筋肉少女帯ライブ・過去日記アーカイブ(1989〜)

筋肉少女帯の活動履歴、ライブ感想などを記録したアーカイブです。(非公式)

*【筋少ファン日記のあゆみ】

*【2003年発行「筋肉少女帯の活動記録1979〜2003」無料DL】

(113ページ PDF書籍 ディスコグラフィー・ライブレポート)

水戸華之介「水戸ちゃんの空飛び自慢2003」渋谷ONAIR WEST

3月10日=水戸ちゃんの日ということで、水戸さんがボーカルで様々なユニットを披露するというイベントでした。ラモーンズのコピーバンド「羅門兄弟」ではコスプレをして演奏したり。内田さんの頭がカツラで小さくなっていたのは新鮮でした(笑)ドミンゴスとのユニットでは、ダンスナンバーに水戸さんが歌詞を付けて歌ったり、ドリアン助川さんとのユニットはビアノだけをバックに朗読とバラードを歌い上げるのですが、どれもやっぱり水戸さんロック節になるんだなぁと感心でした。
それから噂に聞いていた「屑」はレピッシュの恭一さんとドミンゴスのボーカルと3人のアコースティックユニットなのですが、ただのアコースティックと侮るなかれ、これが予想以上に面白くて(笑)手網を出して、「金なんて捨てちまえ!金に縛られるから不幸になるんだー」などと言いながら、お客さんからお金を巻き上げるパフォーマンスは最高でした(笑)
これにマグミさんがゲストで参加して「リックサック」をやりました。レピッシュの代表曲ですね。一気にあの当時の思い出が蘇ってきました。バンドブームの真っ最中です。

私が立ち会ったバンドブームといえば、ホコ天イカ天と言われていた時代で、私が中心にしていたのは筋少は勿論ですが、アンジーとレピッシュがありました。ユニコーンジュンスカ、バクチクのほうが人気は高かったけれど、私はこちらのほうがより好きでした。
水戸さんが恭一さんに「ポコチンロックだろう〜?」と言っていたのですが、これは、そのバンドブームが始まった当時、ポコチンロックというのを水戸さんが提唱して開かれたイベントがありました。それにはアンジー、レピッシュが中心となっていました。オーケンも一応入ってたようです。たしか当時は17歳くらいで、私が当時一番好きだったのはその近辺でした。同じ趣味の友達が近くに居たわけじゃなかったけれど、筋少から入って、繋がりで知ってからCDを聴いて好きになっていきました。ポコチンロックのイベントライブを見ることはできなかったけれど、その様子は雑誌やラジオなどで聞きました。あの頃は将来に不安を持っていた時期だったけれど、様々なバンドを知って聴いていた時が一番楽しかったです。
マグミさんが出た時の盛り上がりを見て、私と同じようにアンジーとレピッシュを良く聴いていたポコチンロック世代(笑)がここに沢山集まっているのだろうなーと感じました。

ライブではトリに3-10Chainが出て、真直ぐで力強くて熱いロックを聴かせてくれました。自然と腕が上がるものです。内田さんの野太いかけ声と、首を振りながら動く演奏を久々に見れて嬉しかったです。
水戸さんは、私が最も好きなボーカリストの一人です。一番好きかも(笑)声の感じがとても好きなんですね。そして詩は人の繋がりの暖かさとか、心の弱い部分とか、世間のやるせなさとかを、気取らずに表現していて、これらは私が日常を生きる上で、大事にするものを気が付かせてくれたような気がします。
水戸さんはライブの最後に「俺はロックに勇気を貰った」と言っていましたが、私は水戸さんのロックから、生きるのが辛い時に前に進む為のヒントを貰ったと思ってます。

http://www.bekkoame.ne.jp/i/gc4272/mywork1.htm
音楽ライター・角野恵津子さんのサイト内
水戸さん・マグミさんのインタビュー