筋肉少女帯ライブ・過去日記アーカイブ(1989〜)

筋肉少女帯の活動履歴、ライブ感想などを記録したアーカイブです。(非公式)

*【筋少ファン日記のあゆみ】

*【2003年発行「筋肉少女帯の活動記録1979〜2003」無料DL】

(113ページ PDF書籍 ディスコグラフィー・ライブレポート)

筋肉少女帯@名古屋CLUB QUATTRO

筋少桜から青葉まで!

3月のライブが延期になったため、ツアー初日が名古屋になりました。この日のMCで昔、名古屋がツアー初日だったことがよくあったよね?とオーケンが言ってて、他のメンバーはそうだっけ?という感じでしたが(笑)ざっと調べると初日に名古屋だったツアーもあったけど、他は前半名古屋が何度かありました。
細かいことはさておき、いつになく記憶があいまいなので、感じたことを書きます。セットリストを見ながら思い出すので、次の大阪、振替の東京ライブに参加される方は曲名でネタばれになるため、読まないことをお勧めします。
筋少の場合、ちょっとしたMCは毎回変わりますね。オーケンは今回は4ヶ月ぶりの筋少ライブだったので、筋少ってどんな感じだったか忘れた!というところから、新しいサポートドラマーのPONさんに筋少はどんなライブをするか教えましょうというテーマになりました。PONさんは穏やかな方で、オーケンのむちゃぶりにも応えて話してくれました(笑)演奏はパワフルで熱かったです。事前にちょっと調べたら関西の80年代メタルシーンに居た方で、MCで橘高さんが当時からライブステーションによく出ていて顔見知りなんだよと話してくれました。私の見た印象だと、以前マシンガンズでサポートされてた下田さんのようなメタルドラマーって感じです。末吉さん、長谷川さんに続き頼りになるサポートがついて今後も楽しみです。
オーケンが翌日ブログに書いていましたが、新旧曲バランスよく織り交ぜた「通好み」の選曲だったと思いました。
筋肉少女帯オフィシャルブログ「筋少の大ブログ」: 筋少ツアー初日名古屋


私は名古屋クアトロ、実は初めて行きました。シーズン2ツアーで空調壊れて酸欠ライブの話は聞いてましたが(苦笑)今回は空調バッチリきいてて、東京のクアトロを思い出した。東京のクアトロを7割くらい小さくした感じのフロアでした。ロッカーは入場前に使えました。知らずに駅ロッカーを使ってしまい失敗。
ほぼ予定時刻に開始、SEはKISSのゴットオブサンダー。4ヶ月ぶりの筋少の姿に待ってましたと大きな歓声があがります。この時の興奮度はどれほどだったか、1曲目の予想はいつも当たらないけど今回は全く予想外のーー!「少年、グリグリメガネを拾う」ですってー?!と目の前が白くなるくらいだった。そう来ましたか!と。ライブにのめり込み始めた90年頃の思い出が蘇ってきて曲に入り込みます。カーッ!ってウッチーのデス声シャウト。橘高さんのギターソロ激弾き!オーケンが歌に合わせて(いろんなもの…)手の振りをする。これ、これもずっと変わらない。
おいちゃんが「おっしゃああー!」って気合い入れた声を出してたと思う。曲中だったか終わった後か忘れたけど。喜びの叫びみたい。そのまま続く2曲目はなんと「ワインライダー・フォーエバー」もうここでやっちゃうんだって歓喜の声を上げてしまう。90年から一気に2010年に飛ぶ、これが最新型の今の筋少曲。何がすごいって20年飛んでるのに、フロアのテンションは変わらず熱いってこと!復活して5年目に入り、修復から建て直して築き上げたこの結果です。(上手く言えないけど〜)筋少はやっぱりすごい!
中盤のメンバーセリフパートが始まると、1人ごとにおおおおおー!と驚きの歓声があがる(笑)「蔦Q」ツアーから回を重ねて、去年末のフェスでも披露したこの曲、最初はぎこちなさもあったけど、今はもう慣れたものでセリフも堂々としてタイミングもばっちり。定番曲入りになってきましたね!
最初のMC、久しぶりだぜー!とオーケン、久しぶりすぎて筋少がどんなだったか忘れたと。おいちゃんを見て「あっラーメン好きの人だ!」とか(笑)振り向いてドラムを見て「あなた誰っ?!」と降ってからのPONさん紹介。僕リハと様子が違うでしょ!?と、リハではぼそぼそやって自分だけタバコすわないから離れてて、用もないのに喫煙所に来たりとか。リハに来なかったりとか…など話して、やたらPONさんのほうを見てからむオーケンに、話に合わせてくれるPONさんいい人です。こうやってMCが長いから休まるんですよって言ってた。予想はしてたけど筋少激しいよ!もう疲れたと早くも弱音吐くオーケン(笑)まだまだこれからです。酒もってこいで40過ぎて通風を恐れずどうのこうの(忘れた)と能弁たれての一気コール。
たぶん2曲目でMC入って、テレビ見ると「上を向いて歩こう」をいろんな人が歌ってるけど僕は呼ばれなかった、アウェイだという振りで「アウェーインザライフ」ここでやっと?ここまで過去か夢か分からない感じだったけど、今ここに筋少がいるんだ!っていう現実にじーんときてました。
次に「レセプター」だったかな。これも「蔦Q」から聴きたかったから嬉しい!うねりのあるリズムと、後半のがらっとテンポが代わりエディのピアノになる繰り返しのギャップが楽しい。フロアの動きも荒波と引き潮くらいに緩急激しく変わってた。そして終わりにPONさんが鬼のようなドラムソロと背後のドラをバーンバーンバーンってでかいバチで鳴らす!これすごいビリビリきましたよ。原曲のベタな派手さ(ドタバタコントのオチみたいな)が増幅されたった感じで素晴らしい!後のMCでこのドラのバチはドラムテクニカルさんの手作りだとPONさんが説明されていました。
何かあるとすぐに不謹慎だと言われるこのごろだけれども、筋少の曲は不謹慎ばかりだと(笑)中途半端になるよりは、とことん不謹慎になってやろうじゃないか!といった事でオーケンが「あれもってこい」でスタッフさんが腰低くしてオーケンの後ろからさっと首と手に付けられた(渡すっていうより、装着したって感じ(笑))ピンクのよだけかけとガラガラを付けたら赤ちゃん人間に変身!アババババ〜あかちゃんでしゅ〜PONさんの夜のプレイはなんでしゅか〜長谷川浩二さんも答えました〜ファンキー末吉さんもブログに書く勢いで答えてくれました〜と迫るオーケンにPONさん苦笑い。「強要すんなよ!」ふーみんツッコミ出ました。もちろんウソですが、PONさんは「至ってノーマルですっ!」と正直に?答えてくれました(笑)オーケンは赤ちゃんプレイのままで何かのギャグやったりモノマネしてた(覚えてない)この声で歌って、似てるでしょ?とウッチーに同意を求めてたりだった。このくだりが長いので、おいちゃんが宇宙に行ってる(おなじみの)ここだけじゃなくて何度かあったけど、オーケンが「おいちゃん?」と呼びかける時においちゃんが気がついて…ん?と振り向く絶妙な間と、それを見てニヤニヤするふーみんとウッチーの図がたまらなく可愛くて面白い。今度はわざと宇宙に行ってるフリをしてちらっとオーケンを気にしてみたりもしてました。「本城さん聞いて下さいよ」とオーケンに言われて、うんうんと大げさに向いてみたりも。
オーケンが赤ちゃんの裏声から一転して「踊る赤ちゃん人間!」のコールだけまともに言ってたのが可笑しかった。続いての曲は橘高さんのギャーン!と鳴らす音から始まるハードな「家なき子と打点王」これも「蔦Q」から聴きたかった!ツアー以来ですよね。あらためてハードでカッコイイ曲だなと思いました。スタンダードやストレートではなくて、筋少がたどり着いた他にはないジャンルを超越したロックみたいだと。この曲もメリハリがあって、後半の激しいリズムにヘドバンをして、エディのピアノに聴き入ってまたヘドバンしてという繰り返し。
ここでおいちゃんが使ってたのがキャパリソンのデリンジャーだった筈なんだけど、そのままギターをチェンジしてなかったと思う。オーケンが、震災後の復興には経済をまわしていかなければならない。という話の入りから、タオルを売るためにという流れで手にした物販タオル。復活後の筋少にも導入されましたタオル回しの曲といえば「これでいいのだ」またまた、今度は2010年から20年遡って飛んできた。過去と現在を行き来してる感じ。でも懐かしさではなく確実に現在の筋少なんですよね。おいちゃんが前に出てきて激しく鳴らしてるのを見て、これをずっと待ってたんだって、嬉しさをかみしめてました。後ろにウッチーがいて弾いてて、前に出たおいちゃんが"手錠をかけられた"のところで手首を合わせたポーズが見られたの感激でした!
後半のタオル回しに入ると、ウッチーがベースの先にタオルをかけてベースを揺らして回そうとして、橘高さんはマイクスタンドにかけてたと思う。おいちゃんは曲の終わりにタオルを広げて掲げていた。
オーケンを残してメンバーいったん下がり、エディも残ってることに気づく。今回はステージの後方が高くなってないのでエディがほとんど見えずちょっと残念でした。オーケンが「あ、この流れか〜」と気づいてエディを前に呼んで、特撮が再始動して名古屋にもツアーで来ることを発表しました。エディに「特撮のほうが疲れるでしょ?動くから」と聞くと、いやどっちも疲れるよ〜。とのことです。MC無くして30曲くらいやろうか?特撮のほうがMC短かった。という話から、なぜかというとドラムの有松さんがオーケンが話の途中なのに「ワンツースリーフォー!」(テンポ速く)って曲を始めちゃうからだそうな(笑)一通り話したあと、みんな出てこーい!と呼び出して、PONさんも一緒に横並びになったときに、苦笑いしてこの並びやだな〜と言ってた。格好がそれぞれ違う妙なおじさんが6人並んでるから?(笑)ここは空手バカボンで〜とオーケンがウッチーに指さして言って、おいちゃんに「よう『伝染病』!」「そっち!?」(ケラさんの「有頂天」の前身になった高校生の頃のバンド)エディに「よう『新東京正義之士』!」ここはナゴムで〜と話すと橘高さんが「また俺一人かよ」すねる(笑)でもPONさんと俺はジャパメタで当時から知ってたよ。ライブステーションによく出ていたと説明してくれました。オーケンとふーみんでも復活当時ユニット組んでやってたじゃーん。
この日エディはラフなワイドパンツに髪もナチュラルだった。オーケンが、テレビ見てるとこのオヤジ老けてるなーと思うと年下だったりする。と話すとエディが「苦労してるんだよ。俺なんて白髪一本もないもん」えー!!私もだいぶ増えてるのに羨ましい。オーケンもだいぶ白髪だし羨ましそうに話してた。
この時に3/11の地震の時、どうしてた?おいちゃんと内田君は似た感じだったよね?とオーケンがふって、先日の「のほほん学校」でも話した地震の時の話をそれぞれしてくれました。おいちゃんはマッコリの瓶を守ってて(笑)「そんな内田君は?」とおいちゃんが振ると内田さんがコーヒー牛乳が溢れそうだと「お勝手」に持って行ったと話した時に「お勝手」って感じの家だよなぁ〜と一同が笑ってたのが和やかでした。さらに今は「牛乳」が手に入りにくい。と言ってました。
オーケンが橘高さんに「関東の人しか分からないかもしれないけど、『夢のあとさき』やろうか(笑)」おいちゃんも「はーてーなーいー♪」と歌いだして手を振ったり(適当な節で)橘高さんが、昨年やった25周年記念ライブのDVDが発売されたことを説明してくれました。PONさんはオーケンより背が低くて橘高さんと同じくらいかな。全員ハンドマイクで並んだら、この曲ですね「じーさんはいい塩梅」
楽器セッティングに戻って、ウッチーが白いベースを持ってたかな?最近のライブでは中盤に椅子を出しておいちゃんがエレアコ持ってたりしたけど、そうじゃなかった。今回は白いストラトも出てきたかな?(覚えてない)オーケンが次の曲が分かるような振りはせず、始まったイントロがエディが弾いてるであろうシンセのメロディの太い音がーーこのイントロは!えええー!これやってくれるの!ってびっくり。荘厳なイントロからゆっくり静かに歌いだすオーケン。「パレードの日、影男を密かに消せ!」ワダチがネタになって聴きたいとか、蔦Qや新人からもあれもこれも聴きたいってレア曲予想してたけど、これが来るとは思わなかった。アルバムは「UFOと恋人」から、当時の事思い出します。学生から社会人になるときで、自分もパレードの一員になっていくのかって思ってた。内田さん作曲の長いスケールのでかい曲で、サビでまさに重たいパレードのようなリズムになるところで、橘高さんが拳を出して前につきだし、ウッチーも合わせてやってました。ワダチもこんな感じになるのかな?と思いました。オーケンが中盤の語りをたんたんとやって、その間おいちゃんがEボウを使った効果の音を出してました。後半から最後に向けての橘高さんのギターソロが情熱的です。これもまさに筋少の世界の魅力の一つですね。
そのまま続けて始まったイントロが橘高さんのギターから、わー!続けてこれが来ましたかっていう、「星の夜のボート」さらに時代が遡り89年。内田さん曲で続けてきましたね。これも当時よく聴いた。バンドブームでテレビでもよく見たし、ライブもイベントも多かったから、曲やった後のMCでオーケンが「昔、ちょーやってたね!」って力こめて行ってて笑った。その後の定番曲にはならなかったから、復活後はレア曲になりましたね。「印度」も同時期だけど、これなんかも24歳ぐらいで作ったことが驚愕する。おいちゃんの出す響く音と、橘高さんの暖かい聞き慣れたギターソロの音が絶妙なバランスで、流れるベースラインも印象的で、ドラムは原曲とはちょっと変わるけれども間がカッコイイのだ。この曲が出来た時からミラクルが始まってたのだろうなーと思います。休止があったけれど、復活してまたこうして円熟した演奏が聴けることが幸せです。
曲が終わり「うっとりしたかー!」っておなじみの。この2曲の並びよかったです。オーケンのMCで「影男なんとか」(タイトルが正確に出てこなかった(笑))は、1ツアーでしかやってないよね?と橘高さんに聞くと「そうそう」と言ってたが、ウッチーは「ワカリマセーン」ってリアクションされてました(笑)逆に「ゴーゴー蟲娘」は出た当時はレアだったけど、復活後にちょーやってなかった?と聞くも、また内田さん??そうでもないよー。って感じで。1弦ベースを使うから印象が強いのかも。
さて後半戦、オーケンが両耳にモニター用のイアホンを付けるのだけど、「これは実は貝を耳に入れていて、潮の音を聴いているんだ」とか言い出して、ポケットに手を入れると「これで音を調節してるんだ」って冗談言ってた。潮の音ならぬ聴こえてくるのはおおーっと。ドン、ドンというSEはおなじみ、きたきたー!「ありまっちゃんがワンツースリーフォーって言うみたいに入ってきた」「暴れろ暴れろー!」オーケンが珍しく?とっても嬉しそうにそう言って客を煽ってきた。タガが外れたみたいにフロアがはじけた感じした。「イワンの、ばかー!」おいちゃん、ふーみんが前に出て、ウッチー激しく弾き全員バンザーイも揃い、PONさんのドラムもパワフルでがっちり支えてくれました。オーケンは後半杖出して振ってました。がんばってたー(笑)こうした定番曲も毎回全力で楽しませてくれます。これから怒濤の連続で、次に「サボテンとバントライン」これはちょうどレアと定番の間くらいの出現率かな(笑)90年のシングル曲だから、知名度も高めだし当時から知ってる人には懐かしい。若い頃のメンバーの姿を思い出します(笑)おいちゃんが「真っ赤なギター…」のあたりで手元のギターを指差すのをやってくれるので、またやってくれたーと嬉しくなりました。
続く「カーネーション・リインカネーション」出だしが各々ちょっとずれてたけど、早まったおいちゃんのコーラスが気合い入りまくっててかっこよかった!そして始まるとおいちゃんの前にエディが登場!ハンドマイクで前を向いてコーラス叫びます。エディがやっと近くで見れて嬉しい。それから中盤の橘高さんのエレアコ弾くパートで、おいちゃんが気持ち貯めて目をつぶるところが美しいのです。激しく折り畳みしたり、ぎゅっと前に詰まったりしていっそう活発になりました。
力強いドラムのイントロから「ツアーファイナル」わぁっ!とまるで桜が満開になったように明るく、フロアからたくさん手が開いてあがります。おいちゃんがウッチーのマイクに寄ってって、二人で1マイクコーラスをやってくれて前を向いた時、ウッチーがどうだ!って力強い顔をしてたような気がしました。ツアー初日でファイナルでもないのに「ツアーファイナル」で盛り上がってくれて嬉しいといった事をオーケンが言ってました。おいちゃんがエレアコにチェンジして、最後の曲に珍しく「Guru」これで終わっちゃうのどうなるだろう?って思ったけど、だんだん進むにつれて、ヘドバンで盛り上がるみたいな曲じゃなくっても、ドラマティックに展開していって、気持ちが高まっていった。後半のおいちゃんのコーラスがやっぱり素敵で。橘高さんのギターソロも、エディのピアノも素晴らしい。やっぱりすごい!感動的に終わり、みんなが手を振って退場されました。
筋少ライブの場合、アンコールは1回と決まってて、短く何度もアンコールするみたいなバンドじゃないのだけど。いうなれば2部みたいな感じで。だから予定調和みたいで、アンコールも手拍子だけで声はあがらないのが今までだったんだけど、この日はアンコールの声がどこからともなく出てきて揃ってた!私も、まだまだ終わって欲しくなくて、アンコールの声を出しました。体力は自信ないけど、大丈夫まだいけます(笑)
早々とオーケンが戻ってきてくれて、自慢のアコースティックギターを抱えました(笑)アルバム「SAN FRANSISCO」から「人間のバラード」本格的に練習を初めて1年以上、場数をふんで筋少ライブでも堂々と弾き語りを披露できるようになったのですね。エディが入ってきたときに「上手くなったね。俺なんて(Amか何か忘れたが)しか弾けないもん」と褒めてました。オーケンが、楽屋で弾いてると「それで食ってくつもりなの?」と真剣に聞かれたそうで(笑)「経費がかからないじゃない!」何度もそれ言ってますよね(笑)
おいちゃんのところに椅子が運ばれて、新グッズのオレンジTシャツに着替えたおいちゃんが出てきました。物販の話ここでも出たかなー?コントは無かったけど(ちょっと期待してたのに(笑))「買い占めが問題になってますけど、物販は買い締めしてもらってもいいんですよ!」「品薄らしいですよ」とオーケンとおいちゃんとふーみんが口々に言ったあと、ウッチーが「デマに惑わされないように!」と言うタイミングが絶妙すぎて大爆笑。この日一番のヒットでしたね。
本編最後が「Guru」で珍しかったので、最後のラララ〜の感じがいい人のバンドみたい?とかオーケンが言ってたけど、ウッチーが「そうでもないよ」歌詞がいい人ソングみたいじゃないから。ということみたい。世間ではテレビやラジオで応援ソングばかりで、それもいいけれども、そうじゃない曲を求めている人が絶対いるはずだ!とオーケンが言って、そうだそうだ!と声があがるとおいちゃんが持ってるエレアコをジャカジャーン!と悪い人ソングみたいな音で鳴らして、体を前のめりにしててカッコよかった!
「知らない人多いかも?」とオーケンがつぶやいて、アルバム「SAN FRANSISCO」から「旅の友」おおー。これも珍しく、シングルのカップリング曲で演奏された事が無かったんですよね。内田さんの曲で、ほんわか・ほのぼのした感じ。出た当時はちょっと寂しかったんだけど、今こうして聴けてほっとします。ウッチーは楽器を手にせず、2コーラス目をオーケンと交代して歌ってくれました。嬉しい!気がついたらステージから消えてた(笑)オーケンの語り、長い旅の終わりに晴れやかな気持ちになるような歌でした。「初めてやりました」と言ってました。
このままアコギでもう1曲?と思ったらおいちゃんだけギターをチェンジして、白ストラトだったはず。「香菜、頭をよくしてあげようオーケンの弾き語りで前回のほ学で聴いたけど、これが本物(笑)おいちゃんが弦をピックで滑らせるところの音が大好き!
続けて曲紹介もしなかったと思う、イントロなしで歌がはじまる「ロシアンルーレット・マイライフ」筋少はほんと、様々な曲調があるなぁと(基本ギターサウンドだけども)乗り方も人それぞれで、楽しめるのがすごいと思います。そして「へそ天エリザベスカラー」ちょっぴり久しぶりで嬉しい!ウッチーがブリブリと音を出して超絶なプレイを見せてくれます。サビで橘高さんが手を上げて頭を振りながら舞うのがよく合ってて好きだし、おいちゃんのキレのある動きと音がもう大好きー!ここで言うけどなんでこんなにおいちゃんはカッコイイ動きをするのでしょう。私が見てきた人たちの中で最もカッコイイと思うのです。それは過去のおいちゃんから比べても、今一番輝いててカッコイイと思う。これが今は筋少でしか見られないのが貴重なんですね。他のメンバーは別の活動でも見られるのですが、筋少ライブは多くはやらないので、1回1回のライブをとても大事にして、なるべく行きたいと思います。
今回のライブのテーマは何かと問うならば!のフリで「PONさんに筋少はどういうバンドか知ってもらう」ということでした。PONさんは最初から筋少ライブの洗礼?(笑)を受けたようですね。橘高さんが、PONさんがさっき楽屋で「筋少最高!」って言ってくれたと紹介して「筋少なしじゃいられない体になった」と表現してた(笑)
「じゃあ僕は「貝」を耳に入れるからその間、橘高くんうまくまとめて。」「むちゃぶり?!」わざとか本当にむちゃぶりか分からないけど(笑)PONさんとは80年代ジャパメタシーンの仲間で(PONさんは広島出身だそうです)ジャパメタ風の挨拶をするよと言って「ヘイ!今日はありがとうー!おまえら最高だったぜー!」だったかな〜(忘れた)「そう思うだろう、PON!」てふると、ドラムをドコドコドコドコジャンジャーン!って派手に叩いてダカダン!としめると「そんなんじゃねーっつの!」と自分でつっこむふーみんのミニコントで、相変わらずサービス精神旺盛です(笑)そこでウッチーが自分の立ち位置から離れておいちゃん側のアンプに寄っかかりニヤニヤと橘高さんを見てると、おいちゃんがウッチーの肩に腕をかけて揃ってニヤニヤして見てる図になって可笑しかった。おいちゃんが自分のマイクに手をかけて何か言おうとするとオーケンが「おいちゃんも締めてくれるの?」と聞いて、慌てて「いや、アンコールって言おうとしたの」「アンコール〜」橘高さんがもう一度メタル挨拶、とおもいきや「まじめなこと言うと東京弁になるんだよね…」普通に挨拶してくれて、それをまたニヤニヤと見守るおいちゃん&ウッチー。橘高さんが、また名古屋に帰ってきますという感じで締めてくれました。準備を終えたオーケンが、久しぶりのライブでどうなるかと思ったけど、お客さんに勇気を貰ったと言ってくれて、さらに「筋少のお客さんはみんな暖かくて優しくて、そして輝くように若い…ハハハ、最後は落とすのが"らしい"でしょ!」なーんて、照れ隠しでそう言うところはやっぱりオーケンです。この日のMCでは名古屋ということで、SKE48のダブル松井ちゃんとか、プラネタリウムがオープン延期になった話とか、地元ならではのネタを仕込んできてくれたようです。楽しませてくれようと準備してたのだなーと思いました。
最後の最後は「サンフランシスコ」ありったけパワーを全開にして、4人がステージ狭しと動き回り、おいちゃんがジャンプ!橘高さんが中央でギターを弾きまくり、エディソロでは振り向いて手を捧げるポーズ、ウッチーの凶悪ベースソロが炸裂!橘高さんとおいちゃんが行ったり来たりして、端っこまで来てくれる。おいちゃんが水をまく!最後にギターを鳴らして降ろしたら、ギターのヘッドを前に出して触らせてくれたり、前の柵に乗り出してハイタッチや握手をしてくれたり、残りのペットボトルを投げたりしてくれました。私は端っこ過ぎてギターも届かなくてちょっぴり残念でした。オーケンはウッチーに「SKEのダブル松井みたいに」と声かけると??となるウッチー。「UKの挨拶を」で理解したウッチーがオーケンと揃って「キミタチサイコーダヨ!」と、昨年末のワンマンライブでウッチーがやった挨拶を再びやってくれました!かわいかった。
ふーみんは中央でピックをばらまきして、全員退場するときに、最後に中央にふとおいちゃんが止まって、持ってたタオルを口に当ててフロアをじっと見て「…また!」ってマイクを持って(珍しく(笑))挨拶をしてくれました。ファンもメンバーも、久々に無事にライブができて楽しくてしょうがなかったって思いが溢れていたと思います。


※4/13追記 MCメモ
・何の曲をやったかデマを流して
オーケンが、ブログを書いている人はこの後もツアーが続くので、曲名を書かないほうがいいよと忠告する。ウソを書いたらいいよという話になって、「ワダチ」とか「夢のあとさき」をやったとか。特撮の新曲を初めて披露したとか。橘高さんが「ついにバンドの垣根を越えた(笑)」
MCでやってた、こんなことはブログに書かないでねーとオーケンが言ってたことは、書かないようにしてます(笑)ネタばれ防止は気を使ってるのですが、ウソは書けない(苦笑)ごめんなさい。

・物販促進
オーケンの「心の折れたエンジェル」エッセイで去年のツアーや夏フェス、絶望少女達の事なども書いてありますとうまいこと紹介。エディと特撮で名古屋ライブをする話が出たあと、オーケンから橘高さんが紹介されて、きみも紹介していいですよということで、「心の折れたエンジェル」でも「ドリームキャッスル」の事が書いてあるし、もう1つ本が出たんでしょ?とオーケンのことを気遣うところが優しいです。もう1冊は文庫化されただけなのでいいよとオーケン。橘高さんがXYZ-Aでも名古屋に来ますと。特撮もあるし、「Youみんな行っちゃいなよ」って言ってたのが可笑しかった。ウッチーのユニットツアーもあったのに話しなかった。チラシは入ってました。
オーケンはちゃっかり自分の物販「弊社」のタオルを出して「かわいいでしょー」と紹介していた。

少年、グリグリメガネを拾う
ワインライダー・フォーエバー
アウェーインザライフ
レセプター
踊る赤ちゃん人間
家なき子と打点王
これでいいのだ
じーさんはいい塩梅
パレードの日、影男を密かに消せ!
星の夜のボート
イワンのばか
サボテンとバントライン
カーネーション・リインカネーション
ツアーファイナル
Guru
(アンコール)
人間のバラード
旅の友
香奈、頭をよくしてあげよう
ロシアンルーレットマイライフ
へそ天エリザベスカラー
サンフランシスコ