筋肉少女帯ライブ・過去日記アーカイブ(1989〜)

筋肉少女帯の活動履歴、ライブ感想などを記録したアーカイブです。(非公式)

*【筋少ファン日記のあゆみ】

*【2003年発行「筋肉少女帯の活動記録1979〜2003」無料DL】

(113ページ PDF書籍 ディスコグラフィー・ライブレポート)

筋肉少女帯@日本青年館

結成30周年大祭!筋肉少女青年館

公式ブログでライブ前の記念撮影。メンバー揃った写真久しぶりですね。

ROCKIN'ON JAPAN編集部日記
スタッフが観に行ったそうです。取材は無かったのかなー?

結成30周年ツアーの最終日は、日本青年館です。ホールは09年のCCレモンホール以来で、座席ありも一昨年のZEPPツアー以来でした。しかも青年館は23年ぶり、まだ三柴さんが居た頃で橘高さんとおいちゃんが加入する直前でした。二人は客席で見ていたらしいです。おいちゃんがそのとき、お客さんがとても楽しそうな顔をしていたので、楽しそうだと思って加入を決めたと、98年の活動停止前のインタビューで語っていらっしゃいました。
そんな特別なエピソードのある青年館で、この日は三柴さんがサポートでの現在のメンバーでライブということで、なんだか感慨深いものがあります。

前日は関西で大雨で、予報では翌日に東京で一日雨となっていたのに、夜になるころには晴れてきて、雨雲もそれていったようです。最近の筋少はなんと晴れバンドなことでしょう!
平日なので開場は6:30で遅めでしたが、開演7:00ほぼ定刻でスタートでした。30分は早くていいですね。座席でのんびりする間もなかったです。ロビーにスタンド花があるかどうかも気がつかなかった。あったのかな?
ステージは特に変わった飾りなどもありませんでした。

当日券が出てましたが、完売したそうです。終演後、ブラスティー(橘高さんの事務所)のアカウントで告知されました。

SEはKISSのゴットオブサンダーに乗せて、メンバー登場。このくらいの規模のホールで見ると、なんだか90年あたりの関東近辺のホールを思い出しました。あの頃はホールツアーがメインだったので、こんな感じでオープニングを見てた風景だなと。橘高さんは白ドレスです!
バーンとかきまわし、1曲目は「踊るダメ人間」!やっぱり鉄板曲できた〜。先日のように「じーさんはいい塩梅」とか意表ついたオープニングじゃない(笑)席ありだから思いっきりダメジャンプできて壮快だ〜!
たまたま座った席が下手側だったので、やっぱりおいちゃんを中心に見てました。おいちゃんが演奏しながら客席を見て何か叫んだり、モニターの上に立って演奏してるの見ると、テンションあがります〜!
続けて「サンフランシスコ」と来たら、やはり昔からのライブ鉄板曲を中心にやってくんだなと思いました。結成30周年(といっても休止期間が9年くらいあるが)で、初期からやっているライブ定番曲、代表曲ですね。エディのソロから、ふーみんが寄って来てバトルするところで、前回のライブでエディが言ってた「橘高のソロをドレミで歌う」ところを注目して見てみました。橘高さんがエディの所によって来て弾きまくるのを、エディが見ながら右手で弾いて左手を指揮するみたく降りながら、歌っていました。

最初のMC、正確にはもう忘れちゃったけど(笑)オーケンがみんなジャンプして腰痛めてない?とかアラフォー中心の客層をいたわる発言してたと思う(笑)ホールだから普段スタンディングは行かないお客さんも来てたりするでしょうね。
それからオーケンが変顔とドヤ顔のミックスしたみたいな顔をして、話し方は何のキャラなんだ!っていう作っただだこねる子供のような?感じで、結成30周年をあなたたちオーディエンスがそれぞれのやり方で祝ってくださいよぉ〜!とか言う。あの大げさ感はホール仕様なのかな。さらにワイングラスに赤ワインを入れたのを持ちながら話し出す。内容はあまり覚えてない。(笑)
コールアンドレスポンスがずれてグダグダしながらのタイトルコール。日本をインドに〜╲しーてしまえ!/
「日本印度化計画」鉄板曲ど真ん中で続けてきましたね。なんかやっぱり90年代を思い出してしまいました。当時以来ライブを見に来たファンもいるでしょうし、この順番は武道館以来の大きな節目ならではだなーと思いました。椅子ありでインド聴いて╲トビマストビマス/振りをやると、昔は適当にやってりしたなーとか思いつつ、中盤のおヌードちょうだいとかあーあーと思ってたりした(苦笑)今はもうやってなくて、間奏で4人が自在に動いてみんな笑顔なところが好きです!
続いて、橘高さんが前に出てギターソロから、ウッチーが少し離れた横で膝立てついて手をふーみんにむけてひらひらする。おいちゃんとオーケンが微笑みながら見つめてて、それからおいちゃんがギターに手をかける。イントロは「家なき子と打点王」最新曲まで20数年と飛んでも、筋少のコアなところは変化が無い、むしろブレがない(笑)濃さは違和感がなく心を掴むのです。オーケンが片足を軽く浮かせて勢いつけて折りたたみをする瞬間が好き。前の椅子に手をかけて折りたたみします。ホールで聴く"家なき子"初めてかな?ぎゅうぎゅうの所で聞いてることばかりだったから、ヘドバンも自由に動かせて気持ちいい〜!今回は試しに、サビのメロディのところでV系バンギャル風に"手扇子"やってみたのですが恥ずかしくなって一番でやめた(笑)サビのところのおいちゃんが前に出るところカッコイイです。
続いて「夜歩くプラネタリウム人間」と、今ツアーのメニューからですね。ウッチーが「よーる〜」の入りを歌って、終わりの「歌おうよ〜」に入る前においちゃんが「一緒に!」と声かけると全員でコーラスして、オーディエンスも歌ってホールに響きわたって楽しい!

オーケンがワイングラス持ってワザと気取ったふりして「マッコリ〜」ワインなのにマッコリっておかしい(笑)韓流スターのつもりらしいが。オーケンは前半、力み過ぎ?張り切り過ぎて、歌入り間違えたり空回りしてた感じでした(笑)
流れは忘れたけど「これでいいのだ」へ行くときに、ウッチーとおいちゃんが物販マフラータオルを手に持ってくる。マイクスタンドにかけてから演奏スタート。今回も安定のおいちゃん手錠ポーズかっこいい!一瞬なので見逃さないようにしてたから、オーケンが「13年の刑期」を「30年」にアレンジしてたらしいのを後で聞いて知った(笑)中間にヘイヘイヘイ〜の学園天国コール&レスポンスがあって、オーケンがわざと小声でやったりするので、返しにくい(笑)レスポンス返すときに、おいちゃんが両手で耳に手をあてる仕草が好きです。
その後はタオル回しへ!ホールでやるタオル回しは武道館以来なのかなー?やりやすいですよね。ステージから全体見たら壮観なんだろうな〜。
続いて「ワインライダー・フォーエバー」ホールで聴けて嬉しい!と特に思いました。ウッチーからセリフパートに入る時にオーケンが「ウッチー歌ってくれるのか?」おいちゃんが喋ると「おいちゃんも歌ってくれるのか?」「橘高も?!」なんて大げさに小芝居(笑)おいちゃんが両手広げて、オーディエンスが╲な・に・を!/とコールするのも、ホールで響くのが楽しい!セリフパートが終わったところで、ウッチーとオーケンが両手を頭上で組んでグルグル回してうろうろするダンス?(笑)するのを見ておいちゃんも少し真似してた。ウッチーが置いてあるベースを持って来て、マイクスタンドに急いで戻って次のセリフを言うのがいつもギリギリなのは、もはや芸術の域に(笑)
曲終わりのあと、すぐに始まるイントロは「レセプター」これもホール初ですよね。嬉しくて跳ねた!

オーケンとサポート2人を残して3人が去っていき、その間にオーケンがエディを紹介する。久々に「エディーコール!」╲エーディーイ!エディーイー!/手拍子に会わせてシンセの横に出て盆踊りみたいに調子に乗ってるエディ。オーケンから、この青年館は20数年前に…と話し出すと「勝手に辞めてごめんねー」とエディが被ってお互い喋り、オーケンがそれを聞かずに喋ってエディが「辞めてごめんねー」と4回ぐらい言ってた(笑)あの時は若かったからね、わがまま言ってごめん!とエディが頭下げて、こっちこそごめんね〜とオーケンが向かい合って頭下げ合う。あの頃は辛い別れだったけど、今こうして筋少で同じステージに戻って来れるなんて素晴らしいですね!
30周年ということで思い出を語ってとオーケンからエディに聞くと「辛い事しかなかったなー」当時のツアーは車で長距離移動してたので、エディは体が弱くて辛くて、車から降りて道ばたで吐いたそうです。「それを内田が車のライトで照らすんだよ」するとオーケンが「内田君は筋少の良心と言われてるけど、実はけっこうデスなところがあるんだよ」その意味わかる(笑)それを見せられた当時のオーケンは汚いを見たくなくて「やめろぉ!やめろよぉ!」と顔隠して半泣きだったそうだ。このエピソードが印象に残ってるそうで、エディが話し終わりに「あー楽しかったな〜ってあれ?」辛かった筈では(笑)エディがゲロを吐く真似を何度もするので「30周年なのに(笑)」オーケンに言われる。そういえばと、その当時ギタリストだった奇形児(ハードコアパンクバンド)のヒロシさんは怖がられてたのに、墓場が怖くて近くに寄るとおびえてたそうだ。どうしてるかな〜と思いを馳せるオーケン
続いて長谷川さんに向かってオーケンが、長谷川さんは復活してからまだ短いですけど、思い出はありますか?と聞くと長谷川さん、ハンドマイクを脇から出して来てほら、今日はあるよ!という感じで前に出す。前回までは長谷川さんのマイク無かったからね。「辛かったことしかないなー」長谷川さんも?(笑)あんだけ筋少の他のスケジュールが一杯なのに、筋少の演奏はハードでしんどいそうですね。オーケンが客席を向いて喋るので、長谷川さんは自分に対して言ってると思わなくて不思議がると、オーケンが司会者みたいなものですよと司会者風の演技?みたいな事をしてた。「あ!」と長谷川さんが思い出したように、「踊る赤ちゃん人形とかね」人形じゃない(笑)オーケンに踊る赤ちゃん人間ですと突っ込まれる。オーケンが話してると長谷川さんが「てゆーかオーケーン!」と言い方が長谷川さん声高くなっててギャルみたいだった!(笑)
長谷川さんは、オーケンが曲に入る前の小芝居(赤ちゃんプレイとか)が面白いのだとか。それを聞いたオーケンが「西川君もタカミーさんも赤ちゃんプレイしないの?」「ハッキリ言います、…しません!」(笑)バカにしてるんじゃなくって、プロフェッショナルだと褒めてフォローしてました。
次にメンバーを呼び入れる「ニコニコな筋肉仲間を呼びたいかと問うならば〜!」これも区切りのライブだから、懐かしのフレーズを出して来たんでしょうね。みんな出てこーいと言って3人出てくる時にたしか「人間椅子が出てきたらすごいよね(笑)」って言ってた(笑)人間椅子対バンライブの印象が強かったですよね。
おいちゃんに、どのくらい在籍してたかと聞くが、おいちゃんも正確には覚えていない様子で「29年くらいかなぁ〜あっ違うか〜」とか言ってました。結成時は居なくてインディーズ時代に一度入って抜けて、デビュー後に橘高さんと再加入したんですね。おいちゃんの思い出は?とオーケンが聞くと「飲んでたことしか覚えてないなー。一生分の酒飲んだと思うけどまだ飲んでる」そんな(笑)色々あったでしょうに。でもおいちゃんが楽しかったのは「橘高と乾杯するのが楽しくて楽しくて!」とふーみんのほう向いて笑顔で言ってて、ふーみんもおいちゃんを見て笑顔。いいなぁ〜!もう人生の大半が筋少との思い出になってますよね。復活して良かった。おいちゃんが昔、酔って暴れてなかったか?という話になり、オーケンが「そんなでもなかったよ。」暴れるのがこう(机をガシャーンとひっくり返す)のに比べて、おいちゃんは控えめでこうだった(軽くひっくり返す)とジェスチャーで説明してました。当時の他のバンドはもとすごかったですものねー(Xの皆さんとか(笑))
次にウッチーはと聞くと「武道館でね、橘高くんが、ギターソロを弾いて決めておーカッコイイ、なのにその後に大場久美子のモノマネをする、なんだこれは。(会場爆笑)この様子は、『筋少動画』に入ってます。」オーケン「宣伝かよ!」ふーみん笑顔で「今日はやらないよ!」
ちなみにさっきエディが話したゲロをライトで照らしてたときに、エディはピースをしてたよ。とウッチーから追加談が入る(笑)ゲロしてるのに余裕じゃないかという。ウッチー「ほらほら」オーケン「やめろ、やめろぉ!」ありありと脳裏に浮かぶ(笑)
思い出話がウッチーもおいちゃんもふーみんの事を語ってるのが微笑ましいですね。その橘高さんはと話をふるも、「8年間ぐらいクビにされてたからな(笑顔)」オーケン「なんでdisられなきゃならないの?(泣)」結局ふーみんの思い出話は言わないままで、最後にオーケンが「僕はね、昔あった汐留Pitで、一曲目が終わって、1m高さがあるステージから太田に蹴り落とされたこと(笑)」あったなーそんなこと(私はファンになったばかりだったのでライブに行っておらず、後から聞いた)こうやって悲喜こもごもみんな笑って話せるようになったのだな〜とじんわりしました。

エディが辞めた89年の青年館で、おそらく最後にやったであろう曲です。と説明して「孤島の鬼」こうしてホールで聴くのも感慨深いです。オーケンが89年の青年館来た人いる?と客に聞くとパラパラと手があがっていました。行ってた人はそれはもう感慨深いことでしたでしょう。私はこの後のファンだから、エディが辞めることになって怖かったファンが居たというオーケンの話を聞いて、しばらくそのイメージがあってインディーズ〜初期のファンを敬遠してたところもありました。復活してからエディが参加して、どの時期のファンも打ち解けられたんじゃないかな〜と思います。
次においちゃんがエレアコを立って持って構えて、何の曲やるんだろう?と思ってたらエディの弾くピアノのメロディが…!「Guru」だー!!!息をのんでステージ見つめました。曲が始まってからふーみんがVを持ってドラムセット台のところに軽く腰掛けて弾くのが、すごく素敵で絵になっていました。終盤のおいちゃんコーラスにうっとり〜。オーケンもエディの隣の台にあがって最後のシャウトがかっこいいです。歌い終わってオーケンが満足そうに「アングラから始まったバンドが、うっとりさせるような曲ができていいねぇ」という事を言ってました。

この後たしか、オーケンが衣装替えで例の「金閣寺」衣装をスタッフに持ってこさせる。また出たか(笑)2年ぶり?回目みたいな。「この大判焼きみたいな」とオーケンが表現してた。着ぐるみっぽいんですよね。いつものスタッフさんが前回はサンフランシスコの前に裏表逆に着させてしまったミスをしてたので、オーケンがそれを指摘して「間違えないでね」と言ってる側からオーケンが裏表逆に手を入れる。気づいてすぐに戻す。後ろのファスナーを締めるときに手間取ってるのかすぐに出来ず「いつまで引っ張ってるの?…ファスナー締めてるのか」おいちゃんとふーみんがまた後ろ側覗き込んでいた。
「30周年記念だから、何か特別な事をやるだろうとか、歴代メンバーがゲストにくるかもとか思ってただろう、違うよ、これ!こ・れ・だ・よ!」胸を指差してオーケンが変顔どや顔(笑)この衣装替えが特別なんだそうです。これを着たら大予言にはぴったりですね。予言するていでオーケンが話し始めるが無音なので、エディに弾いてよーとお願いする(笑)
エディの弾く神秘的なサウンドと長谷川さんも効果的なドラムを入れてくれる中で、「結成30周年でもっと盛り上がることであろう〜。来年はデビュー25周年で盛り上げることであろう〜。」おっ、デビュー25周年にも触れてくれましたね!期待してますよー!
続いておいちゃんのほうを向いて「おいちゃんが、お勧めのラーメンを教えてくれるであろう〜」おいちゃん「??(笑)」オーケンそのまま続けて「おいちゃんは、けっこうすかすとこがある」ちょっとカッコ付けてるってことかな?天然ってこと?そしてウッチーを見て「内田君が、『エマニュエル夫人』を歌ってくれるであろう〜。」歓声あがる。歌って〜!ウッチーはドラム台に座って知らん顔。オーケンは前を向いたまま「内田くん、君とは長すぎた。」30年以上の付き合いだもんね。最後にふーみんを見て「橘高君は、大場久美子のモノマネをしてくれるであろう〜。橘高君は必ず期待に応えてくれるだろう〜!」ふーみん苦笑い。そしてすぐに「みなさぁん!」(裏声で)会場爆笑!ふーみん即首うなだれてどーん。貴公子撃沈(笑)やっぱりふーみんがオチだよ!最高だ(笑)オーケンあわてて「ごめん!ほんとうにごめん!」30年で一番謝る!とかペコペコしてた。
「橘高って、自分でボケて必ず自分で突っ込むよね。」「突っ込むやつが居ないからな。」ツッコミ役だよね〜。みんなボケだから(笑)
そんなわけで、北の国からあいつがやってきた〜の前振りで「イワンのばか」ホールなので思う存分ヘドバンしてばんざーいした〜。たしか、オーケンが感想でヘ〜イヘイヘイ〜の煽りの後で「筋少のライブに行くと、いいことあるよー!!!」って言ってました。ここがなんだか印象的で嬉しかったですね。
続けて「カーネーション・リインカネーション」で思い切り折り畳み〜!「ロシアンルーレット・マイライフ」ぱぁっと華やかに手を降りました。ステージから見たらどんな風景なんだろうな?
立て続けにイントロのSEが「労働者M」!鳴り出すとともにふーみんがドラム台に駆け上る。そしておいちゃんも駆け寄って上ってウッチーもふーみんの隣に来てステージから背を向けたまま。おっ!?と思ったらオーケンまで一段下に登ってきて4人が後ろ向きになって、演奏開始とともにおいちゃんとふーみんがくるっと同時に振り向いて下りる!なにこれカッコイイー!すぐにオーケンとウッチーも振り向いて降りて、歌い出す。労Mは初期の曲だから、昔の武道館を思い出しますね。╲フー!/のかけ声が会場一体になってました!みんな筋少大好きなんだなーって思いました。ライブ後のtwitterの感想で、何人ものファンが"みんな筋少大好き過ぎるよね"と書いてたのが嬉しいです。
曲中でオーケンが「筋肉少女帯でしたー!」と言ってたので、あれもう本編終わりー?あっという間でした。

ホールなので座って休憩できる〜と腰掛けてアンコールの手拍子してたら、そんな時間経たない間にオーケンが戻ってくる。アンコールといってもホールなので使用時間がタイトだったのかなと思います。オーケンがニヤニヤしながら、みんな慌てて立って彼氏にタバコ見つかりそうになって隠してたみたいだったよ、男子だったら見つかったらまずい本を慌てて隠すみたいな(笑)とか言ってた。
オーケンが少し一人でトーク。今回の青年館ライブが決まったいきさつを話してくれました。イベンターから話があって、30周年なのでホールを決めましたと言うのでオーケンがそれを聞いて「日本武道館?」そんな大きなところでなくて(やっぱ無理かぁ〜)「渋谷公会堂?」イベンター「おしい!球場の近くで、フリーマーケットを良くやるところです」オーケンJCBホール?」イベンター「近いっ!」近くないよ!(笑)なんで正解を言わずにヒントなのか。オーケンのエッセイのようにまたなってきましたね。
「30年もやってるんだから、みんなもっと褒めて!」とかオーケンが催促する。おめでとー!かっこいいー!とか声が上がる中で、前のほうの席の男性が╲才能がある!/とはっきりした声で叫んだので、オーケンが笑顔で指さして「才能がある!(笑)嬉しいねー。基本的にお客さんの声はスルーして拾わないけど」とかいいつつ、ちょくちょく拾うよね(笑)
「ニコニコな筋肉仲間を呼びたいかと問うならばー!?」とまた呼び出すと、おいちゃんとふーみんが入ってきて、椅子に座りエレアコをセッティング。アコースティックコーナーですね。ウッチーは来てないのでオーケンがわざと「内田君は?辞めちゃったの?」ふーみんが「とうとう愛想着かしたか(笑)」なんて。じゃあ内田君が戻ってくるように〜とか言ってたかな?オーケンが、前回の父の日のライブで╲パパァ〜!/と観客に言わせるのが気に入ったらしく、またやらせる。あとフェス限定改名の話題で「筋肉少女帯の大予言」は発表したのにあまり話題になってない。としょげていた。そんな事はないよとロッキングオンのライターさんも後で書いてたが(笑)そこは筋少なのでファンの間では話題になるけど、基本アウェーだからね。氣志團CDJで突然やった変装バンド(YAMASHITA’S)ぐらいのインパクトがないと(笑)その辺りはオーケンがトホホないつもの筋少じゃないかな〜と思ってますが、さてどうなることやら。
ロックインジャパンフェスに出る若いバンドの中には、筋少を知らない人もいるみたいですね」とオーケンが言ってたけど、そうかな〜寂しいですね。「新人の気持ちで出たいと思います」という事を言ったら、この曲ですね「新人バンドのテーマ」タイトルコールに、どうやら前のほうのお客さんが╲イェィ/と軽い感じでタイミングよく言ったらしく、オーケンがそれがヒップホップバンドみたいだ?と気になって「なんかむかついた(笑)」とか言いつつ面白がってみんなイェィと言ってとやらせて「新人バンドのテーマ」╲イェィ/この、オーケンが面白がってファンがすかさず乗るの、ライブならではのいい距離感で楽しいです。
「新人バンドのテーマ」聞くと、08年の武道館の頃を思い出します。1歳だった自分の子供も5歳になったし、バンド復活してとっても好調で、ブレイクしすぎなくて(笑)ちょうどいい感じの規模で続けてこれて、今が一番素晴らしいですね。
曲が終わってオーケンが立ち上がり、またワイングラスを後ろのミニテーブルから持って来て、一口も飲まないけれど(笑)マッコリ〜とかなんか雰囲気出すようなことを言ってると、エディがピアノ演奏をしだしてウッチータイム来たぁぁ〜!オーケンはささっと退場。ウッチーのハミングがホールに響き、下手側から出て来たらハンドマイクに左手にはバラの花束二つ持ってるー!キャー!(お花はライブ前に差し入れされたウッチーファンからのプレゼント)粋なことしてくれます〜。今回はジャケットは無しでテカテカの開衿シャツにベルボトムで。帽子無しのサングラスで、初めて見てびっくりしたファンも居るんじゃないかな?
お花1つはエディに渡して、もう1つはドラム台のところに置き、「ミスターエディ〜、ありがとう!」╲キャー!ゆう様ぁ〜!/ここはウッチーに咲くところですね。「僕のデビュー曲、聴いて下さい『北極星の二人』」歌謡ショー風にスモークが出るかな?と思ってたら、なんとセリフ部「真っ白な雪が〜」のところでウッチーの頭上から雪が!紙吹雪のやつですね。ウッチーの頭上にだけ(笑)きっと上で人が籠を持って降らせてるんだろうな〜。本日のクライマックスがここ。ふーみんのギターソロにウッチーが寄って来て「ウッ!ハー!」とかけ声したり、おいちゃんのほうにも寄ってきて一緒にコーラス。キャーキャー叫びました〜!
ウッチーと入れ替わりでオーケンが戻って来て、ふーみんがスタンドに立てたエレアコで弾く叙情的なメロディは「再殺部隊」その間にいつもの衣装に着替えたウッチーが小走りで戻ってくる。エディがさっきウッチーが残していったバラをくわえながら弾いて踊ってるのがおかしくて(笑)オーケンはその下、おいちゃんの斜め後ろ付近でくるくる回るしで笑ってしまった。シリアスな曲なのにー!おいちゃんはカッコイイのに〜(笑)
この後次の曲に行く前に、オーケンが一言だけ言いたいと、ウッチーに向かって「なぜ、唯一の特効をそこで使うのか?」「頼んだんだよ」雪を降らせるのはウッチーのリクエストだったんですね!
ホールで特効というと、だいたい紙テープバーンだったり火柱バーンだったり、花火バーンだったり風船が降ったりとかするものだけど、今回は本当になかったですね。これと本当にオーケン金閣寺衣装だけでした(笑)特に特別な飾りのセットも無くて、いつもの機材だけで。きっとコスト最小限でやってるんだなぁ〜と思います。でも特効無くても、筋少のメンバーがライブをやるという事がこんなにも楽しい。メンバー同士の会話やファンとのコールアンドレスポンス。オーケンの衣装使い回しとかウッチーのコネタなど、ちょっとした工夫で(笑)めいいっぱい楽しませてくれます。
本当に今日がファイナルの「ツアーファイナル」ウッチーがコーラスする時にふーみんがウッチーの後ろにまわって、お尻でぐいぐい押して悪ふざけするので、ウッチーがマイクスタンド押されてずれちゃって、ふーみんがスマンって感じで直してたりした。おいちゃんがたしか最後のほうで膝から床についてかき鳴らしてたような、ポーズがカッコ良かった!
オーケンが早口で、今度はフェスのあと、10月27日にはすかんちと対バンがあります!とさらっと発表してびっくり!次のツアーの予定はないけれど、決まったことが凄く嬉しい!次をまた目標にしてライブ楽しみにして生きますね。オーラスはやはり「釈迦」!ああ〜これで終わっちゃうと思って手で顔を覆ったけど、おいちゃんとタイミング合わせてジャンプして、悔いを残さないように踊った。ふーみんがピックを派手にばらまいた。おいちゃんがペットボトル水を撒くと綺麗に散らばった。オーケンがステージの左右の張り出しみたいな、スピーカー前の狭いスペースまで左右とも来て歌ってて、視界でほとんどの人がオーケンのほう向いてるのに、私とお隣のおいちゃんファンでステージ中央のおいちゃん見てた(笑)その後おいちゃんも、弾きながら下手側の張り出しに来てくれた。この感じホールならではで、私が高校生のときに行った埼玉のホールでこんな感じのところがあって、ふーみんとおいちゃんが一緒に張り出しに来てくれたのがすごく嬉しくて、思い出に残っています。武道館みたいな広いところもいいけれど、このくらいの規模のホールで10列目以内ぐらいでまた見てみたいですね〜。都心からちょっと離れた市民会館とか、大学の講堂ぐらいで(笑)
最後のかき回し音が鳴る中で、オーケンがそれぞれ指さしながら「おいちゃん!ウッチー!ふーみん!オーケン筋肉少女帯でしたー!」って言って、手を降ってお辞儀してました。ありがとう!おいちゃんはもう一度張り出しの所に行ったり、端から端まで前のお客さんと握手してました。最前とステージの空間が狭かったので、握手出来た人羨ましいです!おいちゃんとふーみんが軽く肩組んでステージを下がっていって、最後にウッチーがマイクに向かって「ありがとう、また会いましょう!」と力強く言ってくれました。

終わって外に出ても、興奮が覚めやらなくてすぐ帰りたくなくて、ファン仲間としばらく名残惜しく話をしてました。
来年はデビュー25周年、毎年何かとお祝いして次の30年を目指して下さいね。