筋肉少女帯ライブ・過去日記アーカイブ(1989〜)

筋肉少女帯の活動履歴、ライブ感想などを記録したアーカイブです。(非公式)

*【筋少ファン日記のあゆみ】

*【2003年発行「筋肉少女帯の活動記録1979〜2003」無料DL】

(113ページ PDF書籍 ディスコグラフィー・ライブレポート)

9/21 筋肉少女帯 サーカス団、武道館へ帰る!

武道館ライブを無事見ることができました。
14年ぶり、5度目なのですね。これまではアリーナで見てましたが、今回は初めて2階で見ました。(イベント出演で1Fで見たことはある)
始まるまでは、2階で見るのはどうだろう?冷静になってしまうかと思っていたけど、始まって1曲目「サンフランシスコ」でそんな考えは希有だと。一気にふっとんだ。2Fの後ろまで、ほとんど手を上げてノッているではないか。ステージから発するエネルギーの強さを感じました。
2曲終えて、オーケン最初のMCでは、武道館では舞い上がってアワアワしてしまうかと思ったら、たいした事無いぜ!と。うん、やはりそうだったなと思った。


入場SE、今ツアー赤坂までは映画が話題でもあるからだろう、20th Century Boyだったのだが、
武道館では、EL&Pの聖地エルサレムだった。クリムゾンの21世紀の精神異常者かどっちかだろうなと思っていた。前の武道館ではなんだったか今思い出せないんだけど。
セトリは早速2chから張ってちょっと加工。

サンフランシスコ
君よ!俺で変われ!
日本印度化計画
暴いておやりよドルバッキー
労働者M
仲直りのテーマ
僕の宗教へようこそ(ゲスト:秦野さん)
キノコパワー(ゲスト:横関さん)
高木ブー伝説
福耳の子供(ゲスト:みのすけさん)
香奈、頭を良くしてあげよう
バトル野郎〜百万人の兄貴〜(ゲスト:太田さん)
イワンのばか
これでいいのだ
踊るダメ人間
トリフィドの日が来ても二人だけは生き抜く
(アンコール)
俺の罪
俺の歌を総て君にやる
Guru
大釈迦(ゲスト全員)
ツアーファイナル

シングル曲中心のメニューでしたね。これぞ代表曲!って感じです。
武道館の広いステージをめいいっぱい使って、筋少ワールドに包まれていました。


オーケンが、収録してるカメラが入ってるって話しが出たらまた「ニコニコ動画じゃないよね?」って言ってたw
赤坂のライブレポでニコニコ動画って書いたら、はてなDでニコ動の開発の方ですか?からブクマいただきました。おかげでリンクが増えてありがとうございます。なにか、ニコ動と公式に宣伝打ったら面白いかもしれませんね。ライブ映像に、コメント流れるのを想像してしまった。
CSで放送予定だそうで、ライブDVDが出るので、安易にネットに流出してしまうのはちょっと残念なのだけど、うまいこと何か利用してDVDが売れたり、ライブに行く人が増えたりするといいなぁーと思います。


20年間で何が一番の思い出だったか?というオーケンの質問に、まず橘高さんが「今日だね」と言って、復活したたけでなく、武道館ライブが再びできたことが何よりも良かったと。次に内田さんにふられても「ミーツゥー!」と一言。本城さんも、いつもライブではあまりしゃべりたがらないのに、今日はけっこう多く話して、復活したときは武道館でやれると思ってもいなかったのに、今日こうして出来たことがとても嬉しいと言ってくれたのが、すごく感激でした。本城さんは、オーケンから今ツアー中に誕生日を迎えて、40過ぎてハッピーバースデーを歌われるのは屈辱だぜ〜、今日もやろうかと言って、歌いました!


中盤、オーケンがばててきてしまい、「疲れちゃった。誰かチョコを〜」とフラフラして、しばらく「チョコを〜何か糖分をちょうだい」と言ってたのに、なかなか来なくて、「MC誰か繋げてよ」と言って中央に崩れ落ちると、橘高さんが話したのは「YOSHIKIみたいだよ。ピンスポットあてて」と、すぐさま暗くなってオーケンにスポットライト当たると、観客大爆笑!照明スタッフさんすばらしい。
でも、オーケンがちょっと気の毒でした。もっと早く用意してもらいたかったですね。ステージにファンが駆け寄ってチョコを投げ入れて、警備員につかまってたけど、それをまた橘高さんに「動物園みたい」って言われたw


オーケンはスタッフからやっと届いたチョコと、水で元気復活した(悟空の仙豆のようだ)
「俺はチョコで元気になったが、それよりも何万倍、何億倍、何兆倍、何京倍ものパワーをくれる、最強の助っ人が来てくれたぜ!」と力強く紹介されて、とうとう太田さんが登場しました!かなりドキドキしましたよ。2Fから見たから表情はわからないのだけど、叩く姿は記憶そのものでした。やっぱり、ドラマーが違うと同じ曲でも感じは違ってくるのですね。だから太田さんが叩く「バトル野郎」は、記憶のままのリズム感と間があったように思えました。


89年から見てきたから、感慨深いものがあるというのは、新しいファンにはうっとおしいと思うけど。
後半、何度も泣きそうになってしまった。最初に見たのは私が高校2年のころで、それからさらにはまって、何度もライブに通って、そのときの感じが蘇ってきたりしました。
終わって欲しくない!って思いながら、目に焼き付けようと必死だった。
最近、復活後にファンになった若い子と話す機会があって、私が筋少を好きになったのとほとんど同じように、今もハートをぐいぐいつかんでいるというのが分かって、それがまた感激でした。


オーケンは、冒頭では客に向かって「オーディエンスではない、歴史の目撃者だぜ!」と言っていて、中盤では「筋肉少女帯は、もはや一つの生き物のようなものになった」と言ってたのが印象的で、「イワン」から本編最後までの勢いには、かなり会場が熱くなって、オーケンもかなり感極まって「最高だぜ!」って繰り返し言ってたな。
あと、筋少が20周年で成人式を迎えられましたという話も。内田さんの家の火事から20年というのは間違い(笑)正確には中学に入る前の春休みだから。このエピソードは、自伝本に載ってたっけ?
いいMCもあったのに、オーケンが「武道館にキター」とお笑いネタをして、3ヶ月後には恥ずかしいからDVDではカットしてって言ったのに、そこ芸能ニュースで使われちゃったw
三柴さんが「僕の宗教」では秦野さんがキーボードだったので、オペラのコーラスを豪華なマント着て登場したものだから、オーケンが終わってから「エディ、ルネッサーンス」言うと思った。


アンコールの最後、橘高さん武道館限定のアレが出ました!(笑)やっぱりなーやったかー。やりましたね。これでこそ橘高文彦
衣装もスペシャルで3度はチェンジあり。本城さんと並んで出てきた白いドレスは、新婦入場かよ!wって思った。
ツアーファイナルのファイナル曲にやりましたね。これから定番の1曲になりそうです。
終演のアナウンス、めちゃ熱いメッセージでびっくりしました。若い青年っぽい声でした。スタッフ乙!筋少って愛されてるなぁー。これでまたぐっときて、拍手があがっていました。
「サンフランシスコの詩で、まだ恋しているかもしれないって、思い違いをして、とありますが、思い違いでも、夢でもありませんでした!」とか、「またケンカをするようなことがあったら、仲裁に入ってください!」ってw
アナウンスの終わりに、次のライブが12月に2日連続でやることが発表されました!そんなに早く、次があるとは嬉しいですね。てっきり、しばらく無いと思っていたので。8年ものブランクを吹き飛ばすかのような、新しいステージの始まりを感じます。でも次はライブ中のオーケンのスタミナ切れ対策をちゃんとしとかないとですね。


活動休止前の数年間には、広くても渋公までだったので、また武道館ができるとは誰もが思っていなかったでしょう。だからなおさら感動的だったと思います。
このデビュー20周年までのいきさつを、奇跡のバンド再生ストーリーとして、映像や文章などでまとめたものが見てみたいです。