筋肉少女帯ライブ・過去日記アーカイブ(1989〜)

筋肉少女帯の活動履歴、ライブ感想などを記録したアーカイブです。(非公式)

*【筋少ファン日記のあゆみ】

*【2003年発行「筋肉少女帯の活動記録1979〜2003」無料DL】

(113ページ PDF書籍 ディスコグラフィー・ライブレポート)

オーケンのミニミニのほほん学校(ゲスト:本城聡章)@Asagaya-Loft

オーケンのミニミニのほほん学校(夏ののほほん2デイズその2)〜夏だよ!アハハハ!!

Asagaya-Loftは、これまで何度か「ミニミニのほほん学校」が開催された場所です。私はなかなか都合つかずで行く機会がありませんでしたが、今回はどうにか引き寄せて行きました!
アーケード街の昭和と今がミックスされた阿佐ヶ谷の地に、梅雨明け真夏の太陽とともに、おいちゃんがやってきました。

開場して入るとスクリーンに80年代と思われる「レッツゴーヤング」アイドルの映像がかかっていました。開演間際になると、2日前ののほほん学校で初公開された「特撮」ライブ告知のメンバーコメント映像(ナッキー除く)がかかりました。最後にエディが、8月だから「暑くなるよね、できるかなぁ」とか言って笑いをかっさらっていきました(笑)。

トークは盛りだくさんで書くときりないので、おおまかな流れで書きます。会話も正しくは覚えていないので、ニュアンスでだいたいの記憶です。

まずオーケンが登場して挨拶。筋少メンバーをゲストに迎えてののほほん学校は、内田君と橘高君はだいたいどういう話をするか想像つくけど、おいちゃんはどうなるか予想できないですねといった事を話してギターを持ち、まずは弾き語りです。おいちゃんがゲストということでこの曲から。
「生きてあげようかな」
17年前?とオーケンは言ってたけど、この曲が入った「エリーゼのために」が発売されたのは1992年なので、もう20年前になるんですよね。オーケンは今この年になって、歌詞の雲の上の男の気持ちが分かるような気がしてきましたと語っていました。
その後おいちゃんが出た後の会話で、おいちゃんが初めて筋少に曲を書いた「生きてあげようかな」続く「きらめき」、「香菜」がおいちゃんの(初期)三部作だっていう話と、「生きてあげようかな」は当時のディレクター(中西さん?と言ってたかな)が阿佐ヶ谷に住んでてよく車で送ってたので、送った後の夜の阿佐ヶ谷で曲ができたとか。オーケンが、でも阿佐ヶ谷だとアーケードだから上をみても空じゃなくて屋根だよね。って言ってました。

次に、おなじみファンタ君を呼び入れして、オーケンの隣に座って次の曲は「時には娼婦のように」
ムーディーなダンディっぽさを意識して?オーケンが歌う。ファンタくんと「んーん、んーん♪」ってコーラスで笑いとる。曲途中で、これ持ちネタになってきたよね。と挟みつつ。
なんでも、ウッチーがサンダーユー(THUNDER YOU POISON VIPER)のライブで歌ったら、エディに嫌がられたので、「内田君からとりました」のだとか。
歌った後、ファンタくんとしばらくトークで、中野サンプラザライブの後から今日までにやったライブについて思い出を振り返って紹介しました。オーケンは"親の遺言で"ビールやめました。って言ってまだ生きてるけど(笑)。それで初めてチューハイを頼んだら最初これお酒入ってないじゃんと思ってたら、酔って眠くなったってとろーんとした目をしていた。「おいちゃん来たら起きます。」なんて言ってました。
中野サンプラザの後に疲れて、これではいかんとご飯をたくさん食べたら、今度は消化しきれず熱が出たそうだ。なのに、すぐに大阪に行って宮田和弥さんと弾き語りライブで、「宮田君はいい人、変わらない」と嬉しそうに話してました。宮田さんとの話では、これまでのキャリアで"輝いていた"のはたった3年だと言ってて、しょんぼりしたとか。じゃあ俺はいつ輝いてたのか?とファンタ君に言わせようとして困らせる。お前はどうなんだ!とよっぱらって後輩にからむ先輩みたいになってる。あげく、客席に向けて「輝いたことないからここに来てるんだろー!」とか言いだすし。その後に「ダイヤの原石ですよ。」とかフォローしてるのかフォローになってない気が(笑)。

次に、ウッチーと一緒に名古屋で「のほほん学校」翌日に豊橋で弾き語り、東京に帰ってきてまた「のほ学」やったから、しかもいちばんテンション高い人がゲストで(観客大爆笑)。もう疲れた、疲れるよ!と弱音をはくオーケン
豊橋では地元の人の暖かさに触れて嬉しかったとか言ってたかな。ライブ中に豊橋の名物は?と言ったら「ちくわ!」ときりっとした声がかかって、しかも「けっこう高い!一本100円!」と言われたとか(笑)。
豊橋の街を歩いていたら、この日もオーケンが履いてたズボンに筋少ロゴマークが縫い付けてあって、これを履いたままで外出ちゃって、恥ずかしいのでタオルで隠してたけど、誰も気づかないよね?てなことを。
昔仲良くしてた娘に再会したそうで、「もう2人子供がいて。」と。そしたら「筋少なんて周りで誰も知らないわよ!」って言われたってひどい(泣)でも”ヒビ入ってる人”と、「カレーの歌は知ってる。」なんだ知ってるじゃんっていう。「でも『生きてあげようかな』は誰も知らない。」これはいい話?どうか分からない。だけど、その彼女が知ってた筋少はその時代で止まっているだけで、今の筋少は知らないのかも。今の筋少がどれだけの人に愛されてるかっていうのは、オーケンは知っていると思います。

内田君は"ネトゲ廃人"手前でドラクエにはまってるという話。今のドラクエはネットに繋げるんだって。などとゲームを知らないなりにオーケンがウッチーの様子を教えてくれました。ライブでお客さんからの質問で「得意技は」というのに「兜割り」と答えたので、ウッチー格闘技やってるの?って思ったらゲームの技だっていう(笑)。
ウッチーはゲーム機(今のドラクエなので、きっとwiiですね)→ドラゴンクエストX を家から持ち出してホテルに持って来て、ホテルの回線でゲームのサーバーへ繋がらない、これはホテルのシステムのせいだと激怒してたのだそうで。オーケンは「フロントで騒げばいいのに」と言ったけど、「それはちょっと。」遠慮するとこがまだネトゲ廃人になりきらないところだって。昔はデスクトップのMacをツアーに持ち出して「シムシティ」やってたウッチー、今も変わらないなぁというエピソードで可笑しかったです。
のほほん学校では、内田君と野口五郎の「きらめき」をカラオケ歌ったんだけど、歌詞は2人の出会いがきらめくみたいな内容なので…と前置きしてから「聞いてる腐女子のみなさんが(興奮して鼻を)フガフガしてたの見ててわかりましたよ!」ドカーン。撃沈(苦笑のち大爆笑)そう来るとは思わず、一部?のファンの想いをどこからか嗅ぎ取って面白がってるんですよね。オーケンは。ここからもう笑い過ぎて息も絶え絶えでした。
ファンタ君に向かって「フンフン?こういうのなんていうんだっけ?」と聞くと「…ハアハアですね。」「そう、ハアハア!」いや教えなくていいから(笑)。ここからの展開が、オーケン酔ってるからなのか勢いが凄かった。このオーケンが私は一番輝いてたと思う(笑)。
豊橋で事件が起きたんですよ!」と言い出して話したのが、ホテルのフロントに行ったらシーズンオフなので空いているから、サービスで部屋を広い方に変えますねと言われ、「はあ、ありがとうございますー。」と言ったら、「お連れの女性もいらっしゃいますしね。」と言ったフロントスタッフの女性がちょっと口元がニヤリとしたんですねと。はて?女性は連れてないし、もしや女性の霊が見えていた?!と部屋に入るまで思ってたっていう所が、オカルト好きのオーケンらしいところですね。
暫くしてはっと気づいたオーケンが「みなまで言いませんよ!僕の後ろには、メガネをかけてマスクをして…(ここでもう観客は理解して大爆笑)ニット帽を被った、小柄で、ロングヘアのおじさんが…」もう笑い声が大きくて最後まで何言ったかわからない。ファンタ君とマネージャーながいさんは先に車で移動してたのでその場には居なかったとファンタ君は言ってて、たしかスタッフの男性と内田さんとオーケンでホテル行ったのだと私は聞こえました。そこで小柄なウッチーがオーケンの彼女なのではとホテルの人は勘違いして言ったらしいというオチなんですね。
その後オーケンが、このネタはもう腐女子の皆さんが大喜びで同人誌描くでしょ!とノリノリで「ペンを持つ手がうなるわぁぁ〜!」「ここは私が全部描くわ!」「スクリーントーンも貼るわ!」などと想像で演じだす(笑)。フロントの女性がニヤリとした所が描きどころだとか(そうか?)「腐女子の皆さんに燃料を投下!ガソリンバーン!」っておいおい。こんなあざといのは素直には萌えないからね〜と思いつつ、オーケンがイキイキと話すの可笑しいです。それと、おいちゃんがまだ出てこなくて良かった気がする。

・おいちゃんを迎えて、質問コーナー
いよいよおいちゃんを迎え入れます。ステージの下手端が引き戸になってその奥が楽屋なのだけど、おいちゃんが明けると扉が全開しなくて(笑)、ファンタ君に開けてもらったり、ギター持って出ようとしたらオーケンが「まだいいです」って言われて置きに戻ったりして、すでにぐだぐだで始まり(笑)。
おいちゃんはステージ真ん中の椅子に座ってもらって、開演前に書いてもらった質問アンケート用紙をファンタ君に読んでもらいながら、おいちゃんが答えてオーケンと話すというコーナーです。
これも順番が覚えてなくて、内容も記憶の限りでだいたいニュアンスです。

「いままでやった髪型で印象に残っているのは?」
オーケンは、学生時代のツンツンヘアが印象的だったと話してました。校則が長髪禁止なのを逆手にとって、借り上げて立てて、前髪を長くたらしてるっていう。先生にへりくつだと怒られて、その立てた頭で掃除しろとか言われたそうな。カッコイイ!
月光蟲』リリースのあたりでドレッドヘアにした頃の苦労話をしてくれました。最初は数時間が、だんだんエスカレートして3日がかりでやってもらったとか、エクステンションもついてるので洗うのが大変だとか、東北のどこかツアー先で居酒屋のおばちゃんに蝶結びにされて腹が立ったとか(笑)。
オーケンがそこで「今の(ステージでの)ゆるふわパーマはどうして?」と聞いたところ、「俺のあとにマネした人が何人も出たでしょ?」「誰?」「ダイヤモンドユカイさんとか」「ほー!」感心する一同だった。復活後からおいちゃんのステージでのヘアスタイルは素敵ですよね。動くと揺れてふわふわするの。(橘高さんとヘアメイクさんは同じ)オーケンは不思議に思ってるみたいだけど、おじさんなのにギャルみたいなヘアだからかな〜とは思う(笑)。でも私は大好きだから、この路線で続けて欲しいな。

「おいちゃんだけグッズは作らないのですか?作って欲しいです」
個人物販では橘高さんはすごいよね〜と二人で感心してたのが可笑しい(笑)オーケンも色々とグッズ展開していて、内田君まで作ってるのに。とオーケンが言うが、おいちゃんは復活当初、筋少グッズの監修を「物販番長」としてやってたのだけど、飽きちゃった?大変なので?もうやらないとのことです。あまり乗り気じゃないみたい。でも復活前の昔は、個人ではなくて筋少物販としておいちゃんデザインのグッズありましたよね。月光蟲の時の長袖Tシャツとか、物販は基本あまり買わない私でも気に入って買って、痛んでしまったので写真だけ撮って処分してしまったのですが。ポストカードは今も大事に持っています。また企画してくれたら嬉しいなぁと思います。もしくは、ふーみんのクリスマス福袋の体験型物販をおいちゃんもやって欲しい(笑)。

「今まで好きだったアイドルを教えて下さい」
これはいつかのライブMCで言ってたフィンガー5かなぁ?と思ったら違って、最初はキャンディーズで〜と話し出すと、オーケンが「おいちゃんはスーちゃんでしょ、俺はランちゃん」としばらくキャディーズ談義がはじまるところ、40代後半のおじさんが集まるとみんなこうだなぁと思う(笑)。こんなおじさん世代が今はまってるのが「あまちゃん」なんですよー!(うちの夫は一日最低2回は見てる)
でやっぱり、その後キョンキョンになって〜とおいちゃんが言ったところでオーケンが「あまちゃん」見てる?と聞くと、実は見ていないとおいちゃん、意外だけどあまり人気が出てるから逆に見ないのがおいちゃんらしいかな。見たらきっと楽しめるとは思いますが。「見てないけど、twitterでTL見てるとだいたい内容が分かるからね(笑)」と客席に向かって指差してた。私も見てるし好きだけど、書いてる人多いから逆にあんまり書かない〜。おいちゃん世代の友達は見てる人多そう!
その後がもっと意外な展開に。おいちゃんはキョンキョン好きだったけど、最近の大人になった自然体のキョンキョンはちょっと違うんだそうで。美人だし可愛いのになぁー?アイドルのキラキラしたイメージが好きだったからなのかな。それで今僕は誰が好きなんだろうって色々探して〜(と言いながら携帯で調べるみたいな仕草をしてたのが可愛い。)その結果気づいたのが、ドラマで若女将を演じてる「東ちづる」さんにキュンと来て好きなんだって分かったって!えーっ!びっくりする一同。オーケンが驚いて「俺らよりもう少し上だよね」と。50代前半なんですね。私はてっきりもっと若い可愛い、きゃりーちゃんとか可愛いアイドルたくさんいて、おじさんがももクロちゃん好きな人がいっぱいいるのに。女性は若くて可愛いのがいいって訳でもないのだなー、って不思議な気持ち。
おいちゃんが凄く嬉しそうに、その若女将が事件を解決するっていうドラマの内容をオーケンに説明するのが可愛かった。すごく好きなんだなぁーって思って。のほほん学校に東ちずるさんを呼んでくれたら、筋少があっても絶対行く!って前のめりになってて、いやおいちゃん、のほほんはオーケンだから筋少とは絶対に被らないってばー(笑)。さらに、「おいちゃんがのほほん学校をするなら誰をゲストに呼びますか?」って質問にも「そりゃ、東ちづるさんでしょ!」って即答する。すごくはまってるんですね。それだけ惹かれるものが何処にあるのか、調べてみなきゃって思った(笑)。

・80年代テクノポップ御三家を見よう
質問コーナーの中盤で、オーケンがおいちゃんが喜びそうな映像を用意してきましたとスクリーンを下ろして、「ロックおもしロック」っていうテレビのコーナー?か何かで、P-modelヒカシュープラスチックスの3組が紹介された番組の映像を流しました。
おいちゃんは高校生のある日見て衝撃を受けて、それまでは橘高君と同じでハードロックが好きだったのが、一気にそっちに傾倒したのだとか。ケラさんもそこから一緒にバンドでP-modelに影響されたそうです。オーケンとウッチーは、この御三家の中ではヒカシューが好きだった。おいちゃんは、テクノポップだけど汗かいて動き回るっていう初期のP-modelのスタイルが好きだったそうです。

YouTubeで同じものがあるのを教えてもらいました。
600こちら情報部「'80春 テクノ・ポップって何?」(1980)

プラスチックスは、この中ではモデルさんが女性ボーカルなので、スタイリッシュでオシャレ。そこがオーケンにはちょっと馴染めなかったみたいです。メンバーの中に佐久間正英さんがいます。その後筋少でもプロデュースしてくれました。
(※7/10追記:モデルさんは間違いで、スタイリストさんです。と教えていただきました。ありがとうございます)
オーケンが、これは初めて見たら衝撃だよね!初めて見た人いる?と客席に声をかけると、パラパラと手があがりました。ファンタは知ってる?と聞くと「知ってます、好きですよ」けっこう若い人も知ってるんだよね〜と感心する。おいちゃんは、ファンタくんのやってるバンド「ジサチン」(自殺チンパンジー)はスターリンみたいだと喜んでました。音楽好きの若い子は、古いものから色々とよく知ってるんですよね。
私はこの中ではP-modelが好きで、これはケラさんから知って聞いたのが90年頃だったから、すでに中期だったんだけど、初期からほとんど全部揃えて好きになりました。中期の無機質な機械っぽいデジタルな音もすごい好きなんだけど、初期のパンクな血の通った感じもいいですよね。オーケンが、初期のP-modelでは「美術館で会った人だろ」しか知らなくて、次に聞いたのが「タイで〜、なんかヨロレイヒーみたいな」と表現して歌い出した節が、『SpeedTube』で!(笑)これは中期の曲なんですよね。もう三浦さんが居ない頃で。「元P-modelの人っていっぱいいるんだよね、みゅーちゃんが居た頃のは見た事無い」とオーケンもおいちゃんも揃えて言ってました。
「このテクノポップ御三家の感じを混ぜて、激しくしたようなのがPOLYSICSだよね」とオーケンが言ってたのはよく当たってるなと思います。昔からのテクノポップを引き継ぎつつ、今流行りのラウド系ロックの感じを取り入れてるのがウケるんだろうなと。これは言ってなかったけど、他に今一番このテクノポップ御三家を引き継いで、”汗だく”も”オシャレ”もひっくるめて、今風のカワイイヤンデレっぽいテイストを取り入れたのが『アーバンギャルド』なんだろうなって、私は思っていて、それで筋少をすごくリスペクトしてくれてるので、おいちゃんクラスタ的にもすごいオススメなのです。だからこの映像をオーケンが紹介しておいちゃんと一緒に見れたことが、今回とても印象的で嬉しかった。
これでルーツ的にいうと今の筋少は、ヒカシューが好きなオーケン、ウッチーがいて、ハードロックからNWへと行ったおいちゃんがいて、HR/HMで突き進んでるふーみんが入って、そこにロック知らずのクラシック一筋のエディが入ってるっていうのが、いろんな音楽ジャンルの影響が入り過ぎて突拍子もない?伝わりにくい?という感じの事を言って笑ってたのも、なんだか印象的でした。

扇愛奈さんとはなんて呼び合ってるのですか?」
今度7/19に、『扇愛奈とFoo-Shah-Zoo』というバンドで初ライブがあるのでリハ中なことを話してくれました。バンド名の由来について、『扇』から、似たように風をおこす『風車』から取ってフーシャズにしようとしたら、ウッチーが「ブーフーウー」とかそういう語感がいいと言って「フーシャーズー」となったそうです。私は初めて聴いた時にフーチークーとかー、これは人間椅子アルバム名になったやつだけど、あとフーターズとか思った(笑)。それバンドじゃない。
扇ちゃんとリハやった感想は私も聞きたかったので嬉しい。扇ちゃん28歳だから20も違うんですよね Σ(@ω@;)
おいちゃんは今年49歳で、来年は50歳になるけれど、若い子と演奏するとパワーがすごくてこっちまで若返りそう!って言ってたのがすっごくキュートで〜(こういっちゃなんだけど)若い子といると疲れちゃうとかテンションが違うって思ったりしないのかなって気がかりではあったけど、若返っちゃう!っていうところが、きゅんと来るなぁ〜って私は思ってしまいました。ウッチーが筋少活動休止中に扇ちゃんとバンドやってて、あの若返り加減は扇ちゃんが秘訣だったんですね!50からもっと若返って下さい!
以前ウッチーとやってる頃からみんな扇ちゃんって言ってたから私もそうだけど、おいちゃんも「扇ちゃん」に落ち着きそうとのこと。でも扇ちゃんのほうはまだ探っていて決められないみたいで「本城先輩!」って呼ばれて、おいちゃん的にはそれはどうかなーって思ってるそうな。オーケンはそれを聞いて「本城先輩!かぁ〜」って何度か言って興味ありげだった。おいちゃん的には違うのかもだけど、私の感覚では高校生で、後輩の自分が憧れてる先輩的なときめき加減がいいなぁーって思います(笑)。

「犬が生まれたのでもらってください。」←※間違いでした。正しくは「アビシニアン(猫)飼いませんか?」でした。
質問じゃない(笑)。おいちゃんが「飼いませんー」実は昔ずっと猫を飼ってたんだけど、レティクルの時だったかな?ツアーから戻ってきて亡くなってしまったのが悲しかったので、もうペットは飼わないと決めたそうです。そうだったんですね。おいちゃんが昔、チンチラみたいな長い毛の猫をたくさん飼ってたのをFC会報とかで知った記憶があります。ツアーから戻ると部屋が荒れてて掃除してたのだとか。猫は近所の店のおばさんから一週間だけ預かるって言われたのに、その後もすっとぼけられて引き取ってもらえなかったそうな。これは初めて知りました。
「その猫は内田君の庭の枇杷の木の下に埋められて〜」ってオーケンが冗談で言ってたのだが、ウッチーは今も猫を飼ってるそうで、歴代の猫が亡くなると庭の枇杷の木の下に埋められるのだとか。その養分をすって大きくなった枇杷の木が〜って、またオーケンらしいオカルト話っぽくなってる。

「ミュージシャンになってなかったら、どんな仕事をしていると思いますか?」
オーケンは、バンドでデビューするぐらいの時期にもしデビューできなかったら、当時アダルトビデオを作る人に憧れてた(アングラな映画を作るイメージ)とか。おいちゃんはデビューが筋少メンバーの中では一番遅くて、いろんなバンドをやってたけど25歳になったら全部やめて違う道に進もうと思って、全部辞めようとしたタイミングで、偶然に筋少に入ったんだって話をしてくれました。だからあまり考えた事なかったなーって言ってたかな?
内田君はきっとネトゲ廃人になってるよね、廃人になったことも気にしないぐらいねって揃えて言ってた(笑)。

質問コーナーで覚えてるのがこれくらいです。バンドブーム時代のヒットスタジオR&Nの筋少映像を見ようかって話になったのだけど、その時一緒に出てたのがパール兄弟ソフトバレエで面白いからどっち見る?って言った時に、私はソフトバレエソフトバレエ!って心で叫んでたんだけども(笑)、サエキさんが楳図先生みたいだからってパール兄弟になりました。サエキさんがスタンドマイクで両手を動かして踊るのが面白い〜。演奏すごくカッコイイ。バカテクだったよね。とオーケンとおいちゃんが感心してました。おいちゃんは若い頃、パール兄弟ライブを見に行ったよっていう話もしてました。パール兄弟はこんどオリジナルメンバーでライブするんですよ!って客席から声がかかりました。(7/10でShowBortだそうです。→公式サイト
今度はぜひ筋少と、ソフトバレエも見たいですー。
オーケンが、有頂天とか「伝染病」(有頂天の前身バンド)やらないの?って聞くと、おいちゃんはケラさんと今事務所が同じなので、当初再会したときに、また何かやりたいねと話したら、「本城といまさら何やるの」って言われてしまってがっかりしたそうな。ちょっと寂しいですね。空手バカボンはやる気なのにー。オーケンが「ケラさんはツンデレだから、本当はやりたいんだよぉー」と。ケラさんはツンデレっていう認識すごくわかる(笑)。

・おいちゃんセンターでアコースティックライブ
休憩中に「非常階段」のライブ映像が流れて、後半は演奏中心です。
おいちゃんがセンターでエレアコ持ってるのが、とても新鮮で嬉しい!オーケンは下手側に座って、ファンタ君は上手側に座ってコーラスで、まずはおいちゃん曲から「新人バンドのテーマ」手拍子して和やかに。
「青ヒゲの兄弟の店」は、オリジナルでは水戸さんが歌うところ、ライブではおいちゃんが歌います。大好き!おいちゃんボーカルVerで再録して欲しいくらい。オーケンが「これおいちゃんの曲だっけ?」「橘高君だよ」ホンワカさ加減がおいちゃんっぽい気がするかもしれないけど、ふーみん曲なんですよねー。なんで水戸さんが歌ったんだっけ?とたしかオーケンが思い出せないことを言ってたと思うけど、当時オーケンがもう筋少やりたくない気持ちから依頼したんじゃなかったっけ?ここから水戸さんとふーみんの繋がりが深まった気がします。

続いて、おいちゃん曲の代表といえば「香菜、頭をよくしてあげようオーケンの弾き語りレパートリーでもトップに入る曲ですね。これを今回はオーケンが演奏しておいちゃんが歌ってくれました!うっとり〜。
あとでおいちゃんが、演奏の展開?だったかな、リハとまた違ってて難しい的なことを言ってた気がする。あとキーが高いことも。オーケンがだから困るんだよーって言って、でも低いのもまた難しいとか。
おいちゃんがセンターで歌うのは一度観てみたいって以前からすごく思ってて、それが叶えられて嬉しかったし、ぜひ次は立っていつものギターを持ってセンターで歌うのも観てみたいです。

今度はファンタ君が自分のベースを持って演奏に加わり、「日本印度化計画」をアコースティックバージョンで。実は、オーケンが今回の筋少メンバーをそれぞれ迎えての「のほほん学校」で全く同じ曲と順番にして、メンバーによってどう変わるかが見所だと思ったそうです。これは全部見てみたかったな〜。
氷の世界」これは珍しい!しかも筋少でカバーしたバージョンじゃなくて、井上陽水のオリジナルとほぼ同じなので、おいちゃんは前日に知って初めてやると戸惑ったそうな。筋少ライブでもここ最近はずっとやってないから、また聴いてみたいですね。
これもおいちゃんが初めて演奏すると、「オンリーユー」これもオーケンがソロでカバーして、昔に筋少の通常ライブでもやったことはあるけれども、オーケン弾き語りでのアレンジは初めてということなんですね。おいちゃんがちょっと緊張したような表情で、でも優しくオーケンと息を合わせて演奏していたのがとても素敵でした。

とうとう最後のコーナーは、メンバーそれぞれにカラオケを歌ってもらおうというオーケンの希望から、内田君は野口五郎で、橘高君は秀樹のローラを大大熱唱してくれましたって(笑)ファンタ君と聴いてて「あれは絶対、しょっちゅう練習してるよね」と思ったそうです。五郎に秀樹ときたらやっぱり次はヒロミゴーだろうってことでと。おいちゃんは以前「夜桜お七」を歌いたいってたしか言ってたけど、ヒロミなら「花とみつばち」にしようかと最初は思ったけれど、みんなで歌うならこれでと初めて歌いますということで、モニターにカラオケ映像が出ました。
2億4千万の瞳」ジャパーン!ですね(笑)おいちゃんが歌詞カード持って、忘年会のカラオケのようで(笑)オーケンとファンタ君が╲おっくせんまん/╲おっくせんまん/って合いの手を入れる。おいちゃんが「バカっ(笑)」って照れたように言うのがカワイイ。
おいちゃんがすごく楽しんで、いままでのエピソードも改めて話が聴けたり、初耳の話も聴けたりして、オーケンが相手なこともあってリラックスしてたくさん話してくれて嬉しかったです。メンバーそれぞれに違った個性があって、組み合わせでまた魅力が発揮されて。腐女子的な意味じゃなくてね(笑)、オーケンがメンバーの良い所をお客さんにより深く知ってもらいたい気持ちが伝わりました。メンバー愛を感じて感激したし、面白かったです。またシリーズ化して開催して欲しいなと思いました。

追記:
「阿佐ヶ谷のおすすめオーブを教えて下さい」
??となるオーケンに、おいちゃんからオーブとは何かの解説をするのだけど…。またドラクエ話になっちゃうので(笑)。筋少のレコーディングは秘密主義なので、おいちゃんはドラクエ3までの知識でドラクエ用語にして書いたので、世界中のオーブを集めることがラーメン店で食べる例えにして、それが定着して…っていうのだが、ビールを呑んだ事を「黄金の聖水が…」「そこは例える必要ある?」うん、そこはべつにないと思うけど(笑)、おいちゃんが楽しんでるから良いのだ。それで結局、おすすめオーブの話はできなかった。「また今度ね」ってことで。

スクリーンに映像を映し出す時に、映像が出る前にステージの様子がそのままスクリーンに映し出されるので、鏡合わせみたいに無限に重なって出て来るものだから、おいちゃんが面白がってスクリーンに向かってピースしたり、1,2,3って指おりしだしたりして、なんて自由な(笑)。他にもおいちゃんの仕草や話や、醸し出すオーラがなんとも不思議で愛らしいなぁ〜と思ってました。オーケンの反応もすごく面白い。おいちゃんは捉えどころがないなーと思ってそうな気がしました。