筋肉少女帯ライブ・過去日記アーカイブ(1989〜)

筋肉少女帯の活動履歴、ライブ感想などを記録したアーカイブです。(非公式)

*【筋少ファン日記のあゆみ】

*【2003年発行「筋肉少女帯の活動記録1979〜2003」無料DL】

(113ページ PDF書籍 ディスコグラフィー・ライブレポート)

筋肉少女帯の大予言 (RIJF限定特別改名)@ROCK IN JAPAN FES 2012

ロッキングオンのクイックレポートはこちら。
筋肉少女帯の大予言 (RIJF限定特別改名)

16:20開始予定ですが、前のフラワーカンパニーズから少しだけ押していたので、5,6分押しぐらいでした。フラカンから見てたのですが、MCでグレートマエカワさんが、「この次、筋肉少女帯でしょ。さっきオーケンさんに会ってきましたけど(この暑さで、われわれ)40代殺す気ですよ〜(笑)オーケンさん出来るのかな。」みたいな事言ってました(笑)
去年も同じくらいの時間でしたが、今年は晴天で日差しが傾き始めてステージに向かっているので、背中から日を受けて暑い!
サウンドチェックの時に16弦ギター×2が出て来て、何の曲で使うんだろう〜って思ったり、リズムボックスの音は今回もワインライダーかな〜と思ってたのですが、まさか後半驚きの展開になるとは。
SEはKISSの雷神にのせてメンバー登場する。橘高さんがまた暑い衣装だし、オーケンはわざと暑苦しい黒マフラーを巻いて特攻服だ。黒手袋は長谷川さんのかな(笑)「大予言」というから何か揃いのアイテムでも付けるのかなーと思ったのですが、特になし。まあそんなものだろう(笑)と、おいちゃんは青空の下、トンボが前を飛んでいて、夏!って感じで笑顔が眩しい。ウッチーもいつもの通り。オーケンが「きーんにーく、しょーじょたーいのだーいよげーんでーす!」って煽ってから早速「イワンのばか」のSEが鳴り、おいちゃんとふーみんが顔見合わせてのギターイントロへ。高速ヘヴィメタルで一気にトップスピードに持って行きます!エディが前に出て来てステージ横切りダッシュする!中間ではウッチーがセンター前に出て来てのバンザーイ。オーケンは下手端に来て、バンザーイする、筋少ここにありって感じです!
オーケンは俺たちアラフィフでもうすぐ50歳とか言ってたが、まだ46なのに50歳まで言い続けるんだろうなって思った。大予言っていう改名ネタを先につけといて、後でステージ演出を考えたのであろうきっと(笑)前回ワンマンの時にやってたMCネタの感じで「予言します、この後さらに盛り上がることであろう〜!」ジャーン!バンバンバン(長谷川さんの無駄に豪華なツーバス)「あと5分ぐらいしたら、WOWOWの生放送が始まるであろう〜!テレビに出れるもんだからはしゃぎすぎて」ポワーン(エディがシンセで出す神秘的な音)(※実はもう中継は始まっていた)「腕を天に上げ〜クロスすると〜あたかもX JAPANさんのテイで〜」そう来たかー。鉄板曲その2「踊るダメ人間」で、イントロからオイ!オイ!とオーケンがコールして腕上げて煽ると、広い会場全体から声が聞こえてきて、腕振りと進んでいきダメジャンプでまとめあげる!中間でバスドラのみになってオーケンがヘ〜イヘイヘイ〜のコール&レスポンスやって、「おい倒れるなよ!絶対倒れるなよ!」「暑さで倒れるのはダメ人間だー!」と言って煽り(これが前ふり)次のブレイクでオーケンのMCからドラムで入るタイミングが合わなかったみたいで、おいちゃんのギターの弦をピックでスライドさせて手を弦にバーンとあてて腕をあげるいつものポーズがバシっと決まらなかったけど、お前の思い〜で指を胸にあてる仕草が超かっこいいので、やっぱりじっと見てしまいました。
ダメ人間が終わって間髪入れずにドラムカウントからの「釈迦」!鉄板曲その3。煽らずに続けるのって珍しいかも?おいちゃんが上手側に移動するのと入れ替わりにウッチーがやってきて、おいちゃんのマイクでコーラスすると、エディが横に出て来て思いっきりモンキーダンスする!うれしくて見てる私もはしゃいでしまいます。
中間の間奏で、ふーみんとおいちゃんがギターをギュンギュンと弾き、ウッチーがベース高速激弾きをして、エディがキーボードに乗りかかる勢いで弾きまくるのがカッコイイのだが、そこにオーケンがマネキンの首を持って来てぐるんぐるん回しながらキエー!って高い声で絶叫するのでブッと吹いた(笑)特攻服脱ぐと下のTシャツはステーシーズのだった。あーこれがやりたかったのか〜アングラ感とおバカさ加減がオーケンらしいです。
最後の決めでオーケンが前のめりに倒れて、マネージャーながいさんが出て来て担架を呼んで運ばれるのだが、そこでふーみんがギターでピーポーピーポーとサイレン音を出す芸が細かい!(笑)当然小芝居と分かり爆笑するが、驚いたのがすぐさま後ろの方から男性の声を中心に、オーケンコールが巻き起こった!╲オーケンオーケン!/これはプロレスっぽいですよね。それかYOSHIKI様か(笑)ちょっと感動しました。でもフェスなのでそんなに時間もなく、この後どうするのかと思ったらウッチーがマイクに向かった!╲ウッチー!/と前方のウッチーファンから声援が飛ぶ。「ああ、予言。予言ね」ウッチーマイペース(笑)「この真夏の野外で爽やかなアコースティック・インストゥルメンタルで涼んでくれれば、担架で運ばれたヴォーカリストが復活するであろう〜!」とギターズに椅子がセットされて16弦ギターを持てば「航海の日」なんと!そういう展開なのか〜!まさかフェスでこの曲を披露するなんて。20年以上前の橘高さんの曲です。青空の下で綺麗なエレアコのハーモニーと心地よいリズムで、筋少にはこんな一面もあると、フェスでしか見た事がない観客にも知ってもらえるといいな。
曲の最後のほうで、着替えたオーケンが笑顔で再登場すると拍手が起こる(笑)オーケンだけ休んじゃって〜。衣装はこれまた特攻服より昔から着てる、赤の浮世絵ぽい柄のやつ。「アングラから癒しまで、筋肉少女帯です」なんだそのキャッチフレーズは(笑)ニヤニヤして「後ろでバトミントンやってましたー。」「オーディエンスは無気力はやめてくださいねー」これは何のことかピンとこなかったが、後でオリンピックの話と知る。
というわけでロッキンとCDJではここ毎回話してる、WOWOWビデオカメラスタッフのオーケン兄の話。前回は筋少を撮ってたが今回はどこを撮ってるのか?オーケンは今回母に聞いてみたそうで、80代の母親は「お兄ちゃんはね、8ミリカメラを撮るって言ってたわよ」ああ〜なるほど(笑)「9mm(Parabellum Bullet)のことなんだろーなーと判りました」今回筋少と同時間のグラスステージは9mmだったんですね。
おいちゃんが椅子から立って腰チェーンを直しつつ軽やかにギターチェンジする。また別のエレアコ(赤)だ。次は何だろう?香菜?と思ったら、オーケンがフェスでは珍しい長尺曲を、最初はポカーンとするかもしれないけれども、最後の方で手を降ってラララ〜となりますから。みたいな事を言うので、Guruやるんだーと思ったが「10分あるマニアックな曲を」と言うのでGuruそんな長くないよな?するとオーケンが「歌詞は簡単です『サーチライトは月の光りと共にタイトロープを照らせ!』」えええええー!!!!キャーと思わず叫んでしまって恥ずかしい。フェスだけでしか見たことがない観客は多分知らないであろう、筋少ファンでは昔から好きな人や、オーケンを神と崇めるインドアで内向的な若者が、好きな人はすごい好きでワンマンでも定番ではない、レアな長尺曲を、なんとフェスでやるなんて!チャレンジしたなと思った。あたかも人間椅子がフェスで「深淵」とか「胡蝶蘭」やるのと同じぐらい(笑)でもさらっとやるのではなくて、ここは盛り上げなきゃならないと思うオーケンのことだから、始まる前にオーディエンスに歌詞を説明する。
そうか、サウンドチェックで鳴ったリズムボックスはワインライダーじゃなくてこれだったのか〜。こんなプログレ、ハードロックでもあり、ファンクっぽくてニューウェーブらしいメロディのおいちゃん曲を、大勢の人の前で開放感のある野外ステージでやるなんて凄い、嬉しい!こんな面もあって筋少は奥深いんだって、筋少は今のJAPAN本誌にインタビューは絶対に載らないし、なんで毎回フェスに呼ばれてるか謎なんだけど(笑)ロッキンオンの人たちにも知ってもらえたらいいなと思いました。
中間のオーケンの語りもちゃんとあって、エディが弾くところでふーみんが笑顔で手を差し出してた。よしって感じで頷いたような気がした。おいちゃんは目を閉じて、大事にギターを包むように屈んでエレアコをかき鳴らしていました。この曲はおいちゃんの曲で、当時すごい苦労して生んだ曲が今こんなに広い場所で羽ばたいてるようで、嬉しかったんだろうなーと思った。そしてオーケンが当時あんなに苦しんで吐き出された言葉たちと共に、今野外で多くの人たちに届いてるのだなーと思って感激でした。フェス全体の感じには馴染まないけれど、異質で独特な存在であり続けるし、かつ初めて見る人にも敷居が高くなくて、いつものファンにも驚きと感動を与えてくれる筋少が大好きです。
曲終わりに「筋肉少女帯でした〜!」とオーケンが言って、おいちゃんがRIJFのタオルを広げて頭上に掲げて、マイクに向かって「ありがとう!」と笑顔で言ってくれて嬉しい。でもあっという間に終わっちゃって、あと1曲バーンと弾けてふーみんがアンプ蹴倒しやってくれたらなぁと思いました。下手側に退場していって、ふーみんがウッチーが来るのを待って笑顔でウッチーの肩をぽんぽんと叩いててたのが微笑ましかったです。

この後はすぐDJブースに移動してDJハヤシを待機。序盤に筋少曲「日本の米」と「オレンヂ・エビス」をかけてくれて嬉しかった(笑)ハヤシ君がエアギターしたりコール&レスポンスで盛り上げてくれて、初期曲でもうひとはしゃぎ出来ました。ありがとう!

オーケンによるフェス報告ブログ
RockinJapanFes2012 筋肉少女帯の大予言
行ったら倒れた! ロッキンジャパン 筋肉少女帯の大予言 予言できなかった気絶WOWOW生中継
ガリガリ君の話は、前回7/28FOK江古田の時に、永島さんと話してオーケンガリガリ君を一度も食べた事が無い!と言うのに永島さんとお客一同えー!と驚いたのにオーケンがびっくりして「だって知覚過敏なんだもん」と言って、「中東に連れ去られて拘束されて、ガリガリ君を口につっこまれる拷問を受ける」と笑わせたことに、繋がってるネタと思われる。
ロッキン 筋少 「夏フェスにアングラを魂」の動かぬ証拠
「夏フェスにアングラを! 筋肉少女帯の大予言 ロッキンジャパンフェス2012」
「夏フェスにアングラを」が気に入ってる様子です(笑)流行に流されず若者に迎合せず、30年独自の道を突き進むオーケンです。
ムックやプラのメンバーと話したそうですが、どんな話をしたのでしょうか。プラのギターはDEEPERSのメンバーでもあるので、ナッキーからオーケンの話を聞いてるのかもしれません。モノブライトのヒダカさん、ポリのハヤシ君はナゴム好きで仲良さそう(笑)9月のOTODAMAでも同日共演しますね。

※追記
POLYSICSハヤシくんが、自分の出番の前に筋少を観たそうです。
ROCK IN JAPAN FES. 2012!!!
オーケンエッセイでPOLYSICの名前出してくれてありがTOISUと書いてるのは、どこだろうーと見直してみたら、改名を考えてるところで「それユニコーンポリシックスがやりそう」と誰かが言って…と書いてあるところだった。(第23回ノストラオーケンの大予言)誰が言ってたのかなー?

ナタリーのRIJF総括記事に、筋少がちょっと多めに取り上げられました!あんなに沢山のアーティストが出演する中で、これだけ書かれるのは嬉しいですね。
13年目「RIJF」147組出演&17万4000人動員の大盛況
筋肉少女帯 写真
ちょっと遠くからのショットで残念。