして去っていき、おいちゃん、ふーみんはギターネックを出して触らせてくれたり、乗り出すようにしていっぱいのお客さんと握手したりしてました。

メンバーがステージからいなくなるとすぐにかかる終演SEが、ジャーンジャーンチャッチャラチャッチャ〜♪軍艦マーチだー!大爆笑!この日オーケンのMCからの伏線で、かけてくれたんですね。すぐに手拍子して、最後は拍手で大笑いでした。
ふーみんが後日FBでコメントされてたように、昔から名古屋のオーディエンスはシャイでおとなしいという気質で、私も昔から聞いた事ある話ではありました。たしかに筋少も以前から、大阪の熱狂的な感じに比べると落ち着いている印象なのですが、筋少は固定客が地域を問わずついてきてる事もあり(笑)、いつも盛り上がってますね。今回は特にファイナルということもあるし、渋谷に比べてさらに熱かったと思います。
筋少のツアーは毎回同じネタがあっても、全く同じではなくて、お約束や様式美もありつつも、話が展開したり、変化をつけたりして楽しませれくれます。だから通うのをやめられなくて、できるだけ見たいと思います。
来月はジュンスカ対バンと、年内最終ワンマンの2本で今年の活動は締めくくりですね。今ツアーとはまた違う趣向で楽しませてくれると期待しています!


パリ・恋の都
妖精対弓道
仲直りのテーマ
ツアーファイナル
香菜、頭をよくしてあげよう
アンクレット
未使用引換券
猫のおなかはバラでいっぱい
パノラマ島へ帰る
孤島の鬼
サンフランシスコ
ハッピーアイスクリーム
レセプター
これでいいのだ
イワンのばか
(アンコール)
踊る赤ちゃん人間
日本の米(三人Vo)
中2病の神ドロシー
釈迦