筋肉少女帯ライブ・過去日記アーカイブ(1989〜)

筋肉少女帯の活動履歴、ライブ感想などを記録したアーカイブです。(非公式)

*【筋少ファン日記のあゆみ】

*【2003年発行「筋肉少女帯の活動記録1979〜2003」無料DL】

(113ページ PDF書籍 ディスコグラフィー・ライブレポート)

筋肉少女帯@リキッドルーム

「自選!筋少作曲者別楽曲限定ライブ」(連名作、筋肉少女帯名義作は二夜演奏OK)
10/21 二夜目 橘高文彦内田雄一郎 

初日の感想はこちら。
10/20 一夜目 本城聡章&大槻ケンヂ
開けて二日目は一時間早い開演で、まだ明るいうちからの開場でした。フロアに入って待っていると、最前列付近のお客さんから「ランチパックがある!」と声が。人の隙間からステージの奥をよーく見てみると、ドラムセット下のオーケン小道具コーナーにランチパックの山が(笑)
やはり、一日目のライブで話に出たランチパック、ファンが差し入れするだろうなーと思った。

すでに複数名のオーケンファンから、今日差し入れしたと報告いただきました(笑)
でもステージに用意するとまでは想像してなかった。投げるのか?それともメンバーに配って食べてもらうのか?投げたらぐちゃぐちゃになったりしないかな?とか周りの仲間と話しながら開演を待ちました。

一日目と同様にSEに乗せてメンバー登場。のっけから「釈迦」!ってうわぁ。昨日はアンコール時の曲を最初に持って来て、まずは肩ならしってところでしょうか。今日はどのくらいの割合で激しいのかどうか?自分の体力は持つのか、負傷して離脱したら悲しいので気をつけないとなーなど考えてました。序盤数曲だけおいちゃんがスーツのジャケットを着てるので、これもまた素敵です。珍しくシャツが黒とグレーのボーダーだった。
2曲目何がくるか?と思ったらウッチーが「罪の意識で眠れないのかーい!」来たぁ〜!!!「俺の罪」ウッチーボーカルバージョン。つまりオーケンとウッチーの歌う部分入れ替えです。ゴーゴー歌謡曲調の歌に、おいちゃんのベンチャーズ風サーフなギターが大好き。おいちゃんがたしか、前に出たときに首をちょっと左側にかしげて、ギターを顔の横に持ち上げて寄せて弾いてたのがカッコ良かった。(たぶん、自慢のエレキ〜の下りだからかな)ウッチーは後半ちょっと歌詞を間違えて2番を2回繰り返してたような(笑)
今日は内田・橘高曲ナイトなのでウッチーのボーカル曲いくつかある中から早速披露してくれましたね〜。そして橘高さんのメタル曲はどれだけ演奏するでしょうか。
オーケンが最初のMCで、今日は首を降るからみんなで首回そう!と言って首の体操をしだすと、すぐに「やめよう!気持ち悪い!トラウマになる!怖い!」オーディエンスがみんな一斉に首を回すものだから、その絵面が怖かったようです。ヘドバンやダメジャンプのほうがまだいいと。
それから、早速ランチパックについて触れていて「昨日はエディから、オーケンはリハでランチパックばかり食べてるとディスられてたが、案の定!」と置かれたランチパックの山を指す。だからといってこんなに貰ってもどうしろと。ということで、オーケンがランチパックを1つ手に取り「エディはランチパック食べたことがないんだって。」「俺、ポンパドールのパンしか食べた事ないもん」エディおぼっちゃんだもんね。「あげるよぉ」とエディにあげていた。
じゃあ僕はむこうでランチパックを食べるから、二人にお願いします。とか言ってウッチーとふーみんに進行を預けて袖に退場しようとする。おいちゃんがオーケンの後をついていきながら、何故か腰を落としぎみにして、両手でランチパックを持ってモグモグするフリをする。可愛い(笑)「おいちゃんはラーメンじゃないの(笑)」ふーみんがつっこむ。オーケンがランチパックを1つ手に取って「おいちゃんあげるよー『なみえ焼きそば』」同じ麺類だからね。

オーケンがいなくなって、おいちゃんはすぐ戻ったのかな(曲の途中で戻ったのかも)フロントにウッチーとふーみんが残ると、ウッチーがマイクに向かって「おーっす!」手をぴしっと挙げて挨拶する。いかりや風ですね。\おーっす!/応えるオーディエンスに「ありがとーぅ!」そして「ふーみんもやりなさい」とふーみんに向かって言うウッチー。「おーっす!」\おーっす!/ふーみんもウッチーのマネして挨拶。ふーみんだけだと話す速度が早いけど、ウッチーふーみんコンビになると間がちょうどいい感じかも(笑)
ウッチーが「今日は〜、あなたと〜、ユーと〜、ミーの〜、」とふーみんに向かって指さして、ふーみんが「トゥギャザーしようぜ!」2人が揃って何かを企んでるふうで可愛い。2人の選曲をやるということで、ウッチーがなんと「ベースなんか持ってられるかぁー!」とベースを外す(笑)「ベーシストなのにな!(笑)」ふーみんつっこむ。ギターもってこーいとウッチー用のレスポール風なギターが来る。誰々のモデルだかと言ってた。KISSだったかな?「このピックアップの真ん中から火を吹くぜ!」吹きません(笑)ギタリストウッチーになりました!
ベースは代わりにエディがこのショルダーキーボードで弾いてくれますということで、一日目は出さなかったエディの秘密兵器(と、リハ中の様子を報告してたので)エディがお立ち台に上がってショルキーを持ちます。エディが持つと強そう!
ギタリストウッチーがジャーンとひと鳴らしすると\おおおおお〜〜!/と歓声が。ふーみんが「それだけでいいのかよ!」(笑)じゃあ俺もとジャーンと鳴らし\おお〜!/(やや弱い(笑))いや、ウッチーがギター弾くのが珍しいから歓声なので、ふーみんはギター弾いてもいつもだから。「みんな最近、大槻に甘やかされてんだよ!」という感じの事をふーみんが言ってた?早口でニュアンスがいまいち分からない。たぶんオーケンがギターを弾いてるのを応援してるから、ちょっとしたことでも拍手する?ってことかな。
ウッチーボーカルで曲は「モコモコボンボン」やったぁ〜!今度はトリプルギターになって迫力満点!間奏で3人揃って中央に寄って前に出て、顔を見合わせながらニコニコして弾くのがとっても素敵でした。後半にオーケンがやってきて一緒に歌ってました。
曲が終わった後だったか、エディがショルキーを持った姿を見たオーケンが「クラシックの人が間違って連れてこられてフュージョンやらされてるみたい」とか表現していた。

曲の後、「モコモコボンボン」は詩が先に出来ていた。という話が出て、これはふーみんがカントリーみたいな曲を書いてボツになったとか。詩が先だったのはおいちゃんの曲が多くて「銀輪部隊」や「ワインライダー・フォーエバー」など。「『サーチライト』も!」とおいちゃんがオーケンに向かって言うのが可愛い。サーチライト言うかなと待ってたから(笑)詩先のエピソードで印象に残ってるのは私もサーチライトだったので。「星座の名前は言えるかい」もだよとおいちゃんが言うと「えっ!あんないい歌詞を俺は先に用意してたの?」自画自賛(笑)「そうだよー。君が送ってきた汚いFAXを送ってきて見ながら曲を〜」「汚いは余計だよぉー」オーケンの字を解読するのは苦労したでしょうに。

橘高さん曲のシリアスど真ん中な「くるくる少女」これは聴きたかったから嬉しい!「内!面!」にあわせておいちゃんが気合い入った右手のフリをするのがカッコ良くて好き。続いては橘高さんがスタンドに立てたエレアコを弾きはじめて、おいちゃんがE-bowを持って弦に当てて伸びる音を出す。わぁ〜と歓声があがる。イントロがふっと止まったところでオーケンがタイトルコール「再殺部隊」!ふーみんがギター激弾きの長谷川さんがドコドコドコドコー!ヘドバンだー!曲の中間でオーケンが一番下手側に行って、ダカダカダカ、くるくるっのステーシーズのダンスまたやってた(笑)ここはおいちゃんが真剣な顔してかっこいいのに!それから語りに入る前に部隊が走る動きもまたやってた。これお気に入りでこれからずっとこの曲ではやりそうですね。

ジャケットを脱いだオーケンのシャツが「101匹わんちゃん」で、椅子に座って自分のアコギを持って「内田君と橘高君のイメージで(?)101匹わんちゃんのTシャツにした」とか言ってたが意味がよく分からない。可愛いってことか?可愛いってことなのか?(ちなみに一日目は映画「ファンタズム」のシャツだった。)ふーみんが「あーそれじゃ衣装を水玉のにすればよかったな」ウッチーがうんと頷く。╲あ〜/と会場もほぼ理解してたのだが、オーケンは通じてなくて「えっなんで?」ウッチーが「ダルメシアンだからだよ」オーケン「???」まだ通じてなくて、少し考えてやっと理解する。「そこ広げなくていから!」ふーみん恥ずかしがる。橘高さんの「UFOと恋人」から着てた白黒水玉の衣装のことですね。これ可愛いから久しぶりに見てみたかったなー。今回はたしか、白のフリルが胸についてた黒のドレスで、後半に赤黒ツートンのコート衣装だった。
「今日は橘高さんがギターをバリバリ弾くから、その前に僕も弾きまくる」とか言って、椅子に座って弾きだした。最初は指ならしでフライミートゥザムーンのイントロだったが、次にオーケン弾き語り版の「少女の王国」を弾き始める。これをやるのかー!筋少のライブで!大丈夫か?と思ったら歌い出した歌詞が違う。「きんにーくしょーじょたいーのメンバーを、俺のーぎーたーで、紹介するよ♪」替え歌(笑)
複数名の方からの証言でだいたいこんな歌詞でした。「ベースはうっち〜、ちゅうがくーの、同級生だー。でもじつーは、ようちーえーんからー、一緒だーったよー♪」そうそう。幼稚園では同じだったのに知り合ってなかったんですね。
「ギーターは、ふーみん。27歳といいはる〜♪」ふーみん即ツッコミ「24だよ!」設定年齢間違えないでください(笑)
ところどころ中断しつつも、つっかえることなく滑らかに続きます。
「ギターは、おいちゃん〜。F1、ラーメン、宇宙もいくよ♪」爆笑。おいちゃん笑って頷く。
「ドラムーはこうじはせがわー、ツーバスドコドコー♪」「ピアノはエディ、ヒゲにメガネー♪」
「ボーカルはランチパックー(笑)この六人でーおおくり〜します〜♪」
拍手!みんなが見守る中で微笑ましいオーケンのメンバー紹介でした。

「再殺部隊」は今年モーニング娘。さんが舞台「ステーシーズ」で歌ってくれたという話で、舞台の感謝祭(トークなど交えたのほほん学校のような、と解説)モーニング娘。さんと一緒に「再殺部隊」を歌ったのだけど、カラオケと生演奏だと違うので歌詞を間違えて「あのねー、あのねー、うわぁ〜!!」昼の部と夜の部があったので、次は間違えないようにとしてたのに、やっぱり間違えて「あのねー、あのねー、うわぁ〜!!」(笑)またエッセイ風に面白い言い方するオーケン。終わってから田中れいなちゃんに間違えてごめんねーと謝ったけど、軽く「ああ、いいですよー」と返されたので、それがまたショックで「俺…原作者…歌も歌ってる…46歳…(泣)」「腹かっさばいて死にたくなったよー。」そういう瞬間って人生に何回かあるよねーと言って、ふーみん頷く。生演奏だと長谷川さんがトコトコトンって入れてくれるから歌い出しが分かるという。長谷川さんにっこり頷く。しかし「一緒に舞台見に行った時に、カラオケで歌いやすいよねって言ってたじゃねーかっ!(笑)」ふーみん追い打ちです。

このあと、やけくそにランチパック投げ出したのかな?(笑)「ツナマヨネーーーズ!!!」とか言いながら。正確に覚えてないのですが。最初からは投げてなかったと思う。ランチパック差し入れされた中に、色々種類があって手に取って見ながら「こんなのあったなんて知らなかったよー」って言って、浪江焼きそば、横手焼きそば、北上コロッケ、軽井沢キャベツ。などなどご当地限定があるんですよね。

中盤からもっと濃いふーみんメタル曲の攻勢!聴いてて驚いてたけど、後で曲順見ても感心しますね(笑)
ふーみんギターソロだけから始まるところ、おいちゃんとオーケン、ウッチーがふーみんを見て微笑んでる図がとても好き。「家なき子と打点王」折りたたみ、ヘドバン、手をあげる、かけ声と忙しい(笑)視界がオーケンの足下で、折りたたみ始めるときに勢いつけるのが見える。エディのピアノソロで激しい中にちょっと清涼感あるっぽいのが好き。サビではおいちゃんが前に出てくるのを見てます。
続いて「小さな恋のメロディ」久しぶりかも!嬉しい!演奏した後オーケンが、この曲を初めて聴いた時に「イントロが長い!まだ始まらないの?」って思ったエピソード(笑)当時アニソンになったのでアニメバージョンは短縮されてるんですよね。アニメから入って原曲聴いたら長いだろうなーと思うけど、ふーみん曲はこれがいいんじゃない!展開するのがいいんじゃない!って思うので、また新曲でも長いイントロやって欲しいですね。それから、去年のマイク落とし事件の事も言ってた。「きっと(ガタン)わーーーーーー!!!!」一番決めるところでやっちゃったんですね。今回は大丈夫でした(笑)

前フリなしで、次に始まったイントロですぐになんの曲だか分からなかった。数秒後にどよめきが起きた。「ノゾミのなくならない世界」ふーみんウッチーの共作!ちょっぴり期待してたのでやってくれてありがとうー!
私はリリース時のツアーで聴いたかどうかも思い出せない。当時は歌詞見て複雑な気持ちだったけど(笑)復活後にはバンギャのテーマって感じで名曲だと思ったし、先日も爆寸(V系専門DJイベント)でかけて紹介してくれたと聞いて嬉しかったです。演奏はかなり難しいらしく、メンバーみんな真剣な表情。今演奏が聴けて感慨深かったです。サビの「あなたあたしの青春だった」がまさにその通りだし、今青春である若いファンもいるし。半泣きで見てた。筋少はなくならなかった。思いは醒めなかった。
歌い終わってからオーケンが、「この曲すごいね〜。歌詞、プロンプターだしてください」って足元の歌詞モニター見ながら、女の子がバンドのファンであがっちゃったんだけど、6年後に好きだったミュージシャンと出会って、仲良くなるんだけども、それで幸せになったわけではない。という内容だと説明。「現役のバンドがこんな曲やるなんてすごいよね(笑)」当時はありえなかったし、今もまず無いだろうけど、ゴールデンボンバーとか人格ラヂオとかV系王道から外れたバンドではあるのかな、こういうバンギャを題材にした曲は。
しかも歌詞では「6年後」ってあるけど、今となっては6年って短い(笑)6年どころの騒ぎじゃないってオーケン。ふーみんが「18年前の曲だからな」一回り半って感じですよねー。そう、復活してもう6年目なんですよ!(笑)
そして曲がまた難しくて大変なので今までやらなかったという。筋少曲はみんな難しいのでしょうけど、最も難易度が高いのですね。「みんなよくできました!」とオーケンがみんな褒める。うんうんと頷くメンバー一同。ふーみんが「お客さんもよく頑張ったよ!」テンポ早いしウッチーが「ハイ!」ってかけ声入れるのにあわせて手を挙げたりしてましたからね。オーケンはカラオケで練習したそうで、実はTVの収録で若いバンドマン2人と共演したとき(「BREAK OUT」ですね)収録の前に猛練習したそうなのですが、バンドマンがそれ聞いた感想も聞きたかった!(笑)

曲順と作曲者紹介を読み上げるときに、「家なき子と打点王」は橘高だとオーケンが言ったときだけ、なんだかちょっと客の反応が薄いので、なんだ拍手が少ないなぁーと言ってしょげるふーみん。オーケンが「新しい曲だから、あんまり思い入れないだろうー。新譜のツアーやって、そこで新譜が売れるのは嫌だよね(笑)」「嫌だよね。(新譜を)買って来て欲しいよね(笑)」バンドとしては、新譜ツアーは聴いてからそれの演奏を聴きにきて欲しいのですよね。コアファン以外はそうはいかないでしょうけれど。「ツアーではTシャツとかタオルが売れて欲しいですね」とオーケン

エディと長谷川さんとウッチーでThunder You Poison Viperライブの告知もしてました。オーケンが今年春にリハだけ見に行ったことをエディが話して、オーケンが「内田君がエマニエル夫人をフランス後でうにゃうにゃ歌ってて〜」と嬉しそう。エディが今度神戸でやるから旅行がてらみにきてよーと誘ってました。
もしかしたら、ここでオーケンがまたランチパックを食べるからって言って下がるときに、おいちゃんもランチパックエアもぐもぐしてたのかも。
再びウッチーとふーみんが残り、楽器は下ろしたままでウッチーがスタッフからハンドマイクを渡される。「特注の、ワイヤレスマイクを、作ってもらっちゃいました!」どうだ!っていう顔のウッチー。そしてふーみんも特注のワイヤレスマイクを持って、エディがムーディーなピアノ演奏を始める。そうです「山と渓谷」ですね!去年はおいちゃんふーみんのデュオで歌ったところを、今回はウッチーふーみんのデュオですね!
ウッチーがワンコーラス歌いだしたところで、ウッとなって胸の上のあたりを抑えてエディに待ったポーズをする。ウッチー大丈夫?「『ノゾミ』でハイッって(かけ声)言い過ぎたからさ、喉が」ちゃんと歌いたいからやり直したいとのことで。その前にもすでにウッチーボーカル曲が2曲もあって3曲目ですものね。水を飲んで調子を整えてる間、エディが即興で曲を弾いてくれるのがホテルのバーみたいです。「こんなに慌ててる内田を見た事があるか?!」ふーみんが実況してくれる。OKエディ、ということで気を取り直してもう一度。
ウッチーの渋いボーカルに、ふーみんは80年代アイドルっぽい(笑)やっぱり二人とも7,80時代の歌謡曲ですよね。オーディエンスと╲ヤッホー/やまびこをやってほのぼの〜。途中からおいちゃんとオーケンが出て来て、両端にいてマイク通さずにヤッホー、ハイホーって後ろ向きで上のほうを見ながらやってたりして可愛い(笑)

今度は全員揃っての「少女の王国」再びちゃんとやるんですね(笑)これも今までアコースティックバージョンをよく聞いた覚えがあるのだが、今回は通常バージョンで。橘高さんのソロが絶品ですよね。それに、最初のイントロを最後にくりかえすところで、おいちゃんとふーみんがたしか音階上下に分かれて同じメロディを指弾きするのだけど、おいちゃんは目を伏せながら入り込んでて、ふーみんがおいちゃんをじっと見ながら合わせてる様子なのが好きです。
歌い終わってオーケンが即座に「うっとりしたかー!」久々のお約束出た(笑)

この後だったかなぁ。オーケンが「若いファンも増えてるみたいで嬉しいね」って言ってて、おいちゃんがうんうん頷いていた。オーケンがすかさず「筋少ファンになったばかりに、差別され…石を投げられ…(笑)」いやいや、クラスに友達は少ないかもしれないが、筋少好きな仲間が全国にできますよ。一時のバンドブームとは違って、男女ともファン層が幅広くなってきて、楽曲に思い入れがあって、ライブを楽しんでいて、年々いい感じになってきていると思います。
終盤は怒濤の曲で行くぞーとばかりに気合い入れ、オーケンが「行けるのかー!」╲イェーイ!/と何度か煽って、「自分にも聞いてみよう、行けるのかー?」「イケルヨォ〜」ここでなぜかボースカ声で自分で答えてた(笑)
「ツアーファイナル!!!」
この瞬間、長谷川さんお願いします、みたいな感じした(笑)
ギャー ってここからあまり記憶らしい記憶がなくって。筋少史上最も激しい4曲連続だったかもしれません。押しも左右後ろからあるし、折りたたみはあるし腕挙げまくってるしヘドバンするしで。
ツアーファイナルに続いて「レセプター」だと分かった瞬間にこれはやばいと思った(笑)
次は「詩人オウムの世界」!うわー!久しぶり!やっぱり、橘高さんが初めて筋少に入って作ったメタル曲だから選んだのかなーと思って嬉しかった。改めてライブで聴くとすごいわ、これ。スラッシュメタルなんですね。リリース当時はそんなジャンルは知らなかったので意識はなかったんだけど、90年代のスラッシュメタルバンドと同じ系統なんだろうなーと。当時の筋少でよくこれが出来たなと思った(笑)間奏でおいちゃんとウッチー、ふーみん3人が中央に固まって弾くところがメチャメチャカッコ良くて、なにこのバンドラウバーに出るの?みたいな(笑)おいちゃんがゴリゴリのメタルバンド(黒Tシャツに長髪でヒゲでマッチョの外国人のような)にいる人みたいに見えて不思議だった。そんな感じなのに、オーケンが中間の語りでヘーイヘイヘイやるっていうのがちょっと脱力(笑)でもちゃんとキメの台詞はやったのでよし!かっこいいオーケン

そんな空気のままの勢いで、オーケンシリアスな顔で「トリフィドの日が来ても二人だけは生き抜く!」
わっ!瞬間、ダダッ、とイントロが始まって、伸びやかなギターのメロディ。橘高さんの筋少復活後の新曲で、この曲ができて復活後の筋少はいける!と思ったというエポックメイキング的な曲だとインタビューで言ってたのを思い出しました。アンコール最後にやるのかなと予想してたんですけど、ここに入れて来たんですね。選んでくれて嬉しかった。
曲が進むにつれて、感極まっちゃって、オーケンが手を広げてみんな歌ってとやってくれるから、私は"ああ、あなたの歌う言葉が〜"のところで叫んで泣いてしまいました。

ここで終わりなのかなと思ったら、楽器セッティングしてまだあるんだと分かり、イワンかなぁ?と予想したのですが、なんか様子が違う。はっきり覚えてないけどオーケンが、最後は内田さんの曲で。とウッチーを見て、「内田さん、着替えて出るんですか?」と、微笑んで話しかけて(今年の青年館ライブでウッチーオンステージだった曲「北極星の二人」のこと)ウッチーが「?」ときょとんとする。「違うんですか。そうですか。」オーケンがするっと続けてこう言った。
「何処へでも行ける切手」
――え。えっ? えっ??? マジ、なの?
しばし信じがたくて、タイトルコールやって違う曲やるんじゃないかと一瞬思ったけど、やはり本当だった。おいちゃんが感情のこもった切ない音色でメロディを奏でるイントロ。ふーみんがエレアコで叙情的な音を鳴らす。ウッチーは遠い旅路を進むような6拍子からのベースを弾く。
2009年の渋公ライブ以来ですよね。映像にも残ってて、もう当分やらないかと思ってたからすごく嬉しい。筋少長尺内田プログレの決定版的な曲。初めて聴けた方いるだろうなと思います。激しい楽しい曲も筋少の魅力の一面だけど、この長くて深くて心をえぐるような感動的な曲を、圧倒的な演奏とオーケンの詩を叫ぶ表現力とで世界を繰り出すのも筋少の魅力です。ここまで来れて良かった。私は、出会った少女の頃から、死ぬ時はこれを聴きながら死ぬんだ、死んだ時にはこれを流してもらうんだって思ってた。
さっきまで乗って動いてたのとは一転して、じっとして見入って聴いていた。間奏でおいちゃんとウッチーとふーみんが前に出て弾いてる時、私は死ぬ時にはこの音に浸りながら、同化してなくなってしまいたいと感じました。
曲が終わって、おいちゃんがギターを手放したあと、膝から床にぺたんとついて座り、目を閉じて両手で髪をくしゃくしゃ〜ってやってる姿が素敵でした。これも渋公の映像とほとんど同じで、やるかなぁと思ってたので。
それで最後、鳴っていた音が一瞬にしてふわっ!と消えたのに驚いた!これは渋公の時には無かった。多分その時に、瞬時に音が消えてお客さんの歓声も拍手もない一瞬の無音が出来たんだと思う。そこからワンテンポあって、はっとして、大きな歓声と拍手があがりました。
そのまま挨拶してメンバーが退場していきました。ここでおいちゃんがピックを投げた時に、手に当たったのに取れなかった〜。

(アンコール)
ステージ中央に椅子が運ばれる。メンバー登場してオーケンが中央に来て「疲れたから座っていい?だめ?」ダメー!とかいいよー!とか歓声が飛ぶ。椅子を取り囲む4人。ここに座ったらドラム叩かなきゃならないの。とかオーケンが言うと、ふーみんが椅子の後ろに立って両手でパカパカ叩く仕草してた。かわいい。
さらに椅子取りゲームの様相になり(なぜか)おいちゃんが横から椅子に腰をちょこんと下ろすと、ふーみんが上手側から突進してきてドンケツで椅子を強奪(笑)はじき飛ばされるおいちゃん。ふーみんがさっとおいちゃんに駆け寄って、おいちゃんごめーんみたいな感じで肩をぽんぽんなでなでして、おいちゃんがニコニコ頷いてぽんぽん返してた。なにこれかわいい。
それで結局オーケンが座っていいよねーみたいな感じで座って、アンコール一曲目は「青ひげの兄弟の店」ふーみんの和み曲です。やった!選んでくれてありがとう。おいちゃんのボーカルが聴けるのです。(原曲では水戸さんのパートを、通常の筋少ライブではおいちゃんが歌う)

告知はその前か後だったかな〜?オーケンが、来週はすかんちさんとのライブで、セッションで何をやろうかと話してるんだけど、X Japanとか聖飢魔?とか冗談しか言ってない(笑)それから、11/23のぴあのイベントでは、ももクロちゃんと一緒なので、周りで「労働讃歌」を作詞したオーケンがコラボすると期待されてるけど、それやっても、ももクロちゃんに何のメリットもないから!(笑)と遠慮する。逆に、筋少ももクロちゃんが来てくれたら、筋少にお客さんが増えていいじゃないと思うけど。マキシマムザホルモンと共演する?それはモッシュに巻き込まれそうだなー。じゃあ、星野源さんにFOK48で飛び入りする、嫌がらせでとか言う(笑)それは邪魔だろうなー。まだ謎が多いフェスですね。
告知はあと、ももクロちゃんの曲も作ってるギタリストとエディとでやるの(特撮)が、と言いかけて、ふーみんと顔を見合わせて「あのなー、前もって相談しようよー。」「今までうまくやってきたじゃないかー!」「あとは楽屋でな!(笑)」そうです、来年1月の特撮ツアーとX.Y.Z.→Aツアーがどん被りなのだった。偶然被ってしまったんですね。
そしてオーケンが、「これから耳をよくかっぽじって聞きなさい!」と笑顔で言い始める。そしてもう1つですね!わんもあしんぐ。「『かっぽじって』ってお母さんに言われたけど、かっぽじってって何だ?って思わなかったか?(笑)」おいちゃん頷いて笑う。昔の言葉ですよね。お母さんには言われたことないけど、昭和の漫画の表現であったかなー(男塾とか)
で、年内最終ライブ!12月23日リキッドルームワンマン!やったぁーーー!!!やっぱり今年も恒例の同じ日に決まったんですね。行けますようにー!

特に前ふりなくあっさり始まったのが「福耳の子供」復活後のアレンジ版で、原曲のパンクっぽさから、ベテランバンドのマニアックなハードプログレな感じに変わっていて、これまたカッコイイ!はっとさせました。
続いてオーケンが絶叫する「ウッチー、なぜこれを選んだーーー!!!!」

「コアなファン 捨てても欲しい タイアップ」

╲おおおおおおお〜〜!!!(笑)/歓声があがる。
Wikipediaにも載ってるオーケンの名俳句だーー!
これはレアにして隠れた名曲!さっきまで感動でうるうるしてたのに、もう嬉しくて楽しくてしょうがない!
舞台「アウェーインザライフ」の挿入曲で使われてたのがすごい印象的で、替え歌とダンスが今でも記憶に残ってます。みんなニコニコして、それだけで楽しいのに。
「♪パンだけじゃ 生きていけねぇ」
そうだパン、ランチパックだなぁ(笑)と思ってたら。
奇 跡 が 起 き た(笑)
オーケンが「欲しいのさ〜、ランチパーーーック!!!」と替え歌して、ステージ奥の台にまだ山積みされていたランチパックを取っては思い切り投げ入れる!投げ入れる!(笑)
おいちゃんまでギター弾きながら、マイクは通さずに「ランチパーック」って歌ってるし!(笑)なんじゃこれ楽し過ぎるー!
アウトロに乗せてオーケンが、「タイアップ欲しいの〜!ピラメキーノで、(日本)印度化計画が流れてて、嬉しいの〜!」と心からの叫び(笑)
筋少、結成30周年アラフィフにして、ランチパック投げギグと化したのであった。なんだか、80年代インディーズパンクバンドを彷彿させて、オーケン楽しかったろうな〜と思った。
私は聞こえなかったけど、ライブの終わりの挨拶で「業務連絡、ランチパックはもういりません」と言ってたらしい(笑)でも、もうしばらく引きずりそうな気がする。

ラストソングは「イワンのばか」で!筋少の代表曲、ふーみんメタル曲といえばこれ!フェスで演奏するのとはまた違う、ワンマンのラストならではの迫力がありました。フロア前方のもの凄い押しにあいながらも、間奏のばんざーいをする時のステージ全体を見逃さないように頑張った。
オーケンが曲入りか後か記憶がさだかでないけれども、「ありがとう!二日間あわせて筋肉少女帯です!!!」と力強く言ったところにぐっときました。4人4様の違った特色がある振り幅の広い曲だけれど、どれをとっても筋少で一本芯が通っていると思います。それは、筋少ってバンドが筋少にしかないロックを愛してるってことだろうな〜と。
1週間足らずの短いリハ時間で、40曲をライブで演奏して、やり遂げたことが凄いし、ファンもスタッフも一緒になってライブを楽しもうと盛り上げる事も素晴らしかったです。
おいちゃんがギターを前方のお客さんに渡したり、ハイタッチや握手したりして、中央最前の男性に缶ビールを渡されて早速飲んで上機嫌。ふーみんはピックを投げたりして、ウッチーもステージの端から端まで言ってお辞儀をする。エディはたぶんケータリングのお菓子を投げていた。ウッチーとふーみんが上手側で手を繋いでメタル挨拶で拍手〜!今日は二人の活躍でしたね。オーケンがお辞儀して手を降ってはけたあとに、ふーみんが「大槻ケンヂー!」とマイク通して紹介しました。筋少史上最も激しいんじゃないかと思われたライブした。感動的でした。筋少はまだまだ続いていきますね。ありがとうございました!
ステージからメンバーがいなくなり、BGMが少し流れだしたら、どこからともなく拍手が巻き起こり大きくなって╲ありがとう!/とあちこちから声があがっていました。それもまた感動でした!

釈迦
俺の罪
モコモコボンボン
くるくる少女
再殺部隊
オーケン弾き語り、少女の王国の替え歌でメンバー紹介)
家なき子と打点王
小さな恋のメロディ
ノゾミのなくならない世界
山と渓谷
少女の王国
ツアーファイナル
レセプター
詩人オウムの世界
トリフィドの日が来ても二人だけは生き抜く
何処へでも行ける切手
(アンコール)
青ひげの兄弟の店
福耳の子供
タイアップ
イワンのばか