筋肉少女帯ライブ・過去日記アーカイブ(1989〜)

筋肉少女帯の活動履歴、ライブ感想などを記録したアーカイブです。(非公式)

*【筋少ファン日記のあゆみ】

*【2003年発行「筋肉少女帯の活動記録1979〜2003」無料DL】

(113ページ PDF書籍 ディスコグラフィー・ライブレポート)

水戸華之介 & 3-10 chain feat. 橘高文彦/扇愛奈とFoo-Shah-Zoo@下北沢CLUB Que

おいちゃん・ウッチーの新バンド初ライブと、3-10chainに前回「不死鳥」ライブ本編に出れなかったふーみんがここで参加で、つまり筋少メンバーから3人が揃うということで発表時から期待しておりました。
これは2バンドどちらもウッチーがいる、ウッチーでずっぱりライブでもあります(笑)。
既に発表された、9/13の「ウッチー祭2013」を前に、プレウッチー祭りとなった一夜でありました!

開演すると、まずはウッチーが一人でステージに現れて、本日の主旨をご説明。ウッチーはいっぱいいっぱいと後で水戸さんに指摘されてたが(笑)、言うことがすっとんでしまい「筋少波動砲?なんだっけ、なんでもいーやー」となってしまう。口で説明するとめんどくせぇ〜がと、筋少メンバーのうち2名以上がお互いのライブに出るっていうことを話し、25周年でおめでとうと言わせて「セイ、おめでとーございます〜」突然ふられるのでとっさに言えない観客。「揃ってない!」と言われてもう一度(笑)。
最後はウッチーらしくゆっくりと穏やかな語り口で「しばしご歓談を〜」としめていったんはけました。

扇愛奈とFoo-Shah-Zoo】
出番は扇愛奈とFoo-Shah-Zoo(以降"FSZ")から。最初に発表を聞いた時に、おいちゃんが筋少外でライブを観れることだけでもすごい嬉しいと思ったのに、ライブが近づくにつれ、おいちゃんと扇さんがこのバンドにかける並ならぬ気合いと、リハを進めて行くたびにとても喜んでいる様子に、期待が高まりました。
事前情報もほとんど無く、いよいよこの日に全貌が明らかになりました。
入場時の緊張感とドキドキぐあいが、筋少で迎えるのとは全然違って、どうにかなりそうだった!何もかも初めてっていうことが。こんな事一度きりしかない。
きっとメンバー皆さんもそうだったかもしれないですね。
なにしろ、おいちゃんが上手側っていうことから初めて見る光景だし!あとは見たまま感じて音に身を任せるだけだと臨みました。
ステージに初めて立つ4人、2月の矢野祭り以来久々に見る扇ちゃんは、後でGS風のコンセプトですと書かれていたのだが、そんな感じのパンク風と70'sGS風をミックスした感じのキュートな衣装です。おいちゃんの衣装は筋少と基本同じで半袖シャツにタイト黒ジーンズなんだけれど、髪を巻いてなくてストレートでかぶり物もしてないのが違う。
扇ちゃんが「Foo-Shah-Zooのテーマ!」と言って音出だし、えっしょっぱなからオリジナル新曲!?ってびっくりした。ギター弾きながら手を高くあげて、アー写真にあった"フレミングの手"を同じにしたFSZサインで。おいちゃんと一緒に煽って、Fooー!Shahー!Zooー!とコール。そうきたかぁ〜かっこいい!胸が高鳴りました。
続けて始まったイントロは「ココロジュース」これは前回の矢野祭りでもやってた扇ちゃん曲の定番、嬉しい!恭一さんがやってたところのコーラスとギターがおいちゃんになるなんて、その時は全く想像なんてしてなかった。おいちゃんのギターになってる!すごい!音も指使いも、足広げて腰を落として弾くポーズ、仕草ともおいちゃんだ。勢いのある曲で、扇ちゃんの弾けるような強いヴォーカルに、押されるかのように。コーラスを入れるおいちゃんは、ストレートの前髪で顔がすだれ状態で隠されてて、それがまた今までに無い感じでどきっとした。
2曲終えた所で、扇ちゃんが興奮でテンションがあがった感じの顔で、かつちょっとホッとしたような感じで、一言ご挨拶しました。正確には覚えてないけれど、初ライブはどんな大物だって一回きりだからね。といった事を言って、ウッチーとおいちゃんと顔見合わせて微笑んでたと思います。

次は曲紹介して「メガネロック」は、横ノリのおちゃめな感じで。ここでおいちゃんのギターが最初に持った定番の白ストラトから、もう1本の初披露のSuper Sonicになったのかどうか、覚えてないのだけれど。ギターの色がキラキラしたゴールドだとばっかり思ってたのですが、後でおいちゃんがみんな金色に見えたと言われたけど、ほんとはオレンジ色だよと紹介していました。
扇ちゃんが今度はドラムセット脇のキーボードに立って、FSZではキーボード弾いて歌う曲もやっていこうと思います!っていう感じの事を言ってから始まった「ひねくれて藤沢」神奈川の地名がいくつか出て来る曲。扇ちゃんは藤沢出身なのですね〜。
またセンターに戻ってギターを持ち、FSZではダークな感じも見せようと思います的な感じの前振りをして、始まったイントロに、またまたビックリした。これは初聴きだったので曲を全く知らなかったんだけど、おいちゃんとウッチーがステージの端と端で顔見合わせて合図したように見えた。同時に体を大振りで揺らして激しく弾きだして、とても深い濃い音でいっぱいになるような感じ。
扇ちゃんが後でセットリストを発表してくださった曲順は、「ピープルパープル」と「どこか平たいトコで」前にやってたバンド「ジ・アジナーズ」の曲だそうです。元曲は知らなかったのだけれど、この日聞いた感じは、70年代ロックのようで、プログレのようで、ウッチーと河塚さんのNESSリズムコンビの真髄がここで発揮されてるみたいな!それにおいちゃんの音がすごくカッコ良くて心地よくて。おいちゃんの音が筋少で聴く音ではあるんだけども、橘高さんがいない分でまた違う魅力を感じてすごく嬉しかった。

この後のMCで、扇ちゃんが何か言おうとしたら、おいちゃんから「何かしゃべんないのぉ〜?」と扇ちゃんにぽそっと振る(笑)。そこで扇ちゃんから、私は今までギャルバン(女の子だけのバンド)だったので、年上の男性に囲まれてキャピキャピしすぎないかと思ったんだけども、リハに入って合わせてみたら、自分以上に皆さんがキャピキャピしてて(笑)っていう下り可笑しかった。さてはおいちゃんだなぁ〜?と。曲の話よりも、あだ名を付ける話のほうで盛り上がって、何故か本城さんが関西弁で「愛奈はん」って言うので、それじゃあ「ユウはん」「トシはん」って言いますよってことになり。それで河塚さんが「あじゃん様」に決まったっていう。何故そうなったのかよく分からないけれども(笑)。

おいちゃんは、河塚さんが関西弁だから話してて影響されたのかな?「なんでそんな"はんなりした"」と何度か言って笑っていた。おいちゃん的には、「おいちゃん、で『あいちゃん』」がいいと思う。と言ってました。おいちゃん・あいちゃんの語感的に可愛い。でも愛ちゃんは人口多そうだから区別が難しいかもと思いました。
そこで、あじゃん様が提案した扇さんのあだ名の話に。マネージャーさんからNGが出たという、やっぱりイメージ的にダメなんだって(笑)。おいちゃんが、言っちゃう?とあじゃん様に向かって話して、いいんですかぁ?と戸惑うあじゃん様。ここだけですからねー!と前置きする扇ちゃん。それであじゃん様より、愛を英語で書いてLOVEなので…ということで。私は予想つかなかったです。たしかに犬の名前みたい。

この後だったか、「次のライブが早くも決まりましたー!」と扇ちゃん、ウッチーから今度9/13のウッチー祭りについて告知する。「出る人、今日とほとんど変わらないんだけどね」水戸さん出るしね。この4人+水戸さんに、三浦さんと戸田さんが入れて出演者7人というわけで。
おいちゃんが筋少の他でライブ活動を再開したことだけでも嬉しいけど、おいちゃんがウッチーと一緒に、水戸さんチームに加わった感じなのが楽しいと思ってて。扇ちゃんは元々恭一さんにプロデュースされていた流れでウッチーともセクターズをやってて、水戸さんと恭一さんたちは昔からP-ROCK博多ゾーンの仲間で、ウッチーを介して三浦さんを中心とした東京のテクノポップ界隈の人達で、水戸さんが2005年にウッチーズで三浦さんと共演してて、河塚さんが以前からウッチーと付き合いがあって、それが三浦さんと出会ってNESSになって。そんな繋がりの輪の中でおいちゃんが近いけれどバンドとしてステージでやることが無かったから。これからの展開がとても楽しみです。

扇ちゃんがキーボードで演奏する「三日月ゲシュタルト
元曲が公式YouTubeにありました。

これが、あの3人が加わるとどーいうことになったかっていうと、もの凄い!としかいいようがない。
すぐにでもまた聴きたいと思いました。リハが進んでいた頃に、扇ちゃんとおいちゃんがtwitterで音源を繰り返し聴いて喜んでいたっていうのが、よく分かりました!

この後のMCで扇ちゃんが、自分のギターをひっくり返して"妄想族"ってバンドのステッカーを見せて「レピッシュのほうが(ステッカー)目立ってますが(笑)」「私は妄想をよくするんですけど、90%(?正確に覚えてないですが)は妄想して」って言ってて、その内容も気になりますが(笑)
筋少の曲からも1曲と話題が出たら、もうファンならすぐ分かりますね。「作曲者もここにいますし!」と扇ちゃんが右を向くと、おいちゃんがハイっと手を挙げる。おいちゃん曲だー!
扇ちゃんの小柄な体から、強いパワーのある声が出るギャップがカッコイイ。「妄想の男!」とタイトルコールする。
筋少本体でも珍しいっていうレア曲を、さらにおいちゃんギターを中心にした感じでさらに珍しくって、すごく幸せで嬉しくて、感情のおもむくままに浸って乗りました!
扇ちゃんがちゃんとセリフを叫んでるのも、オーケンとは違う(笑)またカッコいい所でした。筋少へのリスペクトをとっても感じました。
そのままの勢いで、扇ちゃん曲のキラーチューンともいえると思います「再起動スイッチ」
MVのライブ映像はセクターズなのでウッチーが弾いてます。

私も好きな曲で、ギター恭一さんのイメージが強かったので、おいちゃんになるとどうなるんだろう?って思ったんだけど、もうおいちゃんだ!としか言えなくて(笑)こうなるんだーっ!って嬉しくなった。
筋少とはまた違う魅力で、なんていったらいいのかな、扇ちゃんと見合わせてギターを弾いたりする所なんかも、前髪からのぞく笑顔とかも、動き全体から感じたのが、今の筋少のおいちゃんと、若いって思ったんだけどほんとに若い頃じゃなくて(笑)、もしもこの現在2013年に、おいちゃんが20歳ぐらいだったら。こんなカッコイイギタリストなんじゃない?っていう感じが合わさってるなって。
おいちゃんが、先日ののほほん学校で、扇ちゃんとやってみて若返っちゃう!って言ってたのが理解できた気がします(笑)。
曲は最後に「エレベータアガール」、「お風呂」加速してもっともっと、扇ちゃんが言ってたように風車がぐるんぐるんと速く回転するように。私も追い風に乗るような感じで、思い切りヘドバンしました〜!
ウッチーの帽子が飛ぶかなぁと思って見てたんだけど(笑)、飛ばさなかったのは次も出番だからかな?
次回、ウッチー祭りでのライブも楽しみ!また無事に観れますように。リハ中の経過報告なんかも、新しい楽しみが増えそうです(笑)。まだ「あだな論争」決着してないようですしね。
他にも扇ちゃんの「チキンガール」とか「スタンプラリー」とかやるかなぁと思ってたのだけど、予想外れちゃいました。まだ聴いてない曲もあるので、教えていただいた今回のセットリストを復習しつつ、次に行きたいと思います。

扇ちゃんのブログより。
FSZ初ライブ@下北沢Que(7/21)

1.Foo-Shah-Zooのテーマ(FSZ新曲)
2.ココロジュース (扇愛奈「海鳴りライダー」より)
3.メガネロック (扇愛奈「レベルアップ」カップリング曲)
4.ひねくれて藤沢 (扇愛奈扇愛奈入ります。」より)
5.ピープルパープル (ジ・アジナーズ「マイクロマティクス」より)
6.どこか平たいトコで (ジ・アジナーズ後期曲。未音源化曲)
7.三日月ゲシュタルト (扇愛奈弾き叫び定番曲)
8.妄想の男(筋肉少女帯カバー)
9.再起動スイッチ (扇愛奈「ハッキン・チューニン」より)
10.エレベータアガール (ジ・アジナーズ後期曲。未音源化曲)
11.お風呂 (扇愛奈扇愛奈入ります。」より)


水戸華之介&3-10chain】
いつものオープニングテーマに乗せて、水戸さんが現れる。ステージを占めるこの貫禄感は安心と信頼のブランドだ。さっきまで扇ちゃんの隣にいてどっしり構えてたように見えたウッチーが、水戸さんによってなんだか小動物のように見える(笑)。
私が観る水戸さんがいつもと違うのは、ステージを眺める位置が下手側ではなく、さっきまでおいちゃんを見てたので上手側からの視点なのが初めてで、澄ちゃんのほうが近くに見えてるっていうこと。こんな機会はなかなかないので、カッコイイ澄ちゃんのプレイを中心に見れて面白かったです。
曲は「ハーイここまで」から。久しぶりの3-10曲、大好きだー!一緒に歌ってハーイ!と手を挙げます。水戸さんの言葉、歌が私の生きる力になっている。ウッチーのかけ声コーラスも大好き。続けて始まったのが、すぐに気がつかなくて、これはまさか…!って驚いた「Spin Spin」じゃないですか。水戸さんが繰り返し、Spin!Spin!と指をひねるように回転させて煽ります。ライブではレアかも、私はいつ聴いたか覚えてないけど、3-10ファンの皆が瞬時に反応したのに感心でした!
次に「D.K.H.」と畳み掛けます。これも嬉しい!腕を挙げて応えました。ウッチーのデスボイスが炸裂するこの曲を入れたのは、今日がウッチー出ずっぱりライブだからなのかな?中間で水戸さんが、オーケン筋少でやってる学園天国のコール&レスポンスを入れてきたのも、いつもはやらないのでビックリしたのですが、このライブの主旨が筋少デビュー25周年記念の一環であるからなのだなぁと思いました。

MCに入ると、これまた安心と信頼の水戸さん節(笑)。最初に、ウッチー疲れてない?大丈夫?と労って、今日はウッチープロデュースでということで、なぜこの対バンにしたかを説明したと思います。もともとClubQueの対バン企画「夏の陣」があって、ここ連日色々なバンドが対バンしてるのだけども、俺はもう戦いたくない!とかで、身を乗り出して、TPP原発!消費税(は言ってたか忘れたが)そんな世の中で…とか言い出すところが水戸さんらしい。翌日に国政選挙があるからねー。
そこでウッチーに投げました、ウッチーは平和の象徴なので。ということらしく(笑)「ウッチーかオノヨーコか」本日の名言ですね。VSとついてるけど戦わないことにしたウッチー出ずっぱりの2バンドは平和なのでした。
「ウッチーはこれでもいっぱいいっぱいです。」と水戸さんに言われたウッチー、告知した?と聞かれて、『華吹雪』は?「あっ!」すっかり忘れてウッチー祭りしか言わなかったのでした。「平和の象徴はわりと自分勝手です」って言われる(笑)。
9/13のウッチー祭りの前にも、水戸さんは8/7の華吹雪があります。これもウッチーに人間椅子のワジーとノブさんが参加した夏のお祭りライブですね。そして3-10ワンマンライブも9/16に決定しました。
水戸さんが今日は楽屋でウッチーがいない?!と思ったら、今ステージで演奏してるんだと気づいたっていう(笑)。ウッチーは水戸さんに全面的な信頼を置かれているなぁと思うし、ウッチーの人柄と安定感のあるベーシストとして、多くの仲間が集まっているのだなぁと感心します。平和の象徴と言われて微笑んだウッチーが、昭和天皇みたいだよねと言われて、オノヨーコはマネできないから昭和天皇でといって、手を降ったり「あっそう」と口癖をマネしてて可愛かった。昭和天皇が昔の園遊会か何かで、棋士の人に「将棋やってるの?」って声かけたって、そりゃ将棋やってるよ(笑)と、トボけたエピソードのことを話してました。
筋少デビュー25周年の企画だけど、水戸さんもデビュー25周年で同じです。水戸さんが今日は俺にとっても節目のライブなんだと言い出した時に、デビュー25周年の話だと思ったら、ステージメイクで使ってるアイライナーが今日無くなった!と言って、それだけだとなんだそんな事かと思うかもしれないが、実は7年間ぐらいかかって使い切ったのだとか。おおお〜と驚く観客。エレカマニアをやって、3-10を始める前ぐらいに、丸い容器に入ったシュウウエムラの黒いアイライナーを買って、ライブごとに使うけど全然減らなくて…といった話でした。次はきっと、新しいのをまた使い出すんですね。

水戸さん、あとは8月の24時間テレビ青森テレビのパーソナリティーに出る話もしたかな?曲に入るときに、春は遠からじだー!夏だけど!って感じで唐突に言って笑わせて「トーカラジ」へ。ノリコエール!ってかけ声の楽しい曲です。中間は落ち着いてじっくりと、「命の重さ」歌を聴かせます。「月に抱かれて」は、3-10の曲だけど以外とあまりやらなくて、こないだアコースティックライブでやったら良かったのでと言ってました。
そして3-10の定番曲「100万$よりもっとの夜景」で手をいっぱい降って。「君と瓶の中」のイントロが出たらきたーっ(笑)跳ねたリズムに水戸さんが70年代アイドルになりきってフリをする。私は合わせて踊って、セリフ部分にキャーキャー言うのです。曲終わって水戸さんが一言「アイドルとして一仕事した!」だって(笑)。

この後いよいよスペシャルゲストの登場です!水戸さんが、橘高文彦ー!と呼び出すと、下手側袖からふーみんの金髪が現れる。ステージにすでにマイクスタンドとエフェクターのふーみんセットが組まれてたので、立ち位置は分かってたのだけど、ウッチーのすぐお隣になってて、なんだか不思議な感じ。おいちゃんが上手側も珍しいけど、ふーみんまでまさか立ち位置がいつもと変わるとは!ウッチーと並んで、上手側組がそのまま下手側に移動って感じでした。
ふーみんの衣装が、ユーフォリア仕様かなと思ってたら、筋少初期時代の黒×シルバー革コートで、スパッツに厚底ブーツだった。水戸さんが驚いて「Queの枠をはみ出している!」と表現してたのウケました。Queはメタルっていうイメージが全く無いからね。そもそも下北沢がメタルのイメージがあまりない。そんな場所にふーみんが来たのも、ウッチーのおかげですね。
ふーみんが笑って、下手側に立ってるのがすごい違和感だって話してたのもまた面白かった。みんなが想像してる以上に、やってる本人は違和感があるって、おいちゃんと話してたのだとか。いつものクセで思わず誰もいない壁側を煽ってしまうって(笑)!ウッチーは3-10で下手位置が長いから、そんな事はないのだろうけれど。ふーみんも、筋少もX.Y.Z.→Aでも立ち位置が上手側だから、下手はかなり違和感なんでしょうね。ボーカリストが左手側にいるという事が、利き手が逆ぐらいの感じなのかもしれません。
それから水戸さんが、ふーみんがメイクにかける時間の事を話題に出すと、それは呪文に3時間かかって…とか、KISSのほうが呪文に時間がかからないかもしれないとか。そもそも、朝起きたらこうで…とか設定を解説するふーみん。俺もメイクするけど、アコースティックの時はしないからなんて楽だと思ったねと水戸さん、「そんなレギュレーションがあったんだ〜すまなかった。」という感じで半分呆れ気味?に言ってました。ふーみん独自の設定で、なんだかすいませんって思ってしまいました(笑)。
ふーみんは、今回水戸さんの25周年記念アルバムにゲスト参加してもらって、歌とギターを入れてくれたのに、ブックレットのクレジットでギターだけが抜けていて、俺が悪かったけど半分はおまえらが悪い!って半分お客さんのせいにされた(笑)。なんだそりゃと思う人もいそうだけど、私はそんな水戸さんのおまえら呼ばわりMCが好きで、オーケンには無い魅力ですね。水戸さんの兄貴的な感じ、ぐっと気持ちを引き寄せる感じがします。
ふーみん参加した曲は、アンジーの「誰だ」で、ボーカル聴かせてくれました。ふーみんに注目!自分の上手はしの立ち位置でどうしてもギターの音が聞こえづらかったんだけど、いつものフライングVの音でした。
そしてもう1曲は、水戸さんが俺の1兆曲ぐらいあるレパートリーから定番の曲をやります!と前振りしてから、「日本をインドにー!」
╲?しーてしまえ!??/
あれっ曲始まらない(笑)。そこで印度ですか水戸さん!戸惑いつつレスポンスする観客に、水戸さんがおまえらちゃんとやれ!とダメ出しする。そりゃ戸惑いますって〜。
気を取り直してもう一度。今度はちゃんとタイミングよく曲が始まりました。「日本印度化計画」水戸さんボーカルバージョンで!おいちゃんはいないので澄ちゃんがおいちゃん役ギターかな。中間で水戸さんがもう一度学園天国の煽りをして、筋少ライブを再現してくれました。そして筋少と違うのは、歌詞がオーケンよりも音源に忠実に再現してる(笑)。
最後の曲です、ボランティアじゃねぇぞー!って言って「蠅の王様」では、大騒ぎでもう凄かったって何がと問うならば?(笑)、間奏をロングバージョンで長まわしにして、センターで澄ちゃんとふーみんのギターバトル!これは、ふーみんゲストなだけでも観れて良かったと思いました。二人が向かい合ってすごい至近距離で、ちょっと動きがぶれたらぶつかっちゃうんじゃないかってぐらい。あの距離とふーみんと澄ちゃんの笑顔が素敵で!澄ちゃんはライブ前半はウッチーみたいなサングラスしてたのに、いつのまにか取ってクールな目元が見えてどきっとしました。ふーみんの貫禄ある早弾きに対して、澄ちゃんはまたジャンルが違うんだけど、ベテランが見せる迫力とロックスター具合がたまらない。澄ちゃんのほうが年上(今年50歳!)なんだけど若く見えるところも、なんだか萌えました(笑)。
後日、澄ちゃんがブログ(7/21)で橘高さんと出会った頃のエピソードが書かれてたのも、胸が熱くなりました!筋少に入る前で、アルージュ解散後ぐらいの時だったんですね。

あっという間に終わって、もっと3-10曲聴きたい〜!って思ってたところ、アンコールで再び出てきて1曲目が「ファンタジック」だったのが意外でびっくり!水戸さんが一緒に歌おうと言って始まりました。
高く高くイメージ〜と手を高くあげて空を見るようにする。サビをみんなでコーラスしました。ここで出演者でてくるのかなって思ったら違くて、次の曲に入る前に水戸さんが呼び出しました。
全員出てこーいと言うと、おいちゃんが下手側後ろに立ってしまってちょっと遠い〜(泣)なんでかふーみんとウッチーも下手側にいるから筋少で3人固まっちゃってるの。あじゃん様はなんと!マラカスを手に持って、昭和の漫才師のように大きな蝶ネクタイみたく首にゴムでつけてびょーんって伸ばす。そういえば、"あじゃん様"とあだなを付けられてオチ役ってFSZの時にも自分から言ってたから、そんな役割なんですね(笑)。
そこでウッチーが前に出てきて「ベースなんか持ってられるかぁー!」えーっ?!取ったベースを、手ぶらで隣に立ってたふーみんに「橘高君がいるじゃないか!弾いてくれねぇかー?」ふーみんが、俺っ?って自分を指さしてワザと驚いたリアクション。╲えええー!!!/今日一番の驚きポイントでした!「ピックなんていらねーぜー!」ぽーいと投げるウッチーかわいい。
ベース持つふーみんってこれまた珍しい!筋少ちゃん祭りでの出し物パートチェンジ以来ぐらいかもしれません。
全員でやる曲はというと!てっきりアンジー曲なのかと思ったら「俺の罪」ってー!おおー!筋少ファンのために準備して下さったのだなぁと感激でした。だって水戸さんのライブで、「素晴らしい僕ら」か「天井裏から愛をこめて」をやらないのってめったにないと思うので。絶対やると思ってた〜。
ウッチーがセンターでボーカルを歌って、仲間とお客さんで取り囲んで。まさに、ウッチーによるウッチー中心の筋少をお祝いするためのライブでした!もう一度ウッチーにみんなで╲おめでとうございますー!/って言いました。
オーケンが出るんじゃないか?っていう予想もしたけれど、出ない可能性が高いなぁとも思ってました。結局出なかったので、水戸さんがオーケンの役割も果たしてたのが楽しかったです。
曲が終わりそうになって、ウッチーが袖にはけようとしても、元尚さんのドラムは止まらず演奏が続けられます。えっ?と止まったウッチーがまたステージに戻り、今度はふーみんからベースを受け取ります。また手ぶらになったふーみんは恥ずかしそうに、あじゃん様に手を差し出して、マラカス片方を取りました。「あつしー、その気持ち、分かるよ(笑)」って言い方が先輩っぽくて良かった。
ウッチーがまたセンターに立ってベースを弾きながら、メンバーを一人一人フルネームで紹介しました。紹介されたメンバーは、そこで楽器を置いて一人づつ退場していきます。ウッチーが最後に残って内田雄一郎でした!と深くお辞儀してしめました。まさにウッチーに始まりウッチーに終わるという、どこを切ってもウッチー!なスペシャルな一夜でした。