筋肉少女帯ライブ・過去日記アーカイブ(1989〜)

筋肉少女帯の活動履歴、ライブ感想などを記録したアーカイブです。(非公式)

*【筋少ファン日記のあゆみ】

*【2003年発行「筋肉少女帯の活動記録1979〜2003」無料DL】

(113ページ PDF書籍 ディスコグラフィー・ライブレポート)

パワーステーション「筋少ちゃん祭り マッハ!内容未定!来りゃわかるよ人間だもの…スーパーゲスト多数」

筋少ちゃん祭りは26日を挟んで3日目です。今日の登場は突然メンバーチェンジです(笑)秦野さんはちゃんとオーケンメイクしてるし、うっちーは橘高さんの水玉衣裳着てます。で、ジャーンってやっておしまい。うっちーの「逃げろっ」で全員退場(笑)

しばらくしたらマヒトさんが登場。(マヒトさん、FMの番組が決まったんだとか)25日にオーケンが、「27日はまいちと空手の真剣勝負をやるよ!」と言ってまして、その勝負が行われるんですね。マヒトさんが司会となり選手を呼びだします。タイトル名は「筋少ちゃん祭り杯たまごっち争奪選手権」だそうです(笑)オーケンがどうしてもたまごっちが欲しいらしく、スタッフが苦労して手に入れたそうです。そして判定の方に「月刊フルコンタクトカラテ」(だったかなー)の編集長さんとスタッフの方2人を迎え、いよいよ選手登場。まいちとオーケンはそれぞれ違う色のヘッドギアとグローブ等をつけてます。まいちはブルースリーの黄色い衣裳。オーケンは半袖Tシャツです。ちょっと忘れてしまったんですが、たしか3分間1本か2本かの勝負で、ポイントで判定が行われます。「力関係ものともせず〜、まいちがオーケンをKOするかも〜?」なんていうマヒトさん。そして試合開始!観客からは「オーケンがんばってー!」の声が。パワステ会場は一瞬にしてリングとなってます。なんかヘンな感じ(笑)試合するオーケンなんて初めてみたけど、なかなかやりますね。さすが道場に通っているだけあります。今までにない真剣な表情。オーケンが押すと、まいちにも応援の声がかかります。まいちは空手初段だったかな?2段だったかな?それだけあって、繰り出すキックなんかオーケンにくらべたら鋭くて、まともに当たると倒れそう。ちなみにオーケンは10級なんだそうな(笑)しかしオーケンのほうが体は大きいので、その分有利かも。KOはなしでそのまま時間切れで試合終了。判定になります。判定の結果…オーケンの勝ち!若干ポイントが多かったようです。審判の総評では、まいちは防御がオーケンより勝っていたが、オーケンのほうがヒット数が多かったとか。そして商品の授与。たまごっちです(笑) オーケンすごい喜んでます。渡したマヒトさんが「では挨拶を…すぐに遊ぶなーっっ!!」オーケン、もらってすぐ遊んでるし(笑)
その後、試合の様子を見ていたメンバーからは「八百長だー」というコメントがあったそうで(笑)「違うよー、真剣勝負だよ」とオーケンは弁解したらしい。しかし、まいちくんは手加減してただろう、という説がおおかたなようです(笑)だって、ここでオーケン倒しちゃこの後ライブにならないもんね。でもオーケン、かっこよかったです。

さて転換の後、オーケンひとりで登場。「2日間来た人!疲れてない?俺は疲れた。昨日マッサージに行ったんだけど、マッサージされながら寝ちゃったよ。気が付いて『俺マッサージしてたんだっけ』なんて」という話からはじまり、次のゲストの紹介へ。高木ブーさんと聞いて観客みんな大喜びです。筋少がインディーズ時代「高木ブー伝説」「ドリフター」を出した時、ドリフターズの事務所からクレームが出て演奏できなくなり、その後メジャーから「高木ブー伝説」出すのを許してくれたのは高木ブーさんだった、という話を説明し、オーケンの「高木っ」のかけ声にもちろん「ブー!」と観客は答えて出てきた高木ブーさん。オーケンが「いやあ、かみなり様のかっこで出てくるかと思った」なんてぼけると「それも考えたんだけどね、衣裳みんなそろってるし」とブーさん(笑) 衣裳はサファリの軍服っぽい感じでした。「あの時いかりやさん怒ってませんでしたか?」と小心者オーケン。ブーさんが「怒ってたねー」と言うとちょっとびびってる(笑)「ブーさんが許してくれたおかげで『高木ブー伝説』ができたんだ。今の筋少があるのもブーさんのお陰だ。今日はブーさんに恩返しということで、高木ブーWith筋肉少女帯!」ということでオーケンは下がり、ブーさんはギターを取り出し、バックの演奏はオーケン抜き筋少です。ブーさんが歌ったのはこれはおそらくスペイン語の曲じゃないでしょうか。2曲ほど。橘高&本城のアコースティックギターがブーさんのとても発音のすばらしいいい声に合っていてうっとりです。そして「ロックをと思ったけど俺は古い曲しか知らなくてね」ということで次は「ハウンドドック」前の2曲はちょっと緊張ぎみの筋少メンバーも、この曲ではとっても楽しくなごやかにセッションという雰囲気でした。
曲が終わると再度オーケンが出てきて、ブーさんに拍手を送り退場。

少しの転換のあとは、筋少の登場です。「モーレツア太郎」「イワンのばか」で一気に会場を盛り上げます。イワンはちょっと久々で嬉しいな。えっもう筋少なの?なんて思ったら、次の曲に行くとき水戸華之助さんが出てきました。わーい三戸さんだー(^0^)/筋少ちゃん祭り2日目のオーケンのバンドブームズで演奏した「アンジー」というバンドをやってらっしゃったのが、水戸華之助さんです。現在はソロ活動をなさってます。私もアンジー時代からのファンで、生で見るのはアンジーのライブ以来かな。すっごく嬉しい。頭に巻いたバンダナと黒い目張りのメイク、プロレスラー風のブーツという恰好も昔からほとんど変わりません。三戸さん、登場して一言、「ナゴムギャル、相変わらずブサイクかーい!!」もちろん会場はイエーイ!と苦笑い混じり(笑)いいなあ、もう(笑)曲は新曲の「青ヒゲの兄弟の店」三戸さん作詞でオーケンとデュエット(男どうしだからデュオか?)という新曲です。三戸さんいわく、「『俺なりのB'z』ということで最初作ったんだけど。夜を走り抜ける感じで(笑)(ここで「『俺なりのB'z』っていいなー(笑)」というオーケンのつっこみ入る)あとでこの詩になって『俺なりのチャゲアス』になった」とのことで(笑)ちなみに曲は橘高さんです。橘高さん曲だけどもほのぼのな感じの曲で、通してライブで初めて聴いたのですが、詩も三戸さんだなあという感じが見受けられてなんだかにっこり。

三戸さん退場後、また筋少のみで「孤島の鬼」うわーっっ嬉しい!このドラムは絶品ものでしたね。まさにしびれるって感じです。初期筋少の歌声とパフォーマンスを思い出させるオーケンもとってもぐー。内田さんのかけ声も嬉しいー!思いきり拳ふりあげましたよ。

終わると、また一時流れは止まります。あれ?って思ったらまたゲスト登場。キャイーンです。おおー!本物だー(笑)挨拶するキャイーンのおふたり。ちゃんとぼけつっこみも忘れない。やはりさすがプロ。ライブ会場がテレビの公録会場になったようだ。オーケンも「うわーテレビ見てるみたいだー(笑)」なんて。「キャイーンは若手なの?」と尋ねると「いやいや、もう若手じゃないでしょう。(つぶやきシローとか海砂利水魚とかネプチューンとか言ってたか?)とかいるし、キャイーンはもう中堅なの」と天野さん。オーケン「えーじゃあ阪神巨人は?」天野さん「あれはもう大先輩ですよー(笑)」とお笑い界を全く知らないオーケンだった(笑)ということで、「何を歌おうかと思って最初「ウド、頭を良くしてあげよう」にしようかなと思ったんだけども(笑)」これには会場大爆笑。「じーさんはいい塩梅」を筋少メンバーと一緒に歌いました。

再び筋少に戻り、出ました定番!「踊るダメ人間」「小さな恋のメロディ」この曲も定番化しそうですね。そろそろ筋少だけかな?と思ったら、またゲスト登場!田口トモロヲさんです。トモロヲさん、スーツで登場。当然会場は最初から興奮であふれてます。もちろん曲は「オンリーユー」!これが元祖!トモロヲさんが本家本元なのです。オーケンと一緒に歌う光景はなんだか感慨深いものを感じます。しかしトモロヲさん、実は長らく待たされて相当酔っ払っているようで (笑)感極まって?(違うか)ネクタイゆるめて会場にダイブ!(笑)オーケンはエッセイで20回くらいと大げさに書いていたが本当は5回くらいやりました。私はその時は知らなかったが、ファスナーを開けて前を出していたとか…とほほ。もまれてボロボロになるトモロヲさん、でもまたダイブ(失笑)真っ青になるスタッフ。あの時の筋少メンバー全員の嬉しいけど困り果ててひきつった顔が頭に焼き付いてます(笑)その後のオーケンビール一気の時に「今日のお酒が飲めるのは、パワステさん、日清さんのおかげです!だからトモロヲさんをまたパワステに出してやってください」と言っていたなー。オーケンの話によるとトモロヲさんもあの後楽屋で落ち込んでいたとか?言ってました。

次にすぐ出てきたゲストはみうらじゅんさんです。トモロヲさんとみうらじゅんさんで「ブロンソンズ」というユニットでアルバムを出すそうです。「俺はダイブしないから安心してね」というみうらじゅんさんに、オーケンは「『やすしきよし』みたいですねー」と言ったのに「いやー俺がやすしかなあ?」とボケるみうらじゅんさん(笑)「全くどいつもこいつもしょーがねーオヤジだ…」と思わずぐちるオーケンがおかしい。曲はみうらじゅんさんのオリジナル曲で「アイデン&ティティ」です。これはオーケン抜きでみうらじゅんさんがギターを手に歌います。私はこの曲、いつか聴いたことがある記憶があるのですが、すっごいいい曲ですね。これがまさにロックだって感じです。一人の弾き語りからはじまり、筋少の演奏が加わります。これもまたすごく良かったです。

みうらじゅんさん退場後、再び筋少に戻り「印度」でこの日は終了。最後にゲストのみなさんを呼び、拍手を贈ったあと、残った筋少メンバーだったが、「終わるきっかけを逃してしまった…」とヘンな間が(笑)しかし「終わりっ!」といって強引に退場。ステージ左端に残った内田さん、マイクに向かって「待てー」とか言うかと思ったら、「…逃げろっ」ダダダダー。と退場してしまう(笑)ずっこける会場。前2日に比べて短かかったのでお客さんは「えー」とまだ聴き足りない!といった様子でしたが、また明日があるし、メンバーも連続のライブでお疲れの様子なので仕方無いかな?明日の最終日に満足するだけの筋少の演奏に期待。でもこの日もゲストも豪華で色々珍しいものも見れましたし、筋少の曲もけっこうカルト&定番をおいしく盛り合わせた感じで大変良かったです。

  • <訂正>

筋少サブマネージャーのまいち君は空手ではなく「少林寺拳法3段」だそうです。関係者の皆さま、大変失礼いたしました。